愛しているなら縛ってよ!&スピンオフ ストーリー

豆ぱんダ

文字の大きさ
31 / 113

◆第三十一話◆〔Kanan〕

しおりを挟む
 見下ろした男は身動きが取れず、全身に飛んだ白濁液で顔までドロドロ。上気した頬に、潤んだ瞳で睨んでいる。

「そんな可愛い顔で凄まれても怖くないよ、感じてるくせに」

「そんなわけないっ」

 河南は中途半端に脱げていたスラックスを下着ごと足首までずり下げた。緒方の股の間で、言い訳できないほどに天を向いた幹の先をピンっと弾いた。

「あっ・・いたい」

 ひっくり返された虫みたいに身を捩るのが面白くて、ピンっピンっと何度も弾く。

「あっ・・ああっ・・」

 続けているうちに声が甘ったるく変わってくる。

「ほら、感じてる」

 言葉でねぶってやると、ビュルっと先端が迸った。

「またイッちゃったね」

「ひっ、ひぃっ・・!もうそこ触らないでっ・・辛い」

 滑りを利用してさらに扱く。河南は悲鳴をあげる緒方に笑いながらキスをした。手の中ではペニスが次の欲を吐き出そうと硬く張り詰め、ビクビクと、腰が弓なりに反り始める。

「そうだ、良いことしてあげるよ」

 河南は射精寸前でぱっと手を離した。

「・・な・・に・?」

 息も絶え絶えな、焦れた身体を残して、河南はベッドを降り部屋を物色する。しばらくして戻ってきた手には細長い棒が入った袋を持っていた。それぞれ太さの違う三本の棒、表面はビーズが連結したようにぽこぽこしている。

「あったよ、これ知ってる?」

 緒方は見た途端に青ざめた顔で頷いた。

「ふぅん、やったことはある?」

 今度は泣きそうな顔で横に首を振る。

「じゃあ、細いのからにしてあげる」

「やめてっ、無理!・・それはほんとに怖いっ!」

 緒方は手足をばたつかせ、河南の手から逃げようともがく。

「大丈夫、動くと傷ついちゃうよ?」

 暴れる身体の上に跨り、低く囁く。袋の中から細いものを取り出し、ローションをたっぷりと垂らす。そしてそれを、怖いというわりには勃起したままの、緒方のペニスの尿道へ押し当てた。

「ひっ・・うああっ・・いやっ・・いやあっ」

 ツププ・・と狭い管を進んで、ゆっくり奥まで挿れる。奥まで差し込んだところでビクンと緒方の身体が反応を示す。

「ここ、前立腺。トントンってすると気持ちいい?」

 抜き差ししながら、緒方のいい場所を刺激する。

「あっ、あっ、それ駄目・・出る、出るからぁっ!」

「出る?でもこれ挿れてたら出せないね。どうしようか」

「やっ・・そんな・・抜いてっ、お願いっ!」

 河南は「どうしようかなぁ」と小首を傾げ、抜き差しのスピードを早めた。

「酷い・・ああっ・・もう・・おかしくなるっ」

 緒方はイヤイヤと狂ったように首を振る。河南は仕方ないなとため息をつき、足首の拘束具を外した。きょとんとしている緒方をよそに、膝を大きく割開くと、尻の穴に自身をあてがう。

「え、まさか・・」

 河南はニヤリとする。

「内側からも刺激してあげるから、後ろだけでイッてごらん」

「いや、いいっ、普通に抜いて!」

 慌てて尻を引こうとする男の腰をがっしり掴む。

「それじゃ、つまらないでしょ。大丈夫、緒方さんなら出来るよ」

 諦めて観念したのか、大人しくなった緒方に覆い被さり、河南はあてがった自身を埋めていった。気持ちの良い場所を重点的に擦り上げ、一緒に尿道プラグも抜き差しする。

「あーっ・・あっ、あああっ・・」

 見下ろした顔は、だらんと開いた口から涎と喘ぎ声が止まらなくなっている。

「イヤイヤ言ってたのに、気持ちよさそうじゃん」

「・・・ああっ・・ちがっ・・」

 辱めると、目を見開いて涙を流す。自分を見つめる歪んだ顔に酷く唆られて、ゾクゾクと背筋に痺れが走った。

「どこが、違うの?」

 河南は高ぶるままに腰を強く打ち付ける。

「あっ、あっ、怖い、や、なんか・・・ひあああっ!」

 緒方が甲高い悲鳴を上げた瞬間、男の中が食いちぎられそうなほどきつく締まった。激しく蠕動ゼンドウしながらビクビクと震える。

「・・っう」

 河南は絡みつく心地よさに、耐えられずに射精した。気が済むまで注ぎ込み、挿しっぱなしのプラグを抜いた。ぐったりした緒方の身体がピクンと僅かに反応し、弱々しく吐息をこぼす。
 ペニスからとろりと溢れ出た緒方の精液と、ひくついた穴でぐちゃぐちゃにかき混ぜられた自身の精液。白濁で下半身を無様に汚した男を見下ろし、またも立ち上がる自身を、高揚感と共に握り締めた。
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです! 元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。 持ち主は、顔面国宝の一年生。 なんで俺の写真? なんでロック画? 問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。 頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ! ☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。

完結|好きから一番遠いはずだった

七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。 しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。 なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。 …はずだった。

オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?

中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」 そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。 しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は―― ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。 (……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ) ところが、初めての商談でその評価は一変する。 榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。 (仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな) ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり―― なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。 そして気づく。 「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」 煙草をくゆらせる仕草。 ネクタイを緩める無防備な姿。 そのたびに、陽翔の理性は削られていく。 「俺、もう待てないんで……」 ついに陽翔は榊を追い詰めるが―― 「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」 攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。 じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。 【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】 主任補佐として、ちゃんとせなあかん── そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。 春のすこし手前、まだ肌寒い季節。 新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。 風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。 何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。 拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。 年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。 これはまだ、恋になる“少し前”の物語。 関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。 (5月14日より連載開始)

イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話

タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。 瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。 笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。

売れ残りオメガの従僕なる日々

灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才) ※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!  ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。  無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
「普通を探した彼の二年間の物語」 幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

【完結】抱っこからはじまる恋

  *  ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。 ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら! 完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。 オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。

処理中です...