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1 プロローグを回顧する(前編)
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「お前さんは死んだんじゃ」
「……え?」
気づけば私は、真っ黒な空間にいた。上も、左右も、前後も真っ黒。
座り込んでいる床も真っ黒で、床材のひやりとした冷たさがパンツスーツの布越しに伝わってくる。
真っ黒なのに視界良好、なんて、妙な感想が頭に浮かぶ。
てか、あれ? 私、さっきまで……えっと……?
「あ! お昼! 先輩!」
パンを買いに行かなければ!
「だからお前さんは死んだんじゃ。そのお昼も、先輩とやらも、もう関係がない」
「へ?」
聞こえてきたその声に、言葉に、立ち上がろうとした体が固まる。
そういえばさっきも、お前は死んだとか、言われた気がする。
そしてその声は、座り込んでいる私の、目の前……の少し斜め下から届いていた。
声に釣られるようにしてそこへ目を向ければ、赤紫色の毛並みをした猫が一匹。お座りのような姿勢でちょこんと床に座っていて、神秘的な雰囲気が漂う虹色の目をこちらに向けている。
「ね、猫……?」
「の、姿をしているが、これはお前さんにワタシを認識してもらうための仮の姿。ワタシはお前さんらが言うところの神じゃ」
猫は流暢に喋って、自分のことを説明してくれた。
……って、かみ?
かみ。髪、紙、神……。
「ゴッド?」
首を傾げながら猫に手を差し向け、英語名で聞いてみる。
「イエス。アイムゴッド」
気品ある感じでゆったり頷きながら、英語で返してくれた。
案外ノリが良いらしい。
「そんでな、お前さんは死んだんじゃが……ちと、面倒なことでの」
猫姿の神様は顔を洗いながら、どうにもバツが悪そうな声を出した。
「面倒……?」
「そうじゃ。お前さんは、ワタシが管理している世界の一つ、お前さんたちの言うところの宇宙の……あー……えっと、銀河の、……太陽系第三惑星、だったかの? 地球という星の日本という枠の生まれの、星羅真由、で、お前さんの記憶と合致するかの?」
「え、は、あ、はい」
言われた内容をなんとか飲み込みながら頷いた。
枠、とは国を指しているんだろうか。
「そいで、だ。お前さんは──お前さんの一生は、ここで終わるはずでは無かったんじゃ」
猫が残念そうに言う。
けど。
「……えっと、本当に私、死んだんですか?」
意識もはっきりしてるし、ここに五体満足でいるんだけど。
まあでも、謎の空間で猫と喋ってるけど。
「死んだ。突然死じゃ。しかも運命の輪から偶然外れてしまったことによる死なんじゃよ」
それが困ったところなんじゃ。と言う、猫。を、改めて見つめながら、私は、思い出せるまでの今日起きてからの出来事を思い出していた。
五時半にアラームで目を覚まし、朝の支度をして出勤。八時半に会社に着いて、この会社の一番新人である私は、先輩や上司のテーブルを拭いたり、室内を掃除してから、九時始まりの点呼に混ざる。そして先輩について営業回りをしていて、先輩にお昼の調達を任され、別れたのだ。そして、先輩が指定した季節限定のパンと、一番安い私用のパンを買って、先輩のもとに向かって──
向かって、からの記憶がない。
記憶がぷつりと途切れていることに気づいて、呆然とした。
「良いか? 何事も流れがあり、自然という名の決まりがある。じゃが、例外というのも、また存在する」
猫が尾をゆらりと揺らし、静かな口調で言う。
「お前さんの件は、その例外じゃ。それも一等面倒くさい例外じゃ」
「……し、死んだ、のは、確定なんですか……?」
「確定じゃ。じゃからここにおる。お前は今、肉体という器から離れ、魂と自我だけの存在になっておるのじゃ」
「しょ、証拠は……」
「ふむ。証拠。では、これを見せよう」
猫が言うと、ブゥン……という古い機械が駆動するときのような音がして、私の左側に映画館でお目にかかるくらいの大きな映像が出現した。
「──な、」
そして、そこに映っているものを見て、私は、自分の顔から血の気が引いていくのを感じ取った。
それは、私の葬式の映像だった。
女手一つで育ててくれた母。やっと就職が決まったと喜んでいた弟。良くしてくれた母の親戚の人達。が、みんな真っ黒な喪服姿で、涙ぐんで、椅子に座っている。他の参列者は、友人、会社の人に、恩師。ああ、アパートの管理人のおばちゃんもいる。
「……」
そして、部屋の奥。その中央。
白っぽい木棺が置かれている場所に、顔が見えるように窓が開けられたその場所に、映像はズームしていく。
そこに、映っていたのは。
死化粧を施された、私。
「信じてくれたかの」
映像は音もなく消え、猫から聞こえるのは聞くとも言うともわからない声。
何も言えない私がなんとかそっちへ顔を向けると、猫は心なししょげた顔になっていた、気がした。
「悪いとは思うとる。お前さんの死は生を受けた時に決められたものでもなく、意図的に殺されたものでもないからのう」
「……じゃ、あ……私、なんで、死んだん、ですか」
「言うたろう。一等面倒くさい例外じゃ。お前さんらが言うところの、あー……天文学的くらいの確率で運命に小さな歪みが生じ、その歪みを治すため、弾き飛ばされてしまったのがお前さんじゃ」
「弾き……飛ばされた……」
「そう。そして、なればこそ、その運命の輪に戻ることが出来ん。お前さんはここで消滅するか」
消滅。
「他の世界で生きていくか、じゃ」
……?
「他の、世界で生きていく……? て、なんです?」
「言葉通りの意味じゃ。ワタシもお前さんを不憫に思うとる。お前さんには瑕疵一つ無いからの。じゃから、生まれ直し、また生きてゆく道も、なんとか用意したのじゃ」
生まれ直して、また生きていく。
「都合を付けるのに色々苦労したが……まあ、そこは野暮な話よの。生憎、ワタシの管理している他の世界はどこもお前さんを入れる隙間が無くての。他所の管理者──神に掛け合ったんじゃ。そいで、二柱の神の、二つと一つの世界に、空きがあるそうじゃ。お前さん、どの世界へ行きたい?」
「ど、どの、と、言われましても……その、それぞれの特徴とか、あるんでしょうか」
猫は、首をひねり。
「そうさの。一つは新米の神が作った、生まれたばかりの世界じゃ。そこにお前さんが行くとなれば、精神体となって漂う生を送ることになるかの」
「無しで」
「楽じゃぞ? 精神体」
「無しでお願いします」
「ふむ、そうか。では、二つ目。この世界は生まれてからそれなりに経過している世界じゃ。……その中でもお前さんが馴染めそうな場所、は……」
また、左側に映像が出てくる。
「この辺り、かの」
「……海……?」
さんさんと光が差し込む透明度の高い水の中で、色とりどりの魚が泳いでいる。そんな映像が映っていた。
「この、……お前さんらの言うところの星の表面はの、ほとんど液体に覆われておる。お前さんが今海と言った、そういう環境に近い」
「へぇ……」
「ほいで、じゃ。ここの知的生命体が」
「ぎゃあ!」
映し出されたものを見て、私は思わず叫んだ。
「そう言ってやるな。これも進化、環境適応の関係じゃ」
そこに映っていたのは、半魚人。
人魚じゃなくて、半魚人。上半身が魚、下半身が人。
ごめん、気持ち悪い。
「こ、……これに、なれと…………?」
「嫌かの。では、三つ目。最後の世界じゃ」
映像が切り替わる。
「わ……」
そこに映し出されたのは、さっきまでとは打って変わって、レンガ造りの立派な建物が立ち並び、沢山の人々が行き交う活気ある街並みだった。
「この世界の、この星はの、あやつの好みがふんだんに反映されておる。あやつはお前さんの故郷の、地球の文化が好きでの。それと似た環境になっとるんじゃ」
最初からここを見せてくれれば……いや、でも。
「……その、ここの知的生命体、は、……どんな……?」
「ここに映っている奴らじゃ。お前さんらと姿が似ておろう? これもあやつの好みじゃ」
「へぇ……え?」
なら良いかも、と人々を眺めていたら。ちょっと、いやかなり気になるものが、色々と目についた。
「質問、良いですか」
「何かの」
「あの、行き交う人達の頭に動物の耳のようなものがあったり、尻尾のようなものがあったり、あと、翼が生えてる人達がいたりするんですけど……これは……?」
「……え?」
気づけば私は、真っ黒な空間にいた。上も、左右も、前後も真っ黒。
座り込んでいる床も真っ黒で、床材のひやりとした冷たさがパンツスーツの布越しに伝わってくる。
真っ黒なのに視界良好、なんて、妙な感想が頭に浮かぶ。
てか、あれ? 私、さっきまで……えっと……?
「あ! お昼! 先輩!」
パンを買いに行かなければ!
「だからお前さんは死んだんじゃ。そのお昼も、先輩とやらも、もう関係がない」
「へ?」
聞こえてきたその声に、言葉に、立ち上がろうとした体が固まる。
そういえばさっきも、お前は死んだとか、言われた気がする。
そしてその声は、座り込んでいる私の、目の前……の少し斜め下から届いていた。
声に釣られるようにしてそこへ目を向ければ、赤紫色の毛並みをした猫が一匹。お座りのような姿勢でちょこんと床に座っていて、神秘的な雰囲気が漂う虹色の目をこちらに向けている。
「ね、猫……?」
「の、姿をしているが、これはお前さんにワタシを認識してもらうための仮の姿。ワタシはお前さんらが言うところの神じゃ」
猫は流暢に喋って、自分のことを説明してくれた。
……って、かみ?
かみ。髪、紙、神……。
「ゴッド?」
首を傾げながら猫に手を差し向け、英語名で聞いてみる。
「イエス。アイムゴッド」
気品ある感じでゆったり頷きながら、英語で返してくれた。
案外ノリが良いらしい。
「そんでな、お前さんは死んだんじゃが……ちと、面倒なことでの」
猫姿の神様は顔を洗いながら、どうにもバツが悪そうな声を出した。
「面倒……?」
「そうじゃ。お前さんは、ワタシが管理している世界の一つ、お前さんたちの言うところの宇宙の……あー……えっと、銀河の、……太陽系第三惑星、だったかの? 地球という星の日本という枠の生まれの、星羅真由、で、お前さんの記憶と合致するかの?」
「え、は、あ、はい」
言われた内容をなんとか飲み込みながら頷いた。
枠、とは国を指しているんだろうか。
「そいで、だ。お前さんは──お前さんの一生は、ここで終わるはずでは無かったんじゃ」
猫が残念そうに言う。
けど。
「……えっと、本当に私、死んだんですか?」
意識もはっきりしてるし、ここに五体満足でいるんだけど。
まあでも、謎の空間で猫と喋ってるけど。
「死んだ。突然死じゃ。しかも運命の輪から偶然外れてしまったことによる死なんじゃよ」
それが困ったところなんじゃ。と言う、猫。を、改めて見つめながら、私は、思い出せるまでの今日起きてからの出来事を思い出していた。
五時半にアラームで目を覚まし、朝の支度をして出勤。八時半に会社に着いて、この会社の一番新人である私は、先輩や上司のテーブルを拭いたり、室内を掃除してから、九時始まりの点呼に混ざる。そして先輩について営業回りをしていて、先輩にお昼の調達を任され、別れたのだ。そして、先輩が指定した季節限定のパンと、一番安い私用のパンを買って、先輩のもとに向かって──
向かって、からの記憶がない。
記憶がぷつりと途切れていることに気づいて、呆然とした。
「良いか? 何事も流れがあり、自然という名の決まりがある。じゃが、例外というのも、また存在する」
猫が尾をゆらりと揺らし、静かな口調で言う。
「お前さんの件は、その例外じゃ。それも一等面倒くさい例外じゃ」
「……し、死んだ、のは、確定なんですか……?」
「確定じゃ。じゃからここにおる。お前は今、肉体という器から離れ、魂と自我だけの存在になっておるのじゃ」
「しょ、証拠は……」
「ふむ。証拠。では、これを見せよう」
猫が言うと、ブゥン……という古い機械が駆動するときのような音がして、私の左側に映画館でお目にかかるくらいの大きな映像が出現した。
「──な、」
そして、そこに映っているものを見て、私は、自分の顔から血の気が引いていくのを感じ取った。
それは、私の葬式の映像だった。
女手一つで育ててくれた母。やっと就職が決まったと喜んでいた弟。良くしてくれた母の親戚の人達。が、みんな真っ黒な喪服姿で、涙ぐんで、椅子に座っている。他の参列者は、友人、会社の人に、恩師。ああ、アパートの管理人のおばちゃんもいる。
「……」
そして、部屋の奥。その中央。
白っぽい木棺が置かれている場所に、顔が見えるように窓が開けられたその場所に、映像はズームしていく。
そこに、映っていたのは。
死化粧を施された、私。
「信じてくれたかの」
映像は音もなく消え、猫から聞こえるのは聞くとも言うともわからない声。
何も言えない私がなんとかそっちへ顔を向けると、猫は心なししょげた顔になっていた、気がした。
「悪いとは思うとる。お前さんの死は生を受けた時に決められたものでもなく、意図的に殺されたものでもないからのう」
「……じゃ、あ……私、なんで、死んだん、ですか」
「言うたろう。一等面倒くさい例外じゃ。お前さんらが言うところの、あー……天文学的くらいの確率で運命に小さな歪みが生じ、その歪みを治すため、弾き飛ばされてしまったのがお前さんじゃ」
「弾き……飛ばされた……」
「そう。そして、なればこそ、その運命の輪に戻ることが出来ん。お前さんはここで消滅するか」
消滅。
「他の世界で生きていくか、じゃ」
……?
「他の、世界で生きていく……? て、なんです?」
「言葉通りの意味じゃ。ワタシもお前さんを不憫に思うとる。お前さんには瑕疵一つ無いからの。じゃから、生まれ直し、また生きてゆく道も、なんとか用意したのじゃ」
生まれ直して、また生きていく。
「都合を付けるのに色々苦労したが……まあ、そこは野暮な話よの。生憎、ワタシの管理している他の世界はどこもお前さんを入れる隙間が無くての。他所の管理者──神に掛け合ったんじゃ。そいで、二柱の神の、二つと一つの世界に、空きがあるそうじゃ。お前さん、どの世界へ行きたい?」
「ど、どの、と、言われましても……その、それぞれの特徴とか、あるんでしょうか」
猫は、首をひねり。
「そうさの。一つは新米の神が作った、生まれたばかりの世界じゃ。そこにお前さんが行くとなれば、精神体となって漂う生を送ることになるかの」
「無しで」
「楽じゃぞ? 精神体」
「無しでお願いします」
「ふむ、そうか。では、二つ目。この世界は生まれてからそれなりに経過している世界じゃ。……その中でもお前さんが馴染めそうな場所、は……」
また、左側に映像が出てくる。
「この辺り、かの」
「……海……?」
さんさんと光が差し込む透明度の高い水の中で、色とりどりの魚が泳いでいる。そんな映像が映っていた。
「この、……お前さんらの言うところの星の表面はの、ほとんど液体に覆われておる。お前さんが今海と言った、そういう環境に近い」
「へぇ……」
「ほいで、じゃ。ここの知的生命体が」
「ぎゃあ!」
映し出されたものを見て、私は思わず叫んだ。
「そう言ってやるな。これも進化、環境適応の関係じゃ」
そこに映っていたのは、半魚人。
人魚じゃなくて、半魚人。上半身が魚、下半身が人。
ごめん、気持ち悪い。
「こ、……これに、なれと…………?」
「嫌かの。では、三つ目。最後の世界じゃ」
映像が切り替わる。
「わ……」
そこに映し出されたのは、さっきまでとは打って変わって、レンガ造りの立派な建物が立ち並び、沢山の人々が行き交う活気ある街並みだった。
「この世界の、この星はの、あやつの好みがふんだんに反映されておる。あやつはお前さんの故郷の、地球の文化が好きでの。それと似た環境になっとるんじゃ」
最初からここを見せてくれれば……いや、でも。
「……その、ここの知的生命体、は、……どんな……?」
「ここに映っている奴らじゃ。お前さんらと姿が似ておろう? これもあやつの好みじゃ」
「へぇ……え?」
なら良いかも、と人々を眺めていたら。ちょっと、いやかなり気になるものが、色々と目についた。
「質問、良いですか」
「何かの」
「あの、行き交う人達の頭に動物の耳のようなものがあったり、尻尾のようなものがあったり、あと、翼が生えてる人達がいたりするんですけど……これは……?」
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