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竜の爪
1話 発端と転換
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――油断した。エリックは一人でここを訪れたことを後悔した。即席でも見知らぬ人同士でも、パーティーを組めば良かった。そうすれば、こんな危機になっても狼狽することはなかったのに。
エリックは村を飛び出て都会にやってきた若者だ。村は過疎化が深刻で、エリックの他に未婚の者はいない。隣の家まで歩いて行くことが困難なほど田舎で、エリックの両親もまた他所からやってきた開墾者であった。あのまま村にいれば、両親の家業とはいえ農夫として生きる道しかないことを、若年でありながら既に悟っていた。のんびりした生活も嫌いではなかったが、若いうちにいろんな経験をしておきたいと常々思っていた。訓練と称して近所の師範に習い始めた剣の腕はそこそこだったが、自分と相手との力量を測るのは苦手だった。結果がこの様である。
「……ごめん、母さん、父さん……」
エリックを追い詰めた魔物が、大きな刃物を振り上げる。剣も盾もなく防ぐものがない肉体は、やがて真っ二つにされてしまうだろう。エリックは覚悟して目を閉じたが、気付けば魔物が呻きながら崩れ落ちていった。はっとして周囲を見渡すと、魔物の背後には数人の冒険者がいる。エリックを助けてくれたのだろう。大声で「早くこっちに」と手を出していた。エリックは震える足になんとか力を入れて起き上がり、彼らの元へ走り出した。
****
「すみません、助かりました……」
「こんなとこ一人でいたら危ないよ。他のメンバーは?」
「あ、いえ、あの、俺一人で……」
「……ええ?」
エリックを救出したのは、男ばかりのパーティーだった。剣士が二人、射手、魔法使い、格闘家といったバランスの取れた五人組である。とあるイベントで話が盛り上がり、同年代ということもあってノリでパーティーを組んだところ、思ったより相性が良かったのでそのまま三年ほど続いている、とのことだった。エリックは最近十九歳になったばかりだが、男らは全員三十代後半だという。エリックは叱られている間も呑気に「頼れる冒険者っぽくていいなぁ」と憧れていた。
「困ったな、こんな深層まで一人で来るなんて」
「ごめんなさい……追いかけられて焦って逃げてたらここまで来てしまったみたいで」
「うーん、それはね、まあ、しょうがないよね……」
「問題はここから先どうするかなんだが……ちょっと来い、いい案がある」
エリックを除いて、男らはなにやら話し合いを始めた。特に言い合っている風でもなく、「それもそうだな」「それがいい」「さっそく始めよう」とトントン拍子に決まったようだ。エリックを囲う男らは、先程とは違う笑みを浮かべている。怯える子供を安心させるような笑顔から、見下すような嘲笑へと変わっていた。
「……あの……?」
「ああ、ごめんごめん。ところで、君の名前は?」
「え、エリック、ですけど」
「エリック!いい名前だね。今、みんなで話し合ったんだが、ここから君を一人で帰すのは流石に危ない。君のレベルじゃ傷一つつけられないような強い魔物がウジャウジャいる」
「でも、この先はもっと強い魔物が多いんだ。俺たちは任務で洞窟を抜けた先まで行かなきゃいけない。そこでだ、君を連れて行こうと思うんだが、どうかな?幸い予備の食料はまだある。君一人なら俺たちでも守れるだろう」
男らは胡散臭い笑みを携えてはいるが、言っていることは至極まともだった。エリックもそれなら助かる、とほっと安堵して「お願いします」と頭を下げた。彼らの表情が変わったのは、その時だった。
「ただね、……流石に何もせずっていうのは、ねえ?」
男が何を言いたいかは分かっている。雑用を全て引き受ける覚悟で「何でもやります!」と宣言した。彼らの目に宿った、情欲の炎には一切気付かずに。
「じゃあさっそくお願いしようかな」
「あっ、はい!何をすれば……」
「ちょっとこっちにおいで」
剣士の一人がエリックの手を取り、枝分かれした通路へ向かう。そこまで広い洞窟ではないので、端から端まで歩いても一時間はかからない。連れて行かれた先は開けた場所になっていて、荷物が置いてあった。どうやら一行はここを拠点にしているようだ。真ん中の焚き火にはまだ火種が燻っており、つい先程消したばかりだということが伺える。
男は荷物の下に敷いていた布を引きずり出し、その上に寝そべるようにエリックに伝えると、自身の服を脱ぎ始めた。
「あ……あの……?」
「うん?なんだ、まだ分かってないのか?」
上着だけを羽織り、下半身を堂々と晒す男の姿を見て、エリックは初めて異様な空気に気付いた。晒された男のペニスは反り返っており、十分に勃起している。まさか、いやそんなことない、だって、と自問自答を繰り返していると、男が下品に笑いながらエリックの服を脱がそうと手を伸ばしてきた。
「――やっ、……やめてください……!」
「何でもやるんじゃなかったのか?エリック。嘘をついたのか」
「そっ、それは……こういう、こと、するなんて、お、思わなくて……」
「エリック」
エリックは、自分より遥かに強いであろう男に強い口調で窘められてしまい、言葉を失った。何かを言えるはずがない。口答えも、抵抗も、赤子のように言い包められてしまうだろう。
男の手によって一枚ずつ脱がされていく様を、エリックは呆然と見つめていた。逃げなければいけないと思うのに、その選択肢は初めから存在しなかった。腕力では敵わないし、逆上してひどい目に合わされるかもしれない。仮に逃げることができたとしても、この近辺では強い魔物が跋扈しているのだ。生きるか、死ぬか、どちらかを天秤に掛けられたようなものだった。
「良い子だね」
「……んっ……」
「綺麗な肌をしている。……たくさん汚してあげるよ」
気付いた時には全裸にされていた。農家の手伝いをしたくなくて自室に籠もっていたせいか、エリックの肌は日焼けどころかシミ一つなかった。黒檀のような艶やかな黒髪は若者特有の質感をしており、指通りのよいさらりとした毛束であった。この地方では珍しい金糸雀色をした目は、少しだけ不安に揺れて溶けた蜂蜜のようだった。背丈も同年代の同性とそう変わらない。対して五人組の男らは、全員が歴戦の戦士のように体格が良かった。長身であり、筋肉が至るところで目立っている。エリックの二人分の質量はありそうだった。
男は背後からエリックの身体を抱き締め、なめらかな肌に無骨な指を這わせた。腹や臍に触れ、内腿を掴んで股を開かせ、緊張のあまり芯を持った小さなペニスを暗闇に晒した。外界から差し込んだ仄かな光がエリックの裸体を照らし、より淫猥さを強調している。男は更に陰茎を硬くさせ、エリックもその状態に気付いた。
「……や……」
「分かるか?おまえのせいでこんなことになっているんだぞ。責任を取って貰わないとな」
「……そ、そんな……」
興奮したことも、欲情したことも、男の都合であってエリックにはなんの咎はない。分かっているのに、男の勢いに飲まれてしまいそうだった。そして、自分のせいで屈強な男が勃起しているという事実に、エリックは驚きながらも興奮していた。こんなにもおまえを性的な目で見ているのだと、背中に触れている熱い肉棒が嫌というほど主張していた。
エリックは村を飛び出て都会にやってきた若者だ。村は過疎化が深刻で、エリックの他に未婚の者はいない。隣の家まで歩いて行くことが困難なほど田舎で、エリックの両親もまた他所からやってきた開墾者であった。あのまま村にいれば、両親の家業とはいえ農夫として生きる道しかないことを、若年でありながら既に悟っていた。のんびりした生活も嫌いではなかったが、若いうちにいろんな経験をしておきたいと常々思っていた。訓練と称して近所の師範に習い始めた剣の腕はそこそこだったが、自分と相手との力量を測るのは苦手だった。結果がこの様である。
「……ごめん、母さん、父さん……」
エリックを追い詰めた魔物が、大きな刃物を振り上げる。剣も盾もなく防ぐものがない肉体は、やがて真っ二つにされてしまうだろう。エリックは覚悟して目を閉じたが、気付けば魔物が呻きながら崩れ落ちていった。はっとして周囲を見渡すと、魔物の背後には数人の冒険者がいる。エリックを助けてくれたのだろう。大声で「早くこっちに」と手を出していた。エリックは震える足になんとか力を入れて起き上がり、彼らの元へ走り出した。
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「すみません、助かりました……」
「こんなとこ一人でいたら危ないよ。他のメンバーは?」
「あ、いえ、あの、俺一人で……」
「……ええ?」
エリックを救出したのは、男ばかりのパーティーだった。剣士が二人、射手、魔法使い、格闘家といったバランスの取れた五人組である。とあるイベントで話が盛り上がり、同年代ということもあってノリでパーティーを組んだところ、思ったより相性が良かったのでそのまま三年ほど続いている、とのことだった。エリックは最近十九歳になったばかりだが、男らは全員三十代後半だという。エリックは叱られている間も呑気に「頼れる冒険者っぽくていいなぁ」と憧れていた。
「困ったな、こんな深層まで一人で来るなんて」
「ごめんなさい……追いかけられて焦って逃げてたらここまで来てしまったみたいで」
「うーん、それはね、まあ、しょうがないよね……」
「問題はここから先どうするかなんだが……ちょっと来い、いい案がある」
エリックを除いて、男らはなにやら話し合いを始めた。特に言い合っている風でもなく、「それもそうだな」「それがいい」「さっそく始めよう」とトントン拍子に決まったようだ。エリックを囲う男らは、先程とは違う笑みを浮かべている。怯える子供を安心させるような笑顔から、見下すような嘲笑へと変わっていた。
「……あの……?」
「ああ、ごめんごめん。ところで、君の名前は?」
「え、エリック、ですけど」
「エリック!いい名前だね。今、みんなで話し合ったんだが、ここから君を一人で帰すのは流石に危ない。君のレベルじゃ傷一つつけられないような強い魔物がウジャウジャいる」
「でも、この先はもっと強い魔物が多いんだ。俺たちは任務で洞窟を抜けた先まで行かなきゃいけない。そこでだ、君を連れて行こうと思うんだが、どうかな?幸い予備の食料はまだある。君一人なら俺たちでも守れるだろう」
男らは胡散臭い笑みを携えてはいるが、言っていることは至極まともだった。エリックもそれなら助かる、とほっと安堵して「お願いします」と頭を下げた。彼らの表情が変わったのは、その時だった。
「ただね、……流石に何もせずっていうのは、ねえ?」
男が何を言いたいかは分かっている。雑用を全て引き受ける覚悟で「何でもやります!」と宣言した。彼らの目に宿った、情欲の炎には一切気付かずに。
「じゃあさっそくお願いしようかな」
「あっ、はい!何をすれば……」
「ちょっとこっちにおいで」
剣士の一人がエリックの手を取り、枝分かれした通路へ向かう。そこまで広い洞窟ではないので、端から端まで歩いても一時間はかからない。連れて行かれた先は開けた場所になっていて、荷物が置いてあった。どうやら一行はここを拠点にしているようだ。真ん中の焚き火にはまだ火種が燻っており、つい先程消したばかりだということが伺える。
男は荷物の下に敷いていた布を引きずり出し、その上に寝そべるようにエリックに伝えると、自身の服を脱ぎ始めた。
「あ……あの……?」
「うん?なんだ、まだ分かってないのか?」
上着だけを羽織り、下半身を堂々と晒す男の姿を見て、エリックは初めて異様な空気に気付いた。晒された男のペニスは反り返っており、十分に勃起している。まさか、いやそんなことない、だって、と自問自答を繰り返していると、男が下品に笑いながらエリックの服を脱がそうと手を伸ばしてきた。
「――やっ、……やめてください……!」
「何でもやるんじゃなかったのか?エリック。嘘をついたのか」
「そっ、それは……こういう、こと、するなんて、お、思わなくて……」
「エリック」
エリックは、自分より遥かに強いであろう男に強い口調で窘められてしまい、言葉を失った。何かを言えるはずがない。口答えも、抵抗も、赤子のように言い包められてしまうだろう。
男の手によって一枚ずつ脱がされていく様を、エリックは呆然と見つめていた。逃げなければいけないと思うのに、その選択肢は初めから存在しなかった。腕力では敵わないし、逆上してひどい目に合わされるかもしれない。仮に逃げることができたとしても、この近辺では強い魔物が跋扈しているのだ。生きるか、死ぬか、どちらかを天秤に掛けられたようなものだった。
「良い子だね」
「……んっ……」
「綺麗な肌をしている。……たくさん汚してあげるよ」
気付いた時には全裸にされていた。農家の手伝いをしたくなくて自室に籠もっていたせいか、エリックの肌は日焼けどころかシミ一つなかった。黒檀のような艶やかな黒髪は若者特有の質感をしており、指通りのよいさらりとした毛束であった。この地方では珍しい金糸雀色をした目は、少しだけ不安に揺れて溶けた蜂蜜のようだった。背丈も同年代の同性とそう変わらない。対して五人組の男らは、全員が歴戦の戦士のように体格が良かった。長身であり、筋肉が至るところで目立っている。エリックの二人分の質量はありそうだった。
男は背後からエリックの身体を抱き締め、なめらかな肌に無骨な指を這わせた。腹や臍に触れ、内腿を掴んで股を開かせ、緊張のあまり芯を持った小さなペニスを暗闇に晒した。外界から差し込んだ仄かな光がエリックの裸体を照らし、より淫猥さを強調している。男は更に陰茎を硬くさせ、エリックもその状態に気付いた。
「……や……」
「分かるか?おまえのせいでこんなことになっているんだぞ。責任を取って貰わないとな」
「……そ、そんな……」
興奮したことも、欲情したことも、男の都合であってエリックにはなんの咎はない。分かっているのに、男の勢いに飲まれてしまいそうだった。そして、自分のせいで屈強な男が勃起しているという事実に、エリックは驚きながらも興奮していた。こんなにもおまえを性的な目で見ているのだと、背中に触れている熱い肉棒が嫌というほど主張していた。
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