勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした【改稿版】
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な美男子がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
美貌も家柄も申し分なく、性格だって悪くない。ただし、男性の好みだけが少々……いや、かなり変わっていた。
テレーゼが男性に求めるものは、何よりもまず筋肉! 厚い胸板に逞しい腕、力強い太もも、そして広い背中を持つ男性こそが、彼女の理想だった。
ところが、そのあまりに強すぎる筋肉愛が災いして、縁談はことごとく破談に。兄アルベルトも王太子ユリウスも、彼女の結婚にはすっかり頭を悩ませていた。
そんなある日、騎士団長ヴォルフがユリウスに相談を持ちかける。
「若い女性をひとり、紹介していただきたい」
伯爵家の次男で、真面目で誠実、部下からの信頼も厚い。そんな彼からの思いがけない申し出に、ユリウスは飛びついた。
何といっても――その身体には見事な筋肉がついているのだから!
(こいつしかいない!)
そう確信したユリウスの計らいで、テレーゼの縁談はとんとん拍子に進んでいく。
ところが、いざ嫁いでみれば、迎えたヴォルフはなぜか呆然としている。
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
筋肉をこよなく愛する侯爵令嬢と、女性に不慣れな生真面目騎士団長。二人の結婚生活の行方はいかに――!?
※以前投稿していた同名作品のリメイク版です。大筋の設定はそのままに、構成の見直し、人物・心情描写の加筆など、全体的に大幅改稿して再投稿しています。
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