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第一章
10. ヒロインからのお見送り
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「受け取って下さい。少ないですが、お嬢様さまの逃亡資金の足しにでもなれば……」
ナターシャは私の胸元にコイン袋を押し付けました。
「ふぇ?」
でも私は彼女の言葉を理解できず、ある考えに頭を支配されていました。
『ヒロインはなぜ、ヒロイン足り得るのか。』
なぜ私は悪役令嬢で、彼女は主人公なのでしょう?
そんなの決まっています。
それはヒロインがヒロインでヒロインだからに違いありません。それにヒロインはヒロインです。でもヒロインはヒロインでもあります。つまりヒロインでヒロインなのです。
ヒロイン、ヒロインと頭の中で連呼しているとヒロインという文字がゲシュタルト崩壊を起こします。
ヒロインってこんな文字でしたっけ?
おそらく私の頭はおかしくなって、ぐにゃりと歪んでいるのでしょう。
ヒロインがへ⚪︎インに見えてきました。
薬物ダメ、絶対。
脳が溶けそうです。
こ、これが絶対正義のヒロインの力……。
私は攻略対象じゃないはずなのに、彼女に攻略されてしまいそうでした。いいえ、もう攻略されています。
ハーレム主人公の片鱗を見せつけられた気分。
「……だめ。だめです! そんなもの受け取れません。私を罪悪感で殺すつもりですか!?」
はっとしました。ヒロインとお金の魔力に必死に抗った私は声を荒げます。押し返した金貨袋のズシリとした重み。
「別に使い道もないですし……」
ナターシャは不満そうに呟きました。
「我がジルベルスタイン家は反乱の咎で取り潰されるのですから……再就職までのもろもろの費用にするとか色々あるはずです!」
「はぁ、なるほど。でも、いざとなったら使用人組合の炊き出しがあるので食うには困らないですよ。なによりお金ってどうやって使えばいいのでしょうか?」
「……いい服を買うとか、美味しいものを食べるとか、本を買うとか色々なんでも出来ます!」
「服は自分で縫えます。お肉はいっぱい食べたいですが、たまにで大丈夫です。本は借りればいいのです」
「貴女もわからずやです……」
なんだか、いい子すぎてイライラしてきました。私は感情のまま彼女に言葉を投げつけたくなりました。
「貴女は幸せにならなければならない! 今までの苦労は報われるべきだし、意地悪悪役令嬢から解放され、イケメンで優しい王子様と末長く幸せに暮らすべきなの! それがヒロインに誰もが望むことなのです!」
感情が昂ります。
うっかりして私が秘密裏に思い描いていた『アラン様とナターシャをくっつける作戦』の存在をバラしてしまいました。
作戦名は【王道ルート】。
しかし、私の力説にナターシャは不満そうに唇を尖らせていました。
「私の幸せは私で決めます。お嬢様に決められる筋合いはありません」
彼女はキッパリと私の提案を突っぱねました。その瞳には決して意志を曲げない洗練された決意が宿っており、私は威圧されてしまいます。
「うう……。でも、お金を直接貰うなんて、申し訳なさすぎます。なにか私に出来ることがあるなら、なんでもするのですが……」
なんでも、とは文字通りの意味です。卑屈な私は「足を1時間舐めろ」と命令されたとしても喜んでペロペロする面持ちでしたが、彼女はそんなことは望まないでしょう。
彼女のために何をすればいいのだろう……と私は悩むばかりでした。
「あ、そうです! 欲しいものがありました。あれをいただけないでしょうか。私に売ってください」
私が悩み込んでいると、ナターシャは黄色い声をあげて部屋の中央を指さしました。
そこには先ほど彼女が切ってくれた私の毛髪が集められていました。
「じつは私、お人形づくりが趣味なのです。毎晩、寝る前にこっそり造っているのです。あれを使ってお嬢様の人形を造ります!」
「ええ? 人毛ですよ……」
「え? 普通のことですよ」
「そうなのかしら……」
私に人形づくりの常識は分かりません。それに彼女の趣味も初めて知りました。
「貴女が欲しいというのなら是非もないけれど、本当にあんなものが欲しいの?」
「もちろんです! 最近、お嬢様の後ろ姿を見るたびにどうやってあの髪を貰おうかと考えていたのでした!」
「そ、そう。なら貴女にあげますけども」
自分の毛髪を使った人形の存在は少し不気味に感じましたが、彼女が喜ぶのなら深く考えないようにしましょう。
「やったー、わーい! じゃあ、交換です!」
嬉しそうに言ったナターシャはトランクケースと金貨袋を私に押し付けてきました。
「でも本当にこれでいいのかしら……」
元はと言えば私のせいなのに、髪を切ってもらったばかりか旅の準備まで手伝ってくれているのです。マッチポンプです。
申し訳ない気持ちは消えませんでした。
「交換できるのは、物だけじゃない。君が知っていることがあるだろう」
私がウジウジと悩んでいると声が聞こえました。痺れを切らしたであろうシピが話しかけてきたのです。
「あ、なるほど。そういうことですか。初めて貴方がいてよかったと思いました。褒めてつかわす!」
「なんだその言い方……」
私は気づかされました。
この黒猫は初めて私の役に立ったのです。文句製造機だと思い始めていましたが、アドバイザーらしいことをしました。
「ナターシャ! 少々お待ちください!」
いそいそと毛髪をシーツに包んでいる彼女の背中に、声をかけて机に向かいます。
羊皮紙と羽ペンを机から取り出して、文字を書き殴ります。
私は出発前にやるべき最も重要なことを悟ったのです。
彼女のために私ができること。
それは私が知りうる限りの情報を書き記すことなのです。
「そういえば私って異世界転生者でした!」
人物の裏設定、ルート分岐情報、バッドエンド回避。私には最早、手遅れの情報ですが彼女なら活かせる状況もあるかも知れません。
彼女にとって私の情報が必ずしも必要なのかは分からないけれども、それでも幸せになる確率が上がることを祈るばかりです。
選択するのは情報を持つもの次第なのですから。
★★★
朝日が昇る少し前。
暗闇の中でも屋敷と周囲はざわついていました。おそらく革命が失敗する前触れの音なのでしょう。
「お嬢様、急いでください」
私はナターシャに手を引かれて、屋敷の裏門に到着しました。周囲のただならぬ気配を感じた彼女の態度は真剣味を帯びています。
「ナターシャ……なにからなにまでありがとう。最後まで迷惑をかけてしまって……」
私は、彼女がくれた服に身を包んで別れを惜しみます。
素朴でシンプルで動きやすい、私が求めていた服そのものです。着替えとして上下あと2着づつ同じものがトランクケースに詰められています。
それに加え彼女が急遽作ってくれた旅人風のマントにも身を包んでいました。
「いいんですよ。ローゼリアお嬢様」
彼女は優しく笑い、私の首元に手を回してフードを被せてくれます。
「あの、手紙書いてくださいね」
「分かりました。落ち着いたら毎月、謝罪の手紙を書きます。一生忘れることはありません」
「違います。旅の近況とかです! どこに行ったとか、何を食べたとか教えてください。生存報告です」
「うん。分かった……。あなたも体調に気をつけて、くれぐれも変なものは食べないでね。毒が入っているから。あと、アラン様によろしく」
別れはノスタルジアです。悲しい気持ち。
でも私は最後に、彼と彼女のフラグを立てるのを忘れませんでした。
王道ルートに進むことを祈りましょう。
もっとも、選択肢を決めるのは正ヒロインである彼女なのです。私はただひっそりと草葉の陰(死にません)から応援しましょう。
悪役令嬢は劇場からいなくなるのです。
「では、いってらっしゃいませ!」
「行ってきます!」
その日、1人の令嬢が公爵家からいなくなりました。
現時点でそれを知ってるのは、彼女の幼馴染のメイド1人だけです。
それと同時に、屋敷で長年飼われていた1匹の黒猫がいなくなったことに気づいた者はいませんでした。
私は闇夜をしくしくと歩きます。
傍には黒猫がいます。
「なんで泣いてるんだ……」
シピは呆れて言いました。
「普通、泣くでしょう! この状況なら!」
元公爵令嬢は号泣していました。
私たちの旅が始まったのです。
ナターシャは私の胸元にコイン袋を押し付けました。
「ふぇ?」
でも私は彼女の言葉を理解できず、ある考えに頭を支配されていました。
『ヒロインはなぜ、ヒロイン足り得るのか。』
なぜ私は悪役令嬢で、彼女は主人公なのでしょう?
そんなの決まっています。
それはヒロインがヒロインでヒロインだからに違いありません。それにヒロインはヒロインです。でもヒロインはヒロインでもあります。つまりヒロインでヒロインなのです。
ヒロイン、ヒロインと頭の中で連呼しているとヒロインという文字がゲシュタルト崩壊を起こします。
ヒロインってこんな文字でしたっけ?
おそらく私の頭はおかしくなって、ぐにゃりと歪んでいるのでしょう。
ヒロインがへ⚪︎インに見えてきました。
薬物ダメ、絶対。
脳が溶けそうです。
こ、これが絶対正義のヒロインの力……。
私は攻略対象じゃないはずなのに、彼女に攻略されてしまいそうでした。いいえ、もう攻略されています。
ハーレム主人公の片鱗を見せつけられた気分。
「……だめ。だめです! そんなもの受け取れません。私を罪悪感で殺すつもりですか!?」
はっとしました。ヒロインとお金の魔力に必死に抗った私は声を荒げます。押し返した金貨袋のズシリとした重み。
「別に使い道もないですし……」
ナターシャは不満そうに呟きました。
「我がジルベルスタイン家は反乱の咎で取り潰されるのですから……再就職までのもろもろの費用にするとか色々あるはずです!」
「はぁ、なるほど。でも、いざとなったら使用人組合の炊き出しがあるので食うには困らないですよ。なによりお金ってどうやって使えばいいのでしょうか?」
「……いい服を買うとか、美味しいものを食べるとか、本を買うとか色々なんでも出来ます!」
「服は自分で縫えます。お肉はいっぱい食べたいですが、たまにで大丈夫です。本は借りればいいのです」
「貴女もわからずやです……」
なんだか、いい子すぎてイライラしてきました。私は感情のまま彼女に言葉を投げつけたくなりました。
「貴女は幸せにならなければならない! 今までの苦労は報われるべきだし、意地悪悪役令嬢から解放され、イケメンで優しい王子様と末長く幸せに暮らすべきなの! それがヒロインに誰もが望むことなのです!」
感情が昂ります。
うっかりして私が秘密裏に思い描いていた『アラン様とナターシャをくっつける作戦』の存在をバラしてしまいました。
作戦名は【王道ルート】。
しかし、私の力説にナターシャは不満そうに唇を尖らせていました。
「私の幸せは私で決めます。お嬢様に決められる筋合いはありません」
彼女はキッパリと私の提案を突っぱねました。その瞳には決して意志を曲げない洗練された決意が宿っており、私は威圧されてしまいます。
「うう……。でも、お金を直接貰うなんて、申し訳なさすぎます。なにか私に出来ることがあるなら、なんでもするのですが……」
なんでも、とは文字通りの意味です。卑屈な私は「足を1時間舐めろ」と命令されたとしても喜んでペロペロする面持ちでしたが、彼女はそんなことは望まないでしょう。
彼女のために何をすればいいのだろう……と私は悩むばかりでした。
「あ、そうです! 欲しいものがありました。あれをいただけないでしょうか。私に売ってください」
私が悩み込んでいると、ナターシャは黄色い声をあげて部屋の中央を指さしました。
そこには先ほど彼女が切ってくれた私の毛髪が集められていました。
「じつは私、お人形づくりが趣味なのです。毎晩、寝る前にこっそり造っているのです。あれを使ってお嬢様の人形を造ります!」
「ええ? 人毛ですよ……」
「え? 普通のことですよ」
「そうなのかしら……」
私に人形づくりの常識は分かりません。それに彼女の趣味も初めて知りました。
「貴女が欲しいというのなら是非もないけれど、本当にあんなものが欲しいの?」
「もちろんです! 最近、お嬢様の後ろ姿を見るたびにどうやってあの髪を貰おうかと考えていたのでした!」
「そ、そう。なら貴女にあげますけども」
自分の毛髪を使った人形の存在は少し不気味に感じましたが、彼女が喜ぶのなら深く考えないようにしましょう。
「やったー、わーい! じゃあ、交換です!」
嬉しそうに言ったナターシャはトランクケースと金貨袋を私に押し付けてきました。
「でも本当にこれでいいのかしら……」
元はと言えば私のせいなのに、髪を切ってもらったばかりか旅の準備まで手伝ってくれているのです。マッチポンプです。
申し訳ない気持ちは消えませんでした。
「交換できるのは、物だけじゃない。君が知っていることがあるだろう」
私がウジウジと悩んでいると声が聞こえました。痺れを切らしたであろうシピが話しかけてきたのです。
「あ、なるほど。そういうことですか。初めて貴方がいてよかったと思いました。褒めてつかわす!」
「なんだその言い方……」
私は気づかされました。
この黒猫は初めて私の役に立ったのです。文句製造機だと思い始めていましたが、アドバイザーらしいことをしました。
「ナターシャ! 少々お待ちください!」
いそいそと毛髪をシーツに包んでいる彼女の背中に、声をかけて机に向かいます。
羊皮紙と羽ペンを机から取り出して、文字を書き殴ります。
私は出発前にやるべき最も重要なことを悟ったのです。
彼女のために私ができること。
それは私が知りうる限りの情報を書き記すことなのです。
「そういえば私って異世界転生者でした!」
人物の裏設定、ルート分岐情報、バッドエンド回避。私には最早、手遅れの情報ですが彼女なら活かせる状況もあるかも知れません。
彼女にとって私の情報が必ずしも必要なのかは分からないけれども、それでも幸せになる確率が上がることを祈るばかりです。
選択するのは情報を持つもの次第なのですから。
★★★
朝日が昇る少し前。
暗闇の中でも屋敷と周囲はざわついていました。おそらく革命が失敗する前触れの音なのでしょう。
「お嬢様、急いでください」
私はナターシャに手を引かれて、屋敷の裏門に到着しました。周囲のただならぬ気配を感じた彼女の態度は真剣味を帯びています。
「ナターシャ……なにからなにまでありがとう。最後まで迷惑をかけてしまって……」
私は、彼女がくれた服に身を包んで別れを惜しみます。
素朴でシンプルで動きやすい、私が求めていた服そのものです。着替えとして上下あと2着づつ同じものがトランクケースに詰められています。
それに加え彼女が急遽作ってくれた旅人風のマントにも身を包んでいました。
「いいんですよ。ローゼリアお嬢様」
彼女は優しく笑い、私の首元に手を回してフードを被せてくれます。
「あの、手紙書いてくださいね」
「分かりました。落ち着いたら毎月、謝罪の手紙を書きます。一生忘れることはありません」
「違います。旅の近況とかです! どこに行ったとか、何を食べたとか教えてください。生存報告です」
「うん。分かった……。あなたも体調に気をつけて、くれぐれも変なものは食べないでね。毒が入っているから。あと、アラン様によろしく」
別れはノスタルジアです。悲しい気持ち。
でも私は最後に、彼と彼女のフラグを立てるのを忘れませんでした。
王道ルートに進むことを祈りましょう。
もっとも、選択肢を決めるのは正ヒロインである彼女なのです。私はただひっそりと草葉の陰(死にません)から応援しましょう。
悪役令嬢は劇場からいなくなるのです。
「では、いってらっしゃいませ!」
「行ってきます!」
その日、1人の令嬢が公爵家からいなくなりました。
現時点でそれを知ってるのは、彼女の幼馴染のメイド1人だけです。
それと同時に、屋敷で長年飼われていた1匹の黒猫がいなくなったことに気づいた者はいませんでした。
私は闇夜をしくしくと歩きます。
傍には黒猫がいます。
「なんで泣いてるんだ……」
シピは呆れて言いました。
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