追放された悪役令嬢、魔界で家庭教師になる。「人間は怖い」と教えたら、魔王の息子たちが「先生を泣かす人間は滅ぼす」と過保護な最強軍団になった件

六角

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第2話 魔王城の面接試験

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 魔王ゼスト様に案内され、私は『死の森』のさらに奥、魔界の領域へと足を踏み入れた。  道中、鬱蒼としていた森が開け、視界いっぱいに広がったのは、現実離れした光景だった。  空には二つの月が浮かんでいる。一つは蒼く、もう一つは紅い。  大地には発光する植物が群生し、幻想的な光の絨毯を作り出している。  そして、その中央に聳え立つのは、黒曜石を削り出して作ったかのような巨大な城塞――魔王城だ。

(美しい……)

 恐怖よりも先に、純粋な感嘆が漏れた。  王国の教科書には「魔界は荒涼とした死の世界」と書かれていたけれど、百聞は一見に如かず。  ここには、人間界にはない静謐で力強い魔力の循環がある。  学者肌の私としては、今すぐにでも採取瓶を取り出して土壌サンプルを集めたいところだけれど、今はそれどころではない。

「アリア、ついてきているか?」

 前を歩くゼスト様が振り返る。  彼は森で出会った時と同じく、余裕のある足取りだ。  私の歩幅に合わせてくれているのか、移動速度は遅い。

「はい、問題ありません。ただ、少し……視線が気になりますが」

 私は周囲の茂みや岩陰に目を向けた。  そこには無数の気配がある。  狼のような姿をした魔獣、小鬼のような魔族、あるいは影そのもののような不定形な存在。  彼らは一様に、私を睨みつけていた。  獲物を狙う目ではない。  『侵入者』に対する、剥き出しの敵意だ。

「人間を連れ帰るのは久しぶりだからな。部下たちが神経質になっているのだろう」

 ゼスト様は気にした様子もなく、城門へと続く巨大な跳ね橋を渡っていく。

「安心しろ。俺の客人に手を出せばどうなるか、彼らはよく理解している」

 その言葉通り、私に向けられた殺気は、ゼスト様の一瞥によって霧散した。  魔王という存在の絶対性。  それは単なる武力ではなく、カリスマというべき統率力だ。

(王国のカイル殿下とは雲泥の差ね……)

 ふと、元婚約者の顔が浮かび、私は頭を振って追い払った。  比較すること自体、魔王様に失礼だわ。

          ◇

 城門をくぐると、そこは広大なエントランスホールだった。  高い天井。整然と並ぶ柱。  そして、ズラリと整列した魔族の兵士たち。  彼らは一斉に膝をつき、王の帰還を迎えた。

「おかえりなさいませ、魔王様!」

 地響きのような声がホールを震わせる。  ゼスト様は軽く手を挙げて応えると、私の背中を軽く押した。

「紹介しよう。今日から我が城に滞在する、人間のアリアだ」

 その瞬間。  ホールの空気が凍りついた。  兵士たちの視線が、敬意から困惑へ、そして即座に敵意へと変わる。

「人間、だと……?」 「なぜ魔王様が、下等種族を?」 「まさか、生贄か?」 「いや、客人のように扱われているぞ……」

 ざわめきが波紋のように広がる中、一人の長身の男が進み出た。  青白い肌に、銀色の長髪。耳は尖り、背中にはコウモリのような翼が生えている。  彼の身なりは良く、参謀か執事といった雰囲気だ。

「魔王様。ご無事の帰還、慶賀の至りに存じます。……して、そちらの人間は?」

 男の視線が私を射抜く。  冷徹で、分析的な目だ。  『解析』スキル発動。  種族:吸血鬼(ヴァンパイア・ロード)。魔力ランク:S。  これは手強い。王国の騎士団長クラス、いやそれ以上か。

「ヴァルゴか。彼女はアリア。ギルとルウの家庭教師として雇うことにした」

「は……?」

 ヴァルゴと呼ばれた男は、その端正な顔を盛大に歪めた。  周囲の兵士たちも、聞き間違いではないかと顔を見合わせている。

「家庭教師、ですか? 人間ごときが、至高なる魔王の血を引く皇子様たちに教鞭を執ると?」

「ああ。彼女は優秀だぞ。レッド・グリズリーを説教だけで無力化した」

「……冗談はおやめください」

 ヴァルゴは呆れたようにため息をつくと、冷ややかな目で私を見下ろした。

「人間よ。魔王様がどのような気まぐれを起こされたかは知らぬが、命が惜しければ即刻立ち去るがいい。ここは貴様のような脆弱な生き物が足を踏み入れていい場所ではない」

 明確な拒絶。  まあ、当然の反応だ。  人間と魔族は長年対立してきた。  彼らにとって人間は、狡賢くて弱い、忌むべき敵でしかないのだから。

 でも。  私はここで引き下がるわけにはいかない。  帰る場所はないし、何より、一度引き受けた仕事を途中で放り出すのは、私のプライドが許さない。

「ご忠告、感謝いたします。ヴァルゴ様」

 私は一歩前に出て、スカートの裾を摘み、優雅にカーテシーをした。  泥だらけのボロボロのドレスであっても、その所作だけは王城で磨き抜かれた一級品だ。

「ですが、私は魔王様と契約を交わしました。契約履行の前に敵前逃亡するなど、教育者としてあるまじき行為。私の授業を受けていただくまでは、ここを動くつもりはありません」

「ほう……。口だけは達者なようだな」

 ヴァルゴの目が細められる。  殺気が肌を刺す。  だが、私は動じない。  生徒や保護者からのクレーム対応なんて、王宮時代に散々経験済みだ。これくらいで怯んでいては務まらない。

「言葉で理解できないのなら、実力で示すしかあるまい」

 ゼスト様が面白そうに口を挟んだ。

「ヴァルゴ、アリアの実力を試してみろ。場所は中庭だ。ちょうど今、あの二人もそこにいるはずだ」

「……あの二人が?」

 ヴァルゴの顔色がサッと変わった。  周囲の兵士たちも、「あわわ……」と青ざめたり、後ずさりしたりしている。

「魔王様、それは危険すぎます! あの方々は今朝から機嫌が悪く、中庭はすでに半壊状態です! 人間など放り込めば、一秒で肉片になりますぞ!」

「ならば好都合だ。アリアがその肉片になるようなら、それまでの器だったということ。だが、もし彼女があの二人を鎮められたなら……文句はあるまい?」

 ゼスト様は私を見て、ニヤリと笑った。  試されている。  これはただの面接ではない。実技試験だ。

「承知いたしました」

 私は静かに頷いた。

「その試験、お受けいたします」

          ◇

 案内された中庭は、惨状を呈していた。  かつては美しかったであろう花壇は掘り返され、噴水は粉砕され、石畳はめくれ上がっている。  まるで台風と地震が同時に直撃したかのような有様だ。

 そして、その破壊の中心に、二人の少年がいた。

「つまんねー! もっと壊れるもの持ってこいよ!」

 一人は、燃えるような赤髪の少年。  手には身の丈ほどもある大剣を軽々と振り回している。  兄のギルだ。  見た目は十歳前後だが、その身体能力は異常だ。  剣を一振りするたびに衝撃波が発生し、庭木が薙ぎ倒されていく。

「はぁ……兄さん、効率が悪いよ。物理攻撃じゃ瓦礫が増えるだけだ。消滅させなきゃ」

 もう一人は、氷のような銀髪の少年。  分厚い魔導書を片手に、浮遊しながら冷めた目で見下ろしている。  弟のルウだ。  彼の指先から放たれた黒い球体が、崩れた石柱に触れた瞬間、音もなく消滅させた。  高度な空間魔法。  あんな子供が扱っていい代物ではない。

「……なるほど」

 私は回廊の柱の陰から、その様子を観察した。  兵士たちは遠巻きに震えているだけで、誰も彼らを止めようとしない。  あれでは増長するばかりだ。

「どうだ、アリア。あれが俺の息子たちだ。可愛いだろう?」

 隣でゼスト様が腕組みをして言った。  親バカフィルターがかかっているようだが、客観的に見れば『災害』である。

「ええ、元気があって大変よろしいですね。ただ……」

 私は眼鏡の位置を直し(眼鏡はしていないが、心の眼鏡を)、キリッとした表情を作った。

「少々、躾がなっていないようです。公共物を破損し、周囲を威嚇し、己の力を誇示するだけの行為。これでは真の強者とは言えません」

「ほう? では、教えてやってくれるか」

「はい。それが私の仕事ですので」

 私は一歩、中庭へと足を踏み出した。

 ドガァァン!    ちょうどその時、ギルが振り下ろした剣の衝撃波が、私の足元へと飛んできた。

「危ない!」

 ヴァルゴが叫ぶ。  しかし、私は動かない。  避ける必要がないからだ。

「【物理障壁(フィジカル・シールド)・展開】」

 私の前に透明な壁が出現し、衝撃波を受け止める。  キンッ! という高い音とともに、衝撃は霧散した。

「……あ?」

 ギルが動きを止めた。  ルウも魔導書から顔を上げ、私の方を見た。

「誰だ、お前? 人間か?」

 ギルが大剣を担ぎ、獰猛な笑みを浮かべて近づいてくる。  そのプレッシャーは、先ほどのレッド・グリズリーを遥かに凌駕する。  さすがは魔王の血族。

「初めまして。今日からあなたたちの家庭教師を務めることになりました、アリアと申します」

 私は背筋を伸ばし、にこやかに挨拶をした。

「家庭教師ぃ? またかよ。前のやつは三日で逃げ出したぜ?」

 ギルが鼻で笑う。

「人間ごときが、僕たちに何を教えられるの? 魔法理論? 歴史? どうせ僕の方が詳しいよ」

 ルウが冷ややかな視線を向ける。

「僕たちの時間を無駄にしないでくれるかな。消えてよ」

 ルウが指を弾く。  無詠唱の攻撃魔法。  不可視の風の刃が、私の首を狙って飛んでくる。

 ――生意気だ。  実に、生意気で可愛らしい。  私の教師としての魂に、火がついた。

「……先生の話を、聞きなさい」

 パチン。  私は指を鳴らした。

「【魔法無効化(アンチ・マジック)・領域展開】」

 瞬間、中庭全域の魔素が凍りついた。  ルウが放った風の刃は、私の鼻先でふわりと消滅し、ただのそよ風となって頬を撫でた。

「なっ……!?」

 ルウが目を見開く。  彼は慌てて次の魔法を構築しようとするが、指先に魔力が集まらない。

「僕の魔力が……霧散させられている!? そんな、術式も見ずに!?」

「お遊びは終わりです。席に着きなさい」

 私は静かに告げた。  だが、ギルは止まらない。  魔法がダメなら物理だと言わんばかりに、地面を蹴って肉薄してくる。

「すげぇな人間! でも、こっちは防げるか!?」

 大剣が唸りを上げて横薙ぎに振るわれる。  速い。  目にも止まらぬ神速の一撃。  まともに受ければ、私の体など両断されてしまうだろう。

 だから、受けない。  いなすのだ。

「【身体強化(ブースト)・知覚加速】」

 世界がスローモーションになる。  ギルの剣の軌道、筋肉の動き、重心の移動。すべてが見える。

 私は一歩踏み込み、大剣の腹に素手を添えた。  そして、彼の力のベクトルに合わせて、ほんの少しだけ軌道をずらす。

「え?」

 ギルが体勢を崩す。  自分の全力のスイングに振り回される形になり、彼は無防備な背中を晒した。

「よそ見はいけませんよ」

 私はすかさず、彼の手首の関節を極め、大剣を取り落とさせる。  そして、足を払って転ばせると、そのまま上に乗り、腕を背中に捻じ上げた。

「いってぇぇ! なんだこれ、動けねぇ!」

「関節技というものです。力任せに暴れるだけの相手には、これが一番効きます」

「離せ! このっ……!」

 ギルが暴れるが、私はテコの原理と体重移動で完全に抑え込んでいる。  子供とはいえ魔族の剛力だ。油断すれば吹き飛ばされるが、要所さえ締めれば制御できる。

「さて、ルウ君」

 私はギルを抑え込んだまま、呆然と立ち尽くすルウに視線を向けた。

「あなたは賢い子ですね。自分の魔力が封じられた理由を、すでに推測できているのでしょう?」

「……空間中の魔素濃度を強制的に操作し、僕の術式構成を阻害した。……違う?」

「正解です。素晴らしい洞察力ね」

 私は微笑んだ。

「でも、それだけでは不合格です。魔法が使えない状況になった時、あなたはどうしますか? ただ立ち尽くして、敵の攻撃を待つだけ?」

 ルウがハッとして唇を噛む。

「暴力と、知識。どちらか片方だけでは、本当の強さとは言えません。今のあなたたちは、ただの『力の塊』です。磨けば光る原石なのに、泥にまみれて転がっているだけ」

 私はギルの拘束を解き、立ち上がった。  二人はもう、攻撃してこなかった。  ギルは地面に座り込んで手首をさすり、ルウは悔しそうに拳を握りしめている。  けれど、その瞳にあるのは、先ほどまでの侮蔑ではない。  『驚き』と、未知のものを見る『好奇心』だ。

「私はあなたたちに、その力の使い方を教えます。誰かを傷つけるためではなく、守るための力を。暴れるためではなく、生き抜くための知恵を」

 私は二人の前に跪き、目線を合わせた。  泥だらけの手で、彼らの頭を撫でる。

「人間界にはね、もっと怖いことがたくさんあるのよ。裏切り、嘘、理不尽な暴力……。それに比べれば、あなたたちの悪戯なんて可愛いものだわ」

 私の脳裏に、カイル殿下やミナの顔が過ぎる。  あの時の無力感。絶望。  それを思い出すだけで、体が震える。

「だから……強くなりなさい。誰にも負けないくらい。誰にも何も奪わせないくらい」

 これは私の本心だった。  そして、私の「人間への恐怖」から来る願いでもあった。  彼らには、私のような惨めな思いをしてほしくない。  人間という「悪意の塊」に遭遇しても、絶対に負けないでほしい。

 私の言葉を聞いた二人は、ポカンとしていた。  そして、顔を見合わせる。

(……先生、泣きそうな顔してた) (人間界って、そんなにヤバいところなのか?) (先生は、そんな地獄から来たんだ……) (なのに、僕たちに優しくしてくれた……)

 彼らの中で、何かがカチリと音を立てて噛み合った。

「……わかったよ」

 ギルが立ち上がり、埃を払った。  その顔には、生意気そうな笑みが戻っているが、どこか照れくさそうだ。

「お前、強いな。俺より強いやつに命令されるのは癪だけど……教えてもいいぜ。俺を最強にしてくれるならな」

「僕も……興味がある。魔法を封じる理論、もっと詳しく知りたい」

 ルウも、小さく頷いた。

 その時、パチパチパチと拍手の音が響いた。  回廊にいたゼスト様だ。

「見事だ、アリア。合格だ」

 ゼスト様は満足げに頷き、ヴァルゴの方を見た。

「どうだ、ヴァルゴ。これでも彼女を追い出すか?」

 ヴァルゴは口を半開きにして、私と双子を交互に見ていたが、やがて深々とため息をついた。

「……完敗です。まさか、あの暴れん坊たちを手懐けるとは。前言を撤回し、謝罪いたします」

 ヴァルゴが私に向かって頭を下げる。  周囲の兵士たちからも、「すげぇ……」「人間があの双子様を……」という感嘆の声が漏れる。

「アリア先生、と言ったな」

 ギルが私の袖を引いた。

「俺、もっと強くなりたい。先生をいじめた奴らなんか、デコピンで吹っ飛ばせるくらい強くなってやるよ!」

「僕も。先生の知識を全部吸収して、先生を泣かせた馬鹿な人間たちを、論理的に追い詰めてあげる」

 ……ん?  何か、方向性が少しズレていないかしら?  私は「身を守るために強くなれ」と言ったつもりなのだけれど、彼らは「先生の敵を討つために強くなる」と解釈したようだ。

(まあ、学習意欲があるのは良いことよね。動機はどうあれ)

 私はその小さな誤解を訂正せず、微笑んで頷いた。

「ええ、期待していますよ。……では、授業を始めましょうか。まずはその前に……」

 私は惨状と化した中庭を見渡した。

「この散らかったお庭の掃除からですね。自分のやったことの後始末をするのも、勉強の一つですよ」

「ええー!?」 「魔法で直しちゃダメ?」

「ダメです。手作業でやりなさい。土の温かさを知るのも情操教育です」

 こうして、魔王城での私の最初の授業は、「中庭の草むしりと整地」から始まった。  文句を言いながらも、私の指示に従って石を運ぶ最強の双子たち。  それを回廊から、愛おしそうに見つめる魔王様。

 ここが私の、新しい職場。  もしかしたら、王国よりもずっと、居心地が良い場所になるかもしれない。

 けれど私はまだ知らない。  彼らがこの日の出来事を、「先生は人間界で酷い目に遭い、心に深い傷を負っている。僕たちが守らねば!」という強烈な使命感として心に刻み込んでしまったことを。  そしてその使命感が、やがて人間界を震撼させる『魔王軍・アリア親衛隊』の結成へと繋がっていくことを……。
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