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第一章
6. 突然の婚約破棄
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「私と婚約破棄してください!」
王宮庭園にて、待ち合わせていた男性が時間の30分前に到着しました。私は彼の性格を知っていたので、1時間前から待機していたのです。
彼の姿を確認するや否や、私は誠意を示すため深々と頭を下げて彼へ許しを乞い、そのままの姿勢で返答を待ちます。
「突然、なにを言ってるんだ……」
彼は豆鉄砲を食らったような顔で驚いていました。
「誠に申し訳ございません! この度は私の身勝手な都合により婚約破棄していただきたく、不遜にもお呼び立てしたばかりか、ご足労いただき、重ねてお詫び申し上げます!」
とりあえず思いつく限り、丁寧な言葉を並べ立てて直角に腰を折ります。
本当は土下座して地面に頭を擦り付けたいところでしたが、過剰過ぎる謝罪は相手に気を遣わせると思い我慢しているのです。
やがてローゼリアの普段の態度とはかけ離れた行動を見た彼は、事態の異常性に気付いたのでしょう。え……っと悲しそうに狼狽する吐息が聞こえました。
どんな表情をしているのかは伺えませんが、しばらくの沈黙は困惑とためらいの結果なのだと思います。
私は彼の返答があるまで頭をあげないつもりでした。
いつの時代、どんな世界であっても、謝罪というものはいい気分ではありません。しかも100%自分に非があると分かっているのですから、心がすり鉢で擦られているようです。
「にゃーにゃーにゃ!」
黒猫が鳴きました。
1人だと不安だったのでシピを無理やり連れてきていたのです。ちなみに、黒猫の声は私以外には人間の言葉として聞こえません。
「にゃー!」
ローゼリアも彼をただの猫だと思っていたのです。彼女が死んだ今、ようやく彼の声が理解できるようになりました。
「にゃぁぁぁ!」
しかし、先ほどから文句しか言わないので連れてきたことを後悔していました。ムカつくので翻訳してあげないのです。
……さて、今の状況を説明しなければならないでしょう。
端的に言えば、『旅に出る前の身辺整理』です。
逃げ出す前に謝らなければならない人達がいました。私がこの世界で取り急ぎ、謝りたかったのは2人です。ヒロインの彼女と、そして彼。
彼はローゼリアの婚約者、第二王子アラン様です。今日はそんな彼を呼び出して、婚約破棄ミッションを遂行しようとしていました。
ちなみに私が元の世界で選んだ一番の推しの攻略対象も彼でした。ローゼリアと好みが一致していたことは複雑な気分です。
しかし私は今更、この方とどうにかなりたいとは思っていませんでした。そんな資格は私には無いのです。
「……」
おそらく見上げれば、儚げな超絶イケメンが目の前にいるのでしょう。彼のサファイアブルーの瞳が私を見下ろしているのです。
アラン様は、凍るように冷たい瞳とは裏腹に、柔らかな微笑を絶やさない人でした。
「……」
沈黙する彼は何を考えているのでしょう?
私は二、三発なら殴られる覚悟で頭を下げていました。
やがて彼はかるく息を整えました。そしていつもの冷静さを取り戻したのでしょう。私の身体を優しく起こして微笑みかけました。
「いつもの君らしくないね……。結婚を控えてナーバスになってるのかな? 大丈夫。僕たちは夫婦になるんだ。なんでも話し合って、お互いのことを考えていこう。悩みは相談してほしい」
あ、やばい。この人に私の気持ちはなにも伝わっていない! 彼の表情を見て即座に確信しました。
「ローゼリアは性格の歪んだ女なんです。アラン様には相応しくありません!」
「うんうん」
「なにもかも私が仕組んだことなんです。たとえば……殿下の幼馴染のカルミアと元許嫁のクレアを共倒れさせて追放に追い込んだのは私の策略だったのです!」
「うんうん」
アラン様は全てを肯定するように頷いていました。
「私の話聞いてます!?」
「大丈夫」
「大丈夫じゃありません!」
「大丈夫だよ……」
まったくこの子はしょうがないな……と言わんばかりの慈愛に満ちた微笑。
まるで私のことをマリッジブルーになった可憐な乙女だとでも思っているのでしょう。
「もう! あなたに私はふさわしくないんです! 安心してください。いずれあなたの前に本当のヒロインが現れますから、彼女を幸せにしてあげてくださいっ!」
「大丈夫」
彼はすべてを包み込むような笑顔で同じ言葉を繰り返しました。
「ですから私といると不幸になるんで──」
ぎゅっ。
アラン様が私を無言で抱きしめてきました。優しく包み込むハグが発動されて、私の頭が優しくなでなでされています。
そして彼の力強い身体に抱き留められていると、頭がぽやぽやとしてきました。
あれぇ? 私ぃ……何しにここに来たんだっけぇ? なんか気持ちいいですぅ? 純愛ルートも悪くないかも? 堕ちてしまいそうでした。
ボコん!
私はハッとして、アラン様の顔面にパンチをお見舞いします。
「大丈夫じゃねえって言ってんでしょ!! この分からずやさん!」
「ええ……」
アラン様は頬っぺたを抑えて唖然としています。たぶん王様にも殴られたことが無いのでしょう。
「話を聞けです!!」
私はダメ押しするように、彼の胸ぐらをつかんで人差し指を鼻先に突き立てました。
「そういうところですよ? 誰にでも優しくして、どれだけの女を勘違いさせてきたと思ってるんですか! なによりたちが悪いのは本心でやってることです。完璧超人かなんかですか!? 色仕掛けで堕ちないから、女たちは周りをどうやって貶めるかの策謀ばかりに頭を使う羽目になったんですよ」
「君は何を言ってるんだ……」
アラン様はポカンとして言いました。こいつは何もわかっていません。無自覚イケメンは代理戦争の温床なのです。
「この際だから聞いておきますけど、なんで私を含めて誰にも手を出してないんですか? 私みたいな美少女が何人も迫って来たでしょう?」
「そ、そういうことは……結婚してからだって、聖書にも書いてあるだろう?」
「はぁぁぁぁ」
私はクソデカため息をついて呆れました。
だめだ、コイツ……いい人過ぎる。早く何とかしないと……。
彼はこの『性格が悪いヤツしかいない』と称されるゲームで数少ない聖人君子なのです。
他の攻略対象もイケメンぞろいですが、どこかに闇を抱えている設定がありました。なんたってタイトルが『愛欲』ですからね。
この世界において現時点で明確に清廉潔白(意味深)なのは私を含めて3人しかいません。
つまり彼とヒロインと公爵令嬢ローゼリア(私)。
私の場合は身体は綺麗でも心が歪んでいたので、実質2人しかまともな人間はいませんでした。
だからこそ彼にはヒロインと幸せになってほしいのです。
なにより、それがドロドロゲーム唯一の王道ルート。私が友達に押し付けられたこのゲームを攻略サイトと睨めっこしてまでやり込んだ理由なのです。
「じゃあ、そういうことでっ! 私のことは綺麗さっぱり忘れてください。2度と会うことはありません! さようなら!」
話を強引に終わらせて、私は彼の元を去るつもりでした。しかし足がズシリと重くなります。
「ま、まってくれローゼリア! 僕を捨てないでくれぇぇ!」
「ちょ、ちょっと人聞きの悪いこと言わないでくださいよ。誰かが聞いていたらどうするんですか。離してください!」
涙を浮かべたうるうるとしたサファイヤブルーの瞳。アラン様は私の足にすがりついて懇願していたのです。その姿はまさに……キャラ崩壊でした。
完璧超人聖人君子のアラン様にも一つだけ弱点があったのです。彼は母親の愛に飢えていました。
ええ、そうです。彼はマザコンだったのです。ローゼリアはその辺りの彼の心の隙間を巧みにくすぐって、婚約まで漕ぎつけることに成功していたのです。まったく卑怯な女です。
「いずれ私が行ってきた数々の鬼畜の所業が知れ渡ると思うので、素直に幻滅して、切り替えてください! 今日は謝りに来たんです。本当に、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「何言ってるか分からないけど……それでも好きなんだぁぁ」
「えぇい、離せぃ!」
私はアラン様の手を無理やり払いのけて、そそくさと逃げだしました。小走りです。
「君がいなくなったら、僕はどうすればいいんだぁぁ」
遠くから、悲しみと絶望に染まった声が聞こえた気がします。
ああ、私はなんて罪深い女……と、センチメンタリズムに浸れたらどれほどよかったでしょう。悲劇のヒロインを気取るには私の罪は大きすぎました。
私は恥ずかしさで今にも爆発しそうでした。
「早く帰ろう。こんなことしてる場合じゃないだろうに……明日出発だろ? 何の準備も終わってないじゃないか」
シピは急かすように言いました。
「うるさい!」
王宮庭園にて、待ち合わせていた男性が時間の30分前に到着しました。私は彼の性格を知っていたので、1時間前から待機していたのです。
彼の姿を確認するや否や、私は誠意を示すため深々と頭を下げて彼へ許しを乞い、そのままの姿勢で返答を待ちます。
「突然、なにを言ってるんだ……」
彼は豆鉄砲を食らったような顔で驚いていました。
「誠に申し訳ございません! この度は私の身勝手な都合により婚約破棄していただきたく、不遜にもお呼び立てしたばかりか、ご足労いただき、重ねてお詫び申し上げます!」
とりあえず思いつく限り、丁寧な言葉を並べ立てて直角に腰を折ります。
本当は土下座して地面に頭を擦り付けたいところでしたが、過剰過ぎる謝罪は相手に気を遣わせると思い我慢しているのです。
やがてローゼリアの普段の態度とはかけ離れた行動を見た彼は、事態の異常性に気付いたのでしょう。え……っと悲しそうに狼狽する吐息が聞こえました。
どんな表情をしているのかは伺えませんが、しばらくの沈黙は困惑とためらいの結果なのだと思います。
私は彼の返答があるまで頭をあげないつもりでした。
いつの時代、どんな世界であっても、謝罪というものはいい気分ではありません。しかも100%自分に非があると分かっているのですから、心がすり鉢で擦られているようです。
「にゃーにゃーにゃ!」
黒猫が鳴きました。
1人だと不安だったのでシピを無理やり連れてきていたのです。ちなみに、黒猫の声は私以外には人間の言葉として聞こえません。
「にゃー!」
ローゼリアも彼をただの猫だと思っていたのです。彼女が死んだ今、ようやく彼の声が理解できるようになりました。
「にゃぁぁぁ!」
しかし、先ほどから文句しか言わないので連れてきたことを後悔していました。ムカつくので翻訳してあげないのです。
……さて、今の状況を説明しなければならないでしょう。
端的に言えば、『旅に出る前の身辺整理』です。
逃げ出す前に謝らなければならない人達がいました。私がこの世界で取り急ぎ、謝りたかったのは2人です。ヒロインの彼女と、そして彼。
彼はローゼリアの婚約者、第二王子アラン様です。今日はそんな彼を呼び出して、婚約破棄ミッションを遂行しようとしていました。
ちなみに私が元の世界で選んだ一番の推しの攻略対象も彼でした。ローゼリアと好みが一致していたことは複雑な気分です。
しかし私は今更、この方とどうにかなりたいとは思っていませんでした。そんな資格は私には無いのです。
「……」
おそらく見上げれば、儚げな超絶イケメンが目の前にいるのでしょう。彼のサファイアブルーの瞳が私を見下ろしているのです。
アラン様は、凍るように冷たい瞳とは裏腹に、柔らかな微笑を絶やさない人でした。
「……」
沈黙する彼は何を考えているのでしょう?
私は二、三発なら殴られる覚悟で頭を下げていました。
やがて彼はかるく息を整えました。そしていつもの冷静さを取り戻したのでしょう。私の身体を優しく起こして微笑みかけました。
「いつもの君らしくないね……。結婚を控えてナーバスになってるのかな? 大丈夫。僕たちは夫婦になるんだ。なんでも話し合って、お互いのことを考えていこう。悩みは相談してほしい」
あ、やばい。この人に私の気持ちはなにも伝わっていない! 彼の表情を見て即座に確信しました。
「ローゼリアは性格の歪んだ女なんです。アラン様には相応しくありません!」
「うんうん」
「なにもかも私が仕組んだことなんです。たとえば……殿下の幼馴染のカルミアと元許嫁のクレアを共倒れさせて追放に追い込んだのは私の策略だったのです!」
「うんうん」
アラン様は全てを肯定するように頷いていました。
「私の話聞いてます!?」
「大丈夫」
「大丈夫じゃありません!」
「大丈夫だよ……」
まったくこの子はしょうがないな……と言わんばかりの慈愛に満ちた微笑。
まるで私のことをマリッジブルーになった可憐な乙女だとでも思っているのでしょう。
「もう! あなたに私はふさわしくないんです! 安心してください。いずれあなたの前に本当のヒロインが現れますから、彼女を幸せにしてあげてくださいっ!」
「大丈夫」
彼はすべてを包み込むような笑顔で同じ言葉を繰り返しました。
「ですから私といると不幸になるんで──」
ぎゅっ。
アラン様が私を無言で抱きしめてきました。優しく包み込むハグが発動されて、私の頭が優しくなでなでされています。
そして彼の力強い身体に抱き留められていると、頭がぽやぽやとしてきました。
あれぇ? 私ぃ……何しにここに来たんだっけぇ? なんか気持ちいいですぅ? 純愛ルートも悪くないかも? 堕ちてしまいそうでした。
ボコん!
私はハッとして、アラン様の顔面にパンチをお見舞いします。
「大丈夫じゃねえって言ってんでしょ!! この分からずやさん!」
「ええ……」
アラン様は頬っぺたを抑えて唖然としています。たぶん王様にも殴られたことが無いのでしょう。
「話を聞けです!!」
私はダメ押しするように、彼の胸ぐらをつかんで人差し指を鼻先に突き立てました。
「そういうところですよ? 誰にでも優しくして、どれだけの女を勘違いさせてきたと思ってるんですか! なによりたちが悪いのは本心でやってることです。完璧超人かなんかですか!? 色仕掛けで堕ちないから、女たちは周りをどうやって貶めるかの策謀ばかりに頭を使う羽目になったんですよ」
「君は何を言ってるんだ……」
アラン様はポカンとして言いました。こいつは何もわかっていません。無自覚イケメンは代理戦争の温床なのです。
「この際だから聞いておきますけど、なんで私を含めて誰にも手を出してないんですか? 私みたいな美少女が何人も迫って来たでしょう?」
「そ、そういうことは……結婚してからだって、聖書にも書いてあるだろう?」
「はぁぁぁぁ」
私はクソデカため息をついて呆れました。
だめだ、コイツ……いい人過ぎる。早く何とかしないと……。
彼はこの『性格が悪いヤツしかいない』と称されるゲームで数少ない聖人君子なのです。
他の攻略対象もイケメンぞろいですが、どこかに闇を抱えている設定がありました。なんたってタイトルが『愛欲』ですからね。
この世界において現時点で明確に清廉潔白(意味深)なのは私を含めて3人しかいません。
つまり彼とヒロインと公爵令嬢ローゼリア(私)。
私の場合は身体は綺麗でも心が歪んでいたので、実質2人しかまともな人間はいませんでした。
だからこそ彼にはヒロインと幸せになってほしいのです。
なにより、それがドロドロゲーム唯一の王道ルート。私が友達に押し付けられたこのゲームを攻略サイトと睨めっこしてまでやり込んだ理由なのです。
「じゃあ、そういうことでっ! 私のことは綺麗さっぱり忘れてください。2度と会うことはありません! さようなら!」
話を強引に終わらせて、私は彼の元を去るつもりでした。しかし足がズシリと重くなります。
「ま、まってくれローゼリア! 僕を捨てないでくれぇぇ!」
「ちょ、ちょっと人聞きの悪いこと言わないでくださいよ。誰かが聞いていたらどうするんですか。離してください!」
涙を浮かべたうるうるとしたサファイヤブルーの瞳。アラン様は私の足にすがりついて懇願していたのです。その姿はまさに……キャラ崩壊でした。
完璧超人聖人君子のアラン様にも一つだけ弱点があったのです。彼は母親の愛に飢えていました。
ええ、そうです。彼はマザコンだったのです。ローゼリアはその辺りの彼の心の隙間を巧みにくすぐって、婚約まで漕ぎつけることに成功していたのです。まったく卑怯な女です。
「いずれ私が行ってきた数々の鬼畜の所業が知れ渡ると思うので、素直に幻滅して、切り替えてください! 今日は謝りに来たんです。本当に、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「何言ってるか分からないけど……それでも好きなんだぁぁ」
「えぇい、離せぃ!」
私はアラン様の手を無理やり払いのけて、そそくさと逃げだしました。小走りです。
「君がいなくなったら、僕はどうすればいいんだぁぁ」
遠くから、悲しみと絶望に染まった声が聞こえた気がします。
ああ、私はなんて罪深い女……と、センチメンタリズムに浸れたらどれほどよかったでしょう。悲劇のヒロインを気取るには私の罪は大きすぎました。
私は恥ずかしさで今にも爆発しそうでした。
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