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Part Ⅰ. 目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
15. やさしさに包まれて
食欲なんて全然なかった。目の前には今日もバルドさんが作ってくれた美味しそうな料理が並んでいるけど、それも今はただの飾りにしか見えない。
私は悶々としながら、パンをちぎっては皿に乗せる。
今日のサロンでの会話。リオさんには「考えても仕方ない」って言われちゃったけど。いや、リオさんが私を元気づけるためにわざと明るく言ってくれてたのはわかってるんだよ? あの場であれ以上話しても空気が重くなるだけだっただろうし。だけど、一人だとどうしても考えちゃうんだよね。
(もし、本物のシャルロットさんが戻ってきたら、私ってどうなるの?)
(入れ替わる? え、そしたら私、死ぬの!? また!?)
冷静になればなるほど、ヤバい結論にしか辿り着かない。
(いやいやいや、そんなの聞いてないんだけど!?)
(異世界転生って、もっとこう、チート能力で無双するとか、王子様に溺愛されるとか、そういうのじゃなかったっけ!?)
テンプレ展開とのギャップに思わず心の中で叫んだところで、ふと顔を上げると、向かいのライナスさんが私の顔色を伺いながら声をかけてきた。
「シャルロット様、いつからそんなにおちょぼ口になっちゃったんっすか?」
(おちょぼ口?)
ライナスさんの視線を辿ると、私の皿には、これでもかと細かくちぎられたパンの山。うん、リスの餌かな? こんなの、私悩んでますって看板立ててるようなもんじゃん。
「シャルロット様……もしかして、レオン様と喧嘩でもされたんですか?」
ティナちゃんが心配そうに身を乗り出してくる。
「無理なさらないでくださいね、シャルロット様」
マーサさんも気遣うように声をかけてくれた。
(わ、やば……、みんなに余計な心配かけちゃってる……!)
どう言い訳しようかと焦ったその時、カチャリ、と隣でナイフを置く音がした。
「……放っておけ」
レオンさんの淡々とした声が響く。
「本人の問題だ」
その一聞すると冷たくも感じられる言葉に、皆がしんと黙り込む。
(……うん、わかってるよ。自分で気持ちに整理つけるしかないって)
(でも、唯一相談できるのがレオンさんとリオさんなのに。そんな言い方しなくてもいいじゃん……)
少ししょんぼりしながら、スプーンを手に取った。
私が黙々と食事を進めていると、突然、目の前に、デザートの皿が差し出される。
(あ、かわいい……)
お皿の真ん中で、チョコやクッキーで飾られたマフィンのクマちゃんが笑っている。しかもよく見たら、私のお皿だけが特別にクマちゃん仕様。
(……え?)
顔を上げると、バルドさんがこちらをじっと見ていた。何も言わず、ただ、じっと。
(もしかして、励まそうとしてくれてる……?)
私はもう一度クマちゃんに視線を落とす。そしてフォークの先で、そおっとその丸い鼻をつん、と。
(……かわいい。なんか、ちょっと元気出たかも)
「バルドさん、ありがとう……」
どこから食べようか迷っていたら、マーサさんが静かに私の隣に来て声をかけてくれる。
「無理に食べなくてもいいんですよ?」
その言い方は、なんだかお母さんのようにあったかい。
「え、でも、せっかくバルドさんが……」
私が答えるとマーサさんは、目を細めてやわらかく微笑んだ。
「大丈夫。シャルロット様が元気になるまで、バルドも、私たちも、ちゃんと待ってますから」
そう言って、マーサさんはふわりと私の肩に手を置いた。
「甘えたい時は、甘えてくださいね」
(うぅっ……こんなふうに優しくされたら、泣いちゃいそう……)
「デザートは、今日はやめておきますか?」
目の奥がつんとして、私は慌てて俯き、小さな声で答える。
「……大丈夫。食べる。ありがと」
消え入りそうな声で私が言うと、マーサさんは何事もなかったかのように微笑んで戻っていった。
私がマフィンにフォークを刺したところで、視界の端にふとカイルさんが映る。しかもなんだか……ソワソワしてる?
しばらくすると、カイルさんは何気ない風に私のグラスにジュースを注ぎ足した。そのジュース、実は昨日私が「これ美味しい!」って言ったやつ。
「カイルさん?」
思わず声をかけると、カイルさんはピクリと肩を揺らした。
「……別に。ルールとして、グラスは常に満たしておくべきかと」
明らかに視線を逸らしている。
(だって他の人のグラスは空のままじゃん……)
そこへマーサさんがニヤリと口を挟む。
「ふふ、カイル。そんなにシャルロット様が心配なら、素直に声をかければいいのに」
「は!? ち、違います!」
カイルさんは顔をさっと赤くして即座に否定した。
「私は執事として当然のことを──」
「はいはい」
マーサさんが軽く受け流すと、カイルさんは頬を染めたまま、どこか納得いかない様子で席を離れた。
「……まったく、誤解されては困ります……」
小さく呟く声が聞こえてきて、私はつい笑ってしまった。
グラスを手に取り、ジュースをひと口。昨日も美味しいと思ったけど、今日のはもっと美味しい。甘さと酸味が爽やかに鼻に抜けて、さっきまでの胸の重さが、少しだけ溶けたような気がした。
食事を終えて廊下を歩いていると、背後から急にのんびり声が飛んでくる。
「シャルロット様~、そんな顔して歩いてたらお化けが寄ってきますよ~?」
「うわっ!」
驚いて振り返ると、ライナスさんがニヤニヤしながら立っていた。
「もう、脅かさないでよ!」
思わず頬を膨らませると、ライナスさんは肩をすくめる。
「だって、あまりにも元気なさそうだったっすからね。ちょっと笑わせようかなって」
「……」
「ま、事情は聞きませんけどね。シャルロット様が黙ってるってことは、きっと俺たちが口出しすることじゃないんでしょうし」
いつもの軽い口調なのに、どこか頼もしさを感じる。
「でも、一つだけ言わせてください」
ライナスさんが少しだけ真面目な顔になる。
「シャルロット様は、もうウラドール家の一員っすから。何があっても、俺たちは味方ですよ」
(……ウラドール家の一員……)
「……っと、俺らしくないこと言っちゃったな~!」
急に照れ隠しのように頭を掻くライナスさん。
「さ、早く部屋に戻って寝ましょう! 悩み事は寝たらなんとかなりますから!」
そう言って、ライナスさんは軽く手を振りながら歩き去っていった。
その背中をぼんやり見送ると、私はくるりと踵を返して部屋へ向かう。足取りはさっきよりずっと軽く、口元には自然と笑みを浮かべて。
部屋では、ちょうどティナちゃんがベッドを整えてくれているところだった。
「あ、お帰りなさい、シャルロット様!」
ティナちゃんは嬉しそうに振り返る。
「ベッド、ふかふかにしておきました! これでいい夢見れますよ~。たとえばレオン様とデートする夢とか?」
「ふふ、ありがと!」
その後、入浴を済ませて私がベッドに腰掛けると、ティナちゃんがブラシを手にして近寄ってくる。
「髪、梳かしますね~。女の子は、寝る前も可愛くしておかないと!」
「そういうものなの?」
「そういうものです!」
即答するティナちゃん。しばらく髪をとかしてもらっていると、ふと声のトーンが少しだけ優しくなる。
「シャルロット様、やっぱり今日は元気なさそうですね……」
「もし、恋の悩みだったらぜひ相談してくださいね! 私、そういう話、大好きなんです!」
「え、ちが、そういうんじゃ……」
慌てる私に、ティナちゃんはクスッと笑って、
「冗談ですよ。でも、どんな悩みでも聞きますから!」
「無理に言わなくてもいいですけど……シャルロット様には、ずっと笑っててほしいですからね」
そう言いながら、ティナちゃんは私の髪をそっと撫でる。
「……ティナちゃん」
「それに、笑顔の方が絶対にレオン様もキュンとしちゃいますよ!」
「えぇっ!?」
思わず振り返ると、ティナちゃんはパチンとウインク。
「やっぱり恋って、女の子を一番輝かせますから!」
私はこらえきれずに吹き出してしまった。
「もう……ティナちゃんったら……」
でも、そのおかげで心のモヤが少し晴れた気がした。
「ありがとう、ティナちゃん」
「どういたしまして!」
ティナちゃんは満足そうに頷き、最後にふんわりと髪を整える。
「それじゃあ、おやすみなさい、シャルロット様。素敵な夢だといいですね!」
ぱたんと、小さな音をたててドアが閉まる。
(……本当に、あったかいな、この屋敷)
心が少し軽くなった私は、ベッドに潜り込み、もふっと布団に埋もれながら穏やかな気持ちで目を閉じた。
私は悶々としながら、パンをちぎっては皿に乗せる。
今日のサロンでの会話。リオさんには「考えても仕方ない」って言われちゃったけど。いや、リオさんが私を元気づけるためにわざと明るく言ってくれてたのはわかってるんだよ? あの場であれ以上話しても空気が重くなるだけだっただろうし。だけど、一人だとどうしても考えちゃうんだよね。
(もし、本物のシャルロットさんが戻ってきたら、私ってどうなるの?)
(入れ替わる? え、そしたら私、死ぬの!? また!?)
冷静になればなるほど、ヤバい結論にしか辿り着かない。
(いやいやいや、そんなの聞いてないんだけど!?)
(異世界転生って、もっとこう、チート能力で無双するとか、王子様に溺愛されるとか、そういうのじゃなかったっけ!?)
テンプレ展開とのギャップに思わず心の中で叫んだところで、ふと顔を上げると、向かいのライナスさんが私の顔色を伺いながら声をかけてきた。
「シャルロット様、いつからそんなにおちょぼ口になっちゃったんっすか?」
(おちょぼ口?)
ライナスさんの視線を辿ると、私の皿には、これでもかと細かくちぎられたパンの山。うん、リスの餌かな? こんなの、私悩んでますって看板立ててるようなもんじゃん。
「シャルロット様……もしかして、レオン様と喧嘩でもされたんですか?」
ティナちゃんが心配そうに身を乗り出してくる。
「無理なさらないでくださいね、シャルロット様」
マーサさんも気遣うように声をかけてくれた。
(わ、やば……、みんなに余計な心配かけちゃってる……!)
どう言い訳しようかと焦ったその時、カチャリ、と隣でナイフを置く音がした。
「……放っておけ」
レオンさんの淡々とした声が響く。
「本人の問題だ」
その一聞すると冷たくも感じられる言葉に、皆がしんと黙り込む。
(……うん、わかってるよ。自分で気持ちに整理つけるしかないって)
(でも、唯一相談できるのがレオンさんとリオさんなのに。そんな言い方しなくてもいいじゃん……)
少ししょんぼりしながら、スプーンを手に取った。
私が黙々と食事を進めていると、突然、目の前に、デザートの皿が差し出される。
(あ、かわいい……)
お皿の真ん中で、チョコやクッキーで飾られたマフィンのクマちゃんが笑っている。しかもよく見たら、私のお皿だけが特別にクマちゃん仕様。
(……え?)
顔を上げると、バルドさんがこちらをじっと見ていた。何も言わず、ただ、じっと。
(もしかして、励まそうとしてくれてる……?)
私はもう一度クマちゃんに視線を落とす。そしてフォークの先で、そおっとその丸い鼻をつん、と。
(……かわいい。なんか、ちょっと元気出たかも)
「バルドさん、ありがとう……」
どこから食べようか迷っていたら、マーサさんが静かに私の隣に来て声をかけてくれる。
「無理に食べなくてもいいんですよ?」
その言い方は、なんだかお母さんのようにあったかい。
「え、でも、せっかくバルドさんが……」
私が答えるとマーサさんは、目を細めてやわらかく微笑んだ。
「大丈夫。シャルロット様が元気になるまで、バルドも、私たちも、ちゃんと待ってますから」
そう言って、マーサさんはふわりと私の肩に手を置いた。
「甘えたい時は、甘えてくださいね」
(うぅっ……こんなふうに優しくされたら、泣いちゃいそう……)
「デザートは、今日はやめておきますか?」
目の奥がつんとして、私は慌てて俯き、小さな声で答える。
「……大丈夫。食べる。ありがと」
消え入りそうな声で私が言うと、マーサさんは何事もなかったかのように微笑んで戻っていった。
私がマフィンにフォークを刺したところで、視界の端にふとカイルさんが映る。しかもなんだか……ソワソワしてる?
しばらくすると、カイルさんは何気ない風に私のグラスにジュースを注ぎ足した。そのジュース、実は昨日私が「これ美味しい!」って言ったやつ。
「カイルさん?」
思わず声をかけると、カイルさんはピクリと肩を揺らした。
「……別に。ルールとして、グラスは常に満たしておくべきかと」
明らかに視線を逸らしている。
(だって他の人のグラスは空のままじゃん……)
そこへマーサさんがニヤリと口を挟む。
「ふふ、カイル。そんなにシャルロット様が心配なら、素直に声をかければいいのに」
「は!? ち、違います!」
カイルさんは顔をさっと赤くして即座に否定した。
「私は執事として当然のことを──」
「はいはい」
マーサさんが軽く受け流すと、カイルさんは頬を染めたまま、どこか納得いかない様子で席を離れた。
「……まったく、誤解されては困ります……」
小さく呟く声が聞こえてきて、私はつい笑ってしまった。
グラスを手に取り、ジュースをひと口。昨日も美味しいと思ったけど、今日のはもっと美味しい。甘さと酸味が爽やかに鼻に抜けて、さっきまでの胸の重さが、少しだけ溶けたような気がした。
食事を終えて廊下を歩いていると、背後から急にのんびり声が飛んでくる。
「シャルロット様~、そんな顔して歩いてたらお化けが寄ってきますよ~?」
「うわっ!」
驚いて振り返ると、ライナスさんがニヤニヤしながら立っていた。
「もう、脅かさないでよ!」
思わず頬を膨らませると、ライナスさんは肩をすくめる。
「だって、あまりにも元気なさそうだったっすからね。ちょっと笑わせようかなって」
「……」
「ま、事情は聞きませんけどね。シャルロット様が黙ってるってことは、きっと俺たちが口出しすることじゃないんでしょうし」
いつもの軽い口調なのに、どこか頼もしさを感じる。
「でも、一つだけ言わせてください」
ライナスさんが少しだけ真面目な顔になる。
「シャルロット様は、もうウラドール家の一員っすから。何があっても、俺たちは味方ですよ」
(……ウラドール家の一員……)
「……っと、俺らしくないこと言っちゃったな~!」
急に照れ隠しのように頭を掻くライナスさん。
「さ、早く部屋に戻って寝ましょう! 悩み事は寝たらなんとかなりますから!」
そう言って、ライナスさんは軽く手を振りながら歩き去っていった。
その背中をぼんやり見送ると、私はくるりと踵を返して部屋へ向かう。足取りはさっきよりずっと軽く、口元には自然と笑みを浮かべて。
部屋では、ちょうどティナちゃんがベッドを整えてくれているところだった。
「あ、お帰りなさい、シャルロット様!」
ティナちゃんは嬉しそうに振り返る。
「ベッド、ふかふかにしておきました! これでいい夢見れますよ~。たとえばレオン様とデートする夢とか?」
「ふふ、ありがと!」
その後、入浴を済ませて私がベッドに腰掛けると、ティナちゃんがブラシを手にして近寄ってくる。
「髪、梳かしますね~。女の子は、寝る前も可愛くしておかないと!」
「そういうものなの?」
「そういうものです!」
即答するティナちゃん。しばらく髪をとかしてもらっていると、ふと声のトーンが少しだけ優しくなる。
「シャルロット様、やっぱり今日は元気なさそうですね……」
「もし、恋の悩みだったらぜひ相談してくださいね! 私、そういう話、大好きなんです!」
「え、ちが、そういうんじゃ……」
慌てる私に、ティナちゃんはクスッと笑って、
「冗談ですよ。でも、どんな悩みでも聞きますから!」
「無理に言わなくてもいいですけど……シャルロット様には、ずっと笑っててほしいですからね」
そう言いながら、ティナちゃんは私の髪をそっと撫でる。
「……ティナちゃん」
「それに、笑顔の方が絶対にレオン様もキュンとしちゃいますよ!」
「えぇっ!?」
思わず振り返ると、ティナちゃんはパチンとウインク。
「やっぱり恋って、女の子を一番輝かせますから!」
私はこらえきれずに吹き出してしまった。
「もう……ティナちゃんったら……」
でも、そのおかげで心のモヤが少し晴れた気がした。
「ありがとう、ティナちゃん」
「どういたしまして!」
ティナちゃんは満足そうに頷き、最後にふんわりと髪を整える。
「それじゃあ、おやすみなさい、シャルロット様。素敵な夢だといいですね!」
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