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甘い誘惑
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駅ビルの中に入った所長の後を着いて行くオレは、
こんな所にサウナがあるんだと、まだ未知なる都会のトビラに感心して
エレベーターに乗った。
『へぇ、ここがそうか。』
サウナの扉を開くとちょっと狭そうな雰囲気に躊躇したが、
それでも随分と歴史があるような趣である。
所長は何度も来てるらしく、フロントの男と笑みを含んで軽く言葉を交わし、
二人分の料金を払うと、手際よくロッカーで衣類を脱ぎ始めた。
「先に行くぞ。」
そう一言残しシャワールームに姿を消した。
財布を手に戸惑っていたオレも急いで行く。
ビル内からなのか、少し暗い感じで所長を探すのに目を凝らした。
どうやら客も少ないようだ。
「おう。こっちこっち。」
呼ばれる方に目を移すと、
所長はタオルにボディシャンプーを含ませ、濡らした身体に滑らせていた。
惚れ惚れするガタイは、少し脂肪は付いたものの、逞しい大人の男を現していた。
隣に座りオレも体を濡らした。
ホントに人が少なく、洗い場から一人の客がサウナ室に消えると、
オレ達二人きりのようだ。
そっか、あとはサウナに居るのかな。
所長の大雑把に泡を塗るだけの洗い方に、
「豪快ですねぇ。」
と、おどけて笑った。
そして、このせっかくの機会だ。
「あ、背中流しましょうか」
酔いも手伝ってか、体に触ってみたい衝動が言葉になった。
「ん?おぅ、じゃあ頼もうかな」
なんの躊躇もせず、オレの労いに乗ってきた所長の後ろに回り、
タオルを受けて、首周りから丁寧に洗った。
背中を目の当たりにし、肩に背に手を添えてみると、いろんな想像が浮かんで来た。
『この体に奥さんは抱かれているんだ・・ 果たして奥さんだけで満足してるのかな。
他にもこの体に抱かれている女が居るのかな。』
ちょっと羨ましかった。
背中から次第に腰周りの肉付きの手応えに至っては
当然のようにオレの下半身に反応があった。
『ヤバイ。』
めぐる想像が自分のムスコを刺激してる。
「いやぁ、気持ちイイなぁ。背中を流してもらうなんて何時以来だろう。」
所長の満足してもらってる言葉に嬉しくなった。
しかし、自分の状況を悟られずにと微妙な距離の取り方をした。
と、そう体の位置を変えて脇腹を洗おうとしたら、
所長の腰と太股の間から狂おしいほど弾けんばかりの下半身が見えた。
「あっ・・」
思わず出た声に所長は隠しもせず、大きく笑って
「お前の洗い方が上手いからだよ。
それに、ここんとこ徹夜が続いてたから疲れ何とかってヤツだな。
抜いてもいないからなぁ」
その言葉に戸惑ってしまった。
他に客が居なかったから慌てずにに済んだけど、
お互い酔っていたから大胆にもなれた。
「じゃあ、このままオレが抜いてあげましょうか。」
冗談っぽくそう振ったら、
「おぉそうか?じゃあ頼むわ」
そう言って、オレの手を掴んでモノを握らせようとした。
いくら酔っているからといっても・・
でも、こっちも酔った勢いだと、腰脇から剛毛をかすめながら、
後ろから軽く握ってみた。
太く長いそれは弾んで厚みを増した。
泡の滑りに任せて扱いてみると、気持ち良さそうな声を漏らした。
『いいのかな?こんな事していいのかな?』
それでも不安さが顔を覗かせた。
周りに誰も居ないのをいい事に、それを続けていると、
所長の手が後ろ手にオレの下半身を触って来た。
「なんだ、おまえもギンギンじゃないか。」
少し焦って驚いて、とっさに腰を引いた。
「オレも疲れ何とかですよ!」
そう返した。
驚いて焦ったわりには、所長のデカい手の気持ちイイ感触がムスコに残っていた。
しかし、サウナ室から人が出て来たので、その行為はお互いソコまでとなった。
それでも背中にお湯を掛けてあげて、仕上げとし自分も体を洗った。
元気な下半身はなかなか治まらず、サウナに入った所長に遅れをとったが、
なんでもなかったようにサウナに入った。
サウナには、所長の他に二人の客が存在した。
そして、どうやら知り合いなのか、三人は話をしていた。
内容は分からなかったが、オレが入るなり会話を慎んだように思えた。
所長の隣に腰を下ろす。すると、まじまじとオレの腹を見て、
「お前、ちょっとメタボ気味じゃねえか?」
と、オレの脇腹を摘まんで笑う所長に怒ってみせるオレが居た。
その後も、たわいもない会話で笑った。
駅ビルの中に入った所長の後を着いて行くオレは、
こんな所にサウナがあるんだと、まだ未知なる都会のトビラに感心して
エレベーターに乗った。
『へぇ、ここがそうか。』
サウナの扉を開くとちょっと狭そうな雰囲気に躊躇したが、
それでも随分と歴史があるような趣である。
所長は何度も来てるらしく、フロントの男と笑みを含んで軽く言葉を交わし、
二人分の料金を払うと、手際よくロッカーで衣類を脱ぎ始めた。
「先に行くぞ。」
そう一言残しシャワールームに姿を消した。
財布を手に戸惑っていたオレも急いで行く。
ビル内からなのか、少し暗い感じで所長を探すのに目を凝らした。
どうやら客も少ないようだ。
「おう。こっちこっち。」
呼ばれる方に目を移すと、
所長はタオルにボディシャンプーを含ませ、濡らした身体に滑らせていた。
惚れ惚れするガタイは、少し脂肪は付いたものの、逞しい大人の男を現していた。
隣に座りオレも体を濡らした。
ホントに人が少なく、洗い場から一人の客がサウナ室に消えると、
オレ達二人きりのようだ。
そっか、あとはサウナに居るのかな。
所長の大雑把に泡を塗るだけの洗い方に、
「豪快ですねぇ。」
と、おどけて笑った。
そして、このせっかくの機会だ。
「あ、背中流しましょうか」
酔いも手伝ってか、体に触ってみたい衝動が言葉になった。
「ん?おぅ、じゃあ頼もうかな」
なんの躊躇もせず、オレの労いに乗ってきた所長の後ろに回り、
タオルを受けて、首周りから丁寧に洗った。
背中を目の当たりにし、肩に背に手を添えてみると、いろんな想像が浮かんで来た。
『この体に奥さんは抱かれているんだ・・ 果たして奥さんだけで満足してるのかな。
他にもこの体に抱かれている女が居るのかな。』
ちょっと羨ましかった。
背中から次第に腰周りの肉付きの手応えに至っては
当然のようにオレの下半身に反応があった。
『ヤバイ。』
めぐる想像が自分のムスコを刺激してる。
「いやぁ、気持ちイイなぁ。背中を流してもらうなんて何時以来だろう。」
所長の満足してもらってる言葉に嬉しくなった。
しかし、自分の状況を悟られずにと微妙な距離の取り方をした。
と、そう体の位置を変えて脇腹を洗おうとしたら、
所長の腰と太股の間から狂おしいほど弾けんばかりの下半身が見えた。
「あっ・・」
思わず出た声に所長は隠しもせず、大きく笑って
「お前の洗い方が上手いからだよ。
それに、ここんとこ徹夜が続いてたから疲れ何とかってヤツだな。
抜いてもいないからなぁ」
その言葉に戸惑ってしまった。
他に客が居なかったから慌てずにに済んだけど、
お互い酔っていたから大胆にもなれた。
「じゃあ、このままオレが抜いてあげましょうか。」
冗談っぽくそう振ったら、
「おぉそうか?じゃあ頼むわ」
そう言って、オレの手を掴んでモノを握らせようとした。
いくら酔っているからといっても・・
でも、こっちも酔った勢いだと、腰脇から剛毛をかすめながら、
後ろから軽く握ってみた。
太く長いそれは弾んで厚みを増した。
泡の滑りに任せて扱いてみると、気持ち良さそうな声を漏らした。
『いいのかな?こんな事していいのかな?』
それでも不安さが顔を覗かせた。
周りに誰も居ないのをいい事に、それを続けていると、
所長の手が後ろ手にオレの下半身を触って来た。
「なんだ、おまえもギンギンじゃないか。」
少し焦って驚いて、とっさに腰を引いた。
「オレも疲れ何とかですよ!」
そう返した。
驚いて焦ったわりには、所長のデカい手の気持ちイイ感触がムスコに残っていた。
しかし、サウナ室から人が出て来たので、その行為はお互いソコまでとなった。
それでも背中にお湯を掛けてあげて、仕上げとし自分も体を洗った。
元気な下半身はなかなか治まらず、サウナに入った所長に遅れをとったが、
なんでもなかったようにサウナに入った。
サウナには、所長の他に二人の客が存在した。
そして、どうやら知り合いなのか、三人は話をしていた。
内容は分からなかったが、オレが入るなり会話を慎んだように思えた。
所長の隣に腰を下ろす。すると、まじまじとオレの腹を見て、
「お前、ちょっとメタボ気味じゃねえか?」
と、オレの脇腹を摘まんで笑う所長に怒ってみせるオレが居た。
その後も、たわいもない会話で笑った。
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