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ジャイアント研究所の所長は、小太りで目が細かった。黒縁眼鏡に白衣姿だが、科学者としての知性を感じない。何処となく、化け物に変身する前の、人間だった時の高嶺隆二に似ている。
「サスレスの高橋リキです」
「同じく、前田顕です」
「東日本ジャイアント研究所所長、高嶺隆一です」
顕とリキは、驚いた。名前から判断すると、逃亡犯の高嶺隆二の兄弟を連想させる。
リキは、遠慮がちに真相を確かめる。
「あの、元サスレスの高嶺隆二をご存知でしょうか?」
隆一は、笑顔で答えた。
「高嶺隆二は弟です。あの事件では、えらい迷惑をこうむりましたよ。研究所も捜査対象になってしまいましたからね。ご安心ください。匿ったりしてませんから」
顕とリキは、高嶺隆二にすっかり騙されていたので、兄の言葉を信用できなかった。だが、そこは大人なので、愛想笑いはする。
二人は、所長と面談した後、施設職員の案内で、研究所内を見て回る。施設中央の巨大な建物は、ジャイアントの飼育箱だった。ここに、三十匹のジャイアントが飼育されていて、研究されている。主な研究課題は、繁殖方法と行動管理だった。ジャイアントの働き蟻は、汚染された土を体内に取り込んで、無害にする能力がある。しかも、酸素も放出する。まるで樹木のような能力を持つ昆虫だった。
施設の職員が説明する。
「ジャイアントの数は毎日チェックしています。ネオ東京に現れたジャイアントは、この施設の物ではありません」
顕は、職員に質問した。
「ジャイアントの寿命はどれくらいですか?」
「十年くらいですね。ここには女王がいないので、新しいジャイアントは蛹の状態で運ばれて来ます」
その後、研究所内を案内され、宿泊棟へ連れて行かれた。
「部屋に備え付けのパソコンから、研究所内のデータベースへアクセスできます。その他、質問等があれば、遠慮なく呼んでください」
職員が出て行き、部屋には顕とリキが残された。
顕は、部屋を見回す。二人部屋で、ベッドと作業机が二つある。後は、トイレバスにソファがあった。
リキは、機材を使って室内をチェックする。探していたのは、盗聴器だった。
「顕、大丈夫みたいだぞ」
所長が高嶺隆二の兄なので、敵地に居る気分で行動する。
サスレスの二人は、東日本ジャイアント研究所のデータベースに入り、過去の記録を検証する。資料として持ち帰る物は、プリントアウトした。その日は、資料作成で夜になる。
夕食は、研究所の方で運んでくれたが、手をつけずに、持参したおにぎりで済ます。
さて、顕がソファで寛いでいると、リキが自前のノートパソコンで何かを始めた。
「リキさん、何をしているんです?」
リキの答えは、意外なものだった。
「施設のセキュリティシステムに介入して、客を呼ぶ」
顕は、リキの口ぶりから、誰を呼ぶか察していた。
「パンジーとデイジーですか?」
リキは、あっさり認める。
「そうだ。それと、由香里な」
やはり、羽生のパーキングエリアでの出来事は、仕組まれたものらしい。
リキのパソコン画面には、研究所の一角が映っていた。
「デイジー、南東の防犯システムは乗っ取った。入れるぞ」
リキは、研究所を視察した時に、セキュリティ設備に仕掛けをしていた。三機の機動歩兵が、フェンスを破って侵入する。
顕は、今後の展開を聞かされていないので、これから何が始まるのか不安だった。
「これはいったい、どう言う事ですか?」
リキは、顕の問いに答える。
「ここにジャイアントエッグがある」
リキの言葉は、驚くべきものだった。ジャイアントエッグとは、ジャイアントの女王そのもので、宇宙を航行する能力まで備えている。大きさは、高さが四百メートル、直径が百メートルの卵形をしている。内部では、数百のジャイアントが活動し、女王の世話や、卵や蛹の管理などを行う。
「どこからの情報ですか?」
リキが、顕の問いに答える。
「由香里だよ。この研究所は、以前から目を付けていた。所長は蛹を仕入れていると言っていたが、その記録に不自然な点がある」
顕は、自分だけが仲間外れだった気がした。
「もしかして、リキさんは、デイジー、パンジー、由香里と、前から組んでいたんですか?」
顕は、リキを責めるように意見する。
「そう怒るな。オレは、野口健司さんに誘われて、五年前からマナの手助けをする組織で働いている。由香里もそうだ」
野口健司とは、デイジーとパンジーを育てた元軍人で、二人を使って色々と事件を起こしていた。その最も大きなものが、サスレス本部での局長暗殺だった。その後、サスレス内にマナ喰いと呼ばれる亜人が大量に潜んでいた事が発覚し、サスレスは内部崩壊する。マナ喰いはその名の通り、マナを食べる人間だった。それによって変化が起こり、昆虫型エイリアンの特徴が現れる。
「もしかして、カナンへの道のメンバーなんですか?」
リキは、顕の問いに頷いた。
「そうだ」
カナンへの道は、野口が組織していて、ハジメと言う救世主を崇拝するマナの秘密団体だった。ハジメは、先の宇宙大戦の時の機動歩兵乗りで、今は行方不明になっている。
「リキさん、マナに協力したら、犯罪者になりますよ」
顕の問いに、リキは躊躇わずに答えた。
「大丈夫さ。オレはマナと行動を共にする。顕、お前もそうするだろ? 由香里も一緒だぞ」
顕は思案していた。今の立場では、リキたちを阻止するか、協力するかの二択しかない。
「ジャイアントエッグを破壊した後はどうするんですか?」
リキは、顕の疑問に答えた。
「火星に行く」
顕は、リキの答えを予想していた。いま、火星は惑星改造が進み、第二の地球と化していた。マナが集まって反乱軍を組織し、人類と戦闘状態が続いている。しかも、そこにマナ喰いが加わり、混乱を極めている。反乱分子が逃げ込むには打ってつけだった。
「火星に渡る手段はあるのですか?」
リキは、顕の不安を煩く感じていた。
「カナンへの道を舐めるな。それに、由香里を愛しているんだろ!」
そう言われては、顕も納得するしかない。
「リキさんに付いて行きます」
「そう来なくちゃ」
話が纏まると、二人はデイジーたちと合流すべく行動する。まずは部屋から出ると、ヤツが居た。
「リキ、顕、久しぶりだな」
目の前に、高峰隆二が居た。いや、元高嶺隆二と言った方が良いかも知れない。既に、過去の記憶と想像力で補わないと、判別できないほど変化していた。つまり、宇宙昆虫化が進んでいた。まず、全裸だった。皮膚は硬質化していて、外骨格に変わっている。もう、人ではなく、メカのようだった。腕も二本追加され、三本指になっている。目は複眼化され、感情が読み取れない。そして、背が天井スレスレで、三メートル近いと思われた。
顕もリキも、高峰には絶対に敵わないと悟っていた。せめて、武器があれば希望を持てたが、二人とも素手だった。以前、サスレスの本部で内乱が起こった時、同僚の横田が高峰に殴り殺されていた。同じ目に遭うのかと思うと、恐怖で腰が抜けそうになる。
高峰は、元同僚の顔に動揺の色を見て取ると、提案した。
「いまから仲間にしてやっても良いぞ。マナ肉を食えば信じてやる。俺は、これから火星へ向かう。ジャイアントエッグの出発準備が整ったからな。蟻どもと一緒に宇宙の旅だ」
顕は、高峰の言葉に疑問を抱いた。
「ジャイアントを操る能力を身に付けたんですか?」
高峰は、顕の指摘に頷いた。
「そうだ、かつて、宇宙から襲来したレギオンと同じ能力を身に付けた」
そこで、リキが宣言する。
「高峰さん、あんたは、やっぱり人類の敵だな。デイジー、オレの位置の五メートル南だ。ぶちかませ!」
リキの合図と同時に、壁が崩れ、鋼鉄の拳が突き出た。正体は、機動歩兵の拳だった。それが、高峰を直撃する。
高嶺は、反対側の壁に押し付けられ、ゴキブリみたいに潰れた。だが、機動歩兵の手が引っ込むと、起き上がって逃げ出す。恐ろしい生命力だった。
「デイジー、高嶺が逃げた。オレの動きを追ってくれ」
リキは、顕に何かを手渡す。
「発信機だ。オレが持っているより良いだろう」
顕は、リキの言葉に納得した。走力もスタミナもリキより顕の方がある。
二人は、高嶺を追いかけた。
「サスレスの高橋リキです」
「同じく、前田顕です」
「東日本ジャイアント研究所所長、高嶺隆一です」
顕とリキは、驚いた。名前から判断すると、逃亡犯の高嶺隆二の兄弟を連想させる。
リキは、遠慮がちに真相を確かめる。
「あの、元サスレスの高嶺隆二をご存知でしょうか?」
隆一は、笑顔で答えた。
「高嶺隆二は弟です。あの事件では、えらい迷惑をこうむりましたよ。研究所も捜査対象になってしまいましたからね。ご安心ください。匿ったりしてませんから」
顕とリキは、高嶺隆二にすっかり騙されていたので、兄の言葉を信用できなかった。だが、そこは大人なので、愛想笑いはする。
二人は、所長と面談した後、施設職員の案内で、研究所内を見て回る。施設中央の巨大な建物は、ジャイアントの飼育箱だった。ここに、三十匹のジャイアントが飼育されていて、研究されている。主な研究課題は、繁殖方法と行動管理だった。ジャイアントの働き蟻は、汚染された土を体内に取り込んで、無害にする能力がある。しかも、酸素も放出する。まるで樹木のような能力を持つ昆虫だった。
施設の職員が説明する。
「ジャイアントの数は毎日チェックしています。ネオ東京に現れたジャイアントは、この施設の物ではありません」
顕は、職員に質問した。
「ジャイアントの寿命はどれくらいですか?」
「十年くらいですね。ここには女王がいないので、新しいジャイアントは蛹の状態で運ばれて来ます」
その後、研究所内を案内され、宿泊棟へ連れて行かれた。
「部屋に備え付けのパソコンから、研究所内のデータベースへアクセスできます。その他、質問等があれば、遠慮なく呼んでください」
職員が出て行き、部屋には顕とリキが残された。
顕は、部屋を見回す。二人部屋で、ベッドと作業机が二つある。後は、トイレバスにソファがあった。
リキは、機材を使って室内をチェックする。探していたのは、盗聴器だった。
「顕、大丈夫みたいだぞ」
所長が高嶺隆二の兄なので、敵地に居る気分で行動する。
サスレスの二人は、東日本ジャイアント研究所のデータベースに入り、過去の記録を検証する。資料として持ち帰る物は、プリントアウトした。その日は、資料作成で夜になる。
夕食は、研究所の方で運んでくれたが、手をつけずに、持参したおにぎりで済ます。
さて、顕がソファで寛いでいると、リキが自前のノートパソコンで何かを始めた。
「リキさん、何をしているんです?」
リキの答えは、意外なものだった。
「施設のセキュリティシステムに介入して、客を呼ぶ」
顕は、リキの口ぶりから、誰を呼ぶか察していた。
「パンジーとデイジーですか?」
リキは、あっさり認める。
「そうだ。それと、由香里な」
やはり、羽生のパーキングエリアでの出来事は、仕組まれたものらしい。
リキのパソコン画面には、研究所の一角が映っていた。
「デイジー、南東の防犯システムは乗っ取った。入れるぞ」
リキは、研究所を視察した時に、セキュリティ設備に仕掛けをしていた。三機の機動歩兵が、フェンスを破って侵入する。
顕は、今後の展開を聞かされていないので、これから何が始まるのか不安だった。
「これはいったい、どう言う事ですか?」
リキは、顕の問いに答える。
「ここにジャイアントエッグがある」
リキの言葉は、驚くべきものだった。ジャイアントエッグとは、ジャイアントの女王そのもので、宇宙を航行する能力まで備えている。大きさは、高さが四百メートル、直径が百メートルの卵形をしている。内部では、数百のジャイアントが活動し、女王の世話や、卵や蛹の管理などを行う。
「どこからの情報ですか?」
リキが、顕の問いに答える。
「由香里だよ。この研究所は、以前から目を付けていた。所長は蛹を仕入れていると言っていたが、その記録に不自然な点がある」
顕は、自分だけが仲間外れだった気がした。
「もしかして、リキさんは、デイジー、パンジー、由香里と、前から組んでいたんですか?」
顕は、リキを責めるように意見する。
「そう怒るな。オレは、野口健司さんに誘われて、五年前からマナの手助けをする組織で働いている。由香里もそうだ」
野口健司とは、デイジーとパンジーを育てた元軍人で、二人を使って色々と事件を起こしていた。その最も大きなものが、サスレス本部での局長暗殺だった。その後、サスレス内にマナ喰いと呼ばれる亜人が大量に潜んでいた事が発覚し、サスレスは内部崩壊する。マナ喰いはその名の通り、マナを食べる人間だった。それによって変化が起こり、昆虫型エイリアンの特徴が現れる。
「もしかして、カナンへの道のメンバーなんですか?」
リキは、顕の問いに頷いた。
「そうだ」
カナンへの道は、野口が組織していて、ハジメと言う救世主を崇拝するマナの秘密団体だった。ハジメは、先の宇宙大戦の時の機動歩兵乗りで、今は行方不明になっている。
「リキさん、マナに協力したら、犯罪者になりますよ」
顕の問いに、リキは躊躇わずに答えた。
「大丈夫さ。オレはマナと行動を共にする。顕、お前もそうするだろ? 由香里も一緒だぞ」
顕は思案していた。今の立場では、リキたちを阻止するか、協力するかの二択しかない。
「ジャイアントエッグを破壊した後はどうするんですか?」
リキは、顕の疑問に答えた。
「火星に行く」
顕は、リキの答えを予想していた。いま、火星は惑星改造が進み、第二の地球と化していた。マナが集まって反乱軍を組織し、人類と戦闘状態が続いている。しかも、そこにマナ喰いが加わり、混乱を極めている。反乱分子が逃げ込むには打ってつけだった。
「火星に渡る手段はあるのですか?」
リキは、顕の不安を煩く感じていた。
「カナンへの道を舐めるな。それに、由香里を愛しているんだろ!」
そう言われては、顕も納得するしかない。
「リキさんに付いて行きます」
「そう来なくちゃ」
話が纏まると、二人はデイジーたちと合流すべく行動する。まずは部屋から出ると、ヤツが居た。
「リキ、顕、久しぶりだな」
目の前に、高峰隆二が居た。いや、元高嶺隆二と言った方が良いかも知れない。既に、過去の記憶と想像力で補わないと、判別できないほど変化していた。つまり、宇宙昆虫化が進んでいた。まず、全裸だった。皮膚は硬質化していて、外骨格に変わっている。もう、人ではなく、メカのようだった。腕も二本追加され、三本指になっている。目は複眼化され、感情が読み取れない。そして、背が天井スレスレで、三メートル近いと思われた。
顕もリキも、高峰には絶対に敵わないと悟っていた。せめて、武器があれば希望を持てたが、二人とも素手だった。以前、サスレスの本部で内乱が起こった時、同僚の横田が高峰に殴り殺されていた。同じ目に遭うのかと思うと、恐怖で腰が抜けそうになる。
高峰は、元同僚の顔に動揺の色を見て取ると、提案した。
「いまから仲間にしてやっても良いぞ。マナ肉を食えば信じてやる。俺は、これから火星へ向かう。ジャイアントエッグの出発準備が整ったからな。蟻どもと一緒に宇宙の旅だ」
顕は、高峰の言葉に疑問を抱いた。
「ジャイアントを操る能力を身に付けたんですか?」
高峰は、顕の指摘に頷いた。
「そうだ、かつて、宇宙から襲来したレギオンと同じ能力を身に付けた」
そこで、リキが宣言する。
「高峰さん、あんたは、やっぱり人類の敵だな。デイジー、オレの位置の五メートル南だ。ぶちかませ!」
リキの合図と同時に、壁が崩れ、鋼鉄の拳が突き出た。正体は、機動歩兵の拳だった。それが、高峰を直撃する。
高嶺は、反対側の壁に押し付けられ、ゴキブリみたいに潰れた。だが、機動歩兵の手が引っ込むと、起き上がって逃げ出す。恐ろしい生命力だった。
「デイジー、高嶺が逃げた。オレの動きを追ってくれ」
リキは、顕に何かを手渡す。
「発信機だ。オレが持っているより良いだろう」
顕は、リキの言葉に納得した。走力もスタミナもリキより顕の方がある。
二人は、高嶺を追いかけた。
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