借金返済ファンタジー チートスキル 全部盛りでお願いします!

桃川鈴加

文字の大きさ
27 / 42

レオの真価と最終決戦

しおりを挟む
残るは強欲と色欲の悪魔、そしてバルトロメウス本人。

レオが【時空操作】で時間を遅くし、【絶対命令】で強欲の悪魔に命令する。

「おい強欲、お前の欲しいもんはこれやろ?」

【神器創造】で偽の宝石を作成。強欲が飛びつき、その隙に【完全回復】で浄化する。

色欲の悪魔には【万能解析】で弱点を分析。

「色欲の正体は寂しさか...なら!【生命創造】でお友達作ったろ!」

可愛い動物たちを創造し、色欲を癒して浄化する。

最後のバルトロメウス。ギャンブル魔法で能力が乱高下している。

「【運命の賭け】!俺の全財産、全能力を賭けて...お前を倒す!」

しかし、レオは武器を下ろした。

「そんなギャンブルに付き合う必要はないで。【万能解析】...なるほど、お前の本当の気持ちが見えたわ」

「な、何を...」

「バルトロメウス、お前も借金で苦しんどったんやな。60億セルンの借金...そら辛いわ」

レオの言葉に、バルトロメウスが動きを止める。

「でもな、借金は仲間と一緒に返すもんや。一人で抱え込む必要はあらへん」

【絶対命令】ではなく、心からの言葉でバルトロメウスを説得する。



真実の告白

バルトロメウスが力尽きて座り込む。

「負けた...俺の負けだ。もうどうでもいい...」

レオが近づいて手を差し伸べる。

「どうでもよくないで。お前にも家族がおるやろ?」

バルトロメウスが涙を流す。

「妻と子供が二人...借金のせいで家を出ていった。俺は一人になって、さらにギャンブルにのめり込んで...気がついたら60億セルンの借金だ」

メリサが複雑な表情を浮かべる。

「それで私に罪を着せることにしたのね...」

「すまなかった...メリサ。お前は俺の一番信頼していた部下だったのに...」

そこに魔王城の通信装置が作動した。巨大な魔法陣から映像が映し出される。魔王ベルゼバブが遠征先から通信してきたのだ。

「おいおい、なんや?城で騒ぎが起きとるって聞いたで?...って、メリサやないか!元気にしとったんか!」

メリサが驚く。

「魔王様...私は裏切り者として...」

「あー、あの横領の件やろ?正直言うて、オレサマはお前が犯人やとは思っとらんかったわ。あんな几帳面なお前が横領するわけないからな」

一同が驚愕する。

「でもな、証拠がない限りはどうしようもなかった。部下たちも混乱しとったし...で、どうなったんや?」

レオが前に出る。

「はじめまして、魔王さん。俺、広瀬レオって言います。事件の真相、全部わかりましたで」

ベルゼバブが興味深そうに画面越しに見つめる。

「ほう、人間か?しかもバリ面白そうやな!お前ら、誰や?」

カイロスが人間形態でキリッとする。

「俺はカイロス、元竜王候補だ」

「竜族か!バリ強そうやな!今度戦ろうぜ!」

リューナが弓を背負う。

「私はリューナ、ダークエルフの族長よ」

「ダークエルフも久しぶりやな!昔戦った族長、元気にしとるか?」

エリカが優雅に一礼する。

「エリカ・フォン・ローゼンハイムですわ。元貴族ですの」

「おー、貴族!上品やな!でも戦いは強いんか?」

リリィが無邪気に手を振る。

「私はリリィなのじゃ!」

「...む?この子、なんかバリ不思議な気配やな...まあええわ!」

レオが説明する。

「俺らは『借金返済同盟』っちゅうチームを組んでます」



借金仲間の発覚

「借金返済?なんやそれ?」

「みんな借金まみれで苦しんどるんで、力を合わせて返済しようっちゅう話でして...」

ベルゼバブの表情が急に暗くなる。

「借金...借金か...」

「?」

「実はな...オレサマも借金あるんや...20億セルンの借金が」

一同が驚愕する。

「えええええ!?」

「部下たちの医療費と城の維持費でな...魔王っちゅうのも楽やないんや。部下が病気になったら治療してやりたいし、城も維持せなあかんし...でも魔王軍の収入は限られとるからな」

メリサが納得する。

「だから予算が厳しかったのね...」

「バルトロメウス、お前も苦しんどったんやな。オレサマが気づいてやれんくてすまんかった」

バルトロメウスが土下座する。

「魔王様...申し訳ありませんでした...」



レオの解決策

レオが手を叩く。

「よっしゃ!みんな借金仲間やったら話は早いで!」

【完全回復】を発動し、魔王城にいる病気の魔族たち全員を完全回復させる。

「これで医療費はゼロや!」

突然魔王の借金が消滅する。


「バリすげええええ!お前、何者や!?」

「えーっと、転生者っちゅうことになってます」

ベルゼバブが興奮する。

「よっしゃ!オレサマも借金返済同盟に入れてくれ!」

「えっ、ええんですか?」

「ああ!お前らバリ面白そうやし、借金仲間やしな!それに...」

ベルゼバブが少し照れる。

「お前ら、部下思いやろ?オレサマと同じや」

カイロス「魔王が仲間になるのか...」  
リューナ「頼もしいわね」  
エリカ「戦力的にも申し分ありませんわ」  
メリサ「魔王軍の資源も活用できる」  
リリィ「魔王さんも仲間なのじゃ!」

「で、バルトロメウスはどうするんや?」

レオが前に出る。

「俺は...もう一度チャンスをあげたいと思います」

「60億セルンの借金、一人で返すのは無理やけど、みんなでなら何とかなるかもしれん。それに、お前の経理の腕は確かやろ?」

メリサも頷く。

「...私も同意見よ。バルトロメウス、あなたの計算能力は私以上の時もあった。ギャンブルさえやめれば、優秀な経理担当になれる」

「ほな決まりや!バルトロメウス、お前も借金返済同盟や!ただし、ギャンブルは禁止や!」

バルトロメウスが涙を流す。

「みなさん...ありがとうございます...必ず恩返しします」



新たな出発

翌日、魔王城の謁見の間。借金返済同盟の正式会議が開かれた。

参加者と借金額
レオ(997億5000万セルン)
カイロス(2億セルン) 
メリサ(50億セルン)
リューナ(15億セルン)
エリカ(35億セルン)
リリィ(借金なし、事情は不明)
ベルゼバブ(20億セルン)
バルトロメウス(60億セルン)

合計借金額 1179億5000万セルン

「うわあ、借金額がバリ増えた...」

レオが頭を抱える。

「でも仲間も増えたで!」

ベルゼバブが明るく言う。

「よっしゃ!みんなで借金返して、バリ楽しく生きようぜ!」

魔王城のバルコニーで夕日を見る一同。

「まさか魔王が仲間になるとは思わんかったな」

「オレサマも人間の仲間ができるとは思わんかったわ!バリ楽しいで!」

「これで私の無実も証明された...みんな、ありがとう」

メリサが晴れやかな表情を浮かべる。

「私も...新しい人生をやり直します」

バルトロメウスが決意を込めて言う。

「借金仲間が増えたが、心強い仲間も増えた」

カイロスが頷く。

「族長として、この同盟を誇らしく思うわ」

リューナが胸を張る。

「ますます完璧な組織になりましたわね」

エリカが満足そうに微笑む。

「みんな仲良しで嬉しいのじゃ!」

リリィが無邪気に笑う。

「よっしゃ!借金1179億5000万セルン、みんなで力を合わせて絶対返したるで!」

レオが拳を上げる。

夕日が魔王城を照らし、新たな借金返済同盟の物語が始まった。借金は増えたが、仲間も増えた。困難は大きくなったが、希望も大きくなった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚

熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。 しかし職業は最強!? 自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!? ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

処理中です...