異世界帰りのゲーマー

たまご

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やってきた憂鬱

おまえもか

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 「マジ、これイケてるっしょ」

 「イケてる、イケてる」

 「これ、ちょーかわいくない」

 「見て見て、この死んだ魚の目とか、ちょーいいよねー」

 「「「ねー」」」

 いや、それはよくないだろ?
 何に対して言ってんだよ?



 はっ、いかん
 現実逃避して、学校の昼休みでの出来事を思い出してしまった

 ちなみに教室の端の席で昼飯食ってる時に、近くの席にいた女子生徒達の会話な



 「キャー、マジで可愛すぎるぅぅぅぅ」

 「くりくりのお目目」

 「ピンと張った耳」

 「触れたら絶対気持ちいい、ふわふわの毛」

 「ちっちゃい羽」

 「踏まれたいお手手」

 「もう、たまんなぁぁい」

 「触ってもいい?触ってもいいよね?」

 アロマさん?
 女性がしてはイケナイ顔をしてますけど大丈夫ですか?

 アスが出てきた途端、アロマさんが変わった
 貴方もギルドマスターと同じですか
 嗚呼、なんかフシュフシュ言い出したし、アスも怖がり始めている

 俺もアロマさんが怖いが、その気持ちと別にアスの怖いって感じが俺の中に入ってくるんだよな

 これもテイムスキルの効果なのか


 「あ、あのっ」

 アロマさんは怖いがアスを見捨てるほど、落ちぶれていない

 俺はなんとかアロマさんを宥める

 もう、やだぁ、お家帰りたい


 「大変失礼致しました。今回の事は忘れていただけると幸いです」

 いや、無理ですねよね?
 本気で言ってます?

 「実はわたしく、可愛いものに目がなくて、まさか、こんなにも可愛いモンスターが出てくるとは思わなくて」

 まぁ、モンスターだから普通はもっと格好いいモンスターを想像するよな

 「わたくしのせいで、お時間をとらせてしまい申し訳ございませんでした。ではさっそく登録と参りましょう」

 アロマさんはインベントリからゴテゴテとした機械を取り出した
 
 てか、結構なデカさの機械なんだけど、もしかしてアロマさんって、かなりの高レベル?
 俺でも収納したら、ギリギリのレベルそうなんだけど?

 「ギルド職員の嗜みですから」

 こわぁ

 「それでは、こちらの方にアスちゃんの手を置いてください」

 俺の腕の中でぶるぶる震えていたアスの手を乗せる
 
 アスは俺が支え、2本立ちになり片足を乗せているかたちだ

 「え?かわっ」

 おい、崩れてんぞ。残念美女


 
 ウィンウィンウィンウィンウィン


 「はい、これでアスちゃんの魔力登録は完了しました」

 やっと終わったか
 今日はもうログアウトしよう

 「では、こちらの方から好きな物を選んでください。これはモンスターがテイムされている証となります」

 まだありましたか
 んで、なになに?

 アロマさんが差し出してきたカタログを見ると、首輪と腕輪どちらかになるようだ
 デザインは何種類かあるようだが、さて、どれにするか

 「カズ樣、少々宜しいでしょうか」

 はいはい、なんでしょう

 俺がカタログから顔を上げると、赤い首輪を持ったアロマさんがいた

 「越権行為かと思いますが、コチラをアスちゃんに着けていただけませんでしょうか?この首輪は他のテイムの証とは違い、防御力を上げる効果があります」

 「えっ、いぃんです、か」

 「はい、もちろんです。ご迷惑をお掛けしたお詫びだとでも思ってください。さぁ、是非」

 「あ、ありがとう、ございます」

 それでは、ありがたく貰っておこう
 ちょっと、アロマさんが興奮気味なのは気味が悪いが

 俺はアロマさんから受け取った首輪を着けてやる

 「アス苦しくないか?」

 にぁー

 尻尾もゆらゆらと揺れているので喜んでいるようだ

 首輪には真ん中に翠の宝石が着いている

 カタログに載っていた物は、宝石が付いている物は無かったので、宝石に防御力を上げる効果があるのだと思う

 さて用事も終わったので帰ろうかな

 ご機嫌なアスを頭に乗せ、俺は拠点に帰り、ログアウトした

 


 帰りの際、鼻血を出して見送るアロマさんはホラーだった




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