『完結』夜の姫君 シャノン

マイマイン

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3章 闇の魔女クドラク

マモン財閥の終焉

 屋上には、外から見えていた鉄塔やこんのスーツを着込んだ金髪の男が待ち構えていました。
「よく来たな、私がマモン財閥の社長のマモンだ」

「マモン社長!あなたの野望は私たちが止める!その装置そうちも壊してやるんだから!」
「それは困る!これは平和のための装置なのだから!」
「平和のため!?どういう意味!?」マモン社長は説明します。

「考えてみたまえ、世界のどこかでは必ず戦争などが起こっている、いろんな考えの者たちを野放しにした結果だ、この装置を使えば人々から争う気をなくし、我々に従わせることができる!そうすれば、世界の争いの半分をなくすことも夢ではないのだよ!」

 これに、シャノンは戸惑とまどいますが、首を横に振って言います。
「それは・・・!でも、あなたは罪のない異種族を傷つけたり、金儲かねもうけのために異種族を誘拐ゆうかいしている、それは許されないことよ!」しかし、マモン社長は悪びれることもなくはなちます。

「大きな事を成し遂げるためには、何かしらの犠牲ぎせいが必要!それに、あの人造人間はかつて私が経営けいえいしていた、あの廃工場で作られた不老不死のための実験体!いくら装置があっても、私が死んだら意味がない!永遠の命とこの装置があれば、私は永遠の支配者となれるのだ!」

「剛君を悪用するなんて、させるもんですか!」シャノンは両手の爪を伸ばして、装置を壊そうとしますが、マモンが氷の魔法をぶつけて阻止そししてきました。
「私の悲願ひがんをジャマする者は容赦ようしゃしない!」マモンは無数の氷の弾丸を放ちますが、すぐるのバリアの魔法でそれを防ぎます。

「おまえは・・・バラ十字団の・・・!」
「あなたのいう事はわからなくはないけど、これは・・・!」
所詮しょせん世界せかい征服せいふくじゃ!」すぐるが言い終わる間もなく、リリスが鉄塔に炎を浴びせますが、鉄塔はバリアに包まれ、炎がとどきません。

「残念だが、この鉄塔はバリアで守られている、そう簡単に悲願をジャマされるわけにはいかないのだよ!」マモン社長が高らかに笑うと、突如とつじょ、バリアが消えたのです。

「なにっ!?そんなバカな?!」
「今じゃ!」リリスが鉄塔に炎を吐きかけると、鉄塔は炎に包まれ、ねつけて曲がってしまいました。
「ああ・・・悲願がぁ・・・!」マモン社長は、力なくひざをつきます。

 しばらくして、麻里子や剛が屋上にやってきました。
「剛君が地下のバリア施設しせつを教えてくれたから、そこを破壊してやったわ!それに、マモン財閥の数々の悪事の証拠しょうこも差し押さえたからね!」
「さすが麻里子ね!」これには、マモン社長はうなだれるしかなかったのです。

 こうして、財閥の数々の悪事が明るみに出て、マモン社長は失脚しっきゃくし、刑務所けいむしょへと連行されていったのです。社長は、家族を路頭ろとうに迷わせてしまうことをなげいていました。
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