通りすがりのエルフから激重感情を向けられた貧乏男爵令嬢の日常

東雲暁

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第10話 愛は所有欲

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 ついにこの日がやってきてしまった。私はモーニングティーを飲みながら、今夜のことを想像して震えていた。

(ヴィクトリア女王陛下にも謁見するのかしら。何か不作法なことを仕出かしたらどうしましょう、そんなことになったら今度こそ我が家はおしまいだわ。エイヴェリー家の名誉は今や風前の灯、なんとしてもこの舞踏会で挽回しなくては!)

 カップを握る指に力が入る。私はもう一度マナー本を開き、作法の復習をした。

「おやおや、なんとも勉強熱心な御令嬢だ」

 お父様がからかってくるが、何とでも言ってください。エヴェリーナには重大な任務があるのですから。

 ロナルドやメアリーが荷物をまとめてくれている。私はサーモンピンクのデイドレスとボンネットをかぶり、屋敷にしばしの別れを告げた。二泊三日のロンドン旅行、楽しみでもあるが、憂鬱の方が大きいのだ。

「さあ行きましょうか、ロンドンへ」

 アルサリオンの声で、私たちは魔法でロンドンへと飛び立った。

 ♢♢♢

「本当に魔法って凄いですわねえ、瞬きの間にロンドンに到着しましたわ!」

 メアリーは手を頬に添え、しみじみと感動している。辿り着いたのは、メイフェア地区。ロンドンでの滞在先は、お父様の旧友のタウンハウスだ。イートンに通っていた父はその誠実な人柄から、今でも連絡を取り合う親友がいる。ラッセル子爵もその一人だ。

「フレデリック!久しぶりだな、元気だったか?」
「ああ、グレン!本当に久しぶりだね。三日間お世話になるよ」
「お久しぶりですラッセルおじ様」

 父と握手を交わしていたラッセル男爵は、私に目を向けると声を弾ませた。
 
「エヴェリーナか、見違えたじゃないか!もうすっかり立派な淑女だね。スチュアートも君が来るのを楽しみにしていたんだよ」

 ラッセル男爵の背中の後ろからでてきたのは、彼の息子のスチュアート。私をお姉さまと呼んでくれる、天使のように優しくてかわいい男の子。最後に会ったのは三年前だったから、今はもう八歳ね。

「スチュアート、久しぶりね。元気にしていた?」

 優しく声を掛けると、彼はぱっと顔を輝かせた。

「お姉さま、お久しぶりです!ずっとお会いしたかったんで……」

 そう言いかけた彼の視線が私の背後に注がれる。途端にスチュアートの表情が色を失くした。

「お姉さま……後ろにいるその方はどなたですか」

 あれ?スチュアートってこんなに声が低かったかしら。

「初めまして。私はアルサリオンと申します。君の大好きなお姉さまの婚約者ですよ」

 ♢♢♢

「ごめんなさいねスチュアートが癇癪をおこしてしまって」

 ラッセル夫人とお菓子をつまみながら、紅茶を飲む。あの後顔を真っ赤にして怒り出したスチュアートは、夫人に怒られて部屋に戻るよう言われてしまった。

「いえ、お気になさらないでください。でも、どうしてあんなに怒っていたのかしら……」

 ラッセル夫人は意味ありげな微笑みを浮かべ、お茶のお代わりを注いでくれた。

「あの子、貴女のことが大好きだから。婚約者が現れて、一丁前に嫉妬しているのよ」

「嫉妬って……スチュアートはまだ八歳でしょう?」

「もう八歳よ。淡い恋心を抱くには充分ね」

 スチュアートがそんな気持ちを抱いているだなんて、私は青天の霹靂だった。最後の記憶では、彼はまだ五歳。たどたどしく私の後をついてまわっていた、幼い男の子なのだ。

「まあでもあんなに素敵な殿方だったら完膚なきまでに叩きのめされてしまったのではないかしら。エヴェリーナも罪な女になってしまったわね」

「そんなのじゃありませんわ……そ、それに、アルとは婚約者と言っても(仮)ですし」

「あら、じゃあ他のご令嬢に取られてしまってもいいの?」

 ラッセル夫人は私の心を見透かすような翡翠色の瞳で覗き込んだ。その視線に私はどきりとしてしまう。

「……別に、彼は私のものではありませんわ」

「愛情とはつまるところ、所有欲よ。相手の全てが欲しい、自分だけのものにしたい……そんな汚くてどろどろした醜い欲望が詰まった感情を、愛や恋といった綺麗な言葉で包んでいるだけなの。――このチョコレートみたいにね」

 彼女がチョコレートを割ると、中からどろりとした琥珀色の液体が溢れた。

「愛は苦くて、甘い。貴女にもいずれ分かるわ」

 拝啓、天国のお母さま。もしお母さまが生きていらっしゃったなら、エヴェリーナに愛の本質を教えてくれたのでしょうか?
 愛情とは所有欲なのでしょうか。私にはそうは思えません。お互いを尊重し合い、理解し合うのが本当の愛なのではないのですか――?

 
 ♢♢♢

 コンコン。ドアをノックする音。

「はい……」

 泣き疲れた俺の声は、すっかり枯れていた。ドアを開けると、廊下に立っていたのはあの男。エルフを名乗る、アルサリオンだった。

「……何かご用でしょうか」

「少し君と話がしたくて。入ってもいいかい?」

 俺は「どうぞ」と一言入るように促すと、部屋の扉を閉めた。

「気分はどう?落ち着いたかな」

 突如恋敵が現れて、落ちつけるはずがない。ぱさぱさのトーストを渋い紅茶で流し込むような、最悪な気分だ。しかし俺も貴族の令息、目上の者に対しての礼儀はわきまえなければならない。

「はい、ありがとうございます。先ほどは大変失礼いたしました」

 腰を折って頭を下げる。目の前の男は、背が高くてハンサムで、非の打ちどころがない紳士だ。俺が逆立ちしたって勝てはしない、エヴェリーナの隣に並んでも遜色ない大人の男だった。そしてそれは俺がどれだけ求めようとも手に入らない、埋めることのできない年月の差。

「突然見知らぬ男が来て驚いたんだろう。申し訳なかったね」

「いえ、そういうわけでは……」

「でも、ごめんね。彼女はもう私のものだから」

 ……は?こいつ今、何を言ったんだ?わざわざ牽制しに来たのか?八歳の子ども相手に?

怒りを堪えて、俺は精一杯引き攣った笑みを浮かべた。

「……お姉さまがもう少し待って下されば、僕も紳士として正式に求婚できるのですがね」

「それはできない相談だな。一年後には彼女は私と結婚するのだから」

「婚約はまだ正式なものではないでしょう?(仮)なんですよね、(仮)!」

 (仮)を強調すれば、男の眉毛がわずかに歪んだ。だがすぐにハッと鼻で笑ってこう言った。

「(仮)でも、婚約者は婚約者だからね。土俵に上がれない君よりはマシだ」

 ……こいつ、性格歪んでる。

 俺は心の中で思いつく限りの悪態をついた。エヴェリーナは本当にこいつと結婚する気なのか?俺がどうこう言える立場にないのは分かっているが――悔しい。本当は、俺が彼女の隣に立ちたかったのに。
 拳を握りこみ、全身でアルサリオンを睨みつける。

「エヴェリーナは、本当に心の綺麗な人なんだ。もしお前がエヴェリーナを騙したり傷つけたりしたら、俺は絶対にお前を許さないからな!」

 沈黙が重苦しい雰囲気を作り出す。しかし彼はその場に跪き、真っすぐに俺を見つめた。

「約束します。けして彼女に嘘をついたり、傷つけたりしないことを。エヴェリーナだけを永遠に愛し、何があっても彼女を守り抜くことを君に誓います」

 その言葉と表情に、俺は誠意を感じてしまった。別に、俺に誓う義理なんかないのに。ジワリと涙がまた浮かぶ。俺はその涙を袖で乱雑にふき取り、アルサリオンに小指を差し出した。

「約束だぞ」
「はい、約束します」

 ♢♢♢

「はい、チェックメイト」

「あっ!ちょ、ちょっと待って、今のなし!」

「"なし"はなしですよ、私の勝ちです」

「くそっ大人げないぞ!」

 応接間で、アルとスチュアートがチェスを指していた。いつの間に仲良くなったのかしら?男の子ってよく分からないわ。
 私はメアリーと客室で舞踏会の準備をした。髪の毛はリボンを編み込んでアップスタイルに。ラッセル夫人が用意してくれた白い小花を髪に差し込み、アクセサリーはパールのイヤリングとネックレス。そして、メアリーがふんっと気合を入れてコルセットの紐を締め上げる。

「くううっ……メアリー、コルセット、きつすぎやしないかしら?」

「これくらいが一番美しく見えますよ、オシャレは我慢です!」

 お母様のドレスを身に纏うと、本当にシンデレラになった気分だった。階段を降りてお父様の元に向かうと、お父様はやっぱりまた泣き崩れていた。

「フレデリック、お前は相変わらずだな……ほら、早くお前の娘に声を掛けてやれ」

「言わないでくれ……ああ、エヴェリーナ、今日のお前は本当に美しいよ。まるでロンドンに舞い降りた妖精姫だ」

「お姉さま、本当にお綺麗です……」

 最上級の褒め言葉をもらって、私は羽が生えたように嬉しくなった。でも、アルだけはこちらをぼーっと見たまま口を開こうとしない。いつもあんなに歯の浮くようなセリフで褒めてくるのに、やっぱり似合ってないのかしら?と心配になる。すると、ラッセルおじ様はアルの顔を見て愉快そうに笑いだした。

「アルサリオン様は婚約者のあまりの美しさに、言葉を忘れてしまったようだぞ!」

 スチュアートが肘でアルの脇腹を突く。彼はようやくハッとして、私の目の前まで近づいてきた。

「すみません、あまりにも綺麗で、本当に……言葉が、出なくて」

 そう言った彼の耳は、ほんの少し赤く染まっている。その姿はどんな言葉で褒めたたえるよりも、彼の心を雄弁に物語っていた。
 
「あ、ありがとう、お母さまのドレスと……アルのおかげだわ」

 タウンハウスの前に馬車が迎えにきた。かぼちゃの馬車ではないけれど、今夜私は魔法のかけられたドレスを身に纏い、王宮の舞踏会へ向かう。生涯忘れられない一夜になりそう――そんな予感を、胸に秘めて。
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