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第十二章
第327話 魔印証録書
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「これは…………」
アンドレオッツィ子爵の持つ命令書を凝視するアウラ。
その上質な紙には、アウラの転封に関する命令が文章に認められており、下部にはスラヴォミール王子へと上申した貴族の名が複数連なっている。
上はロディニア三公爵家の一つであるロージアン公爵から、下はロディニア各地の伯爵や子爵まで。
転封に関する理由としては、ナガイの件についても触れられてはいたが、大部分は悪魔の脅威に対する為となっている。
下部に記名されている名前の隣には、記名した人物のものと思われる拇印が押されており、それはスラヴォミール王子とて例外ではない。
「アンドレオッツィ子爵。その命令書、検めさせてもらってもよろしいか?」
「貴様! スラヴォミール殿下の命令書を疑うというのか!?」
アウラのこの提案に、牙が抜かれた獣のようにおとなしくなっていたブールデル準男爵が、再び牙を覗かせ噛みつく。
そこへすかさずアンドレオッツィ子爵が会話に加わってくる。
「ほっほっほ。スラヴォミール殿下の発せられた命令書とはいえ、その対応は当然とも言えますな。どうぞ、念入りに確認なさい」
手にしていた命令書をアウラに渡すため、席を立っていたアンドレオッツィ子爵は、命令書をアウラに手渡すと再び応接室のソファーへと座る。
「聞いていたな? アラン、この命令書の確認を至急頼む」
「ハッ! では一度失礼致します」
アウラから命令書を手渡されたアランは、見本のような礼をすると、命令書を手に部屋を出ていく。
わざわざアランが部屋を辞したのは、命令書に押されていた拇印を確認するためだ。
といっても、指紋によって見分けるという訳ではない。そのような手法はこの世界では行われていないからだ。
では何を確認しに行ったかというと、魔力の波形パターンのようなもの――魔力紋の照合である。
冒険者ギルドでギルド証を作る際にも行っていたが、この世界では個人を識別する方法の一つに、魔力認証というものがある。
これがまた一人ひとり微妙に違う性質を持っているらしく、魔力紋を比較すれば、同一人物かどうかの区別をつけることが可能だ。
実はこの命令書に押されていた拇印は、特殊な魔力を宿すインクが使われていて、拇印が押された場所をそれぞれ照合・比較することで、押印した人物が本人であるかを確認することができる。
照合には、専用にまとめられた魔印証録書というものが用いられる。
この書を用いれば、やり取りしたことのない人物であっても照合が可能だ。
魔印証録書は主に商人用と貴族・王族用の二つが存在する。
そこには大商人や各貴族の当主達の魔力紋がずらっと載っており、先ほどの命令書のような書類の真偽を見分けるために利用される。
魔印証録書は本来一般庶民が手に入れられるものではない。
商人用の魔印証録書ですら、一般人が手に入れることはまず出来ないだろう。
それが貴族・王族用のものとなれば、貴族家の当主が管理するようなものであって、本来であればアウラのような準貴族が持っているものではない。
それは同じく正式な貴族ではないブールデル準男爵も同様だ。
無論そのことを知っているブールデル準男爵とアンドレオッツィ子爵は、アウラのこの行動を単なる時間稼ぎだと思っていた。
それはアランが部屋に戻ってきて、
「確認が完了致しました。この命令書に押印された方々の魔力紋は本人のものであるという結果が出ました」
という報告を聞いても、単なる茶番だろうと聞き流していた。
実際にこの命令書に押印されていた魔力紋は、すべて本人が押したものに間違いなく、そのことを知っているアンドレオッツィ子爵にとっては取るに足らない事であったからだ。
「さ、もうよろしいかな? 命令書に間違いがないのは確認できたであろ? ならばその命令書に従い、この地はこれより王国の――」
「その前に」
アンドレオッツィ子爵が最後の口上を言い終える前に、アウラが言葉を挟む。
これは礼儀的によろしくない行為であり、段々元気を取り戻し始めたブールデル準男爵が、再びキャンキャンと吠え立てる。
それをアンドレオッツィ子爵が宥めすかすという、定番の流れを辿った後、余裕綽々のアンドレオッツィ子爵は、アウラの発言を許した。
「感謝いたします。では述べさせてもらいますが、この命令書によると、悪魔がサルカディアに執着している事から、今後悪魔に対するに国の直接介入が必要である。そういった認識で相違ないか?」
「そうですな。それで間違いないでしょう」
好々爺然としたアンドレオッツィ子爵は、最後に物言いが入ったものの、このままなら計画通りに進みそうだと快然たる様子だ。
「分かりました。それならば尚のこと、この命令書に従う訳には参りませぬ」
「…………今、何と申した?」
「この命令書に従う訳には行かぬ、と言ったのです」
この場に至ってのアウラのこの発言に、相変わらずブールデル準男爵はわめき散らしていたが、人のよさそうな顔をしたアンドレオッツィ子爵は目を細め、その内から一瞬鋭い視線を送る。
(この期に及んでどういう事だ? この愚図に比べたら断然よく出来た人物だと見ていたが、ワシの見当違いか?)
そのような事を考えながらも、ちょっと驚いた程度にしか感じていなかったアンドレオッツィ子爵は、アウラに真意を問う。
「それは、一体どのような理由で?」
この時も裏ではブールデル準男爵がうるさくわめいていたが、最早アンドレオッツィ子爵は注意することもなく、アウラも気に掛けることなく、二人の間で会話が進められていく。
「アラン、例のリストはあるか?」
「はい、先ほどの照合の際に持ち出してきております」
「うむ。ではこちらへ」
アウラの指示に従い、家宰のアランが応接室のテーブルの上に、手にしていた紙を広げる。
そこには人名が幾つか記されていた。
「これは……一体何ですかな?」
軽くその人名のリストを見たアンドレオッツィ子爵は、思わず声を上げそうになる。
しかしどうにかそれは堪えてアウラへと質問をぶつけるが、その声は微かに震えていた。
「そう……だな。まずは話が少し外れるが、この事から話していこう。アンドレオッツィ子爵は、エスティルーナ・ラ・メラルダという冒険者をご存じか?」
「ええと、確かグリークを根城にしているAランク冒険者……でしたかな? 生憎と知っているのはそれくらいですが」
「その認識で間違いありません。彼女はこの地で以前から活動していた中では唯一のAランク冒険者であり、我がグリーク辺境伯領では広く名を知られている」
「チッ……」
アウラの説明を聞いてシルヴァーノが小さく舌打ちをする。
同じAランク冒険者でありながら、人々の人気は圧倒的にエスティルーナのほうが上だ。
更にシルヴァーノはこのグリーク領に来てからというもの、領内で自分の知名度が轟いていない事を実感していた。
だというのに、ベネティス領で冒険者活動をしていた頃には、逆にエスティルーナの名前がちらほら聞こえてきていた。
そうした経緯もあって、プライドの高いシルヴァーノはアウラのエスティルーナに関するちょっとした言葉にも、苛立ちを隠せないでいる。
「彼女の実力は父……グリーク卿も認めているところで、私も実際に彼女が戦っている所を見たが、素晴らしい実力だった」
「それは分かりましたが、その事がこのリストにどういった関係が?」
「つまり、彼女がいれば、かの悪魔とて抑えることも可能だったという事だ」
「はぁ、まぁ……。実際に悪魔はBランク以下の混成部隊で討伐できたようなので、それは間違ってはいないでしょうな」
「そうなのだ。本来であれば、犠牲をもっと抑えることも出来たハズなのだ……」
僅かに肩を震わせて語るアウラからは、無念の思いが伝わってくる。
「抑えることが出来た? ……そういえば、悪魔討伐にそのAランク冒険者は参加していないんでしたな。恐らくは何か依頼でも受けていたのでしょうな」
「そう。正しくアンドレオッツィ子爵の仰る通り。彼女はその時に別の依頼を受けて、グリークを離れていたのだ」
喧しく暴言を吐き続けていたブールデル準男爵は、アウラ側の人間でもなく、アンドレオッツィ子爵でもなく、自らが護衛として連れてきたシルヴァーの無言のプレッシャーによって、今は青ざめた顔で口を閉じている。
先ほどの知名度の差によってイラついていたシルヴァーノ。
そんな折に、近くで喧しく喚き散らしていたブールデル準男爵という存在は、シルヴァーノにとって最早害虫のようなものだった。
シルヴァーノの無言の圧力のおかげで、アウラとアンドレオッツィ子爵の話し合う声が、よく聞こえるようになっている。
そしてアウラは話の核心部分を話し始めた。
アンドレオッツィ子爵の持つ命令書を凝視するアウラ。
その上質な紙には、アウラの転封に関する命令が文章に認められており、下部にはスラヴォミール王子へと上申した貴族の名が複数連なっている。
上はロディニア三公爵家の一つであるロージアン公爵から、下はロディニア各地の伯爵や子爵まで。
転封に関する理由としては、ナガイの件についても触れられてはいたが、大部分は悪魔の脅威に対する為となっている。
下部に記名されている名前の隣には、記名した人物のものと思われる拇印が押されており、それはスラヴォミール王子とて例外ではない。
「アンドレオッツィ子爵。その命令書、検めさせてもらってもよろしいか?」
「貴様! スラヴォミール殿下の命令書を疑うというのか!?」
アウラのこの提案に、牙が抜かれた獣のようにおとなしくなっていたブールデル準男爵が、再び牙を覗かせ噛みつく。
そこへすかさずアンドレオッツィ子爵が会話に加わってくる。
「ほっほっほ。スラヴォミール殿下の発せられた命令書とはいえ、その対応は当然とも言えますな。どうぞ、念入りに確認なさい」
手にしていた命令書をアウラに渡すため、席を立っていたアンドレオッツィ子爵は、命令書をアウラに手渡すと再び応接室のソファーへと座る。
「聞いていたな? アラン、この命令書の確認を至急頼む」
「ハッ! では一度失礼致します」
アウラから命令書を手渡されたアランは、見本のような礼をすると、命令書を手に部屋を出ていく。
わざわざアランが部屋を辞したのは、命令書に押されていた拇印を確認するためだ。
といっても、指紋によって見分けるという訳ではない。そのような手法はこの世界では行われていないからだ。
では何を確認しに行ったかというと、魔力の波形パターンのようなもの――魔力紋の照合である。
冒険者ギルドでギルド証を作る際にも行っていたが、この世界では個人を識別する方法の一つに、魔力認証というものがある。
これがまた一人ひとり微妙に違う性質を持っているらしく、魔力紋を比較すれば、同一人物かどうかの区別をつけることが可能だ。
実はこの命令書に押されていた拇印は、特殊な魔力を宿すインクが使われていて、拇印が押された場所をそれぞれ照合・比較することで、押印した人物が本人であるかを確認することができる。
照合には、専用にまとめられた魔印証録書というものが用いられる。
この書を用いれば、やり取りしたことのない人物であっても照合が可能だ。
魔印証録書は主に商人用と貴族・王族用の二つが存在する。
そこには大商人や各貴族の当主達の魔力紋がずらっと載っており、先ほどの命令書のような書類の真偽を見分けるために利用される。
魔印証録書は本来一般庶民が手に入れられるものではない。
商人用の魔印証録書ですら、一般人が手に入れることはまず出来ないだろう。
それが貴族・王族用のものとなれば、貴族家の当主が管理するようなものであって、本来であればアウラのような準貴族が持っているものではない。
それは同じく正式な貴族ではないブールデル準男爵も同様だ。
無論そのことを知っているブールデル準男爵とアンドレオッツィ子爵は、アウラのこの行動を単なる時間稼ぎだと思っていた。
それはアランが部屋に戻ってきて、
「確認が完了致しました。この命令書に押印された方々の魔力紋は本人のものであるという結果が出ました」
という報告を聞いても、単なる茶番だろうと聞き流していた。
実際にこの命令書に押印されていた魔力紋は、すべて本人が押したものに間違いなく、そのことを知っているアンドレオッツィ子爵にとっては取るに足らない事であったからだ。
「さ、もうよろしいかな? 命令書に間違いがないのは確認できたであろ? ならばその命令書に従い、この地はこれより王国の――」
「その前に」
アンドレオッツィ子爵が最後の口上を言い終える前に、アウラが言葉を挟む。
これは礼儀的によろしくない行為であり、段々元気を取り戻し始めたブールデル準男爵が、再びキャンキャンと吠え立てる。
それをアンドレオッツィ子爵が宥めすかすという、定番の流れを辿った後、余裕綽々のアンドレオッツィ子爵は、アウラの発言を許した。
「感謝いたします。では述べさせてもらいますが、この命令書によると、悪魔がサルカディアに執着している事から、今後悪魔に対するに国の直接介入が必要である。そういった認識で相違ないか?」
「そうですな。それで間違いないでしょう」
好々爺然としたアンドレオッツィ子爵は、最後に物言いが入ったものの、このままなら計画通りに進みそうだと快然たる様子だ。
「分かりました。それならば尚のこと、この命令書に従う訳には参りませぬ」
「…………今、何と申した?」
「この命令書に従う訳には行かぬ、と言ったのです」
この場に至ってのアウラのこの発言に、相変わらずブールデル準男爵はわめき散らしていたが、人のよさそうな顔をしたアンドレオッツィ子爵は目を細め、その内から一瞬鋭い視線を送る。
(この期に及んでどういう事だ? この愚図に比べたら断然よく出来た人物だと見ていたが、ワシの見当違いか?)
そのような事を考えながらも、ちょっと驚いた程度にしか感じていなかったアンドレオッツィ子爵は、アウラに真意を問う。
「それは、一体どのような理由で?」
この時も裏ではブールデル準男爵がうるさくわめいていたが、最早アンドレオッツィ子爵は注意することもなく、アウラも気に掛けることなく、二人の間で会話が進められていく。
「アラン、例のリストはあるか?」
「はい、先ほどの照合の際に持ち出してきております」
「うむ。ではこちらへ」
アウラの指示に従い、家宰のアランが応接室のテーブルの上に、手にしていた紙を広げる。
そこには人名が幾つか記されていた。
「これは……一体何ですかな?」
軽くその人名のリストを見たアンドレオッツィ子爵は、思わず声を上げそうになる。
しかしどうにかそれは堪えてアウラへと質問をぶつけるが、その声は微かに震えていた。
「そう……だな。まずは話が少し外れるが、この事から話していこう。アンドレオッツィ子爵は、エスティルーナ・ラ・メラルダという冒険者をご存じか?」
「ええと、確かグリークを根城にしているAランク冒険者……でしたかな? 生憎と知っているのはそれくらいですが」
「その認識で間違いありません。彼女はこの地で以前から活動していた中では唯一のAランク冒険者であり、我がグリーク辺境伯領では広く名を知られている」
「チッ……」
アウラの説明を聞いてシルヴァーノが小さく舌打ちをする。
同じAランク冒険者でありながら、人々の人気は圧倒的にエスティルーナのほうが上だ。
更にシルヴァーノはこのグリーク領に来てからというもの、領内で自分の知名度が轟いていない事を実感していた。
だというのに、ベネティス領で冒険者活動をしていた頃には、逆にエスティルーナの名前がちらほら聞こえてきていた。
そうした経緯もあって、プライドの高いシルヴァーノはアウラのエスティルーナに関するちょっとした言葉にも、苛立ちを隠せないでいる。
「彼女の実力は父……グリーク卿も認めているところで、私も実際に彼女が戦っている所を見たが、素晴らしい実力だった」
「それは分かりましたが、その事がこのリストにどういった関係が?」
「つまり、彼女がいれば、かの悪魔とて抑えることも可能だったという事だ」
「はぁ、まぁ……。実際に悪魔はBランク以下の混成部隊で討伐できたようなので、それは間違ってはいないでしょうな」
「そうなのだ。本来であれば、犠牲をもっと抑えることも出来たハズなのだ……」
僅かに肩を震わせて語るアウラからは、無念の思いが伝わってくる。
「抑えることが出来た? ……そういえば、悪魔討伐にそのAランク冒険者は参加していないんでしたな。恐らくは何か依頼でも受けていたのでしょうな」
「そう。正しくアンドレオッツィ子爵の仰る通り。彼女はその時に別の依頼を受けて、グリークを離れていたのだ」
喧しく暴言を吐き続けていたブールデル準男爵は、アウラ側の人間でもなく、アンドレオッツィ子爵でもなく、自らが護衛として連れてきたシルヴァーの無言のプレッシャーによって、今は青ざめた顔で口を閉じている。
先ほどの知名度の差によってイラついていたシルヴァーノ。
そんな折に、近くで喧しく喚き散らしていたブールデル準男爵という存在は、シルヴァーノにとって最早害虫のようなものだった。
シルヴァーノの無言の圧力のおかげで、アウラとアンドレオッツィ子爵の話し合う声が、よく聞こえるようになっている。
そしてアウラは話の核心部分を話し始めた。
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