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戻ってきた日常
なんかできちゃいましたね
しおりを挟むブォン
ブォン ブォン
ズガガガガガガン
ギャリリ
モンスターが放つ剣と槍、魔法の攻撃を躱していく
「このっ」
虎の前足を躱しながら、モンスターの放ってきた剣をパリィした後に俺は3号と4号に立ち位置を変わってもらう
3号と4号は回避をメインに少しずつモンスターにダメージを与えていく
先程まで防戦というか蹂躙されていた俺達が攻勢に出られているのは理由がある
魔法
その一言に尽きる
俺は気がついてしまったのだ
魔法が使えるということに
なぜ気がついたかというと、先程2号がやられた後に動き出した時に自分のアバターがいつもと違う動きをした事による気付きだ
あきらかに違う感覚だが俺にはその感覚に覚えがあった
魔法による身体強化
俺が異世界で使っていた魔法だ
普段から使っていたので、その癖で無意識に使ったのだろう
強敵を前にスイッチが入ったともいうのか理解してからは話が早かった
異世界で俺は無属性魔法の使い手だった
属性魔法のほうが威力が高く、相性がいい相手であれば無双できるだろうが無属性魔法はそういう相手がおらず、ザ・平均
可もなく不可もない無属性魔法だが応用が効く魔法だったのだ
身体強化が発動されている事に気が付いた俺は、3号に狙いを定めたモンスターに対し、掛けられるだけのデバフを掛けた
もともと魔法耐性のほとんど無いモンスターはステータス低下し、俺達でもダメージを与えられる程にまで下がった
そこそこダメージを与えられてはいるがきついな
時間経過で切れたデバフを掛け直し、MPの消費具合をみると3分の1程になっている
しかもデバフが切れた際に4号に襲い掛かっていたモンスターにそのまま斬られてやられてしまっていた
一度は陽炎を使い反撃をしたのだが、それがトリガーとなったのか、モンスターのモーションが変わり対応しきれずにやられてしまったのだ
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