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ミュンツフルト編
影と焰の地下戦線
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ウイルヘルムは歩きながら、霊衡で床に何かの刻印を刻み続けていた。
「……これは……ルーン魔法か?見たことのないルーンだ。」
武器に魔法付与するため、いつかルーン魔法を学びたいタリンゴスは、達筆な文字のようなウイルヘルムの筆跡に目を奪われた。
「ああ、普通のルーンを我流で添削して出来た物だ。余が使う独特な魔法は、現存のルーンだと発動出来ぬ故に開発した。」
「お前さ、どうやってその力を手に入れた?デタラメな近接戦の実力にオリジナル魔法って、子供どころか帝国中央軍の究極職レベルだろう?」
レオンが痺れを切らして、ウイルヘルムに問いかけた。
「全くだぜ。噂に聞く剣聖家のお嬢様よりメチャクチャだぞ?」
とタリンゴスが畳み掛ける。
「静かに。この音……グールか……それにこの死臭は……」
ウイルヘルムは後ろに手を向けて会話を制止した。
スリハンは五感を研ぎ澄まし、鞭を構える。
「……おそらくポイズンシェイドだ。地下水道で死んだトカゲやネズミから釈放されたマナがアンデッドの邪気と合わさって出来た魔物だ。」
「余はグール共を浄化する。ポイズンシェイドとやらはうぬらに任せるぞ、いいな?」
霊衡を右手で握ったウイルヘルムはおもむろに聞いた。
「任せとけ!」レオンは手にしていた松明をティージに手渡し、ナックルダスターを装着してから、
『ライト』
と初級の詠唱魔法を唱え、ナックルダスターが光り出す。【ランナー】であるレオンは、松明を持ったままでは力を十分に発揮出来ない。他の三人もレオンに倣って『ライト』を唱えた。アンデッド戦が苦手な支援クラス【シャドウムーバー】であるティージは逆に松明を使った方が有利に戦いを進められる。
スッ
風切り音とともに、ウイルヘルムは通路の左前方にある朽ち果てる寸前のドアまで一瞬で移動した。
グシャッ
腐敗が進んだドアをグールの腕が貫く。その腕をウイルヘルムが無造作に掴み、栄枯盛衰を発動した。
「うっ……」散々な目にあった記憶とともに邪気が吸い取られた女性は、半アンデッド状態から引き戻された。
元グールの女性がドアを突破した勢いを借りて、ウイルヘルムはその女性をジャイアントスイングの要領で前もって刻んだルーンに投げ飛ばした。
ビキビキ
ルーンが一瞬光り、ウイルヘルムが来た道に沿って氷の滑走路が出現した。
「あ~れ~」
そして、投げ飛ばされた方向に女性が滑走路の表面を高速で滑っていく。
ティージは氷の滑走路と女性とを見て、
(楽しそう……ボクも滑りたい……)
という感想を抱いて目を輝かせている。
ウイルヘルムが二体目のグールを浄化している最中、通路の両側に並んでいる半ば腐ったドアや壁からモワーンと濁ったネバネバした気体とも液体とも区別がつかぬものが漏れ出してきた。
「やはりポイズンシェイドだ!みんな、毒気にやられるんじゃねえぞ!」
レオンが仲間たちに叫びながら、スキル[インパクトブロウ]を発動した。その拳には風圧を帯び、パンチを打ち出すたびにその風圧が一匹のポイズンシェイドの「体」を吹き飛ばす。濁った気体が吹き飛び、壁に叩きつけられて一瞬薄れるが、すぐにモワーンと再び集まり始めた。「まだ終わってねぇぞ!」レオンが叫び、ナックルダスターを光らせて構え直す。
「毒気が濃い。気を抜くな」ウイルヘルムが低く呟き、二体目と三体目のグールを“仕留めた”。栄枯盛衰で妖気を吸い取られた男二人が目を覚まし、呻き声を漏らす。ウイルヘルムは霊衡を地面に向けて偽装オリジナル魔法『アイススライド』を放ち、男二人をその表面に押し出した。ビキビキと氷の滑走路が伸び、「うわっ」と男たちが後方まで続く氷の滑走路へ滑り出した。
「楽しそうじゃん!」スリハンが鞭を手に笑う。「俺も投げてくれよ」とレオンが呟き、ウイルヘルムは「逃げることになったら否が応でも使ってもらう」と軽く笑い飛ばした。だが、その隙に通路の両側から新たな気配が迫った。
ビュウ
暗闇からさらに大きい範囲からポイズンシェイドが湧いてくる。毒気とマナでできた影が壁の亀裂から染み出し、黄色い目が光る。一体がティージへ飛びかかり、ガスが彼女の喉へと伸びる。「惜しいな」と口の端を吊り上げるティージとポイズンシェイドとの間に【シャドウヴェール】が立ちはだかる。影の闇に溶け込んだ毒ガスは、ティージに届くことはなかった。逆にティージが振るった松明の火が「シュウ」という嫌な音とともにポイズンシェイドの「体」の一部を蒸発させる。
「シェイドが増えた!」スリハンが鞭を振るい、【ウイップクラック】の一閃でサンプシェイドを切り裂くが、ガスが再び集まり始める。
「こいつら、しぶといな!」
その時、下水と死体の悪臭とともにチャプチャプと水音が響き、通路の奥からマイアコープスが這い出てきた。水浸しの死体が膨張し、腐った肉から緑のヘドロを滴らせて近づく。三体が並び、狭い通路を塞ぐように立ちはだかる。
「また増えたのかよ!」ポマニが【ヒートブレイド】で高熱化している短剣を構え、ヘドロを避けて一歩下がる。
近くのグールを一掃したウイルヘルムは、群がってくるアンデッドに囲まれる前に、足元に『アイススライド』をかけて包囲を脱した。霊衡に金剛不壊の気を乗せ、前世でも愛用した大技を発動した。
『金剛戒刀ー火麟』
霊衡から伸びる、美しい焔の刀身。その巨大な火刃が一閃するたび、斬撃の軌道上にあるアンデッドは跡形もなく切断され、燃やされる。アンデッドである故、悲鳴を挙げることすらなく消滅する。
「毒気も屍も燃やせ」と呟くウイルヘルムに、頷くポマニ。
「タリンゴス、聞いただろ?火を出せ!」
「おう!」
バックパックから、投げナイフの刃先がついた木の筒みたいな道具を持ち出すタリンゴス。その一本を前方から迫ってくるマイアコープスの足元に投げて、その刃先が地面に刺さった。
プシュッ ゴオォー
木の筒から白熱の炎が噴き出され、マイアコープスの足が炎に溶かされて派手に前のめりに倒れた。そこでスリハンの鞭とポマニの短剣が殺到し、トドメを刺した。
そこへ、湿ったベチョという音が天井から響いた。デッドリーモールドという巨大なカビの塊が上から崩れ落ちて通路に広がる。粘つく胞子が空気を濁し、触手がティージを狙うも、彼女の【シャドウスプリット】により狙いが狂って攻撃が外れた。「何だこいつ!?」彼女は松明でデッドリーモールドから伸びた触手を燃やしたが、デッドリーモールドが分裂して小さな塊となり、彼女と四人組を囲む。
「胞子がやべぇ!」スリハンが鞭でカビの塊を叩き潰すが、胞子が彼の腕にまとわりつく。レオンが「下がれ!」と叫び、風圧を帯びたナックルダスターで塊を粉砕し、胞子を吹き飛ばすが、デッドリーモールドは再び膨張を始める。
『金剛戒刀ー雪飲』
波のような刃紋が走る氷の巨刃がデッドリーモールドを斬り刻む。急激な冷気に当てられたカビは、今までの膨張が嘘のように萎み始める。そこへティージの【シャドウヴェール】が覆い被さり、デッドリーモールドの動きがさらに制限される。
「今だ!」
ポマニが高熱の刃でデッドリーモールドを何回も切りつけ、タリンゴスが小型火炎放射器を影に覆われた範囲に向けて発射。炎が胞子を焼き払われ、通路に一瞬の静寂が戻る。だが、接近してきたアンデッドは概ね消滅させられても、遠くから響く唸り声が、新たな敵の接近を告げていた。
「まだ序の口にすぎぬ。行くぞ」ウイルヘルムが前を見据え、四人組が頷く。
「……これは……ルーン魔法か?見たことのないルーンだ。」
武器に魔法付与するため、いつかルーン魔法を学びたいタリンゴスは、達筆な文字のようなウイルヘルムの筆跡に目を奪われた。
「ああ、普通のルーンを我流で添削して出来た物だ。余が使う独特な魔法は、現存のルーンだと発動出来ぬ故に開発した。」
「お前さ、どうやってその力を手に入れた?デタラメな近接戦の実力にオリジナル魔法って、子供どころか帝国中央軍の究極職レベルだろう?」
レオンが痺れを切らして、ウイルヘルムに問いかけた。
「全くだぜ。噂に聞く剣聖家のお嬢様よりメチャクチャだぞ?」
とタリンゴスが畳み掛ける。
「静かに。この音……グールか……それにこの死臭は……」
ウイルヘルムは後ろに手を向けて会話を制止した。
スリハンは五感を研ぎ澄まし、鞭を構える。
「……おそらくポイズンシェイドだ。地下水道で死んだトカゲやネズミから釈放されたマナがアンデッドの邪気と合わさって出来た魔物だ。」
「余はグール共を浄化する。ポイズンシェイドとやらはうぬらに任せるぞ、いいな?」
霊衡を右手で握ったウイルヘルムはおもむろに聞いた。
「任せとけ!」レオンは手にしていた松明をティージに手渡し、ナックルダスターを装着してから、
『ライト』
と初級の詠唱魔法を唱え、ナックルダスターが光り出す。【ランナー】であるレオンは、松明を持ったままでは力を十分に発揮出来ない。他の三人もレオンに倣って『ライト』を唱えた。アンデッド戦が苦手な支援クラス【シャドウムーバー】であるティージは逆に松明を使った方が有利に戦いを進められる。
スッ
風切り音とともに、ウイルヘルムは通路の左前方にある朽ち果てる寸前のドアまで一瞬で移動した。
グシャッ
腐敗が進んだドアをグールの腕が貫く。その腕をウイルヘルムが無造作に掴み、栄枯盛衰を発動した。
「うっ……」散々な目にあった記憶とともに邪気が吸い取られた女性は、半アンデッド状態から引き戻された。
元グールの女性がドアを突破した勢いを借りて、ウイルヘルムはその女性をジャイアントスイングの要領で前もって刻んだルーンに投げ飛ばした。
ビキビキ
ルーンが一瞬光り、ウイルヘルムが来た道に沿って氷の滑走路が出現した。
「あ~れ~」
そして、投げ飛ばされた方向に女性が滑走路の表面を高速で滑っていく。
ティージは氷の滑走路と女性とを見て、
(楽しそう……ボクも滑りたい……)
という感想を抱いて目を輝かせている。
ウイルヘルムが二体目のグールを浄化している最中、通路の両側に並んでいる半ば腐ったドアや壁からモワーンと濁ったネバネバした気体とも液体とも区別がつかぬものが漏れ出してきた。
「やはりポイズンシェイドだ!みんな、毒気にやられるんじゃねえぞ!」
レオンが仲間たちに叫びながら、スキル[インパクトブロウ]を発動した。その拳には風圧を帯び、パンチを打ち出すたびにその風圧が一匹のポイズンシェイドの「体」を吹き飛ばす。濁った気体が吹き飛び、壁に叩きつけられて一瞬薄れるが、すぐにモワーンと再び集まり始めた。「まだ終わってねぇぞ!」レオンが叫び、ナックルダスターを光らせて構え直す。
「毒気が濃い。気を抜くな」ウイルヘルムが低く呟き、二体目と三体目のグールを“仕留めた”。栄枯盛衰で妖気を吸い取られた男二人が目を覚まし、呻き声を漏らす。ウイルヘルムは霊衡を地面に向けて偽装オリジナル魔法『アイススライド』を放ち、男二人をその表面に押し出した。ビキビキと氷の滑走路が伸び、「うわっ」と男たちが後方まで続く氷の滑走路へ滑り出した。
「楽しそうじゃん!」スリハンが鞭を手に笑う。「俺も投げてくれよ」とレオンが呟き、ウイルヘルムは「逃げることになったら否が応でも使ってもらう」と軽く笑い飛ばした。だが、その隙に通路の両側から新たな気配が迫った。
ビュウ
暗闇からさらに大きい範囲からポイズンシェイドが湧いてくる。毒気とマナでできた影が壁の亀裂から染み出し、黄色い目が光る。一体がティージへ飛びかかり、ガスが彼女の喉へと伸びる。「惜しいな」と口の端を吊り上げるティージとポイズンシェイドとの間に【シャドウヴェール】が立ちはだかる。影の闇に溶け込んだ毒ガスは、ティージに届くことはなかった。逆にティージが振るった松明の火が「シュウ」という嫌な音とともにポイズンシェイドの「体」の一部を蒸発させる。
「シェイドが増えた!」スリハンが鞭を振るい、【ウイップクラック】の一閃でサンプシェイドを切り裂くが、ガスが再び集まり始める。
「こいつら、しぶといな!」
その時、下水と死体の悪臭とともにチャプチャプと水音が響き、通路の奥からマイアコープスが這い出てきた。水浸しの死体が膨張し、腐った肉から緑のヘドロを滴らせて近づく。三体が並び、狭い通路を塞ぐように立ちはだかる。
「また増えたのかよ!」ポマニが【ヒートブレイド】で高熱化している短剣を構え、ヘドロを避けて一歩下がる。
近くのグールを一掃したウイルヘルムは、群がってくるアンデッドに囲まれる前に、足元に『アイススライド』をかけて包囲を脱した。霊衡に金剛不壊の気を乗せ、前世でも愛用した大技を発動した。
『金剛戒刀ー火麟』
霊衡から伸びる、美しい焔の刀身。その巨大な火刃が一閃するたび、斬撃の軌道上にあるアンデッドは跡形もなく切断され、燃やされる。アンデッドである故、悲鳴を挙げることすらなく消滅する。
「毒気も屍も燃やせ」と呟くウイルヘルムに、頷くポマニ。
「タリンゴス、聞いただろ?火を出せ!」
「おう!」
バックパックから、投げナイフの刃先がついた木の筒みたいな道具を持ち出すタリンゴス。その一本を前方から迫ってくるマイアコープスの足元に投げて、その刃先が地面に刺さった。
プシュッ ゴオォー
木の筒から白熱の炎が噴き出され、マイアコープスの足が炎に溶かされて派手に前のめりに倒れた。そこでスリハンの鞭とポマニの短剣が殺到し、トドメを刺した。
そこへ、湿ったベチョという音が天井から響いた。デッドリーモールドという巨大なカビの塊が上から崩れ落ちて通路に広がる。粘つく胞子が空気を濁し、触手がティージを狙うも、彼女の【シャドウスプリット】により狙いが狂って攻撃が外れた。「何だこいつ!?」彼女は松明でデッドリーモールドから伸びた触手を燃やしたが、デッドリーモールドが分裂して小さな塊となり、彼女と四人組を囲む。
「胞子がやべぇ!」スリハンが鞭でカビの塊を叩き潰すが、胞子が彼の腕にまとわりつく。レオンが「下がれ!」と叫び、風圧を帯びたナックルダスターで塊を粉砕し、胞子を吹き飛ばすが、デッドリーモールドは再び膨張を始める。
『金剛戒刀ー雪飲』
波のような刃紋が走る氷の巨刃がデッドリーモールドを斬り刻む。急激な冷気に当てられたカビは、今までの膨張が嘘のように萎み始める。そこへティージの【シャドウヴェール】が覆い被さり、デッドリーモールドの動きがさらに制限される。
「今だ!」
ポマニが高熱の刃でデッドリーモールドを何回も切りつけ、タリンゴスが小型火炎放射器を影に覆われた範囲に向けて発射。炎が胞子を焼き払われ、通路に一瞬の静寂が戻る。だが、接近してきたアンデッドは概ね消滅させられても、遠くから響く唸り声が、新たな敵の接近を告げていた。
「まだ序の口にすぎぬ。行くぞ」ウイルヘルムが前を見据え、四人組が頷く。
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