異世界転生興国記

設定～誓い～旅立ち

　管理者は微笑んだ後ヒロキは異世界に転生することを決めた。早速老人が管理している異世界についての説明をはじめた。
「まず、わしの管理している世界じゃが時代背景はお前さんの元いた世界でいう中世辺りじゃな。何人かお前さんと同じ世界出身の人間を送りこんでおるがあまり強く世界を変えるように伝えなかった為、世界の発展が停滞してしまっておる。そこで管理者会議で救済措置としてテコ入れをしても良いと決まりお前さんがその役を担うこととなった。ある程度の能力を持ち込み世界をより良い方向に変えて貰いたい。そのために能力の出し惜しみはしないで欲しい。要は自重せんでも良いとゆうことじゃな。ただし、人を殺すなとは言わんが虐殺はしないで欲しい。」
　管理者はここまで話して一息ついた後、更に続けた。
「さて、能力についてじゃがまずは身体能力については特に強化は必要ないじゃろう。行けばわかるが行ってもらう世界は元にいた世界の重力が100分の1じゃ。力や速さは現地人の100倍じゃな。年齢も18歳にしておこう。次に魔力も高く設定しておこう。使える魔法も基本属性は全て使えるようにしておく。魔力量はお楽しみじゃ。あとは持っていきたい能力を選ぶが良い。」

　ヒロキは数分考えた後持っていきたい能力を指定した。
「では一つ目に時間魔法をお願いします。二つ目は物質操作魔法。最後に前世のインターネットを閲覧と具現化をお願いします。」

　この願いに管理者は一瞬考える素振りを見せたが了承してくれた。念のため能力についての説明も加えてくれた。

「ふむ、時間魔法については時間を進める魔法と習熟すれば止める魔法を使えるようになるじゃろう。物質操作も習熟すれば物質生成も可能にしておこう。前世のインターネットも問題無しじゃ。あとは時間魔法に補助として時空魔法もオマケでつけておこう。要はアイテムボックスじゃな。習得方法は必要だと強く願うことじゃ。最後に頼りになる者？も用意しておこう。そのうち会えるじゃろう。」

　最後に管理者は真剣な面持ちになってこう言った。

「くどいようじゃが能力を駆使して世界の停滞を払い、様々な種族を救ってやって欲しい。場合によっては後から別の転生者も送る予定なのでそのつもりでな？あとは何かあれば何らかの手段を使って連絡をしよう。では行くが良い。」

　こうしてヒロキは新たな世界に旅立った。