異世界帰りのゲーマー

たまご

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やってきた憂鬱

必須技能ですので

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 「お待ちしておりました。ご案内致します」

 ギルドマスター室から出ると、お茶を持ってきてくれたギルド職員のお姉さんが待っていた

 お茶美味しかったですよ

 ギルド職員のお姉さんは、金髪の髪を纏め上げ、長くとがった耳に眼鏡をかけた、いかにも出来そうな女性だ

 おそらく種族はエルフ系だろう
 だって、他の種族と比べたらスレん

 「カズ樣」

 「はひゃ、ひゃい」

 「どうなされました?わたくしは話しかけただけですよ?」

 ギルド職員のお姉さんの綺麗だったエメラルドグリーン色の眼が、ドズ黒く濁っている

 「わたくしの名前はアロマと申します。今後とも宜しくお願い致します・・・ねぇ」

 ひぃぃぃぃ

 アロマって名前なのに癒やされないんですけどぉぉ
 
 ハイライトさん帰ってきてぇ

 俺はコクコクと頷くしかなかった




 「コチラが獣魔登録をするカウンターとなっております」

 今ではすっかり元の眼に戻ったアロマさんが案内してくれた

 「現在はカズ樣専用のカウンターですね」

 「坊主も出世したな。ガハハハ」

 地味に嬉しくない
 目立ちそうだ

 「ぁの、た、た、たん、と、ぅのかたは」

 「担当は急遽でしたので、正式には決まっていませんが、しばらくの間はわたくしが担当させていただきます」

 まじかー
 アロマさん、ちょっと怖そうだし遠慮させていただきたいんだが

 「なにか?」

 眼鏡クイッを実際にみられるとは・・・

 「ぃえ、なに、も」

 「それでは、さっそく登録いたしましょう」

 アロマさんは手慣れた手つきで、登録をしている
 
 こうしていると、普通に出来る人なんだな
 俺みたいな特殊案件の対応を任されるくらいだし、優秀か地位のある立場にいるか、そんな感じなんかな?

 「手続きは終わりました。あとはこちらの部屋でテイムされたモンスターの魔力の登録して終わりになります」

 ふーん、別室なんだな

 「今回はギルド初の案件ですので、色々と配慮した結果、別室をご用意させていただきました」

 何も言ってないですよね?

 「お客様の要望に応えるのがギルド職員としての義務ですので」

 思考と会話してないですよね?

 こわぁ












 

 

 
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