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湯治
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街を温かく見守った陽が帰路に着くようにゆっくりと傾いている。
この陽水は食事も旬の食材が水路、陸路から運ばれ潤沢だ。
この都市を我が物にするため、かつて近隣の諸国がこの陽水を占領しようとしただけの事はある。
その後不可侵領域として協定が結ばれた。
治安も良くなり暮らすにはもってこいの場所だろう。
そして今僕はちゆちゃんと夕食を楽しんでいる。
真桜「このパスタおいしいね。」
千癒「そうだね♪果実を絞った飲み物もおいしいよっ♪」
ちゆちゃんの飲んでる果実はこの地域特産の陽樹の実だ。
匂いや味は桃に近いと思う。
豊饒な大地と、陽樹が実を包み守る魔法のおかげで無農薬でかつ魔力も得られる逸品だ。
真桜「ほんとだ、飲み物もすごくおいしい!」
千癒「まおくんがおいしそうに飲んでるのを見ると、あたしもおいしく食べれるよ♪」
一方でパスタに使われている具材も、この水域で獲れた魚を使用している。
味や触感はまるでたらこのようだ。
名前は遊良《ゆら》と言い普通の魚なのだが、稀に魔力を纏った個体が存在する。
当然価値も栄養価も桁違いとなり、高級店でもなかなかお目にかかれないという。
普通の魚としても美味しいのだ・・・是非お目にかかりたいものだ。
真桜「ふふ、あっという間に食べ終わっちゃったね。」
千癒「おいしかったね!ごちそうさま♪」
樹の座席の足元が足湯になっている素敵な飲食店でしばらくお話する。
食器や壁など随所に描かれたお魚が可愛らしい雰囲気のお店だ。
真桜「まだ夜は寒くなるから、足湯は有難いね♪」
千癒「ちゆはまおくんに温めて欲しいなあ?♪」
ちゆちゃんのほうを向くと頬に手を乗せて傾げるように僕を見ている。
まったく、ちゆちゃんは最高だぜ!
真桜「ま、まったく、ちゆちゃんは冗談が上手いなあ?」
千癒「冗談じゃないよ?」
見つめ続けられている。僕の顔が急に体温を上げていく。
真桜「そ、そうだ!この街の湯治に行って温まろうよ!」
千癒「いいね♪一緒に入って温まろう?」
ちゆちゃんには申し訳ないが、残念ながら混浴では無いだろう。
自家製かどこか山奥にでも行かないと混浴はできないのではないだろうか。
・・・あっ。
真桜「出掛けた時の事覚えてる?」
千癒「あっ・・・。い・・・一緒に入れるね♪」
まさか本気で一緒に入れると思ってなかったのだろう。
ちゆちゃんの動揺が分かり易く僕に伝わる。
まさかあの便利アイテムがここで役に立つとは・・・。
歩いて行くと湯気が立ってきた。目的地が近くなってきたようだ。
千癒「入口が見えてきたねっ。」
真桜「ふむ、そろそろかな。」
僕は霧隠れを振るう。
しっかり隠れたようだ。
ちゆちゃんの隣を歩き建物へ入る。
中は大分賑わっている。
建物で販売している飲み物がすべて売り切れている。
千癒「中けっこう広いんだね♪」
真桜「そうだね、奥のほうが休憩所になってるんだね~」
ちゆちゃんに手を繋がれ、女湯の垂れ幕の所を潜る。
暖簾をくぐると彼女が振り向き僕を見つめる。
千癒「あたし以外の女の子見ちゃだめだよ?」
首をかしげる彼女はとても可憐だ。不意に彼女を抱きしめたくなる。
真桜「もちろんだよ!ずっとちゆちゃんだけを見てるからね♪」
千癒「えへへ、嬉しい♪」
僕は有言実行で彼女を見続ける。
黒いスカートの裾をひらひらと仰ぐ彼女の表情は恥じらいに染まっている。
千癒「もう・・・まおくんのえっち!」
彼女は頬を染めつつ上着の部分に付いてるホックやファスナーを外し、素敵な衣服を樹の籠に収める。
生まれたての美少女が僕の側で微笑んでいる。
千癒「行こっ?」
また手を繋ぎ戸を潜る。
目の前には巨大な大木が支柱となり、この空間を支えている。
真桜「まずは頭と体を洗おっか?」
千癒「まおくんに洗って欲しいな♪」
真桜「ふふ、僕に任せて!」
柔らかく暖かい樹の椅子に腰掛ける彼女を見おろす。
僕の目に流麗に映る彼女の髪は、背中まで伸びている。
真桜「まずは頭から洗うね。」
千癒「わっ、すごい泡立ってる♪」
鏡ごしに映る彼女は泡が入らぬよう瞳を閉じている。
髪が水分を含んで胸にかかり、彼女の何気無い仕草が妖艶に僕を魅了する。
真桜「かゆいところは無いかな?」
千癒「まおくんの、すごく気持ちいいよ♪」
手の事だろうか?頭は綺麗に洗えたようだ。
肩から下へ順に洗っていく。
タオル越しに伝わる感触はとても柔らかい。
手洗いしたら大変な事になるに違いない。
千癒「タオルだと細かい所洗えないから、手で洗って欲しいな?」
真桜「ふぁっ!?」
真桜「ふふ、僕に任せて!」
タオルで届かなそうな、胸の間や外側を手洗いする。
胸は重力に逆らって主張されていて、健康的な筋肉がその形を保つ。
ちゆちゃんの漏らす甘い声を十分に聴くことができた。
千癒「いっぱい洗ってくれてありがとね♪」
真桜「へへ、お安い御用だよ♪」
洗い終えたので、二人で空いてる所に行き湯船に浸かる。
天井は広く、一部を窓ガラスにして星空を見れるようにしている。
月が丸みを帯びて蒼く輝いている。
真桜「だいぶ温まったね~」
千癒「次はあっち行こ?」
石造りの腰掛ける場所に座る。
背中には温かい湯が流れていて温かく、前は良い加減で体が熱を放出する。
千癒「こうやって腰掛けていると眠たくなっちゃうね。」
真桜「そうだね、ご飯の後は眠たくなっちゃうね。」
こうして目を閉じると軍議や戦場での疲れが融解していく。
壁に背中を預けて心ゆくまで休む。
うーん・・・あれ、しばらく眠ってしまったようだ。
耳元の囁きはちゆちゃんの声だった。
千癒「まおくん、おはよっ。」
真桜「ちゆちゃん、おはよ。だいぶ眠っちゃったのかな?」
千癒「そうだね、周りのお客さんは皆帰ったよ?」
本当だ、僕とちゆちゃんしか居ない。
意図せず貸し切りのようになっている。
真桜「僕達もそろそろあがろうか?」
彼女がしばらく僕を抱きしめる・・・。
千癒「そうだね!まおくんとお風呂楽しかったよ♪」
真桜「ふふ、僕もちゆちゃんとお風呂とても楽しかったよ♪」
脱衣所で彼女の水気を拭き取る。
ファスナーをおろし、服を着させる。
とても似合っている。
彼女と温泉を後にして、カップル向けの広場に腰掛ける。
広場の中央に設置された掲示板は魔導装置が施されており、可愛らしい動物達が代わる代わる僕達の前に鮮やかに映る。
真桜「あのうさぎさんの仕草、ちゆちゃんみたいで可愛いね。」
千癒「あたし、あんな動きしてたかなぁ?ぁっ!あの鳥さんの目元まおくんみたいで恰好良い♪」
普段鏡を見ないから言われるまで気付かなかったが、言われてみるとそんな気がしてくる。
ちゆちゃんがそう言うのだから、間違いない。
しばらく余暇の時間を彼女と楽しむ。
だいぶ夜も更けてきたし、そろそろ帰るとするか。
愛らしい彼女の表情や素敵な衣服に目を癒されつつ、手を繋ぎ魔王城へ帰るのだった。
この陽水は食事も旬の食材が水路、陸路から運ばれ潤沢だ。
この都市を我が物にするため、かつて近隣の諸国がこの陽水を占領しようとしただけの事はある。
その後不可侵領域として協定が結ばれた。
治安も良くなり暮らすにはもってこいの場所だろう。
そして今僕はちゆちゃんと夕食を楽しんでいる。
真桜「このパスタおいしいね。」
千癒「そうだね♪果実を絞った飲み物もおいしいよっ♪」
ちゆちゃんの飲んでる果実はこの地域特産の陽樹の実だ。
匂いや味は桃に近いと思う。
豊饒な大地と、陽樹が実を包み守る魔法のおかげで無農薬でかつ魔力も得られる逸品だ。
真桜「ほんとだ、飲み物もすごくおいしい!」
千癒「まおくんがおいしそうに飲んでるのを見ると、あたしもおいしく食べれるよ♪」
一方でパスタに使われている具材も、この水域で獲れた魚を使用している。
味や触感はまるでたらこのようだ。
名前は遊良《ゆら》と言い普通の魚なのだが、稀に魔力を纏った個体が存在する。
当然価値も栄養価も桁違いとなり、高級店でもなかなかお目にかかれないという。
普通の魚としても美味しいのだ・・・是非お目にかかりたいものだ。
真桜「ふふ、あっという間に食べ終わっちゃったね。」
千癒「おいしかったね!ごちそうさま♪」
樹の座席の足元が足湯になっている素敵な飲食店でしばらくお話する。
食器や壁など随所に描かれたお魚が可愛らしい雰囲気のお店だ。
真桜「まだ夜は寒くなるから、足湯は有難いね♪」
千癒「ちゆはまおくんに温めて欲しいなあ?♪」
ちゆちゃんのほうを向くと頬に手を乗せて傾げるように僕を見ている。
まったく、ちゆちゃんは最高だぜ!
真桜「ま、まったく、ちゆちゃんは冗談が上手いなあ?」
千癒「冗談じゃないよ?」
見つめ続けられている。僕の顔が急に体温を上げていく。
真桜「そ、そうだ!この街の湯治に行って温まろうよ!」
千癒「いいね♪一緒に入って温まろう?」
ちゆちゃんには申し訳ないが、残念ながら混浴では無いだろう。
自家製かどこか山奥にでも行かないと混浴はできないのではないだろうか。
・・・あっ。
真桜「出掛けた時の事覚えてる?」
千癒「あっ・・・。い・・・一緒に入れるね♪」
まさか本気で一緒に入れると思ってなかったのだろう。
ちゆちゃんの動揺が分かり易く僕に伝わる。
まさかあの便利アイテムがここで役に立つとは・・・。
歩いて行くと湯気が立ってきた。目的地が近くなってきたようだ。
千癒「入口が見えてきたねっ。」
真桜「ふむ、そろそろかな。」
僕は霧隠れを振るう。
しっかり隠れたようだ。
ちゆちゃんの隣を歩き建物へ入る。
中は大分賑わっている。
建物で販売している飲み物がすべて売り切れている。
千癒「中けっこう広いんだね♪」
真桜「そうだね、奥のほうが休憩所になってるんだね~」
ちゆちゃんに手を繋がれ、女湯の垂れ幕の所を潜る。
暖簾をくぐると彼女が振り向き僕を見つめる。
千癒「あたし以外の女の子見ちゃだめだよ?」
首をかしげる彼女はとても可憐だ。不意に彼女を抱きしめたくなる。
真桜「もちろんだよ!ずっとちゆちゃんだけを見てるからね♪」
千癒「えへへ、嬉しい♪」
僕は有言実行で彼女を見続ける。
黒いスカートの裾をひらひらと仰ぐ彼女の表情は恥じらいに染まっている。
千癒「もう・・・まおくんのえっち!」
彼女は頬を染めつつ上着の部分に付いてるホックやファスナーを外し、素敵な衣服を樹の籠に収める。
生まれたての美少女が僕の側で微笑んでいる。
千癒「行こっ?」
また手を繋ぎ戸を潜る。
目の前には巨大な大木が支柱となり、この空間を支えている。
真桜「まずは頭と体を洗おっか?」
千癒「まおくんに洗って欲しいな♪」
真桜「ふふ、僕に任せて!」
柔らかく暖かい樹の椅子に腰掛ける彼女を見おろす。
僕の目に流麗に映る彼女の髪は、背中まで伸びている。
真桜「まずは頭から洗うね。」
千癒「わっ、すごい泡立ってる♪」
鏡ごしに映る彼女は泡が入らぬよう瞳を閉じている。
髪が水分を含んで胸にかかり、彼女の何気無い仕草が妖艶に僕を魅了する。
真桜「かゆいところは無いかな?」
千癒「まおくんの、すごく気持ちいいよ♪」
手の事だろうか?頭は綺麗に洗えたようだ。
肩から下へ順に洗っていく。
タオル越しに伝わる感触はとても柔らかい。
手洗いしたら大変な事になるに違いない。
千癒「タオルだと細かい所洗えないから、手で洗って欲しいな?」
真桜「ふぁっ!?」
真桜「ふふ、僕に任せて!」
タオルで届かなそうな、胸の間や外側を手洗いする。
胸は重力に逆らって主張されていて、健康的な筋肉がその形を保つ。
ちゆちゃんの漏らす甘い声を十分に聴くことができた。
千癒「いっぱい洗ってくれてありがとね♪」
真桜「へへ、お安い御用だよ♪」
洗い終えたので、二人で空いてる所に行き湯船に浸かる。
天井は広く、一部を窓ガラスにして星空を見れるようにしている。
月が丸みを帯びて蒼く輝いている。
真桜「だいぶ温まったね~」
千癒「次はあっち行こ?」
石造りの腰掛ける場所に座る。
背中には温かい湯が流れていて温かく、前は良い加減で体が熱を放出する。
千癒「こうやって腰掛けていると眠たくなっちゃうね。」
真桜「そうだね、ご飯の後は眠たくなっちゃうね。」
こうして目を閉じると軍議や戦場での疲れが融解していく。
壁に背中を預けて心ゆくまで休む。
うーん・・・あれ、しばらく眠ってしまったようだ。
耳元の囁きはちゆちゃんの声だった。
千癒「まおくん、おはよっ。」
真桜「ちゆちゃん、おはよ。だいぶ眠っちゃったのかな?」
千癒「そうだね、周りのお客さんは皆帰ったよ?」
本当だ、僕とちゆちゃんしか居ない。
意図せず貸し切りのようになっている。
真桜「僕達もそろそろあがろうか?」
彼女がしばらく僕を抱きしめる・・・。
千癒「そうだね!まおくんとお風呂楽しかったよ♪」
真桜「ふふ、僕もちゆちゃんとお風呂とても楽しかったよ♪」
脱衣所で彼女の水気を拭き取る。
ファスナーをおろし、服を着させる。
とても似合っている。
彼女と温泉を後にして、カップル向けの広場に腰掛ける。
広場の中央に設置された掲示板は魔導装置が施されており、可愛らしい動物達が代わる代わる僕達の前に鮮やかに映る。
真桜「あのうさぎさんの仕草、ちゆちゃんみたいで可愛いね。」
千癒「あたし、あんな動きしてたかなぁ?ぁっ!あの鳥さんの目元まおくんみたいで恰好良い♪」
普段鏡を見ないから言われるまで気付かなかったが、言われてみるとそんな気がしてくる。
ちゆちゃんがそう言うのだから、間違いない。
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