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吸血鬼ハ囁ク
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仙一郎が素直にリザについていったのはオカ研メンバーを巻き込みたくなかったからだった。目的が自分ならその場を離れれば無駄に危害は加えないだろうとふんだからで、彼女が落ち着いて話の出来る場所を望んでいたこともあって自主製作用に借りている絵画棟のアトリエに行くことにした。
室内は外の街灯の明かりで仄明るくリザは部屋に鎮座する大作に目をやる。
「イイ絵デス!月夜に舞う夜桜の花びらが綺麗デスネ!」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。」
仙一郎は彼女が絵に気をとられてる隙にテーブル上のパレットナイフを後ろ手に隠し持つ。絵具を混ぜるためのステンレスの刃渡り十センチ程度のナイフは画材なので刃先は丸いし、しなる程薄いので護身用にするにしても心もとない。二人きりになったことでリザが本性を現すかもしれなかったので神経を尖らせる。
「と…ところで話って?」
「そーでしたネ!」
しばらく絵に見入っているリザに問うと彼女は振り向いて突然、目の前まで近づいて来たので彼は思わず右手のパレットナイフを突き出してしまった。それを見た彼女は悲しそうな目で見つめる。
「そんなに怖がらないでクダサイ!もうワタシは仙一郎に危害を加えるつもりはありませんカラ…。」
そう言うとリザは目線を外し彼がそれに気をとられている隙に、あっという間に手をつかむ。彼の右手はパレットナイフを握ったまま、まったく動かせなくなる。
「とは言っても簡単に信じてもらえなでしょうカラ。」
リザはそう言うと握った彼の手を引き寄せパレットナイフの切っ先を自分の腹部へとあてがう。彼は嫌な予感に動揺した。
「ちょっと!何を?」
「大丈夫!緊張しないデ気を楽にしてくださいネ!」
そして彼女は彼が握ったままのパレットナイフを自らの腹に突き立てた。
「んっ!」
短いうめき声が上がる。パレットナイフの刃はゆっくりと彼女の身体の中へとねじ込まれ、白いワンピースは見る見る赤く染まり彼女は苦悶の表情を浮かべる。。
「うっ…くぅ…。」
「ダメだ…ダメ!やめろって!」
仙一郎は止めようと力を込めるが抵抗むなしく刃は根本までリザの腹部に刺さってしまった。
「これでこの前、仙一郎を刺したコト許してもらえませんカ?おあいこってことデ!」
リザは苦痛に顔を歪め脂汗を流して彼に許しを請う。
「分かった!分かったから!」
仙一郎の懇願に彼女が握っていた手を放すと均衡が失われパレットナイフは勢いよく引き抜かれ彼はひっくり返る。慌ててナイフを投げ捨てリザに近寄る。
「何してるんだよ!いくら不死身の吸血鬼だからって無茶苦茶だ!」
彼は声を荒げ、それは少し怒りを含んでいた。
「大丈夫!大丈夫!この程度はすぐ治りますヨ!安心してクダサイ!でも、メッチャ痛いデスネ!」
そう言うリザの顔は少し嬉しそうだった。
リザの傷は処置をするまでもなくすぐに回復したが、少し痛そうだったので仙一郎は彼女を床に座らせしばらく休ませた。その間、彼女は何度もゴメンナサイ!ゴメンナサイ!と謝るので彼の方が逆に恐縮してしまった。そして落ち着くと、あらためてリザの話を聞くことにした。木製の角椅子を横にして座りリザと向かい合う。
「それで?話って?」
「実は仙一郎にお願いがありましテ…ワタシとゼヒ契りを結んでもらいたいのデス!」
「ちっ契り!」
彼は思わずひっくり返りそうになった。
「その…何だ…そういうことはお互いをもっと知りあってから…お互いの気持ちがぁ…。」
リザは取り乱す彼を不思議そうに見ていたが、すぐにその理由に気づく。
「言葉足らずでしたネ!ワタシが仙一郎の眷属になる盟約を結びたいという意味デス!でも、そっちの方の契りもお望みでしたらワタシはいつでもカイダクですヨ!」
そう言うとスカートの裾をまくり太ももをチラリと見せた。彼は見ないように顔をそむけて言う。
「あ!取りあえずそっちの方は忘れて下さい!それに眷属って話も前に断ったような…」
「ネム!ネム!ちがいマース!仙一郎がワタシの眷属になるんじゃなく、ワタシが仙一郎の眷属になりたいって話デス!」
「は?どういうこと?」
「ワタシは仙一郎に命を助けられました。スゴクスゴク嬉しかったデス!そんな優しい仙一郎にワタシの心はやられてしまいましたネ!ハートに杭を打ち込まれてしまいましたネ!
私のココロは致命傷を負ってしまったのデス!イチコロデス!」
そう言うと彼女はにじり寄って仙一郎の手を握る。彼は吸血鬼とはいえこんな綺麗な女性にそこまで言ってもらえるのは素直に嬉しがった。だがそれと同時に自分がそんなに大層な人物でないという思いに心苦しさも感じていた。
「買い被りすぎだよ。」
「そんなコトありませン!どうか眷属として付き従わせてクダサイ!アルマには了承してもらってますカラ!」
薄暗いアトリエの中、見上げる彼女の潤んだ瞳がサファイアのように綺麗に輝いていた。それはふとサファイアの石言葉“誠実”を、単に彼の誕生石だったから覚えていた言葉を思い浮かばせた。それだけ彼女の表情は残虐非道な吸血鬼のそれでなく真摯で真剣に見えたのだ。そんなリザの様子をみていると、せめてその気持ちを受け入れる位しか自分には出来ないであろうという気持ちになり、彼はとうとう根負けした。
「分かったよ!分かった!」
「うれしいデース!じゃあ早速!」
リザは晴れやかな笑顔で握った手を自分の胸にあてる。彼は手のひらの柔らかい感触に慌てて離そうとするが彼女が制する。
「じっとしていてクダサイ…」
そして、ささやくように詠唱する。
「エシュクソム・フォ・エンゲディ・メシュケーデネッ・ネケ・エゲス・エレテェンヴァン、我、惨たるエリジェベートは終生、早見仙一郎を主とし眷愛隷属として尽くすことをここに誓う。」
仙一郎の手のひらはまるで鼓動する心臓をつかんでいるように熱を帯び瞬く間に静電気が走るような痛みを感じ、彼は手を跳ね除ける。
彼が手を置いていた服の左胸部分は溶けたように無くなり胸がはだけ、そこには変わった形のアザが刻まれていた。
「これでワタシは仙一郎の眷属デスネ!」
アトリエの床の上、彼女は満足そうにいつまでもアザに触れ続けていた。
かくして吸血鬼リザは仙一郎の眷属となった。ちなみにその夜、UFOはついに現れなかったという。
室内は外の街灯の明かりで仄明るくリザは部屋に鎮座する大作に目をやる。
「イイ絵デス!月夜に舞う夜桜の花びらが綺麗デスネ!」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。」
仙一郎は彼女が絵に気をとられてる隙にテーブル上のパレットナイフを後ろ手に隠し持つ。絵具を混ぜるためのステンレスの刃渡り十センチ程度のナイフは画材なので刃先は丸いし、しなる程薄いので護身用にするにしても心もとない。二人きりになったことでリザが本性を現すかもしれなかったので神経を尖らせる。
「と…ところで話って?」
「そーでしたネ!」
しばらく絵に見入っているリザに問うと彼女は振り向いて突然、目の前まで近づいて来たので彼は思わず右手のパレットナイフを突き出してしまった。それを見た彼女は悲しそうな目で見つめる。
「そんなに怖がらないでクダサイ!もうワタシは仙一郎に危害を加えるつもりはありませんカラ…。」
そう言うとリザは目線を外し彼がそれに気をとられている隙に、あっという間に手をつかむ。彼の右手はパレットナイフを握ったまま、まったく動かせなくなる。
「とは言っても簡単に信じてもらえなでしょうカラ。」
リザはそう言うと握った彼の手を引き寄せパレットナイフの切っ先を自分の腹部へとあてがう。彼は嫌な予感に動揺した。
「ちょっと!何を?」
「大丈夫!緊張しないデ気を楽にしてくださいネ!」
そして彼女は彼が握ったままのパレットナイフを自らの腹に突き立てた。
「んっ!」
短いうめき声が上がる。パレットナイフの刃はゆっくりと彼女の身体の中へとねじ込まれ、白いワンピースは見る見る赤く染まり彼女は苦悶の表情を浮かべる。。
「うっ…くぅ…。」
「ダメだ…ダメ!やめろって!」
仙一郎は止めようと力を込めるが抵抗むなしく刃は根本までリザの腹部に刺さってしまった。
「これでこの前、仙一郎を刺したコト許してもらえませんカ?おあいこってことデ!」
リザは苦痛に顔を歪め脂汗を流して彼に許しを請う。
「分かった!分かったから!」
仙一郎の懇願に彼女が握っていた手を放すと均衡が失われパレットナイフは勢いよく引き抜かれ彼はひっくり返る。慌ててナイフを投げ捨てリザに近寄る。
「何してるんだよ!いくら不死身の吸血鬼だからって無茶苦茶だ!」
彼は声を荒げ、それは少し怒りを含んでいた。
「大丈夫!大丈夫!この程度はすぐ治りますヨ!安心してクダサイ!でも、メッチャ痛いデスネ!」
そう言うリザの顔は少し嬉しそうだった。
リザの傷は処置をするまでもなくすぐに回復したが、少し痛そうだったので仙一郎は彼女を床に座らせしばらく休ませた。その間、彼女は何度もゴメンナサイ!ゴメンナサイ!と謝るので彼の方が逆に恐縮してしまった。そして落ち着くと、あらためてリザの話を聞くことにした。木製の角椅子を横にして座りリザと向かい合う。
「それで?話って?」
「実は仙一郎にお願いがありましテ…ワタシとゼヒ契りを結んでもらいたいのデス!」
「ちっ契り!」
彼は思わずひっくり返りそうになった。
「その…何だ…そういうことはお互いをもっと知りあってから…お互いの気持ちがぁ…。」
リザは取り乱す彼を不思議そうに見ていたが、すぐにその理由に気づく。
「言葉足らずでしたネ!ワタシが仙一郎の眷属になる盟約を結びたいという意味デス!でも、そっちの方の契りもお望みでしたらワタシはいつでもカイダクですヨ!」
そう言うとスカートの裾をまくり太ももをチラリと見せた。彼は見ないように顔をそむけて言う。
「あ!取りあえずそっちの方は忘れて下さい!それに眷属って話も前に断ったような…」
「ネム!ネム!ちがいマース!仙一郎がワタシの眷属になるんじゃなく、ワタシが仙一郎の眷属になりたいって話デス!」
「は?どういうこと?」
「ワタシは仙一郎に命を助けられました。スゴクスゴク嬉しかったデス!そんな優しい仙一郎にワタシの心はやられてしまいましたネ!ハートに杭を打ち込まれてしまいましたネ!
私のココロは致命傷を負ってしまったのデス!イチコロデス!」
そう言うと彼女はにじり寄って仙一郎の手を握る。彼は吸血鬼とはいえこんな綺麗な女性にそこまで言ってもらえるのは素直に嬉しがった。だがそれと同時に自分がそんなに大層な人物でないという思いに心苦しさも感じていた。
「買い被りすぎだよ。」
「そんなコトありませン!どうか眷属として付き従わせてクダサイ!アルマには了承してもらってますカラ!」
薄暗いアトリエの中、見上げる彼女の潤んだ瞳がサファイアのように綺麗に輝いていた。それはふとサファイアの石言葉“誠実”を、単に彼の誕生石だったから覚えていた言葉を思い浮かばせた。それだけ彼女の表情は残虐非道な吸血鬼のそれでなく真摯で真剣に見えたのだ。そんなリザの様子をみていると、せめてその気持ちを受け入れる位しか自分には出来ないであろうという気持ちになり、彼はとうとう根負けした。
「分かったよ!分かった!」
「うれしいデース!じゃあ早速!」
リザは晴れやかな笑顔で握った手を自分の胸にあてる。彼は手のひらの柔らかい感触に慌てて離そうとするが彼女が制する。
「じっとしていてクダサイ…」
そして、ささやくように詠唱する。
「エシュクソム・フォ・エンゲディ・メシュケーデネッ・ネケ・エゲス・エレテェンヴァン、我、惨たるエリジェベートは終生、早見仙一郎を主とし眷愛隷属として尽くすことをここに誓う。」
仙一郎の手のひらはまるで鼓動する心臓をつかんでいるように熱を帯び瞬く間に静電気が走るような痛みを感じ、彼は手を跳ね除ける。
彼が手を置いていた服の左胸部分は溶けたように無くなり胸がはだけ、そこには変わった形のアザが刻まれていた。
「これでワタシは仙一郎の眷属デスネ!」
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