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市街地に現れたジャイアントは、サスレスの研究所へ運ばれた。
一方、僕とリキは、局長の櫻井に呼ばれていた。
「二人ともご苦労様、あのジャイアントは研究所から逃げ出した物で、極秘に捜していたんだ。こっそりとは言いがたいが、仕方がないだろう」
上司は、口調は丁寧だが、全く労う様子もなく声を掛けて来た。
局長の櫻井は、スーツ姿の痩せ型の男で、頬骨が出ていて、エラが張っている。
印象的には鮫を思わせ、本人の性格にも共通点がある。すなわち、何を考えているか読ませず、不気味な面がある。
ただ、顕とリキの旧サスレスコンビを信頼しているのか? 再び任務を言いつける。
「東北地方にジャイアントの秘密研究所があるのだが、調査してきて欲しい」
上司の命令に否も応もないが、背後関係は把握しておきたい。
「捕獲したジャイアントは、その研究所から逃げ出したのですか?」
顕の疑問に、櫻井は答える。
「そうだ、本来は厳重に管理されて、逃げ出せる訳はないのだが、実際には逃亡した。その理由を調べてきて欲しい」
実は、宇宙戦争では厄介な敵だったジャイアントは、今では各国で最優先の研究課題とされている。
何故なら、ジャイアントが環境を整える能力は凄まじく、不毛の惑星に緑の大地を造れるほどだった。つまり、人類が汚しまくった地球を、浄化する事ができる。
実際、CO2を減らし、砂漠を緑化する実験に成功している。
僕とリキは、局長室から退席した後、再び車で移動する事になる。
さて、北国へ向かう高速道路は、平日と言う事もあって空いていた。自動運転のSUVは、快適に目的地を目指す。
最近の車は運転手が必要ないので、事故率は極端に低かった。やはり機械の運転だと、人の場合よりも不確定要素が少なくなり、秩序ある世界になるようだ。
それでも、中には自由に運転したい人もいるので、運転免許制度は健在だし、手動運転に切り換える事もできる。
そして、手動運転の場合は、スピード違反ができると言うメリットもある。勿論、警察に捕まると言うデメリットもあるが、車に速さを求める人は、違反切符も覚悟の上だろう。
そもそも、制限速度を超える速さの車自体がどうかと思うので、運転手だけを罰する事に不公平を感じたりする。
そんな法令の矛盾はさておき、今の僕たちは、目的地へ向かって進んでいた。
「おい、ハウのパーキングに寄ってくれ」
リキの申し出に、呆れた顔で応える。
「羽生でしょ?」
リキは、自分の言い間違いに気付き、自己防衛と言う名の言い訳をする。
「いま緊急事態なんだよ。小便臭い車で移動したいか?」
読み間違いの言い訳からは論点がずれていたが、触れない事にした。
手動運転に切り換え、パーキングエリアに入ると、トイレに近い駐車場へ止める。
リキは、本当に緊急事態だったらしく、安息の地へ急行する。
顕は、ラジオから流れる音楽を聞きながら、一息ついた。彼は、独りになると、どうしても彼女の事を思い出してしまう。彼女とは、沼野由香里の事だった。
由香里とは、結婚を考えるほどの仲だったが、彼女の正体が人間ではなく、宇宙からの外来種だと解り、諦める結果に終わった。
騙された形になったが、由香里を恨んではいない。彼女と過ごした日々は、甘い想い出になっていた。ただし、事情が事情だけに、カラメルのようにほろ苦くもある。
そんな感傷に浸っていた顕の耳に、重低音のバイクの音が響く。電気駆動が当たり前の時代に、珍しく、ガソリンで走る乗り物が近づいていた。空気を震わす振動は、骨董品のマシンを連想させ、興味を惹いた。
音源を探すと、二人乗りの青い大型バイクが真横に入って来た。どちらも、紫色のライダースーツにフルフェイスのヘルメットを被っている。
「まさかね?」
SUVの窓ガラスを下ろすと、ライダーもフェイスガードを上げた。
「どうして此処に?」
顕は、思わず呟いていた。
ライダーは、スーツの丸みから想像した通り女性だった。しかも、真っ赤な瞳に緑色の髪をしている。
彼女は、ボーイシュで気が強そうな所は山猫を思わせ、下手に手を出せば怪我をしそうだった。実際、かなり狂暴な事も知っている。
彼女とは、話をした事もあるし、食事をした仲でもある。
「デイジー、青い大型バイクが好きだね」
顕は、突然の出会いに驚き、何を質問していいか迷ったので、本質とはかけ離れた間抜けな事を聞いてしまった。
「サスレスに押収されたのと同じ物を探すのに苦労したよ」
デイジーは、顕の無意味な問いに応えた。まさか、バイク入手の苦労話をしに来た訳ではないだろうから、話すきっかけ程度の話題ではある。
その時、デイジーの後ろにしがみついているライダーが、ヘルメットを小ずく。
彼女は、フェイスガードを下げたままだが、ライダースーツの曲線から、女性なのは解っていた。短気な彼女は、おっとりとした風貌のパンジーに違いない。
二人とも、宇宙発の亜人種で、旧サスレスの局長を殺害し、鋼殻体でネオ東京まで破壊した犯人なので、長話をしている場合ではないのだろう。ちなみに、ネオ東京の件には、由香里も関わっている。
デイジーは、携帯電話を差し出し、僕に受け取らせる。どうやら、足の付かないプリペイド式の物らしい。
「由香里が話したがっているから……。何か情報も有れば欲しい」
デイジーは、ぶっきらぼうに告げる。愛想がないのは前からなので、特に驚かない。それより、音信不通だった由香里からのアプローチに、顕は興奮していた。
もし、彼が犬だったら、尻尾を狂ったメトロノームのように振っていただろう。そして、舌を垂らしながら、電話が来るのを待つ事になる。それじゃ、リキ親爺、いや、変態になってしまうか?
「由香さんは、元気ですか?」
顕の問いかけに、デイジーは澄まして答えた。
「うん、あんたに会いたがっている。バイクに2ケツするほどじゃないけど……」
顕は、何だか微妙な返答に苦笑する。バイクに乗るのが苦手なのだろうが……。
「これからどうするんです?」
この質問には、即答された。
「最終的には火星かな?」
デイジーの答えは、予想した通りだった。地球に居られない以上、他に選択肢がない。それに、火星ではマナ(亜人種)による紛争が勃発していて、独立国を造りそうな勢いだった。迫害に苦しむマナが、続々と集まっているとの噂もある。
今の所、地球からすると対岸の火事だが、炎が迫って来る日も近いだろう。
さて、リキがこのタイミングでトイレから出てくるのが見えた。
デイジーは、別れの挨拶であるかのようにエンジンを吹かす。青い大型バイクは、腹に響く低音をBGMにしながら、颯爽と走って行った。
ちょっとした事件があったのを知ってか知らずか? 呑気な中年男が乗り込んでくる。顕は、その顔を見つめていた。
「何だよ、手は洗ったぞ」
リキが見当違いの返答をする。実は、顕が思っていたのは、目の前の中年男の正体についてだった。
疑問に思ったのは、デイジーが現れたタイミングの良さが不自然だったからで、羽生のサービスエリアに偶然居合わせる確率は、かなり低い。
つまり、事前に連絡を受けていた事になり、その有力容疑者がリキだった。
そう言えば、マナは宇宙を目指すべきだと説いたのは彼だし、裏事情にも詳しい。
考えると、正体を現す前、サスレスの上司だった高峯が言った「マナとの内通者」の正体は、ずっと横田だと思っていたが、実はリキなのかも知れない。
そもそも、サスレス本部の襲撃事件の夜に殺害された横田は、軍の命令で動いていて、マナだけの内通者とは言い難く、やはり、リキが怪しい。
顕は、酒好きの陽気な先輩だと思っていた目の前の相手が、正体不明に思えてきた。
さて、目の前のリキは、凝視されて居心地の悪くなったのだろう?
「ソフトクリームでも食うか?」などと、ご機嫌伺いをするが、顕は素っ気ない返事をする。
「いいえ、出発します」
顕とリキは、北関東ジャイアント研究所へ到着した。施設は円形の建物を中心にして、幾つかの研究棟が点在していた。来客用のスペースに駐車すると、受付で来訪の用件を伝える。受付に居たのは、緑の髪に赤い瞳のマナだった。
マナは、他の星からの外来種で、人間にそっくりだが、目の色が赤で、髪は緑だった。しかも、種子で生まれて畑で育つ。そのため、根菜人とも呼ばれたりする。
二人は受付を済ませ、施設の責任者と面会する。
一方、僕とリキは、局長の櫻井に呼ばれていた。
「二人ともご苦労様、あのジャイアントは研究所から逃げ出した物で、極秘に捜していたんだ。こっそりとは言いがたいが、仕方がないだろう」
上司は、口調は丁寧だが、全く労う様子もなく声を掛けて来た。
局長の櫻井は、スーツ姿の痩せ型の男で、頬骨が出ていて、エラが張っている。
印象的には鮫を思わせ、本人の性格にも共通点がある。すなわち、何を考えているか読ませず、不気味な面がある。
ただ、顕とリキの旧サスレスコンビを信頼しているのか? 再び任務を言いつける。
「東北地方にジャイアントの秘密研究所があるのだが、調査してきて欲しい」
上司の命令に否も応もないが、背後関係は把握しておきたい。
「捕獲したジャイアントは、その研究所から逃げ出したのですか?」
顕の疑問に、櫻井は答える。
「そうだ、本来は厳重に管理されて、逃げ出せる訳はないのだが、実際には逃亡した。その理由を調べてきて欲しい」
実は、宇宙戦争では厄介な敵だったジャイアントは、今では各国で最優先の研究課題とされている。
何故なら、ジャイアントが環境を整える能力は凄まじく、不毛の惑星に緑の大地を造れるほどだった。つまり、人類が汚しまくった地球を、浄化する事ができる。
実際、CO2を減らし、砂漠を緑化する実験に成功している。
僕とリキは、局長室から退席した後、再び車で移動する事になる。
さて、北国へ向かう高速道路は、平日と言う事もあって空いていた。自動運転のSUVは、快適に目的地を目指す。
最近の車は運転手が必要ないので、事故率は極端に低かった。やはり機械の運転だと、人の場合よりも不確定要素が少なくなり、秩序ある世界になるようだ。
それでも、中には自由に運転したい人もいるので、運転免許制度は健在だし、手動運転に切り換える事もできる。
そして、手動運転の場合は、スピード違反ができると言うメリットもある。勿論、警察に捕まると言うデメリットもあるが、車に速さを求める人は、違反切符も覚悟の上だろう。
そもそも、制限速度を超える速さの車自体がどうかと思うので、運転手だけを罰する事に不公平を感じたりする。
そんな法令の矛盾はさておき、今の僕たちは、目的地へ向かって進んでいた。
「おい、ハウのパーキングに寄ってくれ」
リキの申し出に、呆れた顔で応える。
「羽生でしょ?」
リキは、自分の言い間違いに気付き、自己防衛と言う名の言い訳をする。
「いま緊急事態なんだよ。小便臭い車で移動したいか?」
読み間違いの言い訳からは論点がずれていたが、触れない事にした。
手動運転に切り換え、パーキングエリアに入ると、トイレに近い駐車場へ止める。
リキは、本当に緊急事態だったらしく、安息の地へ急行する。
顕は、ラジオから流れる音楽を聞きながら、一息ついた。彼は、独りになると、どうしても彼女の事を思い出してしまう。彼女とは、沼野由香里の事だった。
由香里とは、結婚を考えるほどの仲だったが、彼女の正体が人間ではなく、宇宙からの外来種だと解り、諦める結果に終わった。
騙された形になったが、由香里を恨んではいない。彼女と過ごした日々は、甘い想い出になっていた。ただし、事情が事情だけに、カラメルのようにほろ苦くもある。
そんな感傷に浸っていた顕の耳に、重低音のバイクの音が響く。電気駆動が当たり前の時代に、珍しく、ガソリンで走る乗り物が近づいていた。空気を震わす振動は、骨董品のマシンを連想させ、興味を惹いた。
音源を探すと、二人乗りの青い大型バイクが真横に入って来た。どちらも、紫色のライダースーツにフルフェイスのヘルメットを被っている。
「まさかね?」
SUVの窓ガラスを下ろすと、ライダーもフェイスガードを上げた。
「どうして此処に?」
顕は、思わず呟いていた。
ライダーは、スーツの丸みから想像した通り女性だった。しかも、真っ赤な瞳に緑色の髪をしている。
彼女は、ボーイシュで気が強そうな所は山猫を思わせ、下手に手を出せば怪我をしそうだった。実際、かなり狂暴な事も知っている。
彼女とは、話をした事もあるし、食事をした仲でもある。
「デイジー、青い大型バイクが好きだね」
顕は、突然の出会いに驚き、何を質問していいか迷ったので、本質とはかけ離れた間抜けな事を聞いてしまった。
「サスレスに押収されたのと同じ物を探すのに苦労したよ」
デイジーは、顕の無意味な問いに応えた。まさか、バイク入手の苦労話をしに来た訳ではないだろうから、話すきっかけ程度の話題ではある。
その時、デイジーの後ろにしがみついているライダーが、ヘルメットを小ずく。
彼女は、フェイスガードを下げたままだが、ライダースーツの曲線から、女性なのは解っていた。短気な彼女は、おっとりとした風貌のパンジーに違いない。
二人とも、宇宙発の亜人種で、旧サスレスの局長を殺害し、鋼殻体でネオ東京まで破壊した犯人なので、長話をしている場合ではないのだろう。ちなみに、ネオ東京の件には、由香里も関わっている。
デイジーは、携帯電話を差し出し、僕に受け取らせる。どうやら、足の付かないプリペイド式の物らしい。
「由香里が話したがっているから……。何か情報も有れば欲しい」
デイジーは、ぶっきらぼうに告げる。愛想がないのは前からなので、特に驚かない。それより、音信不通だった由香里からのアプローチに、顕は興奮していた。
もし、彼が犬だったら、尻尾を狂ったメトロノームのように振っていただろう。そして、舌を垂らしながら、電話が来るのを待つ事になる。それじゃ、リキ親爺、いや、変態になってしまうか?
「由香さんは、元気ですか?」
顕の問いかけに、デイジーは澄まして答えた。
「うん、あんたに会いたがっている。バイクに2ケツするほどじゃないけど……」
顕は、何だか微妙な返答に苦笑する。バイクに乗るのが苦手なのだろうが……。
「これからどうするんです?」
この質問には、即答された。
「最終的には火星かな?」
デイジーの答えは、予想した通りだった。地球に居られない以上、他に選択肢がない。それに、火星ではマナ(亜人種)による紛争が勃発していて、独立国を造りそうな勢いだった。迫害に苦しむマナが、続々と集まっているとの噂もある。
今の所、地球からすると対岸の火事だが、炎が迫って来る日も近いだろう。
さて、リキがこのタイミングでトイレから出てくるのが見えた。
デイジーは、別れの挨拶であるかのようにエンジンを吹かす。青い大型バイクは、腹に響く低音をBGMにしながら、颯爽と走って行った。
ちょっとした事件があったのを知ってか知らずか? 呑気な中年男が乗り込んでくる。顕は、その顔を見つめていた。
「何だよ、手は洗ったぞ」
リキが見当違いの返答をする。実は、顕が思っていたのは、目の前の中年男の正体についてだった。
疑問に思ったのは、デイジーが現れたタイミングの良さが不自然だったからで、羽生のサービスエリアに偶然居合わせる確率は、かなり低い。
つまり、事前に連絡を受けていた事になり、その有力容疑者がリキだった。
そう言えば、マナは宇宙を目指すべきだと説いたのは彼だし、裏事情にも詳しい。
考えると、正体を現す前、サスレスの上司だった高峯が言った「マナとの内通者」の正体は、ずっと横田だと思っていたが、実はリキなのかも知れない。
そもそも、サスレス本部の襲撃事件の夜に殺害された横田は、軍の命令で動いていて、マナだけの内通者とは言い難く、やはり、リキが怪しい。
顕は、酒好きの陽気な先輩だと思っていた目の前の相手が、正体不明に思えてきた。
さて、目の前のリキは、凝視されて居心地の悪くなったのだろう?
「ソフトクリームでも食うか?」などと、ご機嫌伺いをするが、顕は素っ気ない返事をする。
「いいえ、出発します」
顕とリキは、北関東ジャイアント研究所へ到着した。施設は円形の建物を中心にして、幾つかの研究棟が点在していた。来客用のスペースに駐車すると、受付で来訪の用件を伝える。受付に居たのは、緑の髪に赤い瞳のマナだった。
マナは、他の星からの外来種で、人間にそっくりだが、目の色が赤で、髪は緑だった。しかも、種子で生まれて畑で育つ。そのため、根菜人とも呼ばれたりする。
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