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青side

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 初めて天と会った時はびっくりした。俺は上からの命令で神条 天という人の護衛兼道案内をしろと言われ入口でそれらしき人を待っていた。すると、来たのは白い髪をした天使だった。俺は初めて思った。


これほど美しい人がこの世にいるのかと…

まるでこの世のものではないほど美しく綺麗だった。

天に自己紹介をすると敬語を使うなと言われ少しびっくりした。上から護衛しろと来たのだからもっとわがままで嫌なやつだと思っていたのになんか面白くなって笑ってしまった。


それにしても……エロいな~。服がアウト!襟から見える細く白い首、それに頭を下げると乳首が見えそうで…俺の閉じ込めていたものがこじ開けられるのではないかと思った。

よし、服から絶対に買わそう!


それから俺と天は5店舗ぐらいまわった。正直いってきつい。でも天は少し楽しそうだった。微笑むところが本当に天使!でも目が笑ってないんだよな~。光がない。絶望の中にいるみたいな感じがして助けてあげたいと思う。


この感情はいったいなんなんだろう?


死んだ弟にもこんな感情にはならなかった……

俺にとっては全てが死んだ弟で回っていたはずなのに……

なんでこんなにもお前が気になるんだろう……

なぁ?天?この感情にはなんていう名前をつけたらいい?

お前を、その暗い瞳を絶望した瞳をお前を、その真っ暗な場所からどうやったら救える?

教えてくれ……

こんな感情は初めてだ…
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