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一話 青い目の男の子と森の怪物 前
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リンドールの国境、その深い森の中には足を踏み入れてはいけない。
その昔、略奪と殺戮を繰り返した罪で呪いを受けた一族の生き残りが今もなお棲みついている。何百年も前に呪われた人間は怪物となって、互いを殺し合い、そして闇に漂う霧と魔物と同化した。この国の災厄と呼ばれる、その怪物の棲家に近づいた者は二度と生きて帰れない。
今夜も森の中からこちらをうかがい、小さな子供や若い女を攫おうと、鋭い鉤爪を光らせて闇に潜んでいるよ。
そういう言い伝えが、この国にはあった。
その話の真偽はいざ知らず、この国の人間は誰もがその話を知っている。
だからロイがそのとき森の中に駆け入ったのは、この霧の森ならば強盗は追いかけてこないと思ったからだ。
八歳の子供の足では逃げることができなかった。小さな村で母親と暮らす家に、ある夜突然襲撃者が押し入ってきて、ロイは母から銀色の腕輪だけを持たされて裏口から押し出された。
「逃げなさい。あなたは死んではいけない」
一緒に逃げようと言う前に扉を閉められた。
中から大きな怒声と揉み合う音が聞こえ、怖くなって必死で逃げた。母と一緒に逃げたかったけれど、扉ごしに聞こえた小さな悲鳴は母のものだった。扉を開けたらもう生きていないかもしれない。それを知ってしまうのが怖かったから、唇を噛みしめて踵を返した。
追っ手はすぐにロイに迫ってきた。
村人達は盗賊の襲撃に怯え、どの家も固く扉を閉ざして外には出てこない。遠くから様子を見てくる村人と目が合った。しかしロイが追われているのを見ると、即座に家の中に逃げ込んでいく。もともと数年前に村に流れてきた余所者の母子に、村人達は冷たかった。
必死に走ったが、追いかけてくる足音はみるみるうちに近づいてくる。
身を隠せる場所を探して闇雲に走っていたロイの目に、村の外れにある霧の森が映った。
森の中には怪物がいる。
そんな言い伝えは嘘っぱちだと思っていたが、もし殺戮者がそれを信じているなら、森の中までは追ってこないかもしれない。
ここで追いつかれて殺されるより、生き残る可能性はある。
後ろから矢を放たれた。
闇の中で動く小さな身体には運よく当たらない。しかし森を目の前にして左の肩に鋭く熱い痛みが走った。
「っ」
倒れそうになる痛みに堪えて、転がるようにして霧の森に入った。
まだ矢は飛んでくるが、足音の勢いは弱まる。
肩を押さえながら森の奥に、身を屈めて闇の中を這うように進む。雨は降っていないのに、身体にまとわりつくような湿気で服がしめり、肺の中に入ってくる冷たい霧で胸がずしりと重たく感じた。
足取りが覚束なくなって転びそうになると、後ろから聞こえる枝を踏む足音が大きくなった。森の中を追いかけてくる。襲撃者達は、昔話になど臆さないということだ。
「……あっ」
足がもつれて、木の根と湿った枯れ葉で埋まる地面に倒れ込んだ。
すぐに起き上がらなければと思ったが、上手く身体が動かなかった。肩から首にかけて、両足が痺れたように熱い。
追いつかれて、周りをぐるりと取り囲んだ男達が一斉に手に持った刃を振り上げる。奥歯を噛み締め、手の中の腕輪を固く握りしめた。
――ザアッ。
「ッ何だ?!」
男の一人が叫んだ。
突如、地面を覆っていた枯れ葉が砂埃と一緒に霧の中に舞い上がり、視界を塞ぐ。男達の頭上にまで吹き上がった大量の枯れ葉で月明かりが遮られる。
暗闇の中、一人の叫び声がした。
断末魔のような悲鳴が上がり、直後にどさりと重たいものが落ちる音。
「何だ?!」
「何が起こっている?!」
「ギャァ」
恐慌する男達の声は、一人また一人と減っていく。
絶叫の後に地面に落ちる音。何も見えないのに、何かが自分達の周りにいる。黒い濃霧の中を蠢く、生き物の気配がする。
地面に座り込んで息を潜めている間に、いつしか男達の悲鳴は消えていた。
声がなくなると、舞い上がっていた枯れ葉がゆっくりと地面に落ちる。徐々に月明かりが戻ってきた。
光が差し込んだ先に、襲撃者だった男の顔が見えた。大きく見開かれた目で虚空を見つめる男の頭は、胴体から下がない。
「ひっ」
息を呑み、上手く動かない足で地面を掻いた。ロイが周囲を見回すと、折り重なって倒れている男達は皆頭が落とされている。その上に大量の落ち葉が降り、あっという間にその骸は見えなくなった。
座り込んだまま目だけ動かして、周りの気配をうかがう。闇の中を動いていた何かの気配はまだ近くにあった。
ふと、自分には枯れ葉が落ちてこないことに気づいた。地面を見ると、死体を覆うほど厚く積もる葉はロイの周りを避けるように円を描いている。
まるで大きな傘が頭上に開いているように。
唾を飲んで、そろりと上を向いた。
自分の上で、何かが身を屈めている。
そのとき風が吹いて、高く聳える木々の隙間から差し込む月光が角度を変えた。
見上げる目がそれを捉える。
黒い、異形の怪物だった。
「ぁ……」
ロイの顔を覗き込むように屈んでいるそれを認識した途端、全身が強張った。
顔はなかった。
黒い霧のようなものが頭部と見られる部分に曖昧に集まって揺らいでいる。首から下は獣と人が入り混じったような巨体で、胸も胴体も村一番の大男よりもさらに大きい。肌の色は真っ黒だ。銀色の鎧のようなものを胸につけていて、そこだけが鈍く光り、闇から浮いていた。
腕が四本ある。
そう気づいて目を見開き、怪物の肩を凝視した。
人の腕のような細長い手は長く、地面について尚余り、蠢いている。平たい手から伸びる細い指先は獣の爪よりも鋭い。
肩から生えたもう一対の腕は、雄の蟹の鋏のような形状をして上向いていた。黒光りする硬質な鋏が、ロイの上に広がって、掲げられている。
怪物はじっとロイを見下ろすようにして、動かなかった。
地面を這って逃げたいと思ったが、痺れた足は力が入らない。
「……食べるの?」
自分の身体ほどの大きさがある鋏を見て聞いた。
森の中には本当に怪物がいたのだ。
見つかってしまったから、きっと自分も男達のように首を刎ねられる。
……痛くないだろうか。
矢が刺さった肩の痛みが、焼いた釘を捩じ込まれたように酷くなっているから、一思いに殺してくれるならそれもいいかもしれないと思った。
人に殺されるより、ずっといい。
何故そう思ったのかはわからないが、初めて目にした森の怪物に、何故か郷愁を抱くような切なさを覚えた。銀色の腕輪をぎゅっと握りしめる。
男達は首を落とされたけれど、自分は子供だから頭からバリバリ食べられるかもしれない。霧の中に口があるのかわからないが、怪物というものは子供の肉が好きだろう。
その昔、略奪と殺戮を繰り返した罪で呪いを受けた一族の生き残りが今もなお棲みついている。何百年も前に呪われた人間は怪物となって、互いを殺し合い、そして闇に漂う霧と魔物と同化した。この国の災厄と呼ばれる、その怪物の棲家に近づいた者は二度と生きて帰れない。
今夜も森の中からこちらをうかがい、小さな子供や若い女を攫おうと、鋭い鉤爪を光らせて闇に潜んでいるよ。
そういう言い伝えが、この国にはあった。
その話の真偽はいざ知らず、この国の人間は誰もがその話を知っている。
だからロイがそのとき森の中に駆け入ったのは、この霧の森ならば強盗は追いかけてこないと思ったからだ。
八歳の子供の足では逃げることができなかった。小さな村で母親と暮らす家に、ある夜突然襲撃者が押し入ってきて、ロイは母から銀色の腕輪だけを持たされて裏口から押し出された。
「逃げなさい。あなたは死んではいけない」
一緒に逃げようと言う前に扉を閉められた。
中から大きな怒声と揉み合う音が聞こえ、怖くなって必死で逃げた。母と一緒に逃げたかったけれど、扉ごしに聞こえた小さな悲鳴は母のものだった。扉を開けたらもう生きていないかもしれない。それを知ってしまうのが怖かったから、唇を噛みしめて踵を返した。
追っ手はすぐにロイに迫ってきた。
村人達は盗賊の襲撃に怯え、どの家も固く扉を閉ざして外には出てこない。遠くから様子を見てくる村人と目が合った。しかしロイが追われているのを見ると、即座に家の中に逃げ込んでいく。もともと数年前に村に流れてきた余所者の母子に、村人達は冷たかった。
必死に走ったが、追いかけてくる足音はみるみるうちに近づいてくる。
身を隠せる場所を探して闇雲に走っていたロイの目に、村の外れにある霧の森が映った。
森の中には怪物がいる。
そんな言い伝えは嘘っぱちだと思っていたが、もし殺戮者がそれを信じているなら、森の中までは追ってこないかもしれない。
ここで追いつかれて殺されるより、生き残る可能性はある。
後ろから矢を放たれた。
闇の中で動く小さな身体には運よく当たらない。しかし森を目の前にして左の肩に鋭く熱い痛みが走った。
「っ」
倒れそうになる痛みに堪えて、転がるようにして霧の森に入った。
まだ矢は飛んでくるが、足音の勢いは弱まる。
肩を押さえながら森の奥に、身を屈めて闇の中を這うように進む。雨は降っていないのに、身体にまとわりつくような湿気で服がしめり、肺の中に入ってくる冷たい霧で胸がずしりと重たく感じた。
足取りが覚束なくなって転びそうになると、後ろから聞こえる枝を踏む足音が大きくなった。森の中を追いかけてくる。襲撃者達は、昔話になど臆さないということだ。
「……あっ」
足がもつれて、木の根と湿った枯れ葉で埋まる地面に倒れ込んだ。
すぐに起き上がらなければと思ったが、上手く身体が動かなかった。肩から首にかけて、両足が痺れたように熱い。
追いつかれて、周りをぐるりと取り囲んだ男達が一斉に手に持った刃を振り上げる。奥歯を噛み締め、手の中の腕輪を固く握りしめた。
――ザアッ。
「ッ何だ?!」
男の一人が叫んだ。
突如、地面を覆っていた枯れ葉が砂埃と一緒に霧の中に舞い上がり、視界を塞ぐ。男達の頭上にまで吹き上がった大量の枯れ葉で月明かりが遮られる。
暗闇の中、一人の叫び声がした。
断末魔のような悲鳴が上がり、直後にどさりと重たいものが落ちる音。
「何だ?!」
「何が起こっている?!」
「ギャァ」
恐慌する男達の声は、一人また一人と減っていく。
絶叫の後に地面に落ちる音。何も見えないのに、何かが自分達の周りにいる。黒い濃霧の中を蠢く、生き物の気配がする。
地面に座り込んで息を潜めている間に、いつしか男達の悲鳴は消えていた。
声がなくなると、舞い上がっていた枯れ葉がゆっくりと地面に落ちる。徐々に月明かりが戻ってきた。
光が差し込んだ先に、襲撃者だった男の顔が見えた。大きく見開かれた目で虚空を見つめる男の頭は、胴体から下がない。
「ひっ」
息を呑み、上手く動かない足で地面を掻いた。ロイが周囲を見回すと、折り重なって倒れている男達は皆頭が落とされている。その上に大量の落ち葉が降り、あっという間にその骸は見えなくなった。
座り込んだまま目だけ動かして、周りの気配をうかがう。闇の中を動いていた何かの気配はまだ近くにあった。
ふと、自分には枯れ葉が落ちてこないことに気づいた。地面を見ると、死体を覆うほど厚く積もる葉はロイの周りを避けるように円を描いている。
まるで大きな傘が頭上に開いているように。
唾を飲んで、そろりと上を向いた。
自分の上で、何かが身を屈めている。
そのとき風が吹いて、高く聳える木々の隙間から差し込む月光が角度を変えた。
見上げる目がそれを捉える。
黒い、異形の怪物だった。
「ぁ……」
ロイの顔を覗き込むように屈んでいるそれを認識した途端、全身が強張った。
顔はなかった。
黒い霧のようなものが頭部と見られる部分に曖昧に集まって揺らいでいる。首から下は獣と人が入り混じったような巨体で、胸も胴体も村一番の大男よりもさらに大きい。肌の色は真っ黒だ。銀色の鎧のようなものを胸につけていて、そこだけが鈍く光り、闇から浮いていた。
腕が四本ある。
そう気づいて目を見開き、怪物の肩を凝視した。
人の腕のような細長い手は長く、地面について尚余り、蠢いている。平たい手から伸びる細い指先は獣の爪よりも鋭い。
肩から生えたもう一対の腕は、雄の蟹の鋏のような形状をして上向いていた。黒光りする硬質な鋏が、ロイの上に広がって、掲げられている。
怪物はじっとロイを見下ろすようにして、動かなかった。
地面を這って逃げたいと思ったが、痺れた足は力が入らない。
「……食べるの?」
自分の身体ほどの大きさがある鋏を見て聞いた。
森の中には本当に怪物がいたのだ。
見つかってしまったから、きっと自分も男達のように首を刎ねられる。
……痛くないだろうか。
矢が刺さった肩の痛みが、焼いた釘を捩じ込まれたように酷くなっているから、一思いに殺してくれるならそれもいいかもしれないと思った。
人に殺されるより、ずっといい。
何故そう思ったのかはわからないが、初めて目にした森の怪物に、何故か郷愁を抱くような切なさを覚えた。銀色の腕輪をぎゅっと握りしめる。
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