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第三章
一か八か
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身動きが取れない伊津の臀部に手が這わされる。
「どうせ心ん中じゃ興奮してんだろ? マゾの雌犬だもんなお前は」
「・・・・・・ちが」
違わない。自分の性癖は自分が一番理解している。
清景が言うとおり、この身体は嫌悪感さえも興奮材料の一つになる。
「やるなら、手を解いてくれませんか?」
伊津は誘いかける口調で言った。
「駄目だ」
「お願いしますよ。痛いのは好きだけど、組長にバレちゃいけないんでしょ? この状態であんたが腰を振ったら、膝にあざが残って見破られてしまいますよ」
「じゃあ、どうするんだ」
「拘束はしていい。手首を前で縛り直してください」
「ああ? 意味がわからん」
「手を使えないと組長に仕込まれた奉仕ができないんですよ。清景さんのコレ、舐めてあげたことなかったですよね?」
後ろ手に縛られた腕を動かし、手探りで腰に跨った男の膨らみを撫でる。
言ったことは真っ赤なでたらめだが、清景は喉を鳴らした。低俗な嚥下音は、床に這いつくばっている伊津の耳にまで聞こえた。
「組長に俺以外にはやるなって禁止されてたんです。試したくないですか?」
清景は舌打ちしてから立ち上がった。
「いいか伊津、合図をするまで勝手に動いたら殺す。目も瞑っとけ」
「わかりました。瞑ります」
横暴なわりに臆病な男である。伊津は言うとおりにし、上半身を起こされ、拘束が解かれ、手首を前で結び直されるのに黙って従った。
動きやすいとはいえないが、芋虫のように転がっているしかできない状態とは天と地の差だ。
「よし、やれ」
目を開けると、鼻の先に清景の股間があった。
待ちきれなかったのか、ご丁寧にベルトを外してファスナーを下ろしてある。
「触ってもいいですか」
「いいぜ、乱暴にしたら殺すからな」
「しませんよ。良くしてあげます」
許可を取ってから腕を上げる。両手首を括られていても、ボクサーパンツから男性器を取り出すのは造作なかった。
伊津は蒸れた男の匂いに顔を顰める。
不快極まりない肉棒を噛みちぎってやりたいところだが、期待で膨らみバキバキに血管を浮かせたそれの先っぽを口に含んだ。
「美味そうにしゃぶれよ?」
注文が多い。涙目で清景を見上げる。
「へへっ。お前もどうせおっ立ててんだろ? 構ってやるからありがたく思えよ」
「・・・・・・ッ!」
伊津は股間を足裏で踏まれ、腰を引いた。
———気持ち悪りぃ・・・・・・。
心の底から憎悪が迫り上がる。
伊津は頼むから勃つなと自分に祈った。
股間を踏まれて喜んでしまうような気持ち悪い身体とはサヨナラしたい。
———こんな時に思い出してごめんな本堂、咥えているこいつがテメェのちんこだったら良かったのにな。
これではっきりした。触られるのも、痛くされるのも、今はもう本堂だけしか許したくなかった。
伊津は清景のペニスを舐めしゃぶりながら、視線を上に泳がせた。フェラをさせている時なら、少なからず普段よりも油断している。
怪しまれないように、完全に拘束を解かせなかった。少しの優位性を残してやったのだ。
博打は当たった。この男なら持ち歩いていると思っていた。
伊津が見つけたかったものは、スーツのジャケットの内側にちゃんとある。
落ち着いて、後はタイミングを見計らって拳銃を奪う。
「舌が止まってるぞ」
「ぅ・・・・・・っ」
焦らしてばかりいる態度を怪しまれ始めた。清景が腰を前に突き出したせいで、喉奥にペニスが押し込まれ、伊津はえずいた。
好き勝手に腰を打ちつけられるのは勘弁だ。
仕方なく伊津はチロチロと舌を動かした。舌技を仕込まれたと言ったのは嘘だが、実際に奉仕はさせられていた。
男のモノを舐めしゃぶるくらいなら、そこんじょそこらの女よりもテクニックは上だろうと自信がある。自分にも同じモノがぶら下がっているので快感を得やすい場所も心得ている。
本気を出した伊津の口の中で清景のペニスは大きさを増し、収まりきらなくなった。
「ぁあ、いいぜ、このまま出すぞ・・・っ」
最後は強く腰を使われ、喉の奥にどろりと青臭く苦い精液を出される。
「ぅ・・・んン」
「尻に使うから溢すなよ。濡らさずにねじ込んで欲しけりゃ好きにしていいけどな」
冗談じゃない。尻がズタズタになる。本堂にはそうされてもいいと思ったが、されたくない相手に無防備な尻を差し出して、しばらく座れなくなるなんて地獄だ。
しかし組長が健在だと明かされたことで、無事に帰れるのかすら厳しい現状。
この危機を乗り越えようと思うなら、多少の危険は冒さなければならない。
伊津は頭で拳銃を奪う瞬間をシュミレーションした。
考えられる展開はまず、清景はこれから伊津を仰向けに押さえつけて犯しにかかるだろう。大の男に体重をかけられたら挽回はできない。
拳銃を奪うなら、組み敷かれる前に。
すなわち、今しかないっ。
伊津は唾を飛ばすように、口に含んだ精液を清景に向かって思い切り吐きかけた。
「うあっ、汚ねぇっ」
「テメェのザーメンだよ、クソ野郎がっ」
清景は一瞬怯みを見せ、顔を袖で拭う。その隙をついて、ガンホルダーから拳銃を抜き去った。ついでに腹に蹴りを一発かましてやった。
「へっ、ザマァねぇな」
やればできる。伊津は胸を高鳴らせて、うずくまって呻く清景を見下ろした。
「・・・・・・伊津・・・、自分が何してんだかわかってんだろうな」
鬼の形相で睨まれ、伊津は銃口を構える。撃ち方は知っている。弾数を確認する余裕はなかったけれど、役立たずの銃を携帯するほど愚かじゃないだろう。
安全バーを外して指のレバーを引けばいい。それだけだ。
「やめとけ。お前にゃ撃てねぇよ」
「動くんじゃねぇっ、撃てる」
伊津は銃口を向けたまま叫んだ。
「そうかい? そうは見えねぇわ」
「は?」
「だってよ、真っ青な顔して震えている男に何ができる」
手に汗が滲む。清景は伊津には撃てないと決めつけ、挑発するように肩をすくめた。
「ほらほら、どうした? 取り柄なんてもんが顔しかないお前は、俺らの靴先を舐めてるのがお似合いなんだよ」
「黙れっ、止まれ!」
「はいはい。今なら俺の奴隷になるっつうことで許してやるよ。もちろん親父に内緒でな。だからいい子に銃を返しな」
清景は手のひらを差し向けながら近づいてくる。
口がカラカラに乾いていた。あとほんの数歩、距離が縮まれば奪い返される。
動悸が酷く、胸の中で心臓が暴れていた。
引き金を引けないと、伊津はかつての鳥籠に閉じ込められて、また同じ仕打ちを受けるのだ。いや、もっと酷い、惨いものかもしれない。
「誰が返すか・・・・・・っ」
もう二度と戻りたくない。
「どうせ心ん中じゃ興奮してんだろ? マゾの雌犬だもんなお前は」
「・・・・・・ちが」
違わない。自分の性癖は自分が一番理解している。
清景が言うとおり、この身体は嫌悪感さえも興奮材料の一つになる。
「やるなら、手を解いてくれませんか?」
伊津は誘いかける口調で言った。
「駄目だ」
「お願いしますよ。痛いのは好きだけど、組長にバレちゃいけないんでしょ? この状態であんたが腰を振ったら、膝にあざが残って見破られてしまいますよ」
「じゃあ、どうするんだ」
「拘束はしていい。手首を前で縛り直してください」
「ああ? 意味がわからん」
「手を使えないと組長に仕込まれた奉仕ができないんですよ。清景さんのコレ、舐めてあげたことなかったですよね?」
後ろ手に縛られた腕を動かし、手探りで腰に跨った男の膨らみを撫でる。
言ったことは真っ赤なでたらめだが、清景は喉を鳴らした。低俗な嚥下音は、床に這いつくばっている伊津の耳にまで聞こえた。
「組長に俺以外にはやるなって禁止されてたんです。試したくないですか?」
清景は舌打ちしてから立ち上がった。
「いいか伊津、合図をするまで勝手に動いたら殺す。目も瞑っとけ」
「わかりました。瞑ります」
横暴なわりに臆病な男である。伊津は言うとおりにし、上半身を起こされ、拘束が解かれ、手首を前で結び直されるのに黙って従った。
動きやすいとはいえないが、芋虫のように転がっているしかできない状態とは天と地の差だ。
「よし、やれ」
目を開けると、鼻の先に清景の股間があった。
待ちきれなかったのか、ご丁寧にベルトを外してファスナーを下ろしてある。
「触ってもいいですか」
「いいぜ、乱暴にしたら殺すからな」
「しませんよ。良くしてあげます」
許可を取ってから腕を上げる。両手首を括られていても、ボクサーパンツから男性器を取り出すのは造作なかった。
伊津は蒸れた男の匂いに顔を顰める。
不快極まりない肉棒を噛みちぎってやりたいところだが、期待で膨らみバキバキに血管を浮かせたそれの先っぽを口に含んだ。
「美味そうにしゃぶれよ?」
注文が多い。涙目で清景を見上げる。
「へへっ。お前もどうせおっ立ててんだろ? 構ってやるからありがたく思えよ」
「・・・・・・ッ!」
伊津は股間を足裏で踏まれ、腰を引いた。
———気持ち悪りぃ・・・・・・。
心の底から憎悪が迫り上がる。
伊津は頼むから勃つなと自分に祈った。
股間を踏まれて喜んでしまうような気持ち悪い身体とはサヨナラしたい。
———こんな時に思い出してごめんな本堂、咥えているこいつがテメェのちんこだったら良かったのにな。
これではっきりした。触られるのも、痛くされるのも、今はもう本堂だけしか許したくなかった。
伊津は清景のペニスを舐めしゃぶりながら、視線を上に泳がせた。フェラをさせている時なら、少なからず普段よりも油断している。
怪しまれないように、完全に拘束を解かせなかった。少しの優位性を残してやったのだ。
博打は当たった。この男なら持ち歩いていると思っていた。
伊津が見つけたかったものは、スーツのジャケットの内側にちゃんとある。
落ち着いて、後はタイミングを見計らって拳銃を奪う。
「舌が止まってるぞ」
「ぅ・・・・・・っ」
焦らしてばかりいる態度を怪しまれ始めた。清景が腰を前に突き出したせいで、喉奥にペニスが押し込まれ、伊津はえずいた。
好き勝手に腰を打ちつけられるのは勘弁だ。
仕方なく伊津はチロチロと舌を動かした。舌技を仕込まれたと言ったのは嘘だが、実際に奉仕はさせられていた。
男のモノを舐めしゃぶるくらいなら、そこんじょそこらの女よりもテクニックは上だろうと自信がある。自分にも同じモノがぶら下がっているので快感を得やすい場所も心得ている。
本気を出した伊津の口の中で清景のペニスは大きさを増し、収まりきらなくなった。
「ぁあ、いいぜ、このまま出すぞ・・・っ」
最後は強く腰を使われ、喉の奥にどろりと青臭く苦い精液を出される。
「ぅ・・・んン」
「尻に使うから溢すなよ。濡らさずにねじ込んで欲しけりゃ好きにしていいけどな」
冗談じゃない。尻がズタズタになる。本堂にはそうされてもいいと思ったが、されたくない相手に無防備な尻を差し出して、しばらく座れなくなるなんて地獄だ。
しかし組長が健在だと明かされたことで、無事に帰れるのかすら厳しい現状。
この危機を乗り越えようと思うなら、多少の危険は冒さなければならない。
伊津は頭で拳銃を奪う瞬間をシュミレーションした。
考えられる展開はまず、清景はこれから伊津を仰向けに押さえつけて犯しにかかるだろう。大の男に体重をかけられたら挽回はできない。
拳銃を奪うなら、組み敷かれる前に。
すなわち、今しかないっ。
伊津は唾を飛ばすように、口に含んだ精液を清景に向かって思い切り吐きかけた。
「うあっ、汚ねぇっ」
「テメェのザーメンだよ、クソ野郎がっ」
清景は一瞬怯みを見せ、顔を袖で拭う。その隙をついて、ガンホルダーから拳銃を抜き去った。ついでに腹に蹴りを一発かましてやった。
「へっ、ザマァねぇな」
やればできる。伊津は胸を高鳴らせて、うずくまって呻く清景を見下ろした。
「・・・・・・伊津・・・、自分が何してんだかわかってんだろうな」
鬼の形相で睨まれ、伊津は銃口を構える。撃ち方は知っている。弾数を確認する余裕はなかったけれど、役立たずの銃を携帯するほど愚かじゃないだろう。
安全バーを外して指のレバーを引けばいい。それだけだ。
「やめとけ。お前にゃ撃てねぇよ」
「動くんじゃねぇっ、撃てる」
伊津は銃口を向けたまま叫んだ。
「そうかい? そうは見えねぇわ」
「は?」
「だってよ、真っ青な顔して震えている男に何ができる」
手に汗が滲む。清景は伊津には撃てないと決めつけ、挑発するように肩をすくめた。
「ほらほら、どうした? 取り柄なんてもんが顔しかないお前は、俺らの靴先を舐めてるのがお似合いなんだよ」
「黙れっ、止まれ!」
「はいはい。今なら俺の奴隷になるっつうことで許してやるよ。もちろん親父に内緒でな。だからいい子に銃を返しな」
清景は手のひらを差し向けながら近づいてくる。
口がカラカラに乾いていた。あとほんの数歩、距離が縮まれば奪い返される。
動悸が酷く、胸の中で心臓が暴れていた。
引き金を引けないと、伊津はかつての鳥籠に閉じ込められて、また同じ仕打ちを受けるのだ。いや、もっと酷い、惨いものかもしれない。
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