5 / 27
5 魂を癒やす
しおりを挟む
結華がパタン、と玄関を閉めれば、湊は玄関をぐるりと見回したあと、
「うーん……」
結華へと、その顔を近づけた。
「な、なんですか……?」
結華より少しだけ背の高い湊の、その赤い瞳に見つめられ、結華はじり、と半歩下がる。
「ああ、いやさ、少し確かめたくてさ」
湊は顔を引っ込めると、
「これ、内緒な」
と言って、顔の横に右手を持ってきて、人差し指を立てる。
ボオッ!
その指先の少し上から、拳大の炎が上がった。
「……えっと、手品ですか?」
「いんや? 魔法」
湊は猫のような目をニヤリとさせる。
「魔法?」
「そ。見てなよ」
すると、炎は水の球に変わり、緑色のキラキラしたつむじ風に変わり、最後に、
「こいつ、おれの契約獣な」
白い毛と羽根と虹色の鱗に覆われ、真っ白で鳥のような翼と、白い羽毛に覆われた長い尾を持つ、人の頭ほどの大きさの生き物が現れた。その生き物は「クルル」と鳴き、青く煌めく瞳を結華に向けてくる。
「こいつの名前はディアラ。意味は空を統べるもの。種族名はカイラルドラァグ。絶滅危惧種なんだ」
「は、はぁ……へっ?」
「クルゥ、クルルル」
ディアラという名前の、カイラルドラァグだというその生き物は、翼を羽ばたかせて結華に近づき、その頬に自分の額を擦りつけてくる。
「そっか。結華が気に入ったか」
(なんだろう、また夢かな)
現実逃避をしながら、けれど頬に当たるふわふわした感触がこれを現実だと言わしめ、
「ど、どうも……」
と、結華はなんとかそれだけ言った。
「そんでな」
(まだなにかあるのか)
「色々見せたから少しは信じてもらえると嬉しいけど、おれな、別の世界からこの世界に生まれ直してきたんだよ」
「はぁ……は?」
「まあそこまでの経緯は省くけど」
(省かないでほしいよ?!)
「元の世界の能力的なもんも引き継いで生まれ直したんだ。で、ここからが本題なんだけど」
(今までのが前座だと?!)
「結華の魂に頼らせてほしい」
「……魂に……?」
「そ。時々でいいから、おれの魂を癒やしてくれ!」
満面の笑みで言う湊に、ここまでファンタジーな情報を浴び続けてきた結華の脳みそは、半分機能停止していた。ので、その言葉に、ただ反応する。
「癒やすとは……」
「そのままだ。前の世界のおれの種族は、定期的に魂を癒やさないと、最悪死んじまうんだ」
「えっ」
「だからみんな、自分の魂を癒やすものを見つけて、それを肌身離さずに、一生大事にして生きてく。けど、見つけられないやつもいる。そんな時は清浄な空気で食いつなぐんだけど、やっぱ完全には癒やされない。おれは、その特性も引き継いで生まれ直しちまったみたいなんだ」
「そ、それは大変な……?」
なんとか言う結華に、「アンタ、優しいな」と湊は軽い笑顔を向けて、
「今までは、じーちゃんと田舎に暮らしてて、そこには清浄な空気もそれなりにあった。けど、……色々あって、そこから出なきゃならなくなった」
湊が苦笑しながら言う。
「で、おれは必死に、魂を消滅させないために、清浄な場所を探した。そしたらここに、清浄を超えるもの、まあ、結華の魂の残滓だったんだろうけど、おれの魂を癒やす何かがあった。だからおれはここに越してきて、その正体を探ろうと思ったんだけど──」
湊は、結華の肩に、ぽん、と手を置いて。
「早速見つけた訳だ。おれは運が良い」
「そ、ですか……」
なんとかそれだけ言った結華に、湊は真剣な顔を向けてきて、
「礼はする。時々でいいから、本当にたまにでいいから、癒やさせてくれ。頼む」
結華へ深く頭を下げた。
「えっ、……えっと、私でよろしければ……?」
頭が回っていない結華は、その真剣さにも押されて、頷いてしまう。
「ほんとか?! 良いのか?! ありがとう結華!」
それを聞いた湊は、勢いよく顔を上げ、その顔を輝かせ、結華に抱きついてきた。
(………………え?)
結華の思考は完全に停止し、ディアラが嬉しそうに「クルルゥ」と鳴きながら、結華達の上を飛び回る。
「良かった……」
本当に安心した、というような湊の声に、結華は何も言えなくなってしまう。
そしてそのまま抱きしめられ、
「……」
「……」
「……あ、の、佐々木さん……?」
「あ、ごめん」
港は何事もなかったかのように、結華から離れた。
「助かった。今のでだいぶ癒やされたよ」
「え? ……今ので?」
「うん。ほらさっき言ったろ。自分を癒やすものは肌身離さずって。距離が近ければ近いほど癒やされんだよ」
「ほ、ほう……?」
「おれ、そろそろ限界だったからさ。結華は命の恩人だ」
「それは……どうも……」
「で、礼は何がいい?」
首を傾けながら明るく言われ、そろそろ色々と限界だった結華は、
「……一旦保留で……」
「そうか? なら決まったら言ってくれ。遠慮とかいらないからな」
「了解です……」
「じゃ、おれ、戻るな。ディアラ」
呼ばれたディアラは、一声鳴くと湊の胸の中に吸い込まれるようにして、消えた。
「じゃあこれからよろしくなー」
湊は軽い声と顔を向け、手を振って、玄関から出ていく。
「……………………」
蕎麦の箱を持ったまま立ち尽くしていた結華は、
「ポッポー! ポッポー! ポッポー! ポッポー!」
「!」
リビングからの鳩時計のそれにハッとして、一気に現実に引き戻されるように、その頭が回りだす。因みに鳩時計は、結華の父が買ってきたものである。
「よ、四時……? えっと……今、私は……」
今日のことが頭の中を駆け巡り、湊とのやり取りを鮮明に思い出し、
「は、あ、はぁあ?!」
結華はことの重大さに気づき、加えて抱きしめられたことに今更恥ずかしくなり、しかもそれがドがつくほどのイケメンであることに顔が熱くなり、
「落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け」
リビングへ向かおうと、そのノブに手をかけ、ようとして手が滑り、
「ごぶっ!」
結華は勢いよく、リビングへのドアに顔面を強打した。
❦
「いや、色々と問題がありすぎる」
冷静になった結華は、当たり障りのない報告をラインに送り、自分の部屋で頭を抱えた。
「佐々木さんについての様々な情報が足りなさすぎる……距離によって癒やしの効果が変化するとか言ってたけど、具体的にどの程度の距離なのかとか。癒やされ具合はそれに比例するのかとか。どれだけ離れると効果がなくなるのかとか……」
湊は穴だらけの情報だけ残して戻ってしまった。早急に、知っておかなければならないことを確認しに行かなければ。
「最悪死ぬって言ってたし……もしそうなったら私のせいみたいなもんだし……」
間接的だが、人殺しなんてしたくない。
「……行くか」
結華は諦めるように決意を固め、湊の部屋である二◯三号室へ向かった。
家から二階へ降りて、一番右へ足を向ける。と、
ガチャリ
「あ」
その隣の二◯二号室のドアが開き、そこに住む律が出てきた。
「あ、こんにちは。お出かけですか?」
結華は、もはや営業用と言える笑顔で話しかける。この笑顔は大家の娘として鍛えられた部分もあるが、バイトで鍛え抜かれた割合も大きい。
「ああ、はい。ちょっと」
どこか言いにくそうに返事をした律に、内容は聞かないほうがいいなと結華は判断し、
「そうですか。では、お気をつけて」
と、会釈をして、二◯三号室へ向かった。
「え、なに? もう何にするか決まった?」
二◯三号室のインターホンを押せば、湊はすぐに玄関を開け、そのまま聞いてくる。
(ここでその話をするな!)
叫びたくなった結華だが、
「いえ、その前に確認したいことが。少しお邪魔してもいいですか?」
努めて冷静に対応する。
「? いいけど」
そして部屋に入っていく結華を、
「……」
律が目を細めて見つめていた。
「うーん……」
結華へと、その顔を近づけた。
「な、なんですか……?」
結華より少しだけ背の高い湊の、その赤い瞳に見つめられ、結華はじり、と半歩下がる。
「ああ、いやさ、少し確かめたくてさ」
湊は顔を引っ込めると、
「これ、内緒な」
と言って、顔の横に右手を持ってきて、人差し指を立てる。
ボオッ!
その指先の少し上から、拳大の炎が上がった。
「……えっと、手品ですか?」
「いんや? 魔法」
湊は猫のような目をニヤリとさせる。
「魔法?」
「そ。見てなよ」
すると、炎は水の球に変わり、緑色のキラキラしたつむじ風に変わり、最後に、
「こいつ、おれの契約獣な」
白い毛と羽根と虹色の鱗に覆われ、真っ白で鳥のような翼と、白い羽毛に覆われた長い尾を持つ、人の頭ほどの大きさの生き物が現れた。その生き物は「クルル」と鳴き、青く煌めく瞳を結華に向けてくる。
「こいつの名前はディアラ。意味は空を統べるもの。種族名はカイラルドラァグ。絶滅危惧種なんだ」
「は、はぁ……へっ?」
「クルゥ、クルルル」
ディアラという名前の、カイラルドラァグだというその生き物は、翼を羽ばたかせて結華に近づき、その頬に自分の額を擦りつけてくる。
「そっか。結華が気に入ったか」
(なんだろう、また夢かな)
現実逃避をしながら、けれど頬に当たるふわふわした感触がこれを現実だと言わしめ、
「ど、どうも……」
と、結華はなんとかそれだけ言った。
「そんでな」
(まだなにかあるのか)
「色々見せたから少しは信じてもらえると嬉しいけど、おれな、別の世界からこの世界に生まれ直してきたんだよ」
「はぁ……は?」
「まあそこまでの経緯は省くけど」
(省かないでほしいよ?!)
「元の世界の能力的なもんも引き継いで生まれ直したんだ。で、ここからが本題なんだけど」
(今までのが前座だと?!)
「結華の魂に頼らせてほしい」
「……魂に……?」
「そ。時々でいいから、おれの魂を癒やしてくれ!」
満面の笑みで言う湊に、ここまでファンタジーな情報を浴び続けてきた結華の脳みそは、半分機能停止していた。ので、その言葉に、ただ反応する。
「癒やすとは……」
「そのままだ。前の世界のおれの種族は、定期的に魂を癒やさないと、最悪死んじまうんだ」
「えっ」
「だからみんな、自分の魂を癒やすものを見つけて、それを肌身離さずに、一生大事にして生きてく。けど、見つけられないやつもいる。そんな時は清浄な空気で食いつなぐんだけど、やっぱ完全には癒やされない。おれは、その特性も引き継いで生まれ直しちまったみたいなんだ」
「そ、それは大変な……?」
なんとか言う結華に、「アンタ、優しいな」と湊は軽い笑顔を向けて、
「今までは、じーちゃんと田舎に暮らしてて、そこには清浄な空気もそれなりにあった。けど、……色々あって、そこから出なきゃならなくなった」
湊が苦笑しながら言う。
「で、おれは必死に、魂を消滅させないために、清浄な場所を探した。そしたらここに、清浄を超えるもの、まあ、結華の魂の残滓だったんだろうけど、おれの魂を癒やす何かがあった。だからおれはここに越してきて、その正体を探ろうと思ったんだけど──」
湊は、結華の肩に、ぽん、と手を置いて。
「早速見つけた訳だ。おれは運が良い」
「そ、ですか……」
なんとかそれだけ言った結華に、湊は真剣な顔を向けてきて、
「礼はする。時々でいいから、本当にたまにでいいから、癒やさせてくれ。頼む」
結華へ深く頭を下げた。
「えっ、……えっと、私でよろしければ……?」
頭が回っていない結華は、その真剣さにも押されて、頷いてしまう。
「ほんとか?! 良いのか?! ありがとう結華!」
それを聞いた湊は、勢いよく顔を上げ、その顔を輝かせ、結華に抱きついてきた。
(………………え?)
結華の思考は完全に停止し、ディアラが嬉しそうに「クルルゥ」と鳴きながら、結華達の上を飛び回る。
「良かった……」
本当に安心した、というような湊の声に、結華は何も言えなくなってしまう。
そしてそのまま抱きしめられ、
「……」
「……」
「……あ、の、佐々木さん……?」
「あ、ごめん」
港は何事もなかったかのように、結華から離れた。
「助かった。今のでだいぶ癒やされたよ」
「え? ……今ので?」
「うん。ほらさっき言ったろ。自分を癒やすものは肌身離さずって。距離が近ければ近いほど癒やされんだよ」
「ほ、ほう……?」
「おれ、そろそろ限界だったからさ。結華は命の恩人だ」
「それは……どうも……」
「で、礼は何がいい?」
首を傾けながら明るく言われ、そろそろ色々と限界だった結華は、
「……一旦保留で……」
「そうか? なら決まったら言ってくれ。遠慮とかいらないからな」
「了解です……」
「じゃ、おれ、戻るな。ディアラ」
呼ばれたディアラは、一声鳴くと湊の胸の中に吸い込まれるようにして、消えた。
「じゃあこれからよろしくなー」
湊は軽い声と顔を向け、手を振って、玄関から出ていく。
「……………………」
蕎麦の箱を持ったまま立ち尽くしていた結華は、
「ポッポー! ポッポー! ポッポー! ポッポー!」
「!」
リビングからの鳩時計のそれにハッとして、一気に現実に引き戻されるように、その頭が回りだす。因みに鳩時計は、結華の父が買ってきたものである。
「よ、四時……? えっと……今、私は……」
今日のことが頭の中を駆け巡り、湊とのやり取りを鮮明に思い出し、
「は、あ、はぁあ?!」
結華はことの重大さに気づき、加えて抱きしめられたことに今更恥ずかしくなり、しかもそれがドがつくほどのイケメンであることに顔が熱くなり、
「落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け」
リビングへ向かおうと、そのノブに手をかけ、ようとして手が滑り、
「ごぶっ!」
結華は勢いよく、リビングへのドアに顔面を強打した。
❦
「いや、色々と問題がありすぎる」
冷静になった結華は、当たり障りのない報告をラインに送り、自分の部屋で頭を抱えた。
「佐々木さんについての様々な情報が足りなさすぎる……距離によって癒やしの効果が変化するとか言ってたけど、具体的にどの程度の距離なのかとか。癒やされ具合はそれに比例するのかとか。どれだけ離れると効果がなくなるのかとか……」
湊は穴だらけの情報だけ残して戻ってしまった。早急に、知っておかなければならないことを確認しに行かなければ。
「最悪死ぬって言ってたし……もしそうなったら私のせいみたいなもんだし……」
間接的だが、人殺しなんてしたくない。
「……行くか」
結華は諦めるように決意を固め、湊の部屋である二◯三号室へ向かった。
家から二階へ降りて、一番右へ足を向ける。と、
ガチャリ
「あ」
その隣の二◯二号室のドアが開き、そこに住む律が出てきた。
「あ、こんにちは。お出かけですか?」
結華は、もはや営業用と言える笑顔で話しかける。この笑顔は大家の娘として鍛えられた部分もあるが、バイトで鍛え抜かれた割合も大きい。
「ああ、はい。ちょっと」
どこか言いにくそうに返事をした律に、内容は聞かないほうがいいなと結華は判断し、
「そうですか。では、お気をつけて」
と、会釈をして、二◯三号室へ向かった。
「え、なに? もう何にするか決まった?」
二◯三号室のインターホンを押せば、湊はすぐに玄関を開け、そのまま聞いてくる。
(ここでその話をするな!)
叫びたくなった結華だが、
「いえ、その前に確認したいことが。少しお邪魔してもいいですか?」
努めて冷静に対応する。
「? いいけど」
そして部屋に入っていく結華を、
「……」
律が目を細めて見つめていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる