20 / 97
1章 勇気の章
師との出会い
しおりを挟む
すぐるは今、エルニスとキャンベルの店にあるテーブルのイスに座っていて、向かいにはキャンベルが座っています。そして、テーブルの真ん中には、火のついていないランプが置かれていました。すぐるはランプに両手をかざし、ランプに灯がつくところをイメージしながら呪文を唱えました。
「ファイア!」なんと、何もないのにいきなりランプに灯がともりました。なぜ、こんな事をしているのかと言うと、魔法が使えるキャンベルに、ちゃんとした魔法の使い方を教えてもらうために、魔法でランプに火をつける練習をしていたわけです。
「・・・やった!火が・・・火が点いたぞ!大成功だ!」すぐるが喜ぶと、キャンベルが驚きました。
「・・・やはりですね・・・あなたには才能があるみたいです。魔力の才能が・・・!」
「そうなんだ・・・亡くなったぼくのおじいちゃんは腕利きの魔法使いだったって。その血を受け継いでいるのかな?そういえば現実界では、ぼくの周りで不思議なことが起きていたっけ・・・ケガした時、治ってと念じて手をかざしたら、傷が消えたり、悪ガキにいじめられた時、手を触れずに悪ガキを吹っ飛ばしたこともあったっけ・・・!?」
「魔法が使えるかどうかは、その者の魔力の才能に左右されます。どうやら、あなたのおじいさんの話は全て本当の事のようですね」
「そうなんだ・・・これはすごいや・・・!」すぐるは感激しています。
今日の依頼は、王都より西に広がる大農園地帯からで、もうすぐ果樹園が収穫時期になるため、収穫を手伝ってほしいと言うことでした。果樹園に着き、エルニスたちは早速、果物の収穫を手伝うことにします。エルニスは空を飛びながら高い果樹の果物を収穫して行っては、かごの中に入れていきます。すぐるとリリスも背の低い果樹になっている色とりどりのフルーツをもぎ取っては、自前のかごの中に入れていきます。キャンベルは念力で、果物がたくさん入ったかごを列車の荷台に乗せていって、列車は東の王都や西にあるレッドルビーに果物を運んでいきました。
「ふう、あらかた収穫できたね」
「わらわは疲れたぞ」
「ぼくも疲れた・・・」エルニスとリリスとすぐるはたくさん働いて、木陰で一休みしています。
「わたしもたくさん念力を使って、重いかごを何度も運んで疲れました。西のレッドルビーで昼食にしましょう」エルニスたちは列車に乗って、西にある町、レッドルビーへと向かいます。
「わあ、相変わらずここのピザ、おいしいや」
「本当ですね、トマトやバジルも新鮮ですし、チーズもいい溶け具合です」
「うむ、これがピザと言うものか、なかなか美味よのう」
「これ、マルゲリータピザだね、この世界にもあるんだ」エルニスたちは、西にあるレッドルビーの町にあるレストランで食事をしており、しばらくして食事を終えて勘定を支払い、町の中を見て回ることにしました。
「レッドルビーの町はいつも平和だね」
「よく見たら、建物の屋根は赤一色よのう」
「あっ、あそこでなにやらみんなが集まっているよ」すぐるは北の方にある立派な貴族のお屋敷の前に、人々が集まっているのを見つけたので、エルニスたちはそこへ行ってみることにしました。
そこは、名家クリスティーン家のお屋敷で、広い庭の中で大勢の人々がごった返しています。
「料理大会って書いてあるよ」すぐるは門に掲げてあるのぼりを見て言いました。
「はい、スピネルの伝統的なお祭りで、それぞれのチームで料理を作り、銀杯を満足させる料理を作ったチームが優勝するんです」
「銀杯って?」すぐるがたずねるとキャンベルが銀杯を指さして言います。
「中央のテーブルに置かれているあの銀杯です。料理への心の込め具合を味に反映させる、魔法の銀杯で、スピネル国の宝の一つです」その銀杯は大きなカップの周りにツタがからみついたデザインをしていて、まばゆいばかりの銀色をしています。
そして、ケーキの様なパンプキンパイを銀杯に乗せると、銀杯が真っ白な光を放ったので、パンプキンパイを作ったチームの優勝が決まり、パイは他の料理と共に、集まった見物人たちに振舞われました。料理大会が無事に幕を下ろそうとしたその時、突然、会場内にけむり玉が放り込まれ、人々はたまらずせきこみます。煙がおさまると、中央のテーブルに置いてあった銀杯が消えていました。
「あっ!銀杯がない!」みんなは辺りを見回すと、一人の見物人が指さして言います。
「あっ!あそこだ!あいつらが盗んで行ったんだ!」エルニスたちはすぐさま後を追いました。
黒いフードをかぶった二人組は銀杯を抱えて町の外へ向かって行きます。エルニスたちも後を追いかけていたその時、すぐるのそばを矢がかすめていき、二人組のうちの一人の足に命中し、その場に崩れ落ちます。しかし、銀杯を持った者はそれにかまうことなく逃げ出していきます。
「誰かー!そいつを捕まえてくれ!」銀杯泥棒の前に紫のシャツとズボンをまとい、赤い羽根飾りが着いた紫のとんがり帽子をかぶった赤毛のショートヘアーの少女が現れ、剣を片手に犯人の剣を防いでいました。そして間もなく打ち合いになりましたが、剣の腕は少女の方が上で、あっという間に犯人の剣をはじき落とし、少女は犯人に剣を向けて下しました。そして、犯人は御用となったのです。
「すげぇ!剣の腕なら、おれより上じゃないか・・・!」後から現れた赤い服と青いズボンを着用したボーズ頭の黒人の戦士はあっけにとられてばかりです。その姿にすぐるはハッとしました。
「君、ボブじゃないか!」その声に黒人の戦士は振り向きました。
「お前・・・すぐるじゃないか!お前もこの世界に来ていたとはな」
「まぁ、あなたがすぐるさんですの?」ボブのそばにいたフリルのついた白いシャツと青いミニスカートをまとい、弓を携えた金髪のロングヘアーの少女が言いました。
「君は・・・あのお屋敷にいた・・・さっきの矢は君が・・・!」少女は澄んだ青い両の瞳を向けて言います。
「ええ、わたくしは『シェリー・ホワイト』と申しますわ。それよりも盗まれた銀杯を・・・!」
「銀杯はこの通り取り返してきたよ」紫の少女剣士は銀杯を両手で抱えて持ってこちらにやってきました。
「ありがとう、えっと・・・」
「ボクはレミアン・ナイトロード、それより、君たちケガはないかい?」少女はすぐるに向き合い、赤い瞳で見て言いました。
「ぼくは大丈夫です・・・!」
「そう、よかった」そこにボブもやってきて言いました。
「お前、強いな!その剣術、見たことがないぞ!それで、突然だが、お前にたのみがあるんだ・・・!」
「なんだい?言ってごらん?」少女はフレンドリーに答えます。
「よかったらさ、お前の剣術をおれに教えてくれないかな!?」
「ファイア!」なんと、何もないのにいきなりランプに灯がともりました。なぜ、こんな事をしているのかと言うと、魔法が使えるキャンベルに、ちゃんとした魔法の使い方を教えてもらうために、魔法でランプに火をつける練習をしていたわけです。
「・・・やった!火が・・・火が点いたぞ!大成功だ!」すぐるが喜ぶと、キャンベルが驚きました。
「・・・やはりですね・・・あなたには才能があるみたいです。魔力の才能が・・・!」
「そうなんだ・・・亡くなったぼくのおじいちゃんは腕利きの魔法使いだったって。その血を受け継いでいるのかな?そういえば現実界では、ぼくの周りで不思議なことが起きていたっけ・・・ケガした時、治ってと念じて手をかざしたら、傷が消えたり、悪ガキにいじめられた時、手を触れずに悪ガキを吹っ飛ばしたこともあったっけ・・・!?」
「魔法が使えるかどうかは、その者の魔力の才能に左右されます。どうやら、あなたのおじいさんの話は全て本当の事のようですね」
「そうなんだ・・・これはすごいや・・・!」すぐるは感激しています。
今日の依頼は、王都より西に広がる大農園地帯からで、もうすぐ果樹園が収穫時期になるため、収穫を手伝ってほしいと言うことでした。果樹園に着き、エルニスたちは早速、果物の収穫を手伝うことにします。エルニスは空を飛びながら高い果樹の果物を収穫して行っては、かごの中に入れていきます。すぐるとリリスも背の低い果樹になっている色とりどりのフルーツをもぎ取っては、自前のかごの中に入れていきます。キャンベルは念力で、果物がたくさん入ったかごを列車の荷台に乗せていって、列車は東の王都や西にあるレッドルビーに果物を運んでいきました。
「ふう、あらかた収穫できたね」
「わらわは疲れたぞ」
「ぼくも疲れた・・・」エルニスとリリスとすぐるはたくさん働いて、木陰で一休みしています。
「わたしもたくさん念力を使って、重いかごを何度も運んで疲れました。西のレッドルビーで昼食にしましょう」エルニスたちは列車に乗って、西にある町、レッドルビーへと向かいます。
「わあ、相変わらずここのピザ、おいしいや」
「本当ですね、トマトやバジルも新鮮ですし、チーズもいい溶け具合です」
「うむ、これがピザと言うものか、なかなか美味よのう」
「これ、マルゲリータピザだね、この世界にもあるんだ」エルニスたちは、西にあるレッドルビーの町にあるレストランで食事をしており、しばらくして食事を終えて勘定を支払い、町の中を見て回ることにしました。
「レッドルビーの町はいつも平和だね」
「よく見たら、建物の屋根は赤一色よのう」
「あっ、あそこでなにやらみんなが集まっているよ」すぐるは北の方にある立派な貴族のお屋敷の前に、人々が集まっているのを見つけたので、エルニスたちはそこへ行ってみることにしました。
そこは、名家クリスティーン家のお屋敷で、広い庭の中で大勢の人々がごった返しています。
「料理大会って書いてあるよ」すぐるは門に掲げてあるのぼりを見て言いました。
「はい、スピネルの伝統的なお祭りで、それぞれのチームで料理を作り、銀杯を満足させる料理を作ったチームが優勝するんです」
「銀杯って?」すぐるがたずねるとキャンベルが銀杯を指さして言います。
「中央のテーブルに置かれているあの銀杯です。料理への心の込め具合を味に反映させる、魔法の銀杯で、スピネル国の宝の一つです」その銀杯は大きなカップの周りにツタがからみついたデザインをしていて、まばゆいばかりの銀色をしています。
そして、ケーキの様なパンプキンパイを銀杯に乗せると、銀杯が真っ白な光を放ったので、パンプキンパイを作ったチームの優勝が決まり、パイは他の料理と共に、集まった見物人たちに振舞われました。料理大会が無事に幕を下ろそうとしたその時、突然、会場内にけむり玉が放り込まれ、人々はたまらずせきこみます。煙がおさまると、中央のテーブルに置いてあった銀杯が消えていました。
「あっ!銀杯がない!」みんなは辺りを見回すと、一人の見物人が指さして言います。
「あっ!あそこだ!あいつらが盗んで行ったんだ!」エルニスたちはすぐさま後を追いました。
黒いフードをかぶった二人組は銀杯を抱えて町の外へ向かって行きます。エルニスたちも後を追いかけていたその時、すぐるのそばを矢がかすめていき、二人組のうちの一人の足に命中し、その場に崩れ落ちます。しかし、銀杯を持った者はそれにかまうことなく逃げ出していきます。
「誰かー!そいつを捕まえてくれ!」銀杯泥棒の前に紫のシャツとズボンをまとい、赤い羽根飾りが着いた紫のとんがり帽子をかぶった赤毛のショートヘアーの少女が現れ、剣を片手に犯人の剣を防いでいました。そして間もなく打ち合いになりましたが、剣の腕は少女の方が上で、あっという間に犯人の剣をはじき落とし、少女は犯人に剣を向けて下しました。そして、犯人は御用となったのです。
「すげぇ!剣の腕なら、おれより上じゃないか・・・!」後から現れた赤い服と青いズボンを着用したボーズ頭の黒人の戦士はあっけにとられてばかりです。その姿にすぐるはハッとしました。
「君、ボブじゃないか!」その声に黒人の戦士は振り向きました。
「お前・・・すぐるじゃないか!お前もこの世界に来ていたとはな」
「まぁ、あなたがすぐるさんですの?」ボブのそばにいたフリルのついた白いシャツと青いミニスカートをまとい、弓を携えた金髪のロングヘアーの少女が言いました。
「君は・・・あのお屋敷にいた・・・さっきの矢は君が・・・!」少女は澄んだ青い両の瞳を向けて言います。
「ええ、わたくしは『シェリー・ホワイト』と申しますわ。それよりも盗まれた銀杯を・・・!」
「銀杯はこの通り取り返してきたよ」紫の少女剣士は銀杯を両手で抱えて持ってこちらにやってきました。
「ありがとう、えっと・・・」
「ボクはレミアン・ナイトロード、それより、君たちケガはないかい?」少女はすぐるに向き合い、赤い瞳で見て言いました。
「ぼくは大丈夫です・・・!」
「そう、よかった」そこにボブもやってきて言いました。
「お前、強いな!その剣術、見たことがないぞ!それで、突然だが、お前にたのみがあるんだ・・・!」
「なんだい?言ってごらん?」少女はフレンドリーに答えます。
「よかったらさ、お前の剣術をおれに教えてくれないかな!?」
0
あなたにおすすめの小説
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。
氷鬼司のあやかし退治
桜桃-サクランボ-
児童書・童話
日々、あやかしに追いかけられてしまう女子中学生、神崎詩織(かんざきしおり)。
氷鬼家の跡取りであり、天才と周りが認めているほどの実力がある男子中学生の氷鬼司(ひょうきつかさ)は、まだ、詩織が小さかった頃、あやかしに追いかけられていた時、顔に狐の面をつけ助けた。
これからは僕が君を守るよと、その時に約束する。
二人は一年くらいで別れることになってしまったが、二人が中学生になり再開。だが、詩織は自身を助けてくれた男の子が司とは知らない。
それでも、司はあやかしに追いかけられ続けている詩織を守る。
そんな時、カラス天狗が現れ、二人は命の危険にさらされてしまった。
狐面を付けた司を見た詩織は、過去の男の子の面影と重なる。
過去の約束は、二人をつなぎ止める素敵な約束。この約束が果たされた時、二人の想いはきっとつながる。
一人ぼっちだった詩織と、他人に興味なく冷たいと言われている司が繰り広げる、和風現代ファンタジーここに開幕!!
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
こちら第二編集部!
月芝
児童書・童話
かつては全国でも有数の生徒数を誇ったマンモス小学校も、
いまや少子化の波に押されて、かつての勢いはない。
生徒数も全盛期の三分の一にまで減ってしまった。
そんな小学校には、ふたつの校内新聞がある。
第一編集部が発行している「パンダ通信」
第二編集部が発行している「エリマキトカゲ通信」
片やカジュアルでおしゃれで今時のトレンドにも敏感にて、
主に女生徒たちから絶大な支持をえている。
片や手堅い紙面造りが仇となり、保護者らと一部のマニアには
熱烈に支持されているものの、もはや風前の灯……。
編集部の規模、人員、発行部数も人気も雲泥の差にて、このままでは廃刊もありうる。
この危機的状況を打破すべく、第二編集部は起死回生の企画を立ち上げた。
それは――
廃刊の危機を回避すべく、立ち上がった弱小第二編集部の面々。
これは企画を押しつけ……げふんげふん、もといまかされた女子部員たちが、
取材絡みでちょっと不思議なことを体験する物語である。
運よく生まれ変われたので、今度は思いっきり身体を動かします!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞」重度の心臓病のため、生まれてからずっと病院のベッドから動けなかった少年が12歳で亡くなりました。両親と両祖父母は毎日のように妾(氏神)に奇跡を願いましたが、叶えてあげられませんでした。神々の定めで、現世では奇跡を起こせなかったのです。ですが、記憶を残したまま転生させる事はできました。ほんの少しだけですが、運動が苦にならない健康な身体と神与スキルをおまけに付けてあげました。(氏神談)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる