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2章 ドラクル伯爵の野望
記念パーティ
「やった・・・やったよシャノンさん!」同じく、地上に降り立ったシャノンも言いました。
「そうだね、終わったんだ・・・!」しかし、麻里子は沈んだ表情でうなだれています。
「あのジュエルがあれば・・・教会につかまって・・・殺された両親をよみがえらせることが・・・できたのに・・・幸せな日々が・・・取り戻せたのに・・・!」
これに、シャノンが麻里子の肩に手を置いて言いました。
「麻里子、すぐる君が言っていたけど、昔はあのジュエルをめぐって、血で血を洗う争いがおさまらなかったんだって・・・!
それを見かねたバラ十字団の前団長は、二度とこんなことが起こらないよう、ジュエルを四つに分けて隠したそうよ」これに、まさるも言いました。
「そうか・・・じゃあ、ジュエルがあっても・・・幸せになれるわけじゃないんだ・・・!」シャノンもうなずくと、こう言いました。
「・・・ご両親の代わりはできないけど・・・麻里子には・・・私がいるから・・・!何かあったら、必ず助けてあげるからね!」これに、麻里子は涙を流しながら、シャノンに抱き着きます。
「・・・ありがとう!そして・・・ごめんね」シャノンは麻里子の背中をなでながら言いました。
「・・・さぁ、帰ろう」
ドラクル伯爵がいなくなったことが分かると、シャノンの両親も戻ってきて、海浜町のホテルで国交樹立の記念パーティが開かれました。
ホテルのホールでは、虹色園のみんなや、バラ十字団の者たちも招かれました。
「シャノンさん、よくやってくれましたね」
「園長、ありがとうございます」エルニスとキャンベルとキャリーもやってきました。
「シャノン姉ちゃん、悪の魔王をやっつけたんだって?すごいなー!」
「麻里子さん、無事だったんですね?私に魔法を教えてくれるんですか!?ありがとうございます!」
「パーティ楽しいね!」シャノンはキャリーにたずねました。
「私がいなくて、心配だった?」キャリーは首を横に振ります。
「剛兄ちゃんがいたから、大丈夫だったよ!」そばにいた剛は照れ臭そうにお辞儀をします。
そこにブライアンもやってきました。
「・・・まぁ、今回の事には・・・礼を言っておくぞ・・・!本当は・・・ぼくが倒したかったんだが・・・!」
「ブライアン団長!?」
「『元』団長だ、今ではすぐるが団長だよ。ぼくは完全に人間の事を認めたわけじゃないが、その心がドラクル伯爵に付け入るスキを与えてしまったんだ・・・!
だから、責任を取るつもりで辞任したんだよ」
今度はリリスとすぐるに話しかけます。
「うむ!父上がすぐるとの交際を認めてくれたのじゃ!お主たちのおかげよ!ありがとうの」
「君たちのおかげで、バラ十字団も元に戻ったよ、礼を言わせてくれ、ありがとう!」
「いいえ、大したことじゃないよ」これに、まさると麻里子は言いました。
「何言っているのさ、すぐるさんの活躍のおかげだよ!」
「そうね、心身ともに大きな相手に打ち負かされたおかげで、あのブライアンも目を覚ましたみたいだし」
「それと、あのタイラントは、元は魔力に恵まれなかった下級魔族が姿を変えたものらしい。
周囲の無理解が、あのような暴君を生んでしまったんだ・・・!でも、リリスなら、魔族の運命を変えられるかもしれないね」これに、リリスはほほを赤らめて言いました。
「うむ・・・そう・・・かの・・・?」
「ぼくが保証するよ」これにリリスはうなずきます。
「・・・ありがとうの」そこに、シャノンの両親がやってきました。
「皆さん、パーティを楽しんでいますか?私たちの娘がお世話になりました・・・!」これに、まさるや麻里子も照れ臭そうに言いました。
「いいえ・・・そんな・・・!」
「私も・・・微力ながらシャノンの手伝いをしましたよ」そして、ノーブル公爵はシャノンに向き直ります。
「シャノン、お前が私たちの娘であることを誇りに思うぞ!」
「ありがとう・・・お父様・・・!」シャノンは顔を赤くして言いました。ノーブル公爵は、今度はまさるに向き直って言います。
「まさる、お前も本当によくやってくれた、これからも私の娘をよろしく頼むぞ・・・!」
「もちろんですよ、ノーブルさん!」まさるは右拳を胸に当てて言うと、シャノンも両手を合わせて言いました。
「私からも・・・よろしくね・・・まさる君!♡」
(二巻 終わり)
「そうだね、終わったんだ・・・!」しかし、麻里子は沈んだ表情でうなだれています。
「あのジュエルがあれば・・・教会につかまって・・・殺された両親をよみがえらせることが・・・できたのに・・・幸せな日々が・・・取り戻せたのに・・・!」
これに、シャノンが麻里子の肩に手を置いて言いました。
「麻里子、すぐる君が言っていたけど、昔はあのジュエルをめぐって、血で血を洗う争いがおさまらなかったんだって・・・!
それを見かねたバラ十字団の前団長は、二度とこんなことが起こらないよう、ジュエルを四つに分けて隠したそうよ」これに、まさるも言いました。
「そうか・・・じゃあ、ジュエルがあっても・・・幸せになれるわけじゃないんだ・・・!」シャノンもうなずくと、こう言いました。
「・・・ご両親の代わりはできないけど・・・麻里子には・・・私がいるから・・・!何かあったら、必ず助けてあげるからね!」これに、麻里子は涙を流しながら、シャノンに抱き着きます。
「・・・ありがとう!そして・・・ごめんね」シャノンは麻里子の背中をなでながら言いました。
「・・・さぁ、帰ろう」
ドラクル伯爵がいなくなったことが分かると、シャノンの両親も戻ってきて、海浜町のホテルで国交樹立の記念パーティが開かれました。
ホテルのホールでは、虹色園のみんなや、バラ十字団の者たちも招かれました。
「シャノンさん、よくやってくれましたね」
「園長、ありがとうございます」エルニスとキャンベルとキャリーもやってきました。
「シャノン姉ちゃん、悪の魔王をやっつけたんだって?すごいなー!」
「麻里子さん、無事だったんですね?私に魔法を教えてくれるんですか!?ありがとうございます!」
「パーティ楽しいね!」シャノンはキャリーにたずねました。
「私がいなくて、心配だった?」キャリーは首を横に振ります。
「剛兄ちゃんがいたから、大丈夫だったよ!」そばにいた剛は照れ臭そうにお辞儀をします。
そこにブライアンもやってきました。
「・・・まぁ、今回の事には・・・礼を言っておくぞ・・・!本当は・・・ぼくが倒したかったんだが・・・!」
「ブライアン団長!?」
「『元』団長だ、今ではすぐるが団長だよ。ぼくは完全に人間の事を認めたわけじゃないが、その心がドラクル伯爵に付け入るスキを与えてしまったんだ・・・!
だから、責任を取るつもりで辞任したんだよ」
今度はリリスとすぐるに話しかけます。
「うむ!父上がすぐるとの交際を認めてくれたのじゃ!お主たちのおかげよ!ありがとうの」
「君たちのおかげで、バラ十字団も元に戻ったよ、礼を言わせてくれ、ありがとう!」
「いいえ、大したことじゃないよ」これに、まさると麻里子は言いました。
「何言っているのさ、すぐるさんの活躍のおかげだよ!」
「そうね、心身ともに大きな相手に打ち負かされたおかげで、あのブライアンも目を覚ましたみたいだし」
「それと、あのタイラントは、元は魔力に恵まれなかった下級魔族が姿を変えたものらしい。
周囲の無理解が、あのような暴君を生んでしまったんだ・・・!でも、リリスなら、魔族の運命を変えられるかもしれないね」これに、リリスはほほを赤らめて言いました。
「うむ・・・そう・・・かの・・・?」
「ぼくが保証するよ」これにリリスはうなずきます。
「・・・ありがとうの」そこに、シャノンの両親がやってきました。
「皆さん、パーティを楽しんでいますか?私たちの娘がお世話になりました・・・!」これに、まさるや麻里子も照れ臭そうに言いました。
「いいえ・・・そんな・・・!」
「私も・・・微力ながらシャノンの手伝いをしましたよ」そして、ノーブル公爵はシャノンに向き直ります。
「シャノン、お前が私たちの娘であることを誇りに思うぞ!」
「ありがとう・・・お父様・・・!」シャノンは顔を赤くして言いました。ノーブル公爵は、今度はまさるに向き直って言います。
「まさる、お前も本当によくやってくれた、これからも私の娘をよろしく頼むぞ・・・!」
「もちろんですよ、ノーブルさん!」まさるは右拳を胸に当てて言うと、シャノンも両手を合わせて言いました。
「私からも・・・よろしくね・・・まさる君!♡」
(二巻 終わり)
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