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新虞羊陵の戦い その一
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乱に加わった中で生き残った女たちに多くには、寛大な処置が施され、夫の元、あるいは実家へ帰ることができた。しかし、流石に首謀者である郭散軍とその他鄭文良の妾たち三名には、刑戮を加えねばならなかったことは言うに及ばない。特に、郭散軍に対しては、彼女の兄弟姉妹や彼女と鄭文良の子たちも連座して棄市刑となった。成梁の西市で、彼女らはその首を刎ねられた。また、王后も廃后になり、離宮で軟禁状態となった。代わりに衛夫人という女性が、新たに王后となった。
一人の少年が、彼女らの遺体に唾を吐きかけ、石を投げつけた者がいた。それは許殷の友人の少年であった。彼は、まだ声変わり前の甲高い声で、知る限りの汚い言葉を用いて、物言わぬ骸に罵声を浴びせ続けていた。
家に帰された高官の妻たちは、皆一様に、異様な光景を目にした。高官たちは傍に見目麗しい美少年を侍らせいて、溺れるように愛していたのである。その様子を見て自分たちが何に負けたのかを悟れぬほど、彼女らは無知蒙昧ではなかった。
一連の戦後処理が終わり、張章はその功によって封土を加増された。張章はより一層の人材獲得に勤しむようになった。士を優遇し、学問を奨励し、文武の才を育てることに余念がなかった。
戦後処理が済み、ようやく封邑に腰を落ち着けた張章は、夜、魏令を自らの寝室に呼び寄せた。
「良い……良いぞ魏令……」
薄絹の帳の中、張章は、この銀髪碧眼の美少年に抱かれていた。魏令は四つん這いになった張章の右腕を引っ張りながら、その後庭を侵犯している。その動きに合わせて張章は喘ぎ声を上げ、魏令はその息を荒げている。
まだ先代王の時代、艶のある長い黒髪をした美形の武官である張章は、先代王によって甚だ寵愛され、起き臥しを共にしていたのである。その時に王から与えられた快感を、張章は忘れずにはいられなかった。故に、自らの好む美形の男子を寝床に呼びよせては、己の肉体を犯させていた。
二人は一旦小休止を挟むと、今度は、仰向けになった張章に、魏令が覆い被さった。張章は、魏令のその麗しい顔貌を見上げながら侵犯されたいと思ったのである。張章は矛を突き込まれながら、そっと右手で魏令の胸板に触れた。細身ではあるが、その体には無駄がなく、皮膚の内側には発達した筋肉が格納されている。顔立ちこそ美麗であるが、肉体はまさしく戦士のものであった。
「ああ……」
やがて、魏令が呆けた声を上げ、眉根に皺を寄せ始めたのを、張章は下から眺めることができた。そろそろ、余裕がなくなってきたのであろうことがすぐに分かった。魏令は俄かに動きを速めて激しく攻め立てた後、奥まで侵入し、そこで動きを止めた。張章は自らの内側に熱いものが迸っているのを感じて恍惚としていた。ひとしきり放出し終えた魏令は、疲れからか、張章の胸に倒れ込んだ。その一時、張章は甘美な官能に酔いしれていたのであった。
明くる日、外は雨だった。冷え冷えとした陰雨が降りしきり、そのせいで、二人は屋敷にこもりきりで過ごすことを余儀なくされた。
魏令は、屋敷に収蔵されていた書物を引っ張り出して読んでいた。張章がそれを覗き込むと、それは古の武人が書き残したとされる兵法書であった。
「ほう、兵法か」
「ええ、私は夷狄に戦いを教わりましたが、兵法を書で学んだことはなかったもので」
魏令は、その生い立ちの中で、夷狄の戦術をその身に体得していた。けれども、書によって、兵法を体系的に学んだことはなかったのである。魏令は、字が読めないわけではない。元々は書などとは縁がなかったし、死ぬまでそうだと思ってはいたのだが、張章に引き取られてからは字の読み書きを教育されている。
「よい心がけだ」
張章はそう言いながら、如何にも満足げな笑貌を浮かべていた。
陳との戦争継続は、すぐさま満場一致で決定された。そして、王は、張章を前将軍、田積を左将軍、趙殷を右将軍に任命し、三人にそれぞれ一万の軍勢を与えて援軍に向かわせた。
張章には、必勝の策があった。未だ粘り続ける陳の軍を蹴散らす自信を有していた故に、つまらぬ非戦論に自国が屈してしまうのを、看過することができなかったのである。
陳の将軍である周安邑は、新虞の城内に物資を潤沢に城内に運び込み、その城門を固く閉ざして防御態勢を完璧に整えていた。彼らの目論見が、徹底した持久戦によって梁軍の疲弊を待つことにあるのは明らかであった。そして、実際にその通り、攻めあぐねた梁軍は、疲労の色を強く見せていた。
「何だぁ……こりゃひでぇじゃねぇか」
先に攻城戦に当たっていた友軍と合流した田積は、馬上で顎髭を撫でながら懊悩した。友軍の様子が、あまりにも陰鬱な有様であったからだ。傷ついた兵は甚だ多く、大軍の命を繋ぐための糧食も不足が目立ち、飢え腹を抱えて死にかけた兵も少なくはなかった。
田積は、まず輜重に命じて兵糧を分け与えさせた。兵たちは、まるで禽獣のように糧食を貪り食っていた。
「左将軍閣下、前将軍より伝令でございます」
一人の騎兵が、田積の前で拱手の礼をとった。その伝令を聞いた田積は、その丸々とした顔に難しい表情を浮かべながら呟いた。
「あやつ、やはり中々の食わせ者だな」
田積は張章という男と、特に親しいわけではない。先代王に侍って寵幸され、武功を上げて俄かに出世した男である、ということ以外に、彼について多くを知らない。けれども、彼に対しては何か不気味なものを感じざるを得なかった。
同じ頃、右将軍趙殷率いる部隊も、友軍と合流を果たしていた。彼が見たものも、田積と全く同じであった。彼も田積と同じように、輜重に命じて兵糧を分けた。その趙殷の元にも、張章からのお言伝があった。それを聞いた趙殷は、奇しくも田積と同じような、渋い表情をした。
「こうもしなければ我らは勝てまい。それは分かっている。だが……」
この、面長で艶のある長い顎鬚が特徴の武官は、胸に釈然としない思いを抱えながら、鉛色の空を眺めていた。
張章の使いは、先に攻城戦を行っていた梁軍本隊の総大将宋嘉の元へも走っていた。この宋嘉という男、名前の通り、丞相の宋超の従弟である。ついでに言えば、郭女の乱に参加した王后は、宋嘉の妹である。彼女が郭散軍の誘いに乗ったのが、弟を前線から遠ざけようという心からであったのかは全くの不明であるが、一部の者はそう噂していた。
この男の戦い方は、ひたすら数を恃みに押して押して押しまくるだけであった。その無策な様をして、「猪の宋」などと言って嘲る者もいた。そも、宋超の従弟で王后の姉というだけで大将軍として取り立てられ大軍を預けられたのだから、その将才の程は察して然るべきである。
「あの若造、我が国に恥の上塗りでもするつもりか!」
張章の使者の言葉を聞いた宋嘉は、わなわなと震え、顔には青筋を立てた。とても、彼の献策を受け入れる気にはなれなかった。だが……
「しかし、ここで負ければ、それこそ恥の上塗りではございませぬか」
宋嘉の隣に立っていた優男風の顔立ちの男、趙葉は、この策に理解を示したようであった。この趙葉は、宋嘉の副官であり、右将軍趙殷の叔父である。
「何より、今の我々に打開策はありません。張章殿の策に乗りましょう」
「ううむ……確かにそうである……」
宋嘉は、確かに凡将ではあったが、冷静になれるだけの知性と理性は備えていた。彼はしばし悩んだ末、結局は彼の誘いに乗ることにした。
一人の少年が、彼女らの遺体に唾を吐きかけ、石を投げつけた者がいた。それは許殷の友人の少年であった。彼は、まだ声変わり前の甲高い声で、知る限りの汚い言葉を用いて、物言わぬ骸に罵声を浴びせ続けていた。
家に帰された高官の妻たちは、皆一様に、異様な光景を目にした。高官たちは傍に見目麗しい美少年を侍らせいて、溺れるように愛していたのである。その様子を見て自分たちが何に負けたのかを悟れぬほど、彼女らは無知蒙昧ではなかった。
一連の戦後処理が終わり、張章はその功によって封土を加増された。張章はより一層の人材獲得に勤しむようになった。士を優遇し、学問を奨励し、文武の才を育てることに余念がなかった。
戦後処理が済み、ようやく封邑に腰を落ち着けた張章は、夜、魏令を自らの寝室に呼び寄せた。
「良い……良いぞ魏令……」
薄絹の帳の中、張章は、この銀髪碧眼の美少年に抱かれていた。魏令は四つん這いになった張章の右腕を引っ張りながら、その後庭を侵犯している。その動きに合わせて張章は喘ぎ声を上げ、魏令はその息を荒げている。
まだ先代王の時代、艶のある長い黒髪をした美形の武官である張章は、先代王によって甚だ寵愛され、起き臥しを共にしていたのである。その時に王から与えられた快感を、張章は忘れずにはいられなかった。故に、自らの好む美形の男子を寝床に呼びよせては、己の肉体を犯させていた。
二人は一旦小休止を挟むと、今度は、仰向けになった張章に、魏令が覆い被さった。張章は、魏令のその麗しい顔貌を見上げながら侵犯されたいと思ったのである。張章は矛を突き込まれながら、そっと右手で魏令の胸板に触れた。細身ではあるが、その体には無駄がなく、皮膚の内側には発達した筋肉が格納されている。顔立ちこそ美麗であるが、肉体はまさしく戦士のものであった。
「ああ……」
やがて、魏令が呆けた声を上げ、眉根に皺を寄せ始めたのを、張章は下から眺めることができた。そろそろ、余裕がなくなってきたのであろうことがすぐに分かった。魏令は俄かに動きを速めて激しく攻め立てた後、奥まで侵入し、そこで動きを止めた。張章は自らの内側に熱いものが迸っているのを感じて恍惚としていた。ひとしきり放出し終えた魏令は、疲れからか、張章の胸に倒れ込んだ。その一時、張章は甘美な官能に酔いしれていたのであった。
明くる日、外は雨だった。冷え冷えとした陰雨が降りしきり、そのせいで、二人は屋敷にこもりきりで過ごすことを余儀なくされた。
魏令は、屋敷に収蔵されていた書物を引っ張り出して読んでいた。張章がそれを覗き込むと、それは古の武人が書き残したとされる兵法書であった。
「ほう、兵法か」
「ええ、私は夷狄に戦いを教わりましたが、兵法を書で学んだことはなかったもので」
魏令は、その生い立ちの中で、夷狄の戦術をその身に体得していた。けれども、書によって、兵法を体系的に学んだことはなかったのである。魏令は、字が読めないわけではない。元々は書などとは縁がなかったし、死ぬまでそうだと思ってはいたのだが、張章に引き取られてからは字の読み書きを教育されている。
「よい心がけだ」
張章はそう言いながら、如何にも満足げな笑貌を浮かべていた。
陳との戦争継続は、すぐさま満場一致で決定された。そして、王は、張章を前将軍、田積を左将軍、趙殷を右将軍に任命し、三人にそれぞれ一万の軍勢を与えて援軍に向かわせた。
張章には、必勝の策があった。未だ粘り続ける陳の軍を蹴散らす自信を有していた故に、つまらぬ非戦論に自国が屈してしまうのを、看過することができなかったのである。
陳の将軍である周安邑は、新虞の城内に物資を潤沢に城内に運び込み、その城門を固く閉ざして防御態勢を完璧に整えていた。彼らの目論見が、徹底した持久戦によって梁軍の疲弊を待つことにあるのは明らかであった。そして、実際にその通り、攻めあぐねた梁軍は、疲労の色を強く見せていた。
「何だぁ……こりゃひでぇじゃねぇか」
先に攻城戦に当たっていた友軍と合流した田積は、馬上で顎髭を撫でながら懊悩した。友軍の様子が、あまりにも陰鬱な有様であったからだ。傷ついた兵は甚だ多く、大軍の命を繋ぐための糧食も不足が目立ち、飢え腹を抱えて死にかけた兵も少なくはなかった。
田積は、まず輜重に命じて兵糧を分け与えさせた。兵たちは、まるで禽獣のように糧食を貪り食っていた。
「左将軍閣下、前将軍より伝令でございます」
一人の騎兵が、田積の前で拱手の礼をとった。その伝令を聞いた田積は、その丸々とした顔に難しい表情を浮かべながら呟いた。
「あやつ、やはり中々の食わせ者だな」
田積は張章という男と、特に親しいわけではない。先代王に侍って寵幸され、武功を上げて俄かに出世した男である、ということ以外に、彼について多くを知らない。けれども、彼に対しては何か不気味なものを感じざるを得なかった。
同じ頃、右将軍趙殷率いる部隊も、友軍と合流を果たしていた。彼が見たものも、田積と全く同じであった。彼も田積と同じように、輜重に命じて兵糧を分けた。その趙殷の元にも、張章からのお言伝があった。それを聞いた趙殷は、奇しくも田積と同じような、渋い表情をした。
「こうもしなければ我らは勝てまい。それは分かっている。だが……」
この、面長で艶のある長い顎鬚が特徴の武官は、胸に釈然としない思いを抱えながら、鉛色の空を眺めていた。
張章の使いは、先に攻城戦を行っていた梁軍本隊の総大将宋嘉の元へも走っていた。この宋嘉という男、名前の通り、丞相の宋超の従弟である。ついでに言えば、郭女の乱に参加した王后は、宋嘉の妹である。彼女が郭散軍の誘いに乗ったのが、弟を前線から遠ざけようという心からであったのかは全くの不明であるが、一部の者はそう噂していた。
この男の戦い方は、ひたすら数を恃みに押して押して押しまくるだけであった。その無策な様をして、「猪の宋」などと言って嘲る者もいた。そも、宋超の従弟で王后の姉というだけで大将軍として取り立てられ大軍を預けられたのだから、その将才の程は察して然るべきである。
「あの若造、我が国に恥の上塗りでもするつもりか!」
張章の使者の言葉を聞いた宋嘉は、わなわなと震え、顔には青筋を立てた。とても、彼の献策を受け入れる気にはなれなかった。だが……
「しかし、ここで負ければ、それこそ恥の上塗りではございませぬか」
宋嘉の隣に立っていた優男風の顔立ちの男、趙葉は、この策に理解を示したようであった。この趙葉は、宋嘉の副官であり、右将軍趙殷の叔父である。
「何より、今の我々に打開策はありません。張章殿の策に乗りましょう」
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