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仲間たちとの対面
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大食堂で、レオは仲間たちにリリィを紹介した。夕食の準備をしていた皆は、突然現れた小さな来客に驚きの表情を見せた。
「えーっと、森で倒れてたから連れてきた。記憶喪失らしい」
カイロスが人間の姿で優雅に立ち上がる。5000年の経験からか、子供への接し方も心得ているようだ。
「小さな客人を歓迎しよう。私はカイロス、竜人族だ」
リリィの金色の目がパッと輝く。まるで星が瞬くように美しい輝きだった。
「竜人族!すごいのじゃ!」
なぜか古風な口調になるリリィに、一同は微笑ましく思った。この年齢でこの話し方は珍しいが、どこか品があって不自然さを感じない。
メリサが電卓を片手に近づく。経理担当として、家計への影響をすぐに計算してしまうのは職業病のようなものだった。
「私はメリサ。えーっと、光熱費や食費はタダとして、ひとり増えるといくらお金が...」
「あの、お金って何?食べられるの?」
純真な質問に、借金仲間たちは複雑な表情を浮かべた。借金に苦しむ彼らにとって、「お金とは何か」という質問はあまりにも重い。しかし同時に、この無邪気さに心が救われるような気もした。
エリカが優雅に微笑む。貴族として育った彼女は、子供の教育にも心得があった。
「まあまあ、リリィちゃん。お金は食べ物ではありませんのよ。でも食べ物を買うのに必要な...」
「難しいことはわからないのう」
リリィの素直な反応に、一同は思わず笑顔になった。借金の重圧で疲れ切った心に、この子の純粋さが清涼剤のように効いている。
リューナが優しく声をかける。族長として多くの子供たちを見守ってきた経験から、この子の特別さを直感的に感じ取っていた。
「私はリューナ。ダークエルフ族の族長をしてるんだ」
「わあ、族長様!リリィ、偉い人ばかりに囲まれて幸せじゃ!」
カイロスとの交流
カイロスは小さな竜の姿になって、リリィの膝の上に乗った。50センチほどの可愛らしいサイズで、まるでぬいぐるみのようだ。
「わあ、小さくて可愛い竜様じゃ!」
「燃費節約でな。普段はこの大きさにしている」
「お友達になってくれる?」
「もちろんだ。君は特別な存在のようだからな」
カイロスも【万能解析】をかけてみたが、リリィからは何の情報も読み取れなかった。これは5000年の長い生涯で初めて経験することだった。魔力の気配もなければ種族の特徴も判別できない。まるで「分析不可能」という壁に阻まれているような感覚だった。
「不思議な子だ...だが、それがまた魅力的でもある」
リリィはカイロスの鱗を優しく撫でながら言った。
「竜様は温かいのじゃ。心がぽかぽかする」
その言葉に、カイロスは驚いた。竜人族の体温は人間より低く、「温かい」と言われることはまずない。しかし確かに、この子に触れられていると心が安らぐような感覚がある。
メリサの家計指導
メリサがリリィに金銭感覚を教えようとする。経理のプロとして、基本的な金銭感覚は身につけておいてもらいたいと考えていた。
「リリィちゃん、これがお金よ。1セルン硬貨」
「きれいな丸い石じゃ」
「石じゃないの!これでパンが1個買えるのよ」
「パンって何?」
メリサは頭を抱えた。この子は本当に何も知らないようだ。お金の概念がないだけでなく、パンという基本的な食べ物さえ知らない。いったいどこで育ったのだろうか。
「パンは...えーっと、小麦粉を焼いた食べ物よ」
「小麦粉って何?」
「小麦を粉にしたもので...」
「小麦って何?」
永遠に続きそうな質問攻めに、メリサは根気よく答え続けた。しかし、説明すればするほど新しい疑問が生まれてくる。まるで文明社会との接触が全くなかったような状態だった。
エリカの教育係宣言
エリカが立ち上がる。貴族としての教育を受けた彼女は、この子にも最低限の礼儀作法を身につけてもらいたいと考えていた。
「これは大変ですわね。しっかりと教育しなければなりませんわ」
「リリィちゃん、これがフォークとナイフですのよ。まず、フォークは左手に...」
「手で食べちゃダメなの?」
「だめですわ!淑女たるもの、美しい所作が...」
リリィが悲しそうな顔をすると、エリカは慌てて優しく言い直した。この子の純粋な悲しみに触れると、厳しく躾けることができなくなってしまう。
「あ、でも...慣れるまでは手でも大丈夫ですわよ」
「本当?エリカお姉ちゃん優しいのじゃ!」
リリィの嬉しそうな笑顔に、エリカの心は完全に奪われてしまった。借金で荒んだ心が、この子の純粋さに触れて浄化されていくような感覚だった。
リューナの故郷の話
リューナがリリィに森の話をしてやる。ダークエルフとして自然と深く関わってきた経験から、この子にも自然の美しさを教えてあげたいと思った。
「私の故郷『月影の森』には、君のような髪色のエルフがいるんだ」
「リリィもエルフなの?」
「さあ、どうかな。でも君からは不思議な力を感じる」
「不思議な力?」
「うん。とても暖かくて、安心できる力だ。まるで森の母なる大地のような...」
リリィは嬉しそうに微笑んだ。その笑顔を見ていると、リューナは故郷の森で感じた安らぎを思い出した。木々のざわめき、小川のせせらぎ、動物たちの鳴き声。すべて包み込むような優しさがこの子にはある。
「リューナお姉ちゃんの故郷、きっと素敵なところなのじゃ」
「ああ、今度みんなで遊びに行こう。君になら、きっと森の精霊たちも喜んで会ってくれる」
家族の温かさ
レオが腕によりをかけて作った夕食。今夜は「子供も食べやすいように」と、ハンバーグとオムライスを用意した。【料理スキル】の効果で、プロ顔負けの美味しさに仕上がっている。
「うわあ、おいしそうじゃ!」
リリィは目を輝かせて料理を見つめる。その純粋な喜びの表情に、レオは前世で子供たちに料理を振る舞った記憶を思い出した。営業の仕事で疲れていても、子供の笑顔を見ると元気が出たものだ。
「レオのお兄ちゃん、ありがとう!」
「お、お兄ちゃん...」
レオは照れながら頭を掻いた。弟や妹がいなかった彼にとって、「お兄ちゃん」と呼ばれるのは新鮮な体験だった。借金の重圧で心が沈みがちな日々の中で、この言葉がどれほど嬉しいか。
食事中、リリィは次々と質問を投げかける。この世界のすべてが不思議で、興味深いものに映るようだった。
「カイロスお兄ちゃんは、どうして竜になったり人になったりできるの?」
「それは竜人族の特殊能力でな。生まれついての変身能力だ。人間界で生活するときは便利なのだ」
「すごいのじゃ!リリィも変身してみたい!」
「メリサお姉ちゃんの持ってる四角い機械は何?」
「これは電卓よ。計算する道具なの。数字を押すと答えが出るの」
「魔法の道具じゃ!」
「エリカお姉ちゃんの髪、すごくキレイ!」
「ありがとうございますわ。毎日お手入れを欠かしませんのよ。リリィちゃんの髪も素敵ですわね」
「リューナお姉ちゃんの耳、とがってるのじゃ!」
「ああ、これはダークエルフの特徴なんだ。エルフ族はみんな耳が尖っているんだよ」
質問攻めにあいながらも、みんな嫌な顔一つしない。それどころか、みんなうれしそう。
こうしてリリィが仲間になったのだった。
「えーっと、森で倒れてたから連れてきた。記憶喪失らしい」
カイロスが人間の姿で優雅に立ち上がる。5000年の経験からか、子供への接し方も心得ているようだ。
「小さな客人を歓迎しよう。私はカイロス、竜人族だ」
リリィの金色の目がパッと輝く。まるで星が瞬くように美しい輝きだった。
「竜人族!すごいのじゃ!」
なぜか古風な口調になるリリィに、一同は微笑ましく思った。この年齢でこの話し方は珍しいが、どこか品があって不自然さを感じない。
メリサが電卓を片手に近づく。経理担当として、家計への影響をすぐに計算してしまうのは職業病のようなものだった。
「私はメリサ。えーっと、光熱費や食費はタダとして、ひとり増えるといくらお金が...」
「あの、お金って何?食べられるの?」
純真な質問に、借金仲間たちは複雑な表情を浮かべた。借金に苦しむ彼らにとって、「お金とは何か」という質問はあまりにも重い。しかし同時に、この無邪気さに心が救われるような気もした。
エリカが優雅に微笑む。貴族として育った彼女は、子供の教育にも心得があった。
「まあまあ、リリィちゃん。お金は食べ物ではありませんのよ。でも食べ物を買うのに必要な...」
「難しいことはわからないのう」
リリィの素直な反応に、一同は思わず笑顔になった。借金の重圧で疲れ切った心に、この子の純粋さが清涼剤のように効いている。
リューナが優しく声をかける。族長として多くの子供たちを見守ってきた経験から、この子の特別さを直感的に感じ取っていた。
「私はリューナ。ダークエルフ族の族長をしてるんだ」
「わあ、族長様!リリィ、偉い人ばかりに囲まれて幸せじゃ!」
カイロスとの交流
カイロスは小さな竜の姿になって、リリィの膝の上に乗った。50センチほどの可愛らしいサイズで、まるでぬいぐるみのようだ。
「わあ、小さくて可愛い竜様じゃ!」
「燃費節約でな。普段はこの大きさにしている」
「お友達になってくれる?」
「もちろんだ。君は特別な存在のようだからな」
カイロスも【万能解析】をかけてみたが、リリィからは何の情報も読み取れなかった。これは5000年の長い生涯で初めて経験することだった。魔力の気配もなければ種族の特徴も判別できない。まるで「分析不可能」という壁に阻まれているような感覚だった。
「不思議な子だ...だが、それがまた魅力的でもある」
リリィはカイロスの鱗を優しく撫でながら言った。
「竜様は温かいのじゃ。心がぽかぽかする」
その言葉に、カイロスは驚いた。竜人族の体温は人間より低く、「温かい」と言われることはまずない。しかし確かに、この子に触れられていると心が安らぐような感覚がある。
メリサの家計指導
メリサがリリィに金銭感覚を教えようとする。経理のプロとして、基本的な金銭感覚は身につけておいてもらいたいと考えていた。
「リリィちゃん、これがお金よ。1セルン硬貨」
「きれいな丸い石じゃ」
「石じゃないの!これでパンが1個買えるのよ」
「パンって何?」
メリサは頭を抱えた。この子は本当に何も知らないようだ。お金の概念がないだけでなく、パンという基本的な食べ物さえ知らない。いったいどこで育ったのだろうか。
「パンは...えーっと、小麦粉を焼いた食べ物よ」
「小麦粉って何?」
「小麦を粉にしたもので...」
「小麦って何?」
永遠に続きそうな質問攻めに、メリサは根気よく答え続けた。しかし、説明すればするほど新しい疑問が生まれてくる。まるで文明社会との接触が全くなかったような状態だった。
エリカの教育係宣言
エリカが立ち上がる。貴族としての教育を受けた彼女は、この子にも最低限の礼儀作法を身につけてもらいたいと考えていた。
「これは大変ですわね。しっかりと教育しなければなりませんわ」
「リリィちゃん、これがフォークとナイフですのよ。まず、フォークは左手に...」
「手で食べちゃダメなの?」
「だめですわ!淑女たるもの、美しい所作が...」
リリィが悲しそうな顔をすると、エリカは慌てて優しく言い直した。この子の純粋な悲しみに触れると、厳しく躾けることができなくなってしまう。
「あ、でも...慣れるまでは手でも大丈夫ですわよ」
「本当?エリカお姉ちゃん優しいのじゃ!」
リリィの嬉しそうな笑顔に、エリカの心は完全に奪われてしまった。借金で荒んだ心が、この子の純粋さに触れて浄化されていくような感覚だった。
リューナの故郷の話
リューナがリリィに森の話をしてやる。ダークエルフとして自然と深く関わってきた経験から、この子にも自然の美しさを教えてあげたいと思った。
「私の故郷『月影の森』には、君のような髪色のエルフがいるんだ」
「リリィもエルフなの?」
「さあ、どうかな。でも君からは不思議な力を感じる」
「不思議な力?」
「うん。とても暖かくて、安心できる力だ。まるで森の母なる大地のような...」
リリィは嬉しそうに微笑んだ。その笑顔を見ていると、リューナは故郷の森で感じた安らぎを思い出した。木々のざわめき、小川のせせらぎ、動物たちの鳴き声。すべて包み込むような優しさがこの子にはある。
「リューナお姉ちゃんの故郷、きっと素敵なところなのじゃ」
「ああ、今度みんなで遊びに行こう。君になら、きっと森の精霊たちも喜んで会ってくれる」
家族の温かさ
レオが腕によりをかけて作った夕食。今夜は「子供も食べやすいように」と、ハンバーグとオムライスを用意した。【料理スキル】の効果で、プロ顔負けの美味しさに仕上がっている。
「うわあ、おいしそうじゃ!」
リリィは目を輝かせて料理を見つめる。その純粋な喜びの表情に、レオは前世で子供たちに料理を振る舞った記憶を思い出した。営業の仕事で疲れていても、子供の笑顔を見ると元気が出たものだ。
「レオのお兄ちゃん、ありがとう!」
「お、お兄ちゃん...」
レオは照れながら頭を掻いた。弟や妹がいなかった彼にとって、「お兄ちゃん」と呼ばれるのは新鮮な体験だった。借金の重圧で心が沈みがちな日々の中で、この言葉がどれほど嬉しいか。
食事中、リリィは次々と質問を投げかける。この世界のすべてが不思議で、興味深いものに映るようだった。
「カイロスお兄ちゃんは、どうして竜になったり人になったりできるの?」
「それは竜人族の特殊能力でな。生まれついての変身能力だ。人間界で生活するときは便利なのだ」
「すごいのじゃ!リリィも変身してみたい!」
「メリサお姉ちゃんの持ってる四角い機械は何?」
「これは電卓よ。計算する道具なの。数字を押すと答えが出るの」
「魔法の道具じゃ!」
「エリカお姉ちゃんの髪、すごくキレイ!」
「ありがとうございますわ。毎日お手入れを欠かしませんのよ。リリィちゃんの髪も素敵ですわね」
「リューナお姉ちゃんの耳、とがってるのじゃ!」
「ああ、これはダークエルフの特徴なんだ。エルフ族はみんな耳が尖っているんだよ」
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