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「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な美男子がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
美貌も家柄も申し分なく、性格だって悪くない。ただし、男性の好みだけが少々……いや、かなり変わっていた。
テレーゼが男性に求めるものは、何よりもまず筋肉! 厚い胸板に逞しい腕、力強い太もも、そして広い背中を持つ男性こそが、彼女の理想だった。
ところが、そのあまりに強すぎる筋肉愛が災いして、縁談はことごとく破談に。兄アルベルトも王太子ユリウスも、彼女の結婚にはすっかり頭を悩ませていた。
そんなある日、騎士団長ヴォルフがユリウスに相談を持ちかける。
「若い女性をひとり、紹介していただきたい」
伯爵家の次男で、真面目で誠実、部下からの信頼も厚い。そんな彼からの思いがけない申し出に、ユリウスは飛びついた。
何といっても――その身体には見事な筋肉がついているのだから!
(こいつしかいない!)
そう確信したユリウスの計らいで、テレーゼの縁談はとんとん拍子に進んでいく。
ところが、いざ嫁いでみれば、迎えたヴォルフはなぜか呆然としている。
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
筋肉をこよなく愛する侯爵令嬢と、女性に不慣れな生真面目騎士団長。二人の結婚生活の行方はいかに――!?
※以前投稿していた同名作品のリメイク版です。大筋の設定はそのままに、構成の見直し、人物・心情描写の加筆など、全体的に大幅改稿して再投稿しています。
文字数 59,647
最終更新日 2026.10.23
登録日 2026.10.16
勇者と聖女のキスによって発現する『癒しの光』。その光から作られるポーションは、傷を癒す貴重な代物だ。
だが、俺の暮らすヴァリアント王国では長らく聖女が生まれておらず、ポーションは隣国からの輸入に頼りきり。
そんなある日、国王の侍従エドガーが、とんでもないことを言い出した。
「勇者殿に、他国の聖女を娶っていただきましょう!」
かくして、勇者の末裔である俺の幼馴染・カイルは他国の聖女と見合いをする羽目になった。
ところが、女に滅法弱いカイルは見合いから逃げ出し、池に落ちて瀕死の重傷。慌てて蘇生術を施した俺との間に、なんと『癒しの光』が発現してしまった。
どうやら、聖女の末裔である俺にも、その力が受け継がれていたらしい。
これで念願のポーションが国内生産できると、エドガーは大喜び。国民にも感謝され、めでたしめでたし――のはずがない!
『癒しの光』の発現条件は、勇者と聖女のキスだ。俺にカイルと毎回キスしろってのか!?
しかも厄介ななことに、ずっと妹のように思っていたカイルの妹・ユナは、どうやら俺のことを好きらしい。そう気づいた途端、なぜか俺までユナのことが妙に気になり始めて……。
文字数 204,456
最終更新日 2026.09.21
登録日 2026.09.09
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