10 / 22
エピソード 5
☆呪われたマンション
しおりを挟む
私は、メリーさんにマンションでの映像を見せられた夜、奇妙な夢を見た。
場面は、天気の良い、爽やかな朝だった。洗濯日和。そんな言葉がぴったりな日で、遠くに富士山がモッコリしている。
マンションのベランダで洗濯物を干しているのは、お母さんだった。
お母さんは、洗濯物を手で伸ばし、手際よく家族の服を展示中だった。
そんな時、思わぬ事に遭遇する。突然、何かが目の前を通過した。
私は、それが人だと認識した時、恐怖で体が震えた。同じ物を見ているお母さんもそうだと思う。いま起きている事が信じられなかった。
飛び降りた人が、目の前を通過した。
さらに、落下した人物は知り合いだった。同じマンションに住む良くない噂があるお婆さんだった。お母さんは、あまり偏見のない方だったから、挨拶くらいはしていたと思う。
そのお婆さんの顔が目の前を通った。もう、キスができそうな距離で、心臓が止まるほど恐かった。底知れぬ憎悪を抱いた目が、私とお母さんの体を貫いた。
目の前を通過したお婆さんは、さらに五階分を落下し、地面に激突する。上からでも、かなりの高さをバウンドしたように見えた。
そして、血を流しながら立ち上がり、私たちの方を見つめた。
老婆は、再び倒れる。
場面は、天気の良い、爽やかな朝だった。洗濯日和。そんな言葉がぴったりな日で、遠くに富士山がモッコリしている。
マンションのベランダで洗濯物を干しているのは、お母さんだった。
お母さんは、洗濯物を手で伸ばし、手際よく家族の服を展示中だった。
そんな時、思わぬ事に遭遇する。突然、何かが目の前を通過した。
私は、それが人だと認識した時、恐怖で体が震えた。同じ物を見ているお母さんもそうだと思う。いま起きている事が信じられなかった。
飛び降りた人が、目の前を通過した。
さらに、落下した人物は知り合いだった。同じマンションに住む良くない噂があるお婆さんだった。お母さんは、あまり偏見のない方だったから、挨拶くらいはしていたと思う。
そのお婆さんの顔が目の前を通った。もう、キスができそうな距離で、心臓が止まるほど恐かった。底知れぬ憎悪を抱いた目が、私とお母さんの体を貫いた。
目の前を通過したお婆さんは、さらに五階分を落下し、地面に激突する。上からでも、かなりの高さをバウンドしたように見えた。
そして、血を流しながら立ち上がり、私たちの方を見つめた。
老婆は、再び倒れる。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる