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魏令軍の奮戦
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三日目の会戦が始まった。再び、荊軍は梁軍に突進した。今度の荊軍には、あの戦象部隊はない。それでも、荊軍は数を恃みに、ひたすら梁軍を押し込んだ。二日目の戦いで、お互いの戦力は甚だしく損耗していたが、それでも大軍同士であることに変わりはなく、そしてその数は荊軍が梁軍を上回っている。
「進め! 梁軍の奴らを殺せ!」
「荊軍にここを通らせるな!」
大軍同士の戦いは、苛烈極まるものであった。肉が裂け、骨が断たれ、その血が大地に振り撒かれる。戦局としては、やはり梁軍が押されていた。梁軍が最も強いのは平地における騎兵戦であるが、険阻な地では平地ほど騎兵の強みを活かせない。狭い場所に重装歩兵を並べて守るという策は良かったものの、初日と二日目の会戦で戦象部隊に前列の重装歩兵を削られすぎてしまった。
「よし、後もう少しだな」
荊軍の総大将夷陀は、満足気に口元を撫でさすっていた。戦象部隊が全滅するという不慮の出来事はあったが、それでも勝利が揺らぐことはない。そう思っていた。
すでに張章の武名は、梁国の周辺諸国に広がっていた。勿論、荊もその例に漏れない。その張章を、自分が討伐する。その絶好の機会が、この戦いなのである。張章を討ち取れば、自分の名は天下に遍く轟くだろう。故に、絶対に張章を生きては帰さないとの思いを、固く強く持っていた。
「我が軍左方より、敵騎兵接近!」
「何だと!? 数は!?」
「数はおよそ一万と思われます!」
その報は、全く突然、夷陀の耳にもたらされた。荊軍は今まで、そのような動きは全く把握できていなかった。理由は簡単で、魏令軍が大回りをしていたことで、荊軍の斥候がその姿を捉えられなかったということであった。
騎兵の足は速い。夷陀が目を剥いて左方を睨みつけると、猛烈に砂塵を巻き上げながら、魏令軍が斜面を駆け下りて荊軍本隊に接近してくる姿がすぐに見て取れた。思いがけない方向からの敵騎兵の出現に、荊軍は俄かに乱れ始めた。険阻な道に大軍が寄り集まっている故に、荊軍の隊列は伸びがちになっている。そこを突かれるのは、非常に危険な状況であった。
程なくして、魏令軍と荊軍本隊が接敵を始めた。数において荊軍は魏令隊を呑んでいたが、何しろ思いがけない方向からの攻撃に、防御体勢が整わずにいた。だが、魏令軍の騎兵の方も、険阻な土地故に騎兵の機動力を存分に活かせずにいる。
そして……
「……っ!痛い……」
魏令の右肩は、未だ完全には癒えていなかった。全力で弓を引き絞ると、どうしても傷口が痛んでしまう。無敵を誇っていた魏令の騎射も、普段通りとは行かなかった。危険を冒して敵に接近し、ようやく射抜けるといった有様である。
「将軍閣下はお下がりください。ここは我々が」
部下に言われて、魏令は渋々引き下がった。そも、魏令が前線に出ずとも、麾下の騎兵たちは梁軍の最精鋭なのだ。魏令は彼らを信ぜぬ程、酷薄な男ではなかったのである。
魏令軍は、荊軍が未だに混乱している内に一気に撃滅しようと、猛烈な騎射を加えた。時折荊軍の弓兵弩兵が散発的に反撃してくることはあったが、多くは何の抵抗もできずに魏令軍の騎射の餌食となった。
だが、時が経つにつれて、次第に荊軍が防御体勢を整えてきた。戟兵が密集して盾を構え、弓兵や弩兵が矢を返してくるようになり、魏令軍の騎兵が徐々に射倒されるようになった。
「そろそろ退き時だろう……全軍退却!」
魏令軍の目標はあくまで後方攪乱である。故に深追いはせず、頃合いを見計らって撤収するのは賢明な判断と言えた。
「閣下、敵が逃げていきます。如何なされますか」
「奴らを放っておいては危険だ……こちらも騎馬を出せ!」
夷陀は、魏令軍をこのまま逃がす気などなかった。すぐさま近くにいた騎兵をかき集めて一万五千の騎馬軍を編成し、これに魏令隊の背を負わせた。勿論、騎兵軍が出撃した時、魏令隊はすでに遠くに走り去っていたが、すでに疲労を溜めている魏令軍の馬と違い、この時集められた荊軍騎兵の馬は後方で休んでいたために万全な状態であった。
「閣下! このままでは荊軍に追いつかれます!」
「ならば、走りながら迎撃する」
暫くすると、荊軍騎兵が魏令軍に追いつき始めた。魏令の背後に、荊軍騎兵が見え始めたのである。その距離は段々と縮まり、矢が届くと判断したのであろう敵騎兵から矢も飛んでくるようになった。
「よし、引きつけたな。迎撃開始!」
その時、荊軍騎兵は、全く驚愕せざるを得ないものを目の当たりにした。魏令が号令すると、魏令軍騎兵は馬首を翻さず、そのまま前方に突っ走りながら、体だけ後ろに捻って矢を放ったのである。全く予想していなかった反撃に、荊軍騎兵はその場で足踏みを始めてしまった。
「何だあれは!? 梁軍の騎兵はあんな射術を使うのか!?」
「いや、あれは確か夷狄の射術と聞いたことがあるぞ!」
この背面騎射は、魏令が体得していた、夷狄仕込みの騎射術であった。朱狄をはじめとする北方の遊牧騎馬民は、敵に背を向けて後退しながら、突如後ろ向きに体を捻って矢を放ち、敵が急な反撃に足を乱すのを見て再び馬首を返して正面攻撃に転じるといった戦法をよく行い、梁国の軍隊は騎馬民討伐の度にこれに悩まされている。その背面騎射を、魏令は部下たちに習得させていたのだ。
「今だ! 反転!」
魏令軍は馬首を翻すと、混乱した荊軍騎兵に突進し弓を引いた。数で勝っているはずの荊軍騎兵は、いきなりの反転攻勢に満足な対処ができないでいた。魏令軍は左右に広く展開し、荊軍を押し包む形で矢弾の雨を降らせた。
「数はこちらが上だ! 怯むな!」
しかし、徐々に反撃の姿勢を整えた荊軍騎兵が、魏令軍に猛烈な抵抗をし始めた。今度は魏令軍が押し込まれ、荊軍の矢弾の餌食になり始めた。魏令軍は手練れ揃いではあるが、荊軍の騎兵もまた精鋭であった。
魏令軍に編入されている安起は、最前線に立って敵兵に弓を射かけていた。まだ年若いながら、彼もまた、魏令の手ほどきを直接受けた手練れの騎兵であった。
「しまっ……」
今し方敵兵を射倒した安起は、別方向から荊軍騎兵に狙われていることに気づいてしまった。慌てて馬を走らせようとしたが、回避は間に合いそうになかった。もう駄目だ――安起は自らの死を確信した。
その時、安起を狙っていた荊軍騎兵の顔面に、矢が突き刺さった。その騎兵は矢を放つことなくそのまま馬から転落し、地面に突っ伏して動かなくなった。
「怯むな! 押し込め!」
安起を狙っていた騎兵を射落としたのは、後方にいたはずの魏令であった。
「我に続け!」
魏令は自ら前線に立ち、敵に向かって弓を引いた。右肩は未だに癒えきっていなかったが、魏令の気迫と、そして何より戦いへの悦びが、その痛みを霧消させた。指揮官の勇姿に奮起した魏令軍は、逆に荊軍を押し始めた。両軍の間には、飛蝗の大群の如くに矢が飛び交っていた。その矢によって両軍の騎兵は次々と倒れ、魏令の頬にも二度程、敵の矢が掠めた。
魏令は、戦いを悦んでいた。矢を放ち、敵を射倒す。これこそ魏令の心を最も高揚させることであった。その悦びの前には、肩に受けた傷など、最早些末事に過ぎないものであった。
「進め! 梁軍の奴らを殺せ!」
「荊軍にここを通らせるな!」
大軍同士の戦いは、苛烈極まるものであった。肉が裂け、骨が断たれ、その血が大地に振り撒かれる。戦局としては、やはり梁軍が押されていた。梁軍が最も強いのは平地における騎兵戦であるが、険阻な地では平地ほど騎兵の強みを活かせない。狭い場所に重装歩兵を並べて守るという策は良かったものの、初日と二日目の会戦で戦象部隊に前列の重装歩兵を削られすぎてしまった。
「よし、後もう少しだな」
荊軍の総大将夷陀は、満足気に口元を撫でさすっていた。戦象部隊が全滅するという不慮の出来事はあったが、それでも勝利が揺らぐことはない。そう思っていた。
すでに張章の武名は、梁国の周辺諸国に広がっていた。勿論、荊もその例に漏れない。その張章を、自分が討伐する。その絶好の機会が、この戦いなのである。張章を討ち取れば、自分の名は天下に遍く轟くだろう。故に、絶対に張章を生きては帰さないとの思いを、固く強く持っていた。
「我が軍左方より、敵騎兵接近!」
「何だと!? 数は!?」
「数はおよそ一万と思われます!」
その報は、全く突然、夷陀の耳にもたらされた。荊軍は今まで、そのような動きは全く把握できていなかった。理由は簡単で、魏令軍が大回りをしていたことで、荊軍の斥候がその姿を捉えられなかったということであった。
騎兵の足は速い。夷陀が目を剥いて左方を睨みつけると、猛烈に砂塵を巻き上げながら、魏令軍が斜面を駆け下りて荊軍本隊に接近してくる姿がすぐに見て取れた。思いがけない方向からの敵騎兵の出現に、荊軍は俄かに乱れ始めた。険阻な道に大軍が寄り集まっている故に、荊軍の隊列は伸びがちになっている。そこを突かれるのは、非常に危険な状況であった。
程なくして、魏令軍と荊軍本隊が接敵を始めた。数において荊軍は魏令隊を呑んでいたが、何しろ思いがけない方向からの攻撃に、防御体勢が整わずにいた。だが、魏令軍の騎兵の方も、険阻な土地故に騎兵の機動力を存分に活かせずにいる。
そして……
「……っ!痛い……」
魏令の右肩は、未だ完全には癒えていなかった。全力で弓を引き絞ると、どうしても傷口が痛んでしまう。無敵を誇っていた魏令の騎射も、普段通りとは行かなかった。危険を冒して敵に接近し、ようやく射抜けるといった有様である。
「将軍閣下はお下がりください。ここは我々が」
部下に言われて、魏令は渋々引き下がった。そも、魏令が前線に出ずとも、麾下の騎兵たちは梁軍の最精鋭なのだ。魏令は彼らを信ぜぬ程、酷薄な男ではなかったのである。
魏令軍は、荊軍が未だに混乱している内に一気に撃滅しようと、猛烈な騎射を加えた。時折荊軍の弓兵弩兵が散発的に反撃してくることはあったが、多くは何の抵抗もできずに魏令軍の騎射の餌食となった。
だが、時が経つにつれて、次第に荊軍が防御体勢を整えてきた。戟兵が密集して盾を構え、弓兵や弩兵が矢を返してくるようになり、魏令軍の騎兵が徐々に射倒されるようになった。
「そろそろ退き時だろう……全軍退却!」
魏令軍の目標はあくまで後方攪乱である。故に深追いはせず、頃合いを見計らって撤収するのは賢明な判断と言えた。
「閣下、敵が逃げていきます。如何なされますか」
「奴らを放っておいては危険だ……こちらも騎馬を出せ!」
夷陀は、魏令軍をこのまま逃がす気などなかった。すぐさま近くにいた騎兵をかき集めて一万五千の騎馬軍を編成し、これに魏令隊の背を負わせた。勿論、騎兵軍が出撃した時、魏令隊はすでに遠くに走り去っていたが、すでに疲労を溜めている魏令軍の馬と違い、この時集められた荊軍騎兵の馬は後方で休んでいたために万全な状態であった。
「閣下! このままでは荊軍に追いつかれます!」
「ならば、走りながら迎撃する」
暫くすると、荊軍騎兵が魏令軍に追いつき始めた。魏令の背後に、荊軍騎兵が見え始めたのである。その距離は段々と縮まり、矢が届くと判断したのであろう敵騎兵から矢も飛んでくるようになった。
「よし、引きつけたな。迎撃開始!」
その時、荊軍騎兵は、全く驚愕せざるを得ないものを目の当たりにした。魏令が号令すると、魏令軍騎兵は馬首を翻さず、そのまま前方に突っ走りながら、体だけ後ろに捻って矢を放ったのである。全く予想していなかった反撃に、荊軍騎兵はその場で足踏みを始めてしまった。
「何だあれは!? 梁軍の騎兵はあんな射術を使うのか!?」
「いや、あれは確か夷狄の射術と聞いたことがあるぞ!」
この背面騎射は、魏令が体得していた、夷狄仕込みの騎射術であった。朱狄をはじめとする北方の遊牧騎馬民は、敵に背を向けて後退しながら、突如後ろ向きに体を捻って矢を放ち、敵が急な反撃に足を乱すのを見て再び馬首を返して正面攻撃に転じるといった戦法をよく行い、梁国の軍隊は騎馬民討伐の度にこれに悩まされている。その背面騎射を、魏令は部下たちに習得させていたのだ。
「今だ! 反転!」
魏令軍は馬首を翻すと、混乱した荊軍騎兵に突進し弓を引いた。数で勝っているはずの荊軍騎兵は、いきなりの反転攻勢に満足な対処ができないでいた。魏令軍は左右に広く展開し、荊軍を押し包む形で矢弾の雨を降らせた。
「数はこちらが上だ! 怯むな!」
しかし、徐々に反撃の姿勢を整えた荊軍騎兵が、魏令軍に猛烈な抵抗をし始めた。今度は魏令軍が押し込まれ、荊軍の矢弾の餌食になり始めた。魏令軍は手練れ揃いではあるが、荊軍の騎兵もまた精鋭であった。
魏令軍に編入されている安起は、最前線に立って敵兵に弓を射かけていた。まだ年若いながら、彼もまた、魏令の手ほどきを直接受けた手練れの騎兵であった。
「しまっ……」
今し方敵兵を射倒した安起は、別方向から荊軍騎兵に狙われていることに気づいてしまった。慌てて馬を走らせようとしたが、回避は間に合いそうになかった。もう駄目だ――安起は自らの死を確信した。
その時、安起を狙っていた荊軍騎兵の顔面に、矢が突き刺さった。その騎兵は矢を放つことなくそのまま馬から転落し、地面に突っ伏して動かなくなった。
「怯むな! 押し込め!」
安起を狙っていた騎兵を射落としたのは、後方にいたはずの魏令であった。
「我に続け!」
魏令は自ら前線に立ち、敵に向かって弓を引いた。右肩は未だに癒えきっていなかったが、魏令の気迫と、そして何より戦いへの悦びが、その痛みを霧消させた。指揮官の勇姿に奮起した魏令軍は、逆に荊軍を押し始めた。両軍の間には、飛蝗の大群の如くに矢が飛び交っていた。その矢によって両軍の騎兵は次々と倒れ、魏令の頬にも二度程、敵の矢が掠めた。
魏令は、戦いを悦んでいた。矢を放ち、敵を射倒す。これこそ魏令の心を最も高揚させることであった。その悦びの前には、肩に受けた傷など、最早些末事に過ぎないものであった。
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