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武道大会
挑戦者
しおりを挟むガギィン ガガ ドゴン ガン
「おおっと、まさか剣に拳で対抗しているぅぅぅ」
「まるで鉄のような拳をしてますね彼女は」
「「「「「うおおおおおお」」」」」
マイクを持った解説者と観客が盛りあがりをみせている
「拳も凄いですが、蹴りで盾を壊しましたよ」
「遠心力のある良い蹴りでしたね。攻撃を躱す体捌きも見事です」
ドゴッ
「あーとっ、マルク選手の顔面にストレートが決まってしまったー」
「ですが、流石ですね。攻撃が当たる瞬間にスキルを使い、ダメージを軽減しましたよ」
「元々のレベル差がありますからね。どちらが優勢なんでしょうか?」
「今のところ、前回の優勝者であるマルク選手しょうか。直撃はありませんが小さいダメージで相手のHPを削っていますから、レベル差で押し通しそうですね」
「そうですねぇ。彼女も手数はありますが剣と拳、リーチ差が大きく攻めきれてない場面も見受けられます」
「ん?」
「距離をとりましたね」
「ええ、これまで彼女は体術のみで勝ち上がってきましたから、初めての行動ですね。SPが尽きたのかは判りませんが体勢を整える為に引いたかと」
「なるほどですね。ここでマルク選手が動いたぁぁぁ」
「良い判断かと、ここで押し勝ってしまえば、ほぼ勝ちはゆるがないでしょうから」
「えっ、魔法?」
「ですが、あの様な小さな魔法ではマルク選手のHPは削りきれませんよ」
シュッ
「放たれたタイミングが悪かったようです。マルク選手避けきれない」
「耐えれば終わりです、よ?」
キュィィィィン
バースト
ドガァァァァァン
・・・
「「「「爆発したぁぁぁ」」」」
魔法時代の産声を聴いた
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