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第十二章
閑話 『魔法鍛冶師』ルカナル その7
しおりを挟む「おう、ルカナル。そこに座ってくれ、話がある」
「は、はい」
親方が僕の事を呼んでいたようなので、エリカと一緒に親方の下へと向かう。
どうやら鍛冶場ではなく住居のリビングの方にいたようで、普段食事をしている椅子に座っていた親方は、僕にも座るように言ってきた。
(なんだろう? どこかいつもと違う様子だけど……)
直前にエリカとイチャイチャしていたせいか、いつもと違う雰囲気の親方に妙に緊張してしまう。
「あー、そのだなあ。お前、ここに来てどれくらいになる?」
「え? その、まだ一年も経っていないと思いますけど……」
「まー、そうだよな。だがそれまでも鍛冶士として、他所でも鍛冶を続けてきたんだよな?」
「はい。グリークの方でも見習いとしてずっとやってました」
「そうだ。元々お前はここに来た時点で、十分鍛冶士としての腕はあった」
……なんだろう? 普段はズバッと物を言う人なのに、今日に限っては中々本題に入ろうとしない。
「それにある時期から、目に見えてお前の腕は伸びていった。砂が水を吸収するように、教えれば教えるだけお前は上達していった」
「もう、父さん。何が言いたいのよ?」
「む……。いや、その、つまりだな……」
要領を得ないまま親方が席を立ち、部屋の隅に置かれた戸棚を開き、中から木製の小箱を取り出すと、それをテーブルの上に置いた。
「開けてみろ」
「は、はい。……これは?」
箱自体は特筆する事もない、ありふれたものに見える。
長方形をしていて横に長い。
カパッと僕が箱を開けると、中に入っていたのは一振りのハンマーだった。
鍛冶士なら誰もが見慣れている、金属を叩く際に使うものだ。
「ここら辺はどうか知らねえが、俺の故郷『ユーラブリカ王国』では、一人前になったと認めた弟子に、鍛冶道具を贈る習慣がある」
「えっ……」
「それって?」
僕だけでなく、エリカも驚いた様子で親方へと聞き返す。
そんな僕らに、親方は少し早口で告げる。
「つまり、ルカナル。お前はもう見習いは卒業だ」
「わっ……、あ、ありがとうございます!!」
「やったわね! ルカナル!」
「正直俺に教えられる事は、ほとんどお前には伝えた。まだ細かい部分は伝えきれてないが、お前ならうまくやれるだろう。今後も精進しろよ!」
「はいっ!!」
親方の激励の言葉に、僕は思わず涙をこぼしそうになる。
途中で随分と遠回りしてしまったような気もするけど、それでもこれまでの僕のやって来たことを全部ひっくるめて認められたようで、とても誇らしい気分になった。
「おめでとう、ルカナル!」
エリカの心からの祝福も僕を温かく包み込む。
今にも僕に抱き着かんばかりのエリカの態度に、先ほどまでとは違う、父親が娘を心配するような目で親方が僕を見ている。
う、このままだと段々親方の機嫌も悪くなりそう……。
「ねえ、ルカナル。一人前に認められたのはいいけど、これからどうするの?」
一通り僕への祝福の言葉を言い終えると、エリカはその後についてを尋ねてきた。
通常、町の鍛冶士見習いは、一人前と認められるとしばらくはそのまま親方の所で働き続ける。
そして開業するための資金を集めて新しく鍛冶屋を開いたり、そのまま親方の下に残り続けたり、他の工房に雇われたり、と色々選択肢はある。
けど僕の場合はまさにジャストなタイミングで、ホージョーさんからお話をいただいたばかりだ。
親方の機嫌がこれ以上悪くなる前に、僕はその事を二人に告げた。
「……ほおう。すでにパトロンがついてやがるのか。小憎らしいが、お前の腕なら当然かもしれん。見る目のある奴なんだな」
「はい。元々ここに来るキッカケになったのも、その人のお陰なんです」
「ああ、そいつは何度か話を聞いているな。ってことは、相手はあの"悪魔殺し"か」
ホージョーさんから大量に仕入れた素材は、許可を受けて親方も使わせてもらっていた。
その際に本人とも話をしている親方は、いつになく慎重に……まるで貴族様を相手にしてるかのように、ホージョーさんと接していた。
親方もホージョーさんに何かを感じ取ったのかもしれない。
「はい。破格の提案だったので、少し悩みはしたんですが話を受ける事にしました」
「ま、そりゃあ当然だろうなあ。俺でもそうする」
「ふうん……。さっき話してたのってこの事なのね」
「ん? さっき来てたのは悪魔殺しだったのか?」
「そうよ。最後チラッとしか見てないけど、重要そうな話をしてたから声を掛けるのが遅れたのよ」
「そうか」
「ほらほら、アンタ達! 昼食が出来たよ!」
ホージョーさんからの提案について話していた僕らの間に、女将さんの威勢の良い声が聞こえてくる。
女将さんのマリサさんは、エリカと比べると横にふっくらとしてはいるけど、エリカの母親なだけあって、顔立ちなんかはとても似てる。
昔は今のエリカと同じくらい痩せていたようで、他所から流れてきた親方は彼女に一目ぼれしてしまい、不器用ながらも必死にアタックを続けて射止めたらしい。
女将さんが運んできた昼食は、焼き魚やパン。ハムやサラダなど、いつもと比べてやたら豪勢なラインナップだ。
近くにダンジョンが出来て冒険者が通うようになってから、肉の供給は増えてはいる。
けど、魚は近くの川で取れたものしかほとんど出回っていなくて、食卓に上がる事は珍しい。
「話は聞いてたよ。一人前になっただけじゃなくて、すでに自分だけの工房まで持つんだってね? これはお祝いの料理だよ!」
元々は僕の一人前になった祝いの為に奮発していたんだろう。
僕は女将さんの温かいもてなしに、これまで堪えて来た涙を抑える事が出来なかった。
恐らくバレバレだっただろうけど、一筋流れてしまった涙をそれとなく拭った僕は、心の底から感謝の気持ちを伝える。
女将さんは「いいのよ、いいの! さ、たくさん食べな」と、更に優しい言葉をかけてくれる。
いつもは厳しい親方も、不器用な性格なりに僕を労ってくれたりして、せっかくのご馳走の味が印象に残らないくらい、満ち足りた昼食の時間だった。
……途中まで、は。
「ねえ、ルカナルは施設が完成したらそっちに移り住むんでしょう?」
和やかなムードのまま会話を交えつつ、僕たちは豪勢な昼食を楽しむ。
そうした緩やかな時間の中、ふとエリカがそんな質問をしてきた。
「うん、そうだね。ホージョーさんは鍛冶場だけじゃなくて、住むところもちゃんと用意してくれるみたいだから」
「へえ、太っ腹なのね。じゃあ、私も一緒にそっちに住むわね」
「うん、分かったよ。…………え?」
流れるように返事をしてしまった僕だけど、少し遅れてその言葉の意味に気づく。そして、ほぼ同じタイミングで娘の発言の意味について気づいた親方が、同じタイミングで互いに顔を合わせる。
親方と目が合った僕は、鳥肌が立つのを感じた。
別に親方は怒っているとか、顔をしかめているとか、そういう表情ではなかった。
ただ恐ろしい程に感情の抜けた表情をしていて、それが逆に僕の恐怖心を刺激する。
「……んー? エリカぁ、今のはどういう意味だ?」
「どういう意味ってそのままよ。新しい家でルカナルと一緒に暮らすの」
「うん? エリカ、知ってるか? 年頃の娘は若い男と二人っきりで同じ家に住んだりはしないんだぞ?」
「何言ってるのよ? こ、恋人どうしたったらおかしくないでしょ」
そこまでは強気にポンポンと言葉が飛び出していたエリカだったけど、僕との関係を告白する所だけは、頬を赤らめて照れ臭そうな仕草を見せる。
そんな娘の様子を見た親方は、さっきまでの感情が抜けた顔に、憤怒という色を塗りたくっていく。
「こおんのっ、腐れ野郎があああぁっっ!」
エリカの赤らめた頬とは別の理由から、瞬時に赤く染まった親方の顔は蒸気でも吹き出しそうなほどだ。
そして反射的にといった動きで、テーブルの端に避けてあったお祝いのハンマーを手に取ると、恐ろしく自然な流れでそれを振り下ろした。
…………僕の方へと向けて。
「うわあ!」
慌てて身をよじった僕は、かろうじて親方の攻撃を躱す事に成功した。
今の攻撃をまともに喰らってたらどうなっていたか分からない。
「お、親方! 落ち着いてください!」
「こ、れ、が、落ち着いていられるかああ! よくも娘をキズモノにしてくれたなああ!」
しかし親方は僕の言葉に落ち着くどころか増々ヒートアップしていく。
そして次々と暴言を吐き出していく。
頭に血が上っているのかその内容は酷い。
僕は僕自身に関する事だけなら我慢できただろうけど、エリカに対してまで「男を見る目がない」だとか悪態をつき始めたのをみて、僕の方も怒りのボルテージが限界を迎えてしまった。
「ダンカン、バカヤロー!」
そう叫びながら親方の顔面を殴りつける。
そこからは僕も感情の制御が出来なくなって、親方と少しの間つかみ合いの殴り合いになってしまったけど、
「アンタ達――」
「いい加減に――」
「しなさいっ!」 「してっ!」
いつの間にか鍋や壺なんかを手にしていた女将さんとエリカが、一斉にそれらを僕と親方の頭部へとぶつけると、僕たちは二人揃って仲良く気を失ってしまうのだった。
▽△▽△▽△
「……なんて事がありましてね」
僕はあの時の事を振り返りながら、ホージョーさんと話をしていた。
アレからはもう幾日かが過ぎている。
「わははは。その頭のコブはその時のものかぁ」
「そういう訳です……」
あの後、目が覚めた僕が見たのは、女将さんにしこたま叱られている親方の姿だった。
いつもはおっかない親方も、その時だけは叱られた犬のように見えたっけ。
むしろ親方より女将さんの方が怖かったくらいだし。
「ところで今更なんですけど、どうして僕にこれだけ肩入れしてくれるんですか?」
今までもそれとなく聞いたことはあったけど、はぐらかされて答えてくれなかったこの質問。
秘密厳守の契約を交わしてる今ならば、教えてもらえるかもしれない。
「そいつぁ、単にお前に才能があるからだぁ」
「才能って言ったって、そんな見ただけで分かるもんですか?」
「分かる。といっても、俺がみたのは才能というよりは"スキル"だがなぁ」
「スキル……。あっ、"鑑定"のスキルを持ってるんですか!?」
「いやぁ、"鑑定"ではない。がぁ、それの上位スキルのようなものを持ってる」
「ッ!! そんなスキルがあるんですか」
「うむ。それで最初お前が"金属魔法"やら"魔法鍛冶"やら、変わったスキルを持っているのに気づいてなぁ」
「最初……、あのグリークでの事ですね」
「そう。そしてお前専用の鍛冶場まで用意する事に決めたのは、"鍛冶士の魂"のスキルを取得しているのを見たからだぁ」
「えっと……"鍛冶士の魂"、ですか? "鍛冶士の心"なら聞いたことはあるんですが……」
親方にも指摘された事のある"鍛冶士の心"のスキル。
自分でも明らかにある時期から調子が良くなったのは分かっていた。
けど結局あれからギルドで鑑定してもらった時には、"鍛冶士の心"のスキルは覚えていなかった。
「"鍛冶士の魂"で間違いない。これは『ユニークスキル』という、レアスキルの更に上位のスキルで、普通の鑑定では調べる事も出来ん。"鍛冶士の心"の上位スキルであり、職業系スキルの最上位のスキルだぁ」
「ユニーク、スキル……」
そんなスキルがあるなんて初めて聞いた。
この世界では誰しもなにがしかのスキルを持っているし、昔からスキルの研究はされてる。
でも『ユニークスキル』というのは聞いたこともなかった。
もしかしたら一部の人は知っているのかもしれないけど、それを知ってるなんてホージョーさんはやっぱり普通じゃないのかもしれない。
「ま、かなり希少なスキルではあるがぁ、それにかまけていては宝の持ち腐れになる。これからも精進してくれよぉ」
「はい! それはっもう!!」
ホージョーさんに発破をかけられた僕は元気よく答える。
僕自身ですらつかめていなかった謎の絶好調について、ホージョーさんからそれはスキルが原因なのだと知らされた。
そして"鍛冶士の魂"という名称を知ったせいか、今ではハッキリと僕の中にそのスキルが根付いているのが感じられる。
僕は急激に道が大きく開けていくような感覚に、胸をドキドキとさせながら、新しい生活に想いを馳せて空を見上げる。
見上げた空は、僕の心と繋がっているかのように澄み渡った、雲一つない青を湛えていた。
現時点でのルカナルのステータス
≪ルカナル 24歳 男 人族≫
≪レベル:20≫
≪職業:魔法鍛冶師≫
≪スキル:槌術、軽装備、器用強化、魔力強化、魔力操作、スマッシュ、マジックスマッシュ、金属魔法、鍛冶、製錬、魔法鍛冶、魔法精錬、金属加工、工具取り扱い、日曜大工、鞣皮、革細工、魔物素材加工、魔法鞣し、裁縫、素材活性化、素材研究、魔力消費軽減、金属知識、武具知識、武具鑑定、火耐性、閃光耐性、熱さ耐性≫
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