31 / 35
3章 闇の魔女クドラク
財閥の野望
シャノンは、両親から事が収まるまで学校を休むように言われていたので、自宅待機をしていました。
こうしている間にも、教団が悪さを続けていると思うとじっとしていられなかったのですが、ぐっとこらえています。そんな中、玄関のベルを鳴らすことが聞こえてきたので、出てみると、虹色園の園長がいたのです。
「園長!何でここに!?」
「ああっ!シャノンさん、お願いです!助けて!」シャノンは園長を屋敷に入れて話を聞いてみました。
「なんですって!?剛君がさらわれてしまった?!」
「はい!園にガラの悪い男たちがやって来て、連れ去られてしまったの!園長たちを痛い目に合わせたくなかったら、ついてこいって・・・!」
「何てこと!」
「ちょっと、シャノンさん!」これにはシャノンはいてもたってもいられなくなり、屋敷を飛び出していきました。
中央街の入口に差しかかると、そこで麻里子とすぐるに会いました。
「ああっ、麻里子にすぐる君!」
「シャノン、剛君の事は園長から聞いているわ、私も一緒に行く!」
「剛君がさらわれたのは、マモン財閥の本社ビルだ!今すぐ行こう!」
三人は、中央街の真ん中にそびえたつマモン財閥の本社ビルの前に付きました。全身鏡張りの直方体のビルで、屋上には大きなアンテナの様な鉄塔が立っています。
「入りたいけど、正面は警備が厳しそうね・・・!」正面玄関にはガードマンがかまえています。
「それなら裏から入ろう、そこは手薄なはず」
すぐるの案内で、ビルの裏側にある鉄格子の扉に来ると、すぐるはポケットから、針の様な物を取り出し、おもむろに鍵穴に入れて回すと、鉄格子の扉は難なく開きました。
「それは何!?」
「これは『封印のカギ』、あらゆるカギを開けられる魔法アイテムだよ」
「そんなものまであるんだ・・・まてよ、それがあればあそこの封印も・・・それよりも中に入りましょう」
すぐるの案内で、地下の階段を降りていくと、そこは薄暗い開けた部屋でオリがいくつもあり、大きな水槽まであります。
「きっと、ここで捕まえた異種族たちを閉じ込めておくんだろう、魔族たちが閉じ込められている!」
「あの水槽もしかして、たまねぎ町の人魚を入れておくための物かしら?!」
「それで、剛君たちは・・・あそこ!」
シャノンが指さす方のオリの中には、剛とリリスが閉じ込められていたのです。
「剛君!」
「リリス、ここにいたんだ!」シャノンたちはかけよります。
「あ・・・シャノン・・・さん!」
「すぐる、来てくれると思っておったぞ!」
「すぐる君、封印のカギを!」すぐるがカギを開けようとすると、急に後ろから光が差したのです。
「侵入者だ!」部屋に警報音が鳴り響き、シャノンたちは警備員に取り囲まれてしましました。
「くっ!仕方ない!」シャノンは爪で警棒をはじき落としたり、麻里子やすぐるは風や爆発の魔法で警備員たちを退けると、最後の一人はオリの中にいるリリスたちに銃を向けました。
「おい、こいつらに手を出してほしくなかったら、降参しろ!」これにはシャノンたちも手が出せません。
「フン!妾をなめるでないわ!」リリスは口から炎を吐きだし、銃を向けている警備員に浴びせます。
「あっちゃ~っ!」
警備員は服に火がついて慌てふためき、大急ぎで水槽に飛び込みました。
すぐるが封印のカギを使ってオリを開けると、剛はシャノンに礼を言い、リリスはすぐるに抱き着きました。
「リリス、こんなところにいたなんて!」すぐるが言うと、リリスがこう言います。
「心配させて悪かったの!しかし、マモン財閥に地獄山の魔族たちが捕まったと聞いての、彼らを救い出そうと思って、わざと捕まったのじゃ!」
「相変わらず無茶だなぁ!」
「それで、大変なことが分かったのじゃ!財閥はこのビルで『心理操作装置』を使おうとしておる!」
『心理操作装置だって!?』すぐるたちは驚きました。
「いわば、人の心を操る電波を放つ装置よ!教団は財閥とグルになって、この国を支配しようとしておる!捕まっているときに聞いたのじゃ!」
「そうか!教団が財閥にお金を稼がせていたのは、その装置を作らせるためだったのか!後で自分たちが使うために!」
「そんなことはさせない!装置は壊してやる!」シャノンが叫びます。
「装置の本体は、このビルの屋上にある鉄塔よ!妾も行く!」
「麻里子さんたちは、これで魔族たちを解放して!行こう!」
すぐるは麻里子に封印のカギを託して、シャノンたちと共に屋上を目指します。
こうしている間にも、教団が悪さを続けていると思うとじっとしていられなかったのですが、ぐっとこらえています。そんな中、玄関のベルを鳴らすことが聞こえてきたので、出てみると、虹色園の園長がいたのです。
「園長!何でここに!?」
「ああっ!シャノンさん、お願いです!助けて!」シャノンは園長を屋敷に入れて話を聞いてみました。
「なんですって!?剛君がさらわれてしまった?!」
「はい!園にガラの悪い男たちがやって来て、連れ去られてしまったの!園長たちを痛い目に合わせたくなかったら、ついてこいって・・・!」
「何てこと!」
「ちょっと、シャノンさん!」これにはシャノンはいてもたってもいられなくなり、屋敷を飛び出していきました。
中央街の入口に差しかかると、そこで麻里子とすぐるに会いました。
「ああっ、麻里子にすぐる君!」
「シャノン、剛君の事は園長から聞いているわ、私も一緒に行く!」
「剛君がさらわれたのは、マモン財閥の本社ビルだ!今すぐ行こう!」
三人は、中央街の真ん中にそびえたつマモン財閥の本社ビルの前に付きました。全身鏡張りの直方体のビルで、屋上には大きなアンテナの様な鉄塔が立っています。
「入りたいけど、正面は警備が厳しそうね・・・!」正面玄関にはガードマンがかまえています。
「それなら裏から入ろう、そこは手薄なはず」
すぐるの案内で、ビルの裏側にある鉄格子の扉に来ると、すぐるはポケットから、針の様な物を取り出し、おもむろに鍵穴に入れて回すと、鉄格子の扉は難なく開きました。
「それは何!?」
「これは『封印のカギ』、あらゆるカギを開けられる魔法アイテムだよ」
「そんなものまであるんだ・・・まてよ、それがあればあそこの封印も・・・それよりも中に入りましょう」
すぐるの案内で、地下の階段を降りていくと、そこは薄暗い開けた部屋でオリがいくつもあり、大きな水槽まであります。
「きっと、ここで捕まえた異種族たちを閉じ込めておくんだろう、魔族たちが閉じ込められている!」
「あの水槽もしかして、たまねぎ町の人魚を入れておくための物かしら?!」
「それで、剛君たちは・・・あそこ!」
シャノンが指さす方のオリの中には、剛とリリスが閉じ込められていたのです。
「剛君!」
「リリス、ここにいたんだ!」シャノンたちはかけよります。
「あ・・・シャノン・・・さん!」
「すぐる、来てくれると思っておったぞ!」
「すぐる君、封印のカギを!」すぐるがカギを開けようとすると、急に後ろから光が差したのです。
「侵入者だ!」部屋に警報音が鳴り響き、シャノンたちは警備員に取り囲まれてしましました。
「くっ!仕方ない!」シャノンは爪で警棒をはじき落としたり、麻里子やすぐるは風や爆発の魔法で警備員たちを退けると、最後の一人はオリの中にいるリリスたちに銃を向けました。
「おい、こいつらに手を出してほしくなかったら、降参しろ!」これにはシャノンたちも手が出せません。
「フン!妾をなめるでないわ!」リリスは口から炎を吐きだし、銃を向けている警備員に浴びせます。
「あっちゃ~っ!」
警備員は服に火がついて慌てふためき、大急ぎで水槽に飛び込みました。
すぐるが封印のカギを使ってオリを開けると、剛はシャノンに礼を言い、リリスはすぐるに抱き着きました。
「リリス、こんなところにいたなんて!」すぐるが言うと、リリスがこう言います。
「心配させて悪かったの!しかし、マモン財閥に地獄山の魔族たちが捕まったと聞いての、彼らを救い出そうと思って、わざと捕まったのじゃ!」
「相変わらず無茶だなぁ!」
「それで、大変なことが分かったのじゃ!財閥はこのビルで『心理操作装置』を使おうとしておる!」
『心理操作装置だって!?』すぐるたちは驚きました。
「いわば、人の心を操る電波を放つ装置よ!教団は財閥とグルになって、この国を支配しようとしておる!捕まっているときに聞いたのじゃ!」
「そうか!教団が財閥にお金を稼がせていたのは、その装置を作らせるためだったのか!後で自分たちが使うために!」
「そんなことはさせない!装置は壊してやる!」シャノンが叫びます。
「装置の本体は、このビルの屋上にある鉄塔よ!妾も行く!」
「麻里子さんたちは、これで魔族たちを解放して!行こう!」
すぐるは麻里子に封印のカギを託して、シャノンたちと共に屋上を目指します。
あなたにおすすめの小説
【完結】またたく星空の下
mazecco
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 君とのきずな児童書賞 受賞作】
※こちらはweb版(改稿前)です※
※書籍版は『初恋×星空シンバル』と改題し、web版を大幅に改稿したものです※
◇◇◇冴えない中学一年生の女の子の、部活×恋愛の青春物語◇◇◇
主人公、海茅は、フルート志望で吹奏楽部に入部したのに、オーディションに落ちてパーカッションになってしまった。しかもコンクールでは地味なシンバルを担当することに。
クラスには馴染めないし、中学生活が全然楽しくない。
そんな中、海茅は一人の女性と一人の男の子と出会う。
シンバルと、絵が好きな男の子に恋に落ちる、小さなキュンとキュッが詰まった物語。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
まぼろしのミッドナイトスクール
木野もくば
児童書・童話
深夜0時ちょうどに突然あらわれる不思議な学校。そこには、不思議な先生と生徒たちがいました。飼い猫との最後に後悔がある青年……。深い森の中で道に迷う少女……。人間に恋をした水の神さま……。それぞれの道に迷い、そして誰かと誰かの想いがつながったとき、暗闇の空に光る星くずの方から学校のチャイムが鳴り響いてくるのでした。
おっとりドンの童歌
花田 一劫
児童書・童話
いつもおっとりしているドン(道明寺僚) が、通学途中で暴走車に引かれてしまった。
意識を失い気が付くと、この世では見たことのない奇妙な部屋の中。
「どこ。どこ。ここはどこ?」と自問していたら、こっちに雀が近づいて来た。
なんと、その雀は歌をうたい狂ったように踊って(跳ねて)いた。
「チュン。チュン。はあ~。らっせーら。らっせいら。らせらせ、らせーら。」と。
その雀が言うことには、ドンが死んだことを(津軽弁や古いギャグを交えて)伝えに来た者だという。
道明寺が下の世界を覗くと、テレビのドラマで観た昔話の風景のようだった。
その中には、自分と瓜二つのドン助や同級生の瓜二つのハナちゃん、ヤーミ、イート、ヨウカイ、カトッぺがいた。
みんながいる村では、ヌエという妖怪がいた。
ヌエとは、顔は鬼、身体は熊、虎の手や足をもち、何とシッポの先に大蛇の頭がついてあり、人を食べる恐ろしい妖怪のことだった。
ある時、ハナちゃんがヌエに攫われて、ドン助とヤーミがヌエを退治に行くことになるが、天界からドラマを観るように楽しんで鑑賞していた道明寺だったが、道明寺の体は消え、意識はドン助の体と同化していった。
ドン助とヤーミは、ハナちゃんを救出できたのか?恐ろしいヌエは退治できたのか?
ラズとリドの大冒険
大森かおり
児童書・童話
幼い頃から両親のいない、主人公ラズ。ラズは、ムンダという名の村で、ゆいいつの肉親である、羊飼い兼村長でもあるヨールおじいちゃんと、二人仲よく暮らしていた。
ラズはずっと前から、退屈でなにもない、ムンダ村から飛び出して、まだ見ぬ世界へと、冒険がしたいと思っていた。しかし、ラズに羊飼いとして後継者になってほしいヨールおじいちゃんから、猛反対をされることになる。
困り果てたラズは、どうしたらヨールおじいちゃんを説得できるのかと考えた。なかなか答えの見つからないラズだったが、そんな時、突然、ムンダ村の海岸に、一隻の、あやしくて、とても不思議な形をした船がやってきた。
その船を見たラズは、一気に好奇心がわき、船内に入ってみることにした。すると、なんとそこには、これまで会ったこともないような、奇想天外、変わった男の子がいて、ラズの人生は、ここから歯車がまわり始める——。
オバケの謎解きスタンプラリー
綾森れん
児童書・童話
第3回きずな児童書大賞 奨励賞をいただきました! ありがとうございます!
――七不思議を順番にめぐると、最後の不思議「大階段踊り場の鏡」に知らない自分の姿が映るんだって。
小学六年生の結菜(ユイナ)が通う三日月(みかづき)小学校では、そんな噂がささやかれていた。
結菜は難関中学に合格するため、塾の夏期講習に通って勉強に励んでいる。
だが一方で、自分の将来にひそかな期待と不安をいだいてもいた。
知らない自分を知りたい結菜は、家族が留守にする夏休みのある夜、幼なじみの夏希(ナツキ)とともに七不思議めぐりを決意する。
苦労して夜の学校に忍び込んだ二人だが、出会うのは個性豊かなオバケたちばかり。
いまいち不真面目な二宮金次郎のブロンズ像から、二人はスタンプラリーの台紙を渡され、ルールを説明される。
「七不思議の謎を解けばスタンプがもらえる。順番に六つスタンプを集めて大階段の鏡のところへ持って行くと、君の知らない君自身が映し出されるんだ」
結菜と夏希はオバケたちの謎を解いて、スタンプを集められるのか?
そして大階段の鏡は二人に何を教えてくれるのか?
思春期に足を踏み入れたばかりの少女が、心の奥底に秘めた想いに気付いてゆく物語です。