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去年の秋、俺は幸村家にやってきた
アンビリバボーというか、規格外な性格
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『タンちゃん、どうしてうちに? っていうか、何で急にあたしも視えてんの?』
『先に後者の質問に回答いたす。サチどのが視えているのではない。拙者に実体がともなうようになったのでござる』
……実体をともなう?
『この家が建つ土地はどうも、龍脈やら霊脈やらがうまいことアレして、本来ならば実体を持たぬ妖や幽霊も、人と同じように身体を持てるようになっているのでござる』
説明ふわっとしてるのに、現実がちっともふわっとしてない。なに、妖怪が実体を得るって。どんな土地だよ!
衝撃的な事実を語られ固まる俺に、『ほーん』と興味なさそうにサチが言った。
『でもよータンちゃん、うちで妖怪とか見てねーし、うちの親もそんなモンみたら、ぜってー食卓で話題に上がっとんぞ』
『それはタケルどのの影響でござろう』
突然名前を出されて、俺ははっと我に返った。
『タケルどのがここへ来られたのは、日が浅いと聞く。タケルどのの霊力はとても強い。それに呼応して、眠っていた土地の力が目覚めたのであろうな』
俺のせいで、この家に来た妖怪は、全部実体化するのか?
何も聞けなくなった俺に対して、サチは『ふーん』と返す。
『それで、タンちゃんはなんで来たわけ? 見たところ、タケルと知り合いってわけではなさそうだけど』
『実は……』
じっくり溜めて、たんたんころりんは言った。
『タケルどのに、拙者を召し上がっていただきたく!』
お茶を飲んでいたら、絶対噴き出していた。
代わりに吹き飛んだのは、シリアスな気持ちだった。
『あーね』と、サチはうなずく。
『タンちゃんってそういう妖怪だもんね』
『たんたんころりんってそういう妖怪なの!?』
思わず復唱してしまった。
今まで散々、『お前を食ってやろうか』って言って襲ってきた妖怪はいるけど、『食べてほしい』と言ってきた妖怪は初めてだ。
いや、そもそも何で俺に? どこでこの妖怪は、俺のことを知ったんだ?
俺がそう尋ねると、『あれは数日前』とたんたんころりんが切り出した。
『タケルどのが妖に追いかけられていた時、天満公園に駆け込んで来たのでござる』
そう言われて、俺は思い出した。そうだこないだ、獰猛そうな妖怪に追いかけられて、神社に逃げ込んだんだ。神社には悪い妖怪が入ってこないから。
確か隣には、滑り台とかぶらんこと言った遊具があったはず。そう言えば参道の隣に、立派な柿の木もあったっけ。
『拙者が実った柿の木は、人に食べられることなく猿害防止のため処分されることが多いのでござる。拙者もそれを覚悟していたのでござるが……タケルどのが妖を見ることができるのだと気づき、思わず「食べてもらいたいッ‼」と、失礼を承知の上参ったのでござる』
――で、こいつは悪い妖怪じゃないのかな?
食べようと襲い掛かって来る妖怪も怖いけど、「拙者を食べろ!」と押しかけてくるのも怖い。
『というわけでタケルどの。拙者を食べてはくださらぬか!』
『無理ッ!』
即答した。
いくら柿だからと言って、人間の顔がついて人間の言葉を喋るものを食べるとか、グロすぎる。そもそも妖怪を食べる気になれない。
……と、そこに手を挙げたのがサチである。
『それって、あたしが食っちゃだめなんか?』
なんか言い出したよこの人。
たんたんころりんは赤い顔をさらに赤くして喜んだ。
『かたじけない! では!』
『お、準備いいね』
そう言って、たんたんころりんは腰に佩いていた果物ナイフを取り出した。
そしてサチは、どこから持ってきたのかフォークを取り出し、渡された果物ナイフを右手に持つ。
『それじゃー、いただきまー』
俺は慌ててサチを羽交い絞めにした。女の子を羽交い絞めにするのは初めてだった。
『柿とはいえ妖怪なんだぞ! 食べたらどうなるのかわからないだぞ!?』
そう言う俺に、たんたんころりんが顔を俯かせる。
『……そうでござるな。こんな、品種も産地も生産者もわからぬ柿なぞ、信頼できぬも無理はない』
『い、いや、そう言う意味で言ったわけじゃ……』
『しかし! 信じていただきたい!』
カッ‼ と、たんたんころりんの細い目が強く見開かれた。
『拙者、こう見えて有機無農薬の柿でござる‼ 安心して召し上がっていただきたい!』
それ以前の問題だよ‼
そうツッコミたかったけど、できなかった。こんな大きな声を出したのは初めてで、これ以上は出ないほど喉が枯れていた。
観念して、俺はこう言った。
『……も、もういい……俺が食べるから……果物ナイフ貸して……』
えー、と不満そうにサチが言った。
『あたしにも食わせろ』
この人無敵か?
なお、柿はとっても美味しかった。たんたんころりんは満足して、消えていった。
■
たんたんころりんをきっかけに、幸村家には、さまざまな妖怪がやって来るようになった。
そしてその度、サチは臆することなく対処してきた。
例えば幸村家に髪が伸びる『呪いの人形』がやってきた時。就寝中、その伸びる髪を使って首を絞めてきた時は、その髪を掴んで人形を振り回した後、髪をむしりとった。
――その後、むしり取った髪をショッキングピンク色に染めてカツラを作った。今、サチの髪色は、地毛ではなくてカツラだ。
例えば、俺がとある事件に巻き込まれた時。自分から勝負を吹っ掛けたサチは、天狗に気に入られ、怪力が授けられた。
――小学五年生にして米袋10㎏を二つ持てる腕力と握力は、そこから来ている。初めて会った時は力づくで止めることができたけど、もうあの時と同じことはできない。一撃でノックアウトされる。
幸村サチという女の子は、とにかく性格がアンビリバボーというか、規格外だった。
目立たない人間になりたい。
妖怪も幽霊も視えない、普通の子になりたい。
ずっとそう思って生きてきた。けど、サチを見ていると、つくづく思う。
――俺って、割とフツーじゃない?
妖怪とか幽霊とか視えなくても、ここまでアグレッシブにトラブルを引き起こすんだ。俺なんて没個性だ。おかげで自分のせいで妖怪を実体化させてしまったとか、妖怪を招き寄せてしまったとか、そんなことを気負わずにすんだ。
『先に後者の質問に回答いたす。サチどのが視えているのではない。拙者に実体がともなうようになったのでござる』
……実体をともなう?
『この家が建つ土地はどうも、龍脈やら霊脈やらがうまいことアレして、本来ならば実体を持たぬ妖や幽霊も、人と同じように身体を持てるようになっているのでござる』
説明ふわっとしてるのに、現実がちっともふわっとしてない。なに、妖怪が実体を得るって。どんな土地だよ!
衝撃的な事実を語られ固まる俺に、『ほーん』と興味なさそうにサチが言った。
『でもよータンちゃん、うちで妖怪とか見てねーし、うちの親もそんなモンみたら、ぜってー食卓で話題に上がっとんぞ』
『それはタケルどのの影響でござろう』
突然名前を出されて、俺ははっと我に返った。
『タケルどのがここへ来られたのは、日が浅いと聞く。タケルどのの霊力はとても強い。それに呼応して、眠っていた土地の力が目覚めたのであろうな』
俺のせいで、この家に来た妖怪は、全部実体化するのか?
何も聞けなくなった俺に対して、サチは『ふーん』と返す。
『それで、タンちゃんはなんで来たわけ? 見たところ、タケルと知り合いってわけではなさそうだけど』
『実は……』
じっくり溜めて、たんたんころりんは言った。
『タケルどのに、拙者を召し上がっていただきたく!』
お茶を飲んでいたら、絶対噴き出していた。
代わりに吹き飛んだのは、シリアスな気持ちだった。
『あーね』と、サチはうなずく。
『タンちゃんってそういう妖怪だもんね』
『たんたんころりんってそういう妖怪なの!?』
思わず復唱してしまった。
今まで散々、『お前を食ってやろうか』って言って襲ってきた妖怪はいるけど、『食べてほしい』と言ってきた妖怪は初めてだ。
いや、そもそも何で俺に? どこでこの妖怪は、俺のことを知ったんだ?
俺がそう尋ねると、『あれは数日前』とたんたんころりんが切り出した。
『タケルどのが妖に追いかけられていた時、天満公園に駆け込んで来たのでござる』
そう言われて、俺は思い出した。そうだこないだ、獰猛そうな妖怪に追いかけられて、神社に逃げ込んだんだ。神社には悪い妖怪が入ってこないから。
確か隣には、滑り台とかぶらんこと言った遊具があったはず。そう言えば参道の隣に、立派な柿の木もあったっけ。
『拙者が実った柿の木は、人に食べられることなく猿害防止のため処分されることが多いのでござる。拙者もそれを覚悟していたのでござるが……タケルどのが妖を見ることができるのだと気づき、思わず「食べてもらいたいッ‼」と、失礼を承知の上参ったのでござる』
――で、こいつは悪い妖怪じゃないのかな?
食べようと襲い掛かって来る妖怪も怖いけど、「拙者を食べろ!」と押しかけてくるのも怖い。
『というわけでタケルどの。拙者を食べてはくださらぬか!』
『無理ッ!』
即答した。
いくら柿だからと言って、人間の顔がついて人間の言葉を喋るものを食べるとか、グロすぎる。そもそも妖怪を食べる気になれない。
……と、そこに手を挙げたのがサチである。
『それって、あたしが食っちゃだめなんか?』
なんか言い出したよこの人。
たんたんころりんは赤い顔をさらに赤くして喜んだ。
『かたじけない! では!』
『お、準備いいね』
そう言って、たんたんころりんは腰に佩いていた果物ナイフを取り出した。
そしてサチは、どこから持ってきたのかフォークを取り出し、渡された果物ナイフを右手に持つ。
『それじゃー、いただきまー』
俺は慌ててサチを羽交い絞めにした。女の子を羽交い絞めにするのは初めてだった。
『柿とはいえ妖怪なんだぞ! 食べたらどうなるのかわからないだぞ!?』
そう言う俺に、たんたんころりんが顔を俯かせる。
『……そうでござるな。こんな、品種も産地も生産者もわからぬ柿なぞ、信頼できぬも無理はない』
『い、いや、そう言う意味で言ったわけじゃ……』
『しかし! 信じていただきたい!』
カッ‼ と、たんたんころりんの細い目が強く見開かれた。
『拙者、こう見えて有機無農薬の柿でござる‼ 安心して召し上がっていただきたい!』
それ以前の問題だよ‼
そうツッコミたかったけど、できなかった。こんな大きな声を出したのは初めてで、これ以上は出ないほど喉が枯れていた。
観念して、俺はこう言った。
『……も、もういい……俺が食べるから……果物ナイフ貸して……』
えー、と不満そうにサチが言った。
『あたしにも食わせろ』
この人無敵か?
なお、柿はとっても美味しかった。たんたんころりんは満足して、消えていった。
■
たんたんころりんをきっかけに、幸村家には、さまざまな妖怪がやって来るようになった。
そしてその度、サチは臆することなく対処してきた。
例えば幸村家に髪が伸びる『呪いの人形』がやってきた時。就寝中、その伸びる髪を使って首を絞めてきた時は、その髪を掴んで人形を振り回した後、髪をむしりとった。
――その後、むしり取った髪をショッキングピンク色に染めてカツラを作った。今、サチの髪色は、地毛ではなくてカツラだ。
例えば、俺がとある事件に巻き込まれた時。自分から勝負を吹っ掛けたサチは、天狗に気に入られ、怪力が授けられた。
――小学五年生にして米袋10㎏を二つ持てる腕力と握力は、そこから来ている。初めて会った時は力づくで止めることができたけど、もうあの時と同じことはできない。一撃でノックアウトされる。
幸村サチという女の子は、とにかく性格がアンビリバボーというか、規格外だった。
目立たない人間になりたい。
妖怪も幽霊も視えない、普通の子になりたい。
ずっとそう思って生きてきた。けど、サチを見ていると、つくづく思う。
――俺って、割とフツーじゃない?
妖怪とか幽霊とか視えなくても、ここまでアグレッシブにトラブルを引き起こすんだ。俺なんて没個性だ。おかげで自分のせいで妖怪を実体化させてしまったとか、妖怪を招き寄せてしまったとか、そんなことを気負わずにすんだ。
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