先輩の気持ち受け取れません。

特別支援学校と現場実習

「頑張らなきゃ。」

皆さんは、特別支援学校と言うと、弱い子達が行くと思ってませんか？
少し当たってはいますが、学校によって、違って、私が通ってる特別支援学校は、勉強は、できるけど、身体が弱かったり、コンプレックスを抱えていたり、いじめのせいで、人間不信になってしまったりとさまざまな理由の子たちがいます。

私は、過去に母を亡くし、父には、捨てられ。いじめにあって、成績は、優秀なのだが、知的障害と精神的ストレス障害者のため、特別支援学校へ通っている。持ってしまったので、この今の学校を受験し、学校生活を送ってます。



3年生にもなり、前期の現場実習、3週間を迎えました。
一周目は、何とか、乗り越えたのですが、
二週間目のある日……。


「羽鳥。」
「ひゃい！？」
その聞き覚えのない低い声に、びっくりしてしまい。変な声が出てしまった。

「ごめん。驚かせるつもりは、なかったんだけど。」
「あっ。いえ！すみません」
「あのさぁ、いきなりだけど、昼休憩って、何時から何時まで？」
「えっ。はい。12時から13時2分です。」
「なに、その2分間？」
「わかりません。」
先輩は、笑っていました。
「一緒に、昼飯食べね？」
「あーと。えーと。たぶん。大丈夫です。」
「じゃあ、12時になったら、階段の下にいるからな。」

そんなことを言って、去っていく先輩。

「彼女を振ったばかりだて言うんに」
「はい……？」

近くにいた先輩のお母さんがつぶやいた。

「たぶん。桜目当てに、彼女と別れたんやろうか。」
「……すみません。そろそろ、呼ばれたんで、行きますね。」
「あいよー。頑張ってねー。」
「はーい。ありがとうございます。」

タッタッタッ……。

「やっぱ、桜が好きなんちゃうんやろうか」

そんなことも、おかまいなしに、洗濯を一階のお風呂場まで、取り行き。2階に上がり、洗濯ものを入れ、洗濯機を回し、乾燥室へ干しに行きなどの作業を繰り返して、いたら、あっという間に、12時になった。

「お先にお昼行きます。」
「ゆっくりしてきてね！」
「はい！ありがとうございます。」

階段を降りたら、先輩がいた。

「すみません。待ちました？」
「いや、今来たとこ」
「良かったー！」
「こっち来て」

言われるがままに、ついていくと、カフェスペースがあり、そこへ、二人腰掛けた。

お弁当の蓋を開けると先輩が驚いた。
「すげぇ。美味そう。」
「これ、昨日の夕飯に、余った食材なんですけどね。自分で作りました。」
「そーなの？お母さんには、作ってもらわないの？」
「……はい。母は、地震でなくなり、父には、捨てられて、今、いとこにお世話になりながら、ひとり暮らししてます。」
「そっか……。ごめんね。」
「謝らないでください！」

先輩には、悩みごとを相談したりして、実習期間を終えました。

学校生活も、再スタートし、清掃や介護の大会で、いい成績を残し、秋に、また、後期の現場実習があり、そこでも、先輩に、お世話になりました。

そして、1月ｰｰｰｰｰ