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5章
すぐる編5-1 宮廷魔導士就任
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「すぐるさん、よくぞ七つのメダルを揃えましたね、私の目に狂いはなかったようです」スピネル王城の玉座の間にてアイリス女王は、玉座の前に立つすぐるに言いました。
「よって、あなたを我がスピネル王国の『宮廷魔導士』に任命し、『A級魔導士』の資格も与えましょう!」すぐるは会釈しながら言いました。
「ありがとうございます、しかし、A級の試験に合格していない私が『A級魔導士』を名乗ってもいいのですか?」これに、玉座のそばにいたマーリンが穏やかに言いました。
「うむ!お主にはA級を名乗るだけの力量は十二分にある、だから、もっと胸を張るがよい」
「ありがとうございます!」
すぐるは大きく礼をすると、アイリス女王は玉座を立ち、両腕を上げて宣言しました。
「皆さん!今、ここに新たなスピネル王国の宮廷魔導士が誕生しました!」玉座のサイドで控えていた兵士たちはトランペットでファンファーレを奏でます。すぐるは照れ臭そうに後頭部をさすります。
「りっぱたぜ、すぐる!」
「おめでとうございますわ!」ボブとシェリーは喜びの拍手を送ります。
「ようやくやったの、すぐる!」
リリスはすぐるにまっしぐらに向かって行き、両腕で思いっきり抱きしめました。
「ありがとう、リリス」
すぐるが幸せそうな顔でリリスを抱きしめると、アイリス女王が言いました。
「リリスさん、あなたには宮廷魔導士付きの専属メイドになっていただきます、いいでしょうか?」
「任せよ!すぐるは妾がお守りします!この拳と健脚にかけて!」
リリスは右拳を胸に当てました。
「よくやったのぉ、すぐる・・・おや?ブライアンはどこに行った・・・?」マーリンが辺りを見回すと、ついさっきまで一緒にいたブライアンがいなくなっていたのです。
ブライアンは、玉座の間の階段を静かに下りていました。
「くそっ!面白くない!すぐる、お前がそうやっていきがっていられるのも今のうちだ!」ブライアンは不敵な笑みを浮かべて城を後にしました。
すぐるが宮廷魔導士に就任してからわずか三日、なんと!七つのメダルが何者かに盗まれ、さらに、城の地下に封印されていた『瞋恚の珠』まで持ち去られていたのです。すぐるは今、玉座の間にいるアイリス女王と話をしています。
「そうですか、すぐるさんでもわからないのですか・・・!」
「はい、残念ながらメダルを盗んだ者の足取りはつかめませんでした、それに、地下にあったという『瞋恚の珠』あれは確か、『オロチ』の魂のかけらだとか・・・?!」
「そうです、あのオロチが封印されるとき、その魂は三つの珠として結晶化しました、それはこの城に封印されていた暴力の結晶『瞋恚の珠』、デモニック島に封印されている底知れぬ欲望の結晶『貪愛』の珠、そして、ナイトロードに封印されている愚かさの結晶『無明の珠』の三つです」
「じゃあ、その三つがそろったら、オロチが・・・!?」
「はい、それとほぼ同時に、四本のセイントパイルが抜かれたせいで、おとぎの森に封印されていた古代魔導帝国マジカディアの城『ミラージュパレス』が現れたのです、あの中にオロチの本体が封印されています、それに三つの珠がそろうとはすなわち、オロチの復活を意味するのです!」
「これは早急に手を打ちたいところですが・・・オロチが復活した時の対抗手段になりうるメダルがない事にはお手上げです・・・!」
すぐるが玉座の間を出ると、リリスが元気いっぱいにすぐるの手をつかんで駆け出します。
「すぐる!今日はチャンプ島にて世界闘技大会の日じゃ!急ぐぞ!」
「ちょっと!ぼくは参加する気はないんだけどなぁ・・・メダルを盗んだ犯人もわからないし・・・」
すぐるは、玉座の間に向かっている何者かとすれ違います。
「あっ・・・あの人は・・・!?」
「よって、あなたを我がスピネル王国の『宮廷魔導士』に任命し、『A級魔導士』の資格も与えましょう!」すぐるは会釈しながら言いました。
「ありがとうございます、しかし、A級の試験に合格していない私が『A級魔導士』を名乗ってもいいのですか?」これに、玉座のそばにいたマーリンが穏やかに言いました。
「うむ!お主にはA級を名乗るだけの力量は十二分にある、だから、もっと胸を張るがよい」
「ありがとうございます!」
すぐるは大きく礼をすると、アイリス女王は玉座を立ち、両腕を上げて宣言しました。
「皆さん!今、ここに新たなスピネル王国の宮廷魔導士が誕生しました!」玉座のサイドで控えていた兵士たちはトランペットでファンファーレを奏でます。すぐるは照れ臭そうに後頭部をさすります。
「りっぱたぜ、すぐる!」
「おめでとうございますわ!」ボブとシェリーは喜びの拍手を送ります。
「ようやくやったの、すぐる!」
リリスはすぐるにまっしぐらに向かって行き、両腕で思いっきり抱きしめました。
「ありがとう、リリス」
すぐるが幸せそうな顔でリリスを抱きしめると、アイリス女王が言いました。
「リリスさん、あなたには宮廷魔導士付きの専属メイドになっていただきます、いいでしょうか?」
「任せよ!すぐるは妾がお守りします!この拳と健脚にかけて!」
リリスは右拳を胸に当てました。
「よくやったのぉ、すぐる・・・おや?ブライアンはどこに行った・・・?」マーリンが辺りを見回すと、ついさっきまで一緒にいたブライアンがいなくなっていたのです。
ブライアンは、玉座の間の階段を静かに下りていました。
「くそっ!面白くない!すぐる、お前がそうやっていきがっていられるのも今のうちだ!」ブライアンは不敵な笑みを浮かべて城を後にしました。
すぐるが宮廷魔導士に就任してからわずか三日、なんと!七つのメダルが何者かに盗まれ、さらに、城の地下に封印されていた『瞋恚の珠』まで持ち去られていたのです。すぐるは今、玉座の間にいるアイリス女王と話をしています。
「そうですか、すぐるさんでもわからないのですか・・・!」
「はい、残念ながらメダルを盗んだ者の足取りはつかめませんでした、それに、地下にあったという『瞋恚の珠』あれは確か、『オロチ』の魂のかけらだとか・・・?!」
「そうです、あのオロチが封印されるとき、その魂は三つの珠として結晶化しました、それはこの城に封印されていた暴力の結晶『瞋恚の珠』、デモニック島に封印されている底知れぬ欲望の結晶『貪愛』の珠、そして、ナイトロードに封印されている愚かさの結晶『無明の珠』の三つです」
「じゃあ、その三つがそろったら、オロチが・・・!?」
「はい、それとほぼ同時に、四本のセイントパイルが抜かれたせいで、おとぎの森に封印されていた古代魔導帝国マジカディアの城『ミラージュパレス』が現れたのです、あの中にオロチの本体が封印されています、それに三つの珠がそろうとはすなわち、オロチの復活を意味するのです!」
「これは早急に手を打ちたいところですが・・・オロチが復活した時の対抗手段になりうるメダルがない事にはお手上げです・・・!」
すぐるが玉座の間を出ると、リリスが元気いっぱいにすぐるの手をつかんで駆け出します。
「すぐる!今日はチャンプ島にて世界闘技大会の日じゃ!急ぐぞ!」
「ちょっと!ぼくは参加する気はないんだけどなぁ・・・メダルを盗んだ犯人もわからないし・・・」
すぐるは、玉座の間に向かっている何者かとすれ違います。
「あっ・・・あの人は・・・!?」
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