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最初の晩餐
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それから間もなく、リザから眷属就任記念食事会を開くのでアルマと来て欲しいと仙一郎の携帯に連絡がはいった。その話をアルマにするとリザが彼の眷属になったことに驚き、ひどく立腹していた。リザは眷属の件をアルマに言っていなかったのだ。それでも食事会に参加する気になったのは直接リザに文句を言いに行く目的以上に食事会が行われるホテルの高級料理につられたせいもあった。
約束の晩、時間通りにホテルに到着する。そこは彼が住む町の中では高級ホテルの類に属する場所なので仙一郎は持っている服の中でも上等なものを着てきたのだが、アルマはといえば部屋着のようなスウェットの上下でホテルディナーにはまったく似つかわしくなかった。
「その恰好ぉ…」
仙一郎はホテル前であらためてアルマに注文をつけると彼女も言い訳を繰り返す。
「だからこの恰好だと料理を思う存分食べてもお腹んとこがゴムで楽なのじゃと言っておろう!名より実じゃ!」
場の雰囲気にふさわしくない二人がロビーを抜け二階の中国料理店に着くと入口でチャイナドレスに身を包んだリザが手を振っていた。
金髪の髪を両サイドでお団子にまとめ、赤いタイトなチャイナドレスをスタイリッシュに着こなしている。
「ようこそ仙一郎!アルマ!歓迎しますヨ!」
「リザ!貴様…」
「まあまあアルマ!言いたい事はあるでしょうケド取りあえず中に入っテ!」
リザは、いきり立って詰め寄るアルマをなだめ店へと押して行く。店員の案内で通された個室はすりガラスで囲まれた円形の部屋で中央に中華テーブルが据えられ大皿料理と飲み物がのっている。席に着くと早速アルマは対面のリザに食ってかかった。
「予の許可なく勝手に画学生の眷属になりおって!この死にぞこないが!」
「ホント仙一郎の血は強烈でしたネ!四日ほど臨死体験しましたヨ!」
仙一郎が口を挟む。
「リザ!アルマの許可をとったとかウソはダメだよ!ウソは!」
「ごめんなさいデス!とっても仙一郎の眷属になりたかったノデ!アルマも許してくださいネ!今日は好きなだけ食べてってイイんデ!」
「うむ!それなら許そう!」
アルマがあっさり矛を収めたのでツッコミを入れる。
「ええっ!そんなんで良いのかよ!」
「まあ、予の許可無しなのはいただけないが眷属三原則の縛りがあるから主の命令には逆らえないし、主に危害も加えられないから大した問題は無いからのぉ。画学生のボディガードくらいにはなるじゃろう。」
「そんな縛りがあるんだ。」
「呪文はこうじゃ、“ヴェセーイェス!我、主として命ず…”そのあと命令する内容じゃな。リザに手ごめにされそうになったら使うがよい。」
すでに料理に手を付けながらそう言うアルマにリザは反論する。
「手ごめなんてそんなことしませんネ!ワタシは清廉潔白デスネ!」
「どうだか…今日だって画学生を酔いつぶして、こっそりお持ち帰りしようとか考えとるんじゃろ?」
「そそそ!そんなことありませんネ!ホテルのスイートルームなんか押さえてませんデース!」
「問うに落ちず語るに落ちるじゃな。」
二人の話を聞いていた仙一郎が口をはさむ。
「え?俺お持ち帰りされるところだった?」
リザは慌ててビール瓶を彼に差し出した。
「そんなことはどうでもイイじゃないですカ!
それより、取りあえず一杯!」
「酔わせる気満々じゃないか!俺まだ飲めないって!」
「そうですネ!じゃあ料理の方!料理の方遠慮せずドーゾ!」
慌てて誤魔化すリザに促され彼も料理に手をのばす。テーブルの上にずらりと並ぶ料理はどれも貧乏学生の仙一郎には縁遠くテレビのグルメ番組でしか見たことがないような品ばかりで、彼はそれら初めて食べる高級料理に舌つづみを打った。アルマはといえば、すでに二人は眼中になく眷属云々はどこ吹く風で料理を口いっぱいに頬張りモグモグ言っていた。
「この、牛フィレ肉の何とかってヤツお願いします!」
アルマが店員に注文する。彼女は大食い番組の出演者よろしく運ばれてくる料理を、ちぎっては投げちぎっては投げ次々やっつけていく。
彼は呆れて聞いてみた。
「やっぱり大食いだよなアルマ。俺、吸血鬼って血の変わりにトマトジュース飲む位のイメージしかなかったよ。」
それを聞いたアルマは箸を止め大きくため息をついた。
「色が似てるからと言ってトマトジュースが血のかわりになる訳なかろう。たとえば其方は食べるのか?カレーライスのかわりにウン…」
「わかった!わかった!わかりました!それ以上言わないで!俺が悪かった。」
仙一郎がすんでのところで彼女のはしたない発言を止めると、かわってリザが説明した。
「普通の食事で栄養補給出来ないことは無いんですケド効率がとっても悪いんデスネ。だから自ずと大食いになってしまうのデス!それに血が主食で他はほとんど必要ないとはいってモ美味しい物を食べるは心地よいデスカラ。普通の食事は要するに嗜好品といったところデス。」
「確かに美味しい料理を食べるのは楽しいけど…こんな高級料理おごりとか大丈夫なの?」
彼はアルマの食べっぷりを横目で見ながらリザに訊ねた。
「問題ありまセン!働いてますカラ!ワタシお金持ちデース!」
「へぇ、偉いな。それに引きかえ…」
仙一郎はアルマの方を見た。
「なんじゃ!高潔なる吸血鬼が労働に従事するなぞ、さもしいにも程がある。」
彼は皮肉たっぷりに言う。
「そうだね!吸血鬼様は働かずに一日中ゲームしたり遊びまわったりするだけのニートみたいなのが本来の姿だしね!」
「なんじゃと…」
アルマが手を止めて仙一郎を睨みつけるのでギスギスした雰囲気にリザが二人をなだめる。
「まあまあ二人とも落ち着いテ。今日は楽しみましょうネ。」
「そうするよ。また明日から誰かさん養うためにバイトで絵描くヒマもないほど忙しくなるからね。」
仙一郎のトゲのある言葉に、火に油を注いてしまったリザはうろたえ、アルマは眉間に皺をよせる。
「たかが食料ふぜいが大口を叩きおって。貴様なぞ予に血を吸われる以外、役立たずなのじゃから素直に従っとれ!」
アルマの一言が彼の気に障る。
「ああ!たしかに俺は役立たずさ!でも、ここ数ヶ月、厄介事に巻き込まれて怪我したり、落ち着いて勉強させてもらえないのもアルマが居候してるせいだろ!」
「予に盾突くかっ!」
「アルマなんか助けなきゃよかったよ!」
ここのところのスランプなどもあってイラついていた仙一郎は頭に血が登って思わず口走ってしまう。それを聞いたアルマは黙ってしまい、うつむくと目の前にある料理を片っ端から勢いよくかっこみ、やにわに立ち上がる。そして彼女は胸にかけていたドッグタグを引きちぎると彼に投げつけた。
「仙一郎のバカッ!」
そう叫ぶと勢いよく外へ飛び出していった。リザは止めようと席を立つが彼はそれを制す。
「イイんですカ仙一郎?」
「ほっとけ。」
そう言うと仙一郎は目の前にあったコップにビールを注ぎ一気に飲み干した。
約束の晩、時間通りにホテルに到着する。そこは彼が住む町の中では高級ホテルの類に属する場所なので仙一郎は持っている服の中でも上等なものを着てきたのだが、アルマはといえば部屋着のようなスウェットの上下でホテルディナーにはまったく似つかわしくなかった。
「その恰好ぉ…」
仙一郎はホテル前であらためてアルマに注文をつけると彼女も言い訳を繰り返す。
「だからこの恰好だと料理を思う存分食べてもお腹んとこがゴムで楽なのじゃと言っておろう!名より実じゃ!」
場の雰囲気にふさわしくない二人がロビーを抜け二階の中国料理店に着くと入口でチャイナドレスに身を包んだリザが手を振っていた。
金髪の髪を両サイドでお団子にまとめ、赤いタイトなチャイナドレスをスタイリッシュに着こなしている。
「ようこそ仙一郎!アルマ!歓迎しますヨ!」
「リザ!貴様…」
「まあまあアルマ!言いたい事はあるでしょうケド取りあえず中に入っテ!」
リザは、いきり立って詰め寄るアルマをなだめ店へと押して行く。店員の案内で通された個室はすりガラスで囲まれた円形の部屋で中央に中華テーブルが据えられ大皿料理と飲み物がのっている。席に着くと早速アルマは対面のリザに食ってかかった。
「予の許可なく勝手に画学生の眷属になりおって!この死にぞこないが!」
「ホント仙一郎の血は強烈でしたネ!四日ほど臨死体験しましたヨ!」
仙一郎が口を挟む。
「リザ!アルマの許可をとったとかウソはダメだよ!ウソは!」
「ごめんなさいデス!とっても仙一郎の眷属になりたかったノデ!アルマも許してくださいネ!今日は好きなだけ食べてってイイんデ!」
「うむ!それなら許そう!」
アルマがあっさり矛を収めたのでツッコミを入れる。
「ええっ!そんなんで良いのかよ!」
「まあ、予の許可無しなのはいただけないが眷属三原則の縛りがあるから主の命令には逆らえないし、主に危害も加えられないから大した問題は無いからのぉ。画学生のボディガードくらいにはなるじゃろう。」
「そんな縛りがあるんだ。」
「呪文はこうじゃ、“ヴェセーイェス!我、主として命ず…”そのあと命令する内容じゃな。リザに手ごめにされそうになったら使うがよい。」
すでに料理に手を付けながらそう言うアルマにリザは反論する。
「手ごめなんてそんなことしませんネ!ワタシは清廉潔白デスネ!」
「どうだか…今日だって画学生を酔いつぶして、こっそりお持ち帰りしようとか考えとるんじゃろ?」
「そそそ!そんなことありませんネ!ホテルのスイートルームなんか押さえてませんデース!」
「問うに落ちず語るに落ちるじゃな。」
二人の話を聞いていた仙一郎が口をはさむ。
「え?俺お持ち帰りされるところだった?」
リザは慌ててビール瓶を彼に差し出した。
「そんなことはどうでもイイじゃないですカ!
それより、取りあえず一杯!」
「酔わせる気満々じゃないか!俺まだ飲めないって!」
「そうですネ!じゃあ料理の方!料理の方遠慮せずドーゾ!」
慌てて誤魔化すリザに促され彼も料理に手をのばす。テーブルの上にずらりと並ぶ料理はどれも貧乏学生の仙一郎には縁遠くテレビのグルメ番組でしか見たことがないような品ばかりで、彼はそれら初めて食べる高級料理に舌つづみを打った。アルマはといえば、すでに二人は眼中になく眷属云々はどこ吹く風で料理を口いっぱいに頬張りモグモグ言っていた。
「この、牛フィレ肉の何とかってヤツお願いします!」
アルマが店員に注文する。彼女は大食い番組の出演者よろしく運ばれてくる料理を、ちぎっては投げちぎっては投げ次々やっつけていく。
彼は呆れて聞いてみた。
「やっぱり大食いだよなアルマ。俺、吸血鬼って血の変わりにトマトジュース飲む位のイメージしかなかったよ。」
それを聞いたアルマは箸を止め大きくため息をついた。
「色が似てるからと言ってトマトジュースが血のかわりになる訳なかろう。たとえば其方は食べるのか?カレーライスのかわりにウン…」
「わかった!わかった!わかりました!それ以上言わないで!俺が悪かった。」
仙一郎がすんでのところで彼女のはしたない発言を止めると、かわってリザが説明した。
「普通の食事で栄養補給出来ないことは無いんですケド効率がとっても悪いんデスネ。だから自ずと大食いになってしまうのデス!それに血が主食で他はほとんど必要ないとはいってモ美味しい物を食べるは心地よいデスカラ。普通の食事は要するに嗜好品といったところデス。」
「確かに美味しい料理を食べるのは楽しいけど…こんな高級料理おごりとか大丈夫なの?」
彼はアルマの食べっぷりを横目で見ながらリザに訊ねた。
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「へぇ、偉いな。それに引きかえ…」
仙一郎はアルマの方を見た。
「なんじゃ!高潔なる吸血鬼が労働に従事するなぞ、さもしいにも程がある。」
彼は皮肉たっぷりに言う。
「そうだね!吸血鬼様は働かずに一日中ゲームしたり遊びまわったりするだけのニートみたいなのが本来の姿だしね!」
「なんじゃと…」
アルマが手を止めて仙一郎を睨みつけるのでギスギスした雰囲気にリザが二人をなだめる。
「まあまあ二人とも落ち着いテ。今日は楽しみましょうネ。」
「そうするよ。また明日から誰かさん養うためにバイトで絵描くヒマもないほど忙しくなるからね。」
仙一郎のトゲのある言葉に、火に油を注いてしまったリザはうろたえ、アルマは眉間に皺をよせる。
「たかが食料ふぜいが大口を叩きおって。貴様なぞ予に血を吸われる以外、役立たずなのじゃから素直に従っとれ!」
アルマの一言が彼の気に障る。
「ああ!たしかに俺は役立たずさ!でも、ここ数ヶ月、厄介事に巻き込まれて怪我したり、落ち着いて勉強させてもらえないのもアルマが居候してるせいだろ!」
「予に盾突くかっ!」
「アルマなんか助けなきゃよかったよ!」
ここのところのスランプなどもあってイラついていた仙一郎は頭に血が登って思わず口走ってしまう。それを聞いたアルマは黙ってしまい、うつむくと目の前にある料理を片っ端から勢いよくかっこみ、やにわに立ち上がる。そして彼女は胸にかけていたドッグタグを引きちぎると彼に投げつけた。
「仙一郎のバカッ!」
そう叫ぶと勢いよく外へ飛び出していった。リザは止めようと席を立つが彼はそれを制す。
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