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第8話 鉄錆の対価
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佐藤家の崩壊は着実に進行していた。
鈴木一郎は、彼が仕掛けた毒が家族という宿主を内側から蝕んでいく様を、直接観測することはなかった。彼にとって結果は自明《じめい》だったからだ。一度入った亀裂は決して元には戻らない。疑心暗鬼と憎悪は癌細胞のように増殖し、やがてその宿主を食い尽くす。彼はただ、時折ネットの片隅で、佐藤優奈のものらしきSNSアカウントが、病んだポエムや誰かへの呪詛を吐き出しているのを無感情に眺めるだけだった。
彼の関心は、すでに次の章へと移っていた。
冬の気配が色濃くなってきた十一月の末。一郎は自室の窓を固く閉ざし、外界の音を遮断すると、あの桐の箱と向き合った。冷たい空気が彼の集中力を研ぎ澄ませる。
南京錠を外し、蓋を開ける。彼が取り出したのは、『記録 No.28』と記された黒いノートだった。ページをめくると、そこには中学時代の青臭い絶望とは質の違う、もっと生々しく、現実的な地獄が記録されていた。それは、彼が二十代後半、社会の片隅でかろうじて見つけた職場で過ごした日々の記録だった。
『平成十年四月一日(水)天気:晴れ。最高気温:十五度』
その日、一郎は小さなデザイン事務所の門を叩いた。社長の山田健吾は面接で彼にこう言った。
「うちはまだ小さい会社だけど、夢はある。実力次第で、いくらでも上にいける。君の真面目さ、俺は買うよ」
その言葉に、一郎の凍てついた心が、ほんの僅かに解けたのを覚えている。社会から拒絶され続け、人間としての価値を見失いかけていた彼にとって、それは蜘蛛の糸のように思えた。
しかし、その糸が、自分を地獄の底へと引きずり込むためのものだと気づくのに、時間はかからなかった。
社長の言う「実力主義」とは、際限のない搾取の言い換えだった。基本給は最低賃金ぎりぎり。残業代という概念は存在せず、「夢を追うのに、時間なんて関係ないだろう?」という精神論で、社員は深夜までの労働を強いられた。休日出勤は当たり前。断れば、「やる気がないのか」と、全員の前で罵声を浴びせられた。
一郎は、その時のことを克明に記録している。
『平成十年七月二十二日(水)。徹夜三日目。山田社長、クライアントへのプレゼン資料のミスを俺のせいにして怒鳴り散らす。「お前みたいな社会のゴミがいるから、会社のレベルが下がるんだ」。事務所内に響き渡る声。他の社員は皆うつむいてパソコンの画面を見ているだけ。誰も助けてはくれない。俺は、ただ頭を下げ続けるしかなかった』
一郎は、その時の自分の姿を、まるで他人事のように思い出していた。疲労と屈辱で膝が笑っていた。胃がキリキリと痛み、視界が白く霞んでいた。それでも彼は辞めなかった。ここで逃げ出せば、もう二度と社会に戻れないという恐怖があったからだ。彼は鉄錆《てつさび》の味のする水を飲み込み、すり減っていく心と体に鞭打って働き続けた。
決定的な出来事は、入社から一年が経った冬の日に起きた。
『平成十一年二月十日(木)。インフルエンザで三十九度の熱。それでも、山田は出社を命じた。「代わりはいないんだ。這ってでも来い」。朦朧とする意識の中、なんとか仕事を終わらせた帰り際、経理の女性がこっそり教えてくれた。山田が俺の分の社会保険料を、本人負担分だけでなく会社負担分まで、給料から天引きしながら、実際には国に納付していないことを。彼は俺たちが必死で稼いだ金を、自分の遊興費に使い込んでいたのだ』
裏切り。搾取。そして人間としての尊厳の完全な否定。
その夜、一郎は高熱に浮かされながら、自室の布団の中で、生まれて初めて殺意というものを明確に意識した。だが、駄目だ。ここで山田を刺し殺したところで、何になる?自分の人生が終わるだけで、木村や佐藤への復讐は果たせない。それは、あまりに割に合わない。
彼は震える手でノートに山田の悪行の全てを書き記した。いつか、必ず、この男が最も大切にしているものを、根こそぎ奪い取ってやる、と誓いながら。
一郎はノートから顔を上げた。過去の記憶は彼の心を揺さぶらない。それは、復讐という名の機械を動かすための、冷たい燃料に過ぎなかった。
計画の実行は、すでに始まっている。
山田のデザイン事務所は、今も当時と変わらない零細企業のままだった。しかし、一つだけ大きな契約を抱えていることを、一郎は突き止めていた。急成長中のアパレルブランドとの年間広告契約。それが、今の山田の会社を支える、唯一にして最大の生命線だった。
一郎は数週間をかけて、そのアパレルブランドの社長の素性を調べ上げた。野心家で、クリーンなイメージを何よりも重視する男。彼は違法行為やスキャンダルを極端に嫌う。
一郎は複数のフリーメールアドレスを取得し、架空の人物を装った。一人は山田の事務所の経理事情に詳しい、不満を抱えた元社員。もう一人は、そのアパレルブランドの動向を気にかける、匿名のジャーナリスト。
彼はまず、ジャーナリストを装い、アパレルブランドの広報部に一通のメールを送った。
『貴社と契約されている「山田デザイン事務所」について、労働基準法違反および社会保険料の不正流用に関するタレコミが複数寄せられています。現在、裏付け調査を進めておりますが、貴社ほどの企業が、コンプライアンス意識の低い会社と取引をされていることに、少々驚いております。記事にする前に、事実確認のため、一度お話を伺えないでしょうか』
揺さぶりだ。
この記事が世に出れば、ブランドイメージは大きく傷つく。社長は事実かどうかを確認する前に、まずリスクを排除しようとするはずだ。
案の定、数日後、アパレルブランドの法務部から、当たり障りのない、しかし明らかに狼狽した様子の返信が来た。
それと同時に、一郎は匿名の元社員として、山田の事務所の主要な取引先数社に、内部告発のメールを送った。内容は、過去の脱税疑惑や、現在の違法な労働実態について。証拠として、彼が在籍当時に密かにコピーしておいた、改竄される前の出勤記録簿のデータを添付した。
網は幾重にも張り巡らされた。
あとは獲物がかかるのを待つだけだ。
その日の夕方、一郎は山田の事務所が入る、古びた雑居ビルの向かいにあるカフェにいた。ガラス越しに事務所の窓が見える。夜の八時を過ぎても、明かりは煌々と灯っていた。今も誰かがサービス残業を強いられているのだろう。
やがて、一台の黒塗りの車がビルの前に停まった。アパレルブランドの社名が入った車だ。スーツ姿の男たちが数名降りてきて、厳しい表情でビルの中へと吸い込まれていく。抜き打ちの監査、あるいは、契約解除の最終通告だろうか。
一郎はコーヒーを一口啜った。
三十分ほどして、男たちは出てきた。その顔は来た時よりもさらに険しくなっていた。彼らが車に乗り込み、走り去った後、事務所の窓明かりが、一つ、また一つと消えていく。最後に社長室の明かりだけが、ポツンと残った。
やがて、その最後の明かりも、力なく消えた。
山田健吾の城が、音を立てて崩れ始める、その瞬間だった。
一郎は静かに席を立つと、夜の闇に紛れてその場を去った。
自室に戻り、彼は『記録 No.28』を開く。
そして赤インクの万年筆で、新たな一行を書き加えた。
『十二月三日(月)。山田健吾の主要契約先への情報提供を実施。生命線の切断を確認。計画第三段階、完了』
鉄錆の対価は高くつく。
一郎はノートを閉じ、冷え切った手で、次のページの犠牲者の名前を、ゆっくりと指でなぞった。
鈴木一郎は、彼が仕掛けた毒が家族という宿主を内側から蝕んでいく様を、直接観測することはなかった。彼にとって結果は自明《じめい》だったからだ。一度入った亀裂は決して元には戻らない。疑心暗鬼と憎悪は癌細胞のように増殖し、やがてその宿主を食い尽くす。彼はただ、時折ネットの片隅で、佐藤優奈のものらしきSNSアカウントが、病んだポエムや誰かへの呪詛を吐き出しているのを無感情に眺めるだけだった。
彼の関心は、すでに次の章へと移っていた。
冬の気配が色濃くなってきた十一月の末。一郎は自室の窓を固く閉ざし、外界の音を遮断すると、あの桐の箱と向き合った。冷たい空気が彼の集中力を研ぎ澄ませる。
南京錠を外し、蓋を開ける。彼が取り出したのは、『記録 No.28』と記された黒いノートだった。ページをめくると、そこには中学時代の青臭い絶望とは質の違う、もっと生々しく、現実的な地獄が記録されていた。それは、彼が二十代後半、社会の片隅でかろうじて見つけた職場で過ごした日々の記録だった。
『平成十年四月一日(水)天気:晴れ。最高気温:十五度』
その日、一郎は小さなデザイン事務所の門を叩いた。社長の山田健吾は面接で彼にこう言った。
「うちはまだ小さい会社だけど、夢はある。実力次第で、いくらでも上にいける。君の真面目さ、俺は買うよ」
その言葉に、一郎の凍てついた心が、ほんの僅かに解けたのを覚えている。社会から拒絶され続け、人間としての価値を見失いかけていた彼にとって、それは蜘蛛の糸のように思えた。
しかし、その糸が、自分を地獄の底へと引きずり込むためのものだと気づくのに、時間はかからなかった。
社長の言う「実力主義」とは、際限のない搾取の言い換えだった。基本給は最低賃金ぎりぎり。残業代という概念は存在せず、「夢を追うのに、時間なんて関係ないだろう?」という精神論で、社員は深夜までの労働を強いられた。休日出勤は当たり前。断れば、「やる気がないのか」と、全員の前で罵声を浴びせられた。
一郎は、その時のことを克明に記録している。
『平成十年七月二十二日(水)。徹夜三日目。山田社長、クライアントへのプレゼン資料のミスを俺のせいにして怒鳴り散らす。「お前みたいな社会のゴミがいるから、会社のレベルが下がるんだ」。事務所内に響き渡る声。他の社員は皆うつむいてパソコンの画面を見ているだけ。誰も助けてはくれない。俺は、ただ頭を下げ続けるしかなかった』
一郎は、その時の自分の姿を、まるで他人事のように思い出していた。疲労と屈辱で膝が笑っていた。胃がキリキリと痛み、視界が白く霞んでいた。それでも彼は辞めなかった。ここで逃げ出せば、もう二度と社会に戻れないという恐怖があったからだ。彼は鉄錆《てつさび》の味のする水を飲み込み、すり減っていく心と体に鞭打って働き続けた。
決定的な出来事は、入社から一年が経った冬の日に起きた。
『平成十一年二月十日(木)。インフルエンザで三十九度の熱。それでも、山田は出社を命じた。「代わりはいないんだ。這ってでも来い」。朦朧とする意識の中、なんとか仕事を終わらせた帰り際、経理の女性がこっそり教えてくれた。山田が俺の分の社会保険料を、本人負担分だけでなく会社負担分まで、給料から天引きしながら、実際には国に納付していないことを。彼は俺たちが必死で稼いだ金を、自分の遊興費に使い込んでいたのだ』
裏切り。搾取。そして人間としての尊厳の完全な否定。
その夜、一郎は高熱に浮かされながら、自室の布団の中で、生まれて初めて殺意というものを明確に意識した。だが、駄目だ。ここで山田を刺し殺したところで、何になる?自分の人生が終わるだけで、木村や佐藤への復讐は果たせない。それは、あまりに割に合わない。
彼は震える手でノートに山田の悪行の全てを書き記した。いつか、必ず、この男が最も大切にしているものを、根こそぎ奪い取ってやる、と誓いながら。
一郎はノートから顔を上げた。過去の記憶は彼の心を揺さぶらない。それは、復讐という名の機械を動かすための、冷たい燃料に過ぎなかった。
計画の実行は、すでに始まっている。
山田のデザイン事務所は、今も当時と変わらない零細企業のままだった。しかし、一つだけ大きな契約を抱えていることを、一郎は突き止めていた。急成長中のアパレルブランドとの年間広告契約。それが、今の山田の会社を支える、唯一にして最大の生命線だった。
一郎は数週間をかけて、そのアパレルブランドの社長の素性を調べ上げた。野心家で、クリーンなイメージを何よりも重視する男。彼は違法行為やスキャンダルを極端に嫌う。
一郎は複数のフリーメールアドレスを取得し、架空の人物を装った。一人は山田の事務所の経理事情に詳しい、不満を抱えた元社員。もう一人は、そのアパレルブランドの動向を気にかける、匿名のジャーナリスト。
彼はまず、ジャーナリストを装い、アパレルブランドの広報部に一通のメールを送った。
『貴社と契約されている「山田デザイン事務所」について、労働基準法違反および社会保険料の不正流用に関するタレコミが複数寄せられています。現在、裏付け調査を進めておりますが、貴社ほどの企業が、コンプライアンス意識の低い会社と取引をされていることに、少々驚いております。記事にする前に、事実確認のため、一度お話を伺えないでしょうか』
揺さぶりだ。
この記事が世に出れば、ブランドイメージは大きく傷つく。社長は事実かどうかを確認する前に、まずリスクを排除しようとするはずだ。
案の定、数日後、アパレルブランドの法務部から、当たり障りのない、しかし明らかに狼狽した様子の返信が来た。
それと同時に、一郎は匿名の元社員として、山田の事務所の主要な取引先数社に、内部告発のメールを送った。内容は、過去の脱税疑惑や、現在の違法な労働実態について。証拠として、彼が在籍当時に密かにコピーしておいた、改竄される前の出勤記録簿のデータを添付した。
網は幾重にも張り巡らされた。
あとは獲物がかかるのを待つだけだ。
その日の夕方、一郎は山田の事務所が入る、古びた雑居ビルの向かいにあるカフェにいた。ガラス越しに事務所の窓が見える。夜の八時を過ぎても、明かりは煌々と灯っていた。今も誰かがサービス残業を強いられているのだろう。
やがて、一台の黒塗りの車がビルの前に停まった。アパレルブランドの社名が入った車だ。スーツ姿の男たちが数名降りてきて、厳しい表情でビルの中へと吸い込まれていく。抜き打ちの監査、あるいは、契約解除の最終通告だろうか。
一郎はコーヒーを一口啜った。
三十分ほどして、男たちは出てきた。その顔は来た時よりもさらに険しくなっていた。彼らが車に乗り込み、走り去った後、事務所の窓明かりが、一つ、また一つと消えていく。最後に社長室の明かりだけが、ポツンと残った。
やがて、その最後の明かりも、力なく消えた。
山田健吾の城が、音を立てて崩れ始める、その瞬間だった。
一郎は静かに席を立つと、夜の闇に紛れてその場を去った。
自室に戻り、彼は『記録 No.28』を開く。
そして赤インクの万年筆で、新たな一行を書き加えた。
『十二月三日(月)。山田健吾の主要契約先への情報提供を実施。生命線の切断を確認。計画第三段階、完了』
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