【完結】セプトクルール 三賢者と虹色の夜明け

マイマイン

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1章

シェリー編1-1 四つの神器

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 「これにはっていませんわね・・・!」

 王城の中にある図書館にて、調べ物をしていたシェリーは、本を本棚にしまいました。この王城の図書館は一般にも開放されており、必要とあらば本を貸し出すこともできるのです。

 今、シェリーは自身の『力』を消して、普通の女の子になるために必要な、『力を消す神器じんぎ』について調べているところでした。しかし、数日通っても、神器についてくわしく載っている本は見つからなかったのですが、そこに、ボブが本を持ってきたのです。

「おい、これになら神器について書かれているんじゃないのか?」ボブが差し出した茶色の表紙の本には、『せいじゅうと四つの神器』と書かれていました。

「ありがとうございますわ」シェリーは早速、ボブから本を受け取り、読んでみました。

「『地水火風の神器、それは世界を救う四人の英傑えいけつ、すなわち『四聖獣』の力を引き出すとされる、神々の力が宿る四つのアイテムの事である、

 まずは『勇者ゆうしゃかんむり』、真の勇気を持つ者が被りし時、勇者たちを勝利と成功に導くとされる風の神器。

 次の『覇者はしゃの腕輪』は力の象徴しょうちょう装着そうちゃくすればいかなる相手にも負けない力を得られる大地の神器。

 続いて『賢者けんじゃのたいまつ』、持ち主と民を正しく導くとされる炎の神器。

 最後は『聖者せいじゃの杖』、正義せいぎ純潔じゅんけつの象徴、いかなるけがれもはらまことの聖者のみが使うことを許される水の神器』

 ・・・なるほど、おそらくわたくしが求めているのは、最後の『聖者の杖』に間違いありませんわ、でも・・・それが今、どこにあるのかはわかりませんわね・・・」これに、ボブが言いました。

「・・・実は、そのことについても色々、聞き込みをしてみたんだ、そうしたら、四つの神器のうちの一つが、スピネルの『じゃりゅう遺跡いせき』と呼ばれる場所に安置あんちされているらしいぞ!」

「まぁ、そこに神器の一つが・・・!?」
「でもよ、今、そこへは『騎士きしの資格』があるものしか入れないだとよ。だからおれ、騎士の試験を受けようと思うんだ」
「騎士の試験・・・ですか」

ボブは早速、城の中の兵士詰め所に向かいます。
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