68 / 139
68 偶然のバッティング
しおりを挟む
長埜からもらった母の手紙を携えて、南雲はあっさり軟禁部屋に帰った。冬次は自分がいるとややこしい事態になると危惧したので近所まで送った後は陰から見守っていた。
自ら帰ってきた南雲を目にした時の兄貴の顔といったら爆笑ものだ。座間にいたっては失神しかけた。家政婦は表に出ていなかった。
長埜と別れる前。冬次は長埜に引き留められ少し話をした。
「あなたのことは家政婦として働いてもらってる子から聞いてました。なぜ涼さんに固執するんですか」
「涼くんが生まれる前からずっと探し求めてた人だからです」
冬次の答えに長埜は家政婦の連絡先を教えた。
「涼さんに連絡したい時に使ってください」
そう言い、頭を下げたのだった。
丁寧にお願いされる立場じゃないのに、むしろどうかお願いしますと頭を下げるのはこちらの方なのに。
彼女が、南雲親子を保護して世話し、荒唐無稽な話を信じ、今も世話を続けているお人好しな人でよかった。彼女が親子の命を繋いでくれたにちがいなく、すでに南雲の母親が亡くなっているとしても、本来の寿命より多く生きたはずなのだ。南雲さんが過去の時間軸でやりたかったことは成し遂げられた。藤井とは決裂してしまったけれど、冬次の知らないところで満足して消えたんだろうか。
あー。嫌だな。胸がもやもやしてぐるぐるする。
まだやり残したことがあったなら、なんで言ってくれなかったんだろうか。険悪なあの状況では独りで出ていくしかなかったとわかっていても、言ってほしかった。頼ってほしかった。
何も持っていなかった子供だったくせに、南雲のことになると自分は我儘になる。
でもまだこんなに南雲さんが好きなんだよ。
俺はまだ終わりにできないんだよ。
「すみませんね、お兄さんそこで何してますか」
警官に不意に話しかけられ、冬次は青ざめた。南雲たちはとっくに邸宅の中に入ってしまった後だ。
「えっと、道に迷ったので地図を確認してました」
「そう。念のため身分証見せてくれるかな?」
「大丈夫です、はい」
起動してあった地図アプリに助けられた。身分証を提示すると、警官は納得したようだった。
「今後は怪しまれる行動を取らないよう気をつけてね」
「ご迷惑おかけしました」
警官が走り去っていくと、その瞬間に冷や汗がドバッと出た。人生で一番緊張した体の反応がおかしくて、冬次は失笑がこぼれる。これまで違法すれすれの潜入劇を演じたりしてきたのに、その時よりずっと心臓が跳ねて暴れている。
やがて鼓動が落ち着くと、冬次は帰路に着いた。また警官が見回りにきたら面倒だ。
帰り道は別の考えごとをして運転する。
デートを途中で放り出した言いわけはどうしようか。
「そういや善光くんから連絡ないな」
正直なところすぐ何度も電話かメッセージを入れてくると思っていた。冬次はそれを期待してあまつさえどう対処すべきか考えることを鬱陶しくも感じていたのだ。
しかしスマホは沈黙し、着信はおろかスタンプ一つすら寄こさない。
赤信号で停止した車。冬次はグローブボックスをちらりと見やる。七草にプレゼントしようとデート中に買った恐竜のペーパーウェイトがしまってあった。
「どうしようもないな俺は」
ため息をこぼし、肩を落とす。
これを届ける口実で謝りに行くしかない。家に行く前にお伺いをたてるべきだが、なんて送る・・・・・・、急に具合が悪くなって? 急用で?
兄貴がいた時点でバレバレだろう。
結局、事前連絡を入れないで家に来てしまった。
インターホンを鳴らす。モニターに映った冬次を確認してから七草が出てきた。読めない表情の彼の後ろを覗くと、玄関に先客の靴が並んでいる。
「冬次さん、今はちょっと」
「そうっぽいね。出直すよ」
玄関に上がらず踵を返そうとした直後、室内から複数の男女が現れた。年齢は様々だが全員身なりがよく、七草と住む世界が同じ、つまりいいとこの家の者。さらには多分みんなオメガだ。若者たちは見てくれで判断できなくなってきたものだが、ここに集まった彼らはそれがわかる。匂いからではなく雰囲気から察せられ、オメガ特有の美しさと異様さにゾッとさせられた。
そしてうちの一人、おそらく筆頭と思われる女性がにこりと微笑んだ。
「お気になさらないで。我々はお暇いたしますわ。今日は近くまで用事があったので寄っただけですの」
冬次の母くらいの歳の頃だろうか。多数のオメガに圧倒される冬次だったが、筆頭女性は礼節をわきまえた態度で冬次に接した。
てっきり高飛車な物言いをされると思い込んでいたせいか、ますます開いた口が塞がらない。
「では善光さん、ごきげんよう」
彼女の一声で皆がコピーを貼りつけたような挨拶をし帰っていった。
「よかったの? 話の途中だったんじゃ」
薄気味悪さを感じたのは冬次の主観。気を使わせてしまったなら、やはり時を改めるべきだった。
「むしろ助かっちゃった。あの人たちは僕が所属するオメガの集まり、蕾会の幹部です。いつもあんな風に抜き打ち検査的な感じで押しかけてくるから困っちゃって」
「えっ、抜き打ち? 俺も査定されてたのかな」
「ふふ、僕の私生活を見にきてたんですよ。それよりどうしたんですか?」
「ほら、デート、ごめんね。置いて帰っちゃったでしょ」
さすがにバツが悪いため目が泳ぎがちになり、ペーパーウェイトの入った紙袋を差し出した。
「へ?」
七草はきょとんと目を丸くし、今思い出したという顔つきだ。
「あ、あー! うん、大丈夫だよ! お兄さんから聞いてる」
「そ、う。兄貴が」
紙袋を不思議そうに持ちあげる七草を見やり、額をポリポリと掻く。
「兄貴はなんて言ったのかな?」
問いを七草は聞いていなかった。
紙袋の店のロゴに気づいたらしく、中身を手にのせ、綺麗にラッピングされた立方体に目を輝かせている。
ガラスのボディが破損しないよう箱に入れたまま包装されているので、まだ恐竜のフォルムは現れてない。けれど、七草にはわかってしまっただろう。
「冬次さんこれ僕に?」
「この部屋のインテリアには合わなかったかな。もしいらなかったら俺のとこ置くから、遠慮なく言っ」
「嬉しい」
最後まで冬次が言い切る前に、七草は冬次の胸に頭をコトンと預けた。
「おりいってお願いがあります」
「お願い?」
「僕と椿会に顔を出してもらえませんか」
冬次は言葉に詰まる。
「・・・・・・嫌ですよね」
「そんなことない。わかった」
慌てて訂正した。これにて言質をとる形となった七草はニコニコと冬次を見上げる。
「わぁ、実は蕾会で妹のように可愛がってる子が祝言をあげると報告があったんです。会内で催される婚約パーティーに参加する予定なんですけど、パートナーがいる会員は必ず同伴で参加するのが暗黙の了解みたいなところがあって」
心の中でもんもんと唱えていたのか、口から詳細がスラスラ出てくる。
「それはおめでたいことだね。おめでとうでいいのかな?」
パートナーという単語には抵抗がまだあるが、協力してあげるくらい平気だ。
「うん、うん!」
七草がしみじみと頷く。
「お相手のことも僕はよく知ってるんですよ。女同士のアルファとオメガなんですけど、大切にお互いの想いを育んできた二人だから、僕も自分のことのように嬉しくて。きっとああいうのを運命の番っていうんだろうなぁ」
「そうなんだね」
「はい!」
笑顔を咲かせた顔に冬次も思わず微笑んだ。
自ら帰ってきた南雲を目にした時の兄貴の顔といったら爆笑ものだ。座間にいたっては失神しかけた。家政婦は表に出ていなかった。
長埜と別れる前。冬次は長埜に引き留められ少し話をした。
「あなたのことは家政婦として働いてもらってる子から聞いてました。なぜ涼さんに固執するんですか」
「涼くんが生まれる前からずっと探し求めてた人だからです」
冬次の答えに長埜は家政婦の連絡先を教えた。
「涼さんに連絡したい時に使ってください」
そう言い、頭を下げたのだった。
丁寧にお願いされる立場じゃないのに、むしろどうかお願いしますと頭を下げるのはこちらの方なのに。
彼女が、南雲親子を保護して世話し、荒唐無稽な話を信じ、今も世話を続けているお人好しな人でよかった。彼女が親子の命を繋いでくれたにちがいなく、すでに南雲の母親が亡くなっているとしても、本来の寿命より多く生きたはずなのだ。南雲さんが過去の時間軸でやりたかったことは成し遂げられた。藤井とは決裂してしまったけれど、冬次の知らないところで満足して消えたんだろうか。
あー。嫌だな。胸がもやもやしてぐるぐるする。
まだやり残したことがあったなら、なんで言ってくれなかったんだろうか。険悪なあの状況では独りで出ていくしかなかったとわかっていても、言ってほしかった。頼ってほしかった。
何も持っていなかった子供だったくせに、南雲のことになると自分は我儘になる。
でもまだこんなに南雲さんが好きなんだよ。
俺はまだ終わりにできないんだよ。
「すみませんね、お兄さんそこで何してますか」
警官に不意に話しかけられ、冬次は青ざめた。南雲たちはとっくに邸宅の中に入ってしまった後だ。
「えっと、道に迷ったので地図を確認してました」
「そう。念のため身分証見せてくれるかな?」
「大丈夫です、はい」
起動してあった地図アプリに助けられた。身分証を提示すると、警官は納得したようだった。
「今後は怪しまれる行動を取らないよう気をつけてね」
「ご迷惑おかけしました」
警官が走り去っていくと、その瞬間に冷や汗がドバッと出た。人生で一番緊張した体の反応がおかしくて、冬次は失笑がこぼれる。これまで違法すれすれの潜入劇を演じたりしてきたのに、その時よりずっと心臓が跳ねて暴れている。
やがて鼓動が落ち着くと、冬次は帰路に着いた。また警官が見回りにきたら面倒だ。
帰り道は別の考えごとをして運転する。
デートを途中で放り出した言いわけはどうしようか。
「そういや善光くんから連絡ないな」
正直なところすぐ何度も電話かメッセージを入れてくると思っていた。冬次はそれを期待してあまつさえどう対処すべきか考えることを鬱陶しくも感じていたのだ。
しかしスマホは沈黙し、着信はおろかスタンプ一つすら寄こさない。
赤信号で停止した車。冬次はグローブボックスをちらりと見やる。七草にプレゼントしようとデート中に買った恐竜のペーパーウェイトがしまってあった。
「どうしようもないな俺は」
ため息をこぼし、肩を落とす。
これを届ける口実で謝りに行くしかない。家に行く前にお伺いをたてるべきだが、なんて送る・・・・・・、急に具合が悪くなって? 急用で?
兄貴がいた時点でバレバレだろう。
結局、事前連絡を入れないで家に来てしまった。
インターホンを鳴らす。モニターに映った冬次を確認してから七草が出てきた。読めない表情の彼の後ろを覗くと、玄関に先客の靴が並んでいる。
「冬次さん、今はちょっと」
「そうっぽいね。出直すよ」
玄関に上がらず踵を返そうとした直後、室内から複数の男女が現れた。年齢は様々だが全員身なりがよく、七草と住む世界が同じ、つまりいいとこの家の者。さらには多分みんなオメガだ。若者たちは見てくれで判断できなくなってきたものだが、ここに集まった彼らはそれがわかる。匂いからではなく雰囲気から察せられ、オメガ特有の美しさと異様さにゾッとさせられた。
そしてうちの一人、おそらく筆頭と思われる女性がにこりと微笑んだ。
「お気になさらないで。我々はお暇いたしますわ。今日は近くまで用事があったので寄っただけですの」
冬次の母くらいの歳の頃だろうか。多数のオメガに圧倒される冬次だったが、筆頭女性は礼節をわきまえた態度で冬次に接した。
てっきり高飛車な物言いをされると思い込んでいたせいか、ますます開いた口が塞がらない。
「では善光さん、ごきげんよう」
彼女の一声で皆がコピーを貼りつけたような挨拶をし帰っていった。
「よかったの? 話の途中だったんじゃ」
薄気味悪さを感じたのは冬次の主観。気を使わせてしまったなら、やはり時を改めるべきだった。
「むしろ助かっちゃった。あの人たちは僕が所属するオメガの集まり、蕾会の幹部です。いつもあんな風に抜き打ち検査的な感じで押しかけてくるから困っちゃって」
「えっ、抜き打ち? 俺も査定されてたのかな」
「ふふ、僕の私生活を見にきてたんですよ。それよりどうしたんですか?」
「ほら、デート、ごめんね。置いて帰っちゃったでしょ」
さすがにバツが悪いため目が泳ぎがちになり、ペーパーウェイトの入った紙袋を差し出した。
「へ?」
七草はきょとんと目を丸くし、今思い出したという顔つきだ。
「あ、あー! うん、大丈夫だよ! お兄さんから聞いてる」
「そ、う。兄貴が」
紙袋を不思議そうに持ちあげる七草を見やり、額をポリポリと掻く。
「兄貴はなんて言ったのかな?」
問いを七草は聞いていなかった。
紙袋の店のロゴに気づいたらしく、中身を手にのせ、綺麗にラッピングされた立方体に目を輝かせている。
ガラスのボディが破損しないよう箱に入れたまま包装されているので、まだ恐竜のフォルムは現れてない。けれど、七草にはわかってしまっただろう。
「冬次さんこれ僕に?」
「この部屋のインテリアには合わなかったかな。もしいらなかったら俺のとこ置くから、遠慮なく言っ」
「嬉しい」
最後まで冬次が言い切る前に、七草は冬次の胸に頭をコトンと預けた。
「おりいってお願いがあります」
「お願い?」
「僕と椿会に顔を出してもらえませんか」
冬次は言葉に詰まる。
「・・・・・・嫌ですよね」
「そんなことない。わかった」
慌てて訂正した。これにて言質をとる形となった七草はニコニコと冬次を見上げる。
「わぁ、実は蕾会で妹のように可愛がってる子が祝言をあげると報告があったんです。会内で催される婚約パーティーに参加する予定なんですけど、パートナーがいる会員は必ず同伴で参加するのが暗黙の了解みたいなところがあって」
心の中でもんもんと唱えていたのか、口から詳細がスラスラ出てくる。
「それはおめでたいことだね。おめでとうでいいのかな?」
パートナーという単語には抵抗がまだあるが、協力してあげるくらい平気だ。
「うん、うん!」
七草がしみじみと頷く。
「お相手のことも僕はよく知ってるんですよ。女同士のアルファとオメガなんですけど、大切にお互いの想いを育んできた二人だから、僕も自分のことのように嬉しくて。きっとああいうのを運命の番っていうんだろうなぁ」
「そうなんだね」
「はい!」
笑顔を咲かせた顔に冬次も思わず微笑んだ。
0
あなたにおすすめの小説
久しぶりの発情期に大好きな番と一緒にいるΩ
いち
BL
Ωの丞(たすく)は、自分の番であるαの かじとのことが大好き。
いつものように晩御飯を作りながら、かじとを待っていたある日、丞にヒートの症状が…周期をかじとに把握されているため、万全の用意をされるが恥ずかしさから否定的にな。しかし丞の症状は止まらなくなってしまう。Ωがよしよしされる短編です。
※pixivにも同様の作品を掲載しています
とろけてまざる
ゆなな
BL
綾川雪也(ユキ)はオメガであるが発情抑制剤が良く効くタイプであったため上手に隠して帝都大学附属病院に小児科医として勤務していた。そこでアメリカからやってきた天才外科医だという永瀬和真と出会う。永瀬の前では今まで完全に効いていた抑制剤が全く効かなくて、ユキは初めてアルファを求めるオメガの熱を感じて狂おしく身を焦がす…一方どんなオメガにも心動かされることがなかった永瀬を狂わせるのもユキだけで──
表紙素材http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=55856941
学内一のイケメンアルファとグループワークで一緒になったら溺愛されて嫁認定されました
こたま
BL
大学生の大野夏樹(なつき)は無自覚可愛い系オメガである。最近流行りのアクティブラーニング型講義でランダムに組まされたグループワーク。学内一のイケメンで優良物件と有名なアルファの金沢颯介(そうすけ)と一緒のグループになったら…。アルファ×オメガの溺愛BLです。
再会した男は、彼女と結婚したと言った
拓海のり
BL
高校時代、森と園部は部活も一緒で仲が良かったが、副部長の菜南子と園部の噂が立ち、森は二人から遠ざかった。大学を卒業して森は園部と再会するが、その指には結婚指輪があった。
昔書いたお話です。ほとんど直していません。お読みになる際はタグをご確認の上ご覧ください。一万五千字くらいの短編です。
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
愛に変わるのに劇的なキッカケは必要ない
かんだ
BL
オメガバ/α×Ω/見知らぬαの勘違いにより、不安定だった性が完全なΩになってしまった受け。αの攻めから責任を取ると言われたので金銭や仕事、生活等、面倒を見てもらうことになるが、それでもΩになりたくなかった受けは絶望しかない。
攻めを恨むことしか出来ない受けと、段々と受けが気になってしまい振り回される攻めの話。
ハピエン。
すれ違い夫夫は発情期にしか素直になれない
和泉臨音
BL
とある事件をきっかけに大好きなユーグリッドと結婚したレオンだったが、番になった日以来、発情期ですらベッドを共にすることはなかった。ユーグリッドに避けられるのは寂しいが不満はなく、これ以上重荷にならないよう、レオンは受けた恩を返すべく日々の仕事に邁進する。一方、レオンに軽蔑され嫌われていると思っているユーグリッドはなるべくレオンの視界に、記憶に残らないようにレオンを避け続けているのだった。
お互いに嫌われていると誤解して、すれ違う番の話。
===================
美形侯爵長男α×平凡平民Ω。本編24話完結。それ以降は番外編です。
オメガバース設定ですが独自設定もあるのでこの世界のオメガバースはそうなんだな、と思っていただければ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる