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久しぶりの真希にぃ

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 カランカランッ

「真希さーん、遊びに来たよ~」

「「真希さんに素晴らしいゲストも連れてね!」」

「ん?素晴らしいゲストって誰……って天!?」

「うん、久しぶり。真希にぃ」

「て、て、て……天~。俺がどれほどお前にあいたかったか!」

「ごめんなさい。実はお父さんからあんまり関わるなって言われてて……」

「そうか…、あのクソ親父が……」

「だから、今日ここに来たのはナイショにしてください」

「もちろんだよ~天。なにか食べたいのとか飲みたいのはあるか?なんでも頼んでいいぞ~。お兄ちゃんが奢ってあげるぞ~。」

「うん。ありがとう、真希にぃ」

「あの真希さんが……」

「おいおい、マジかよww」

「あの真希がな~」

「あの~そちらのかっこいい人が真希さん?なんですか~」

「あ?そうだけど。お前誰?」

「あ、初めまして~あたし梨里杏って言います。よろしく~お願いしまーす」

「へー、俺は神条 真希。よろしく」

「ていうかさ~真希。大親友で幼なじみの俺たちにそこのめっちゃ可愛い子教えろよ~」

「そうだそうだ。なんで俺らよりも早く俺たちの後輩がその子と出会ってるんだよ!」

「あなた達、落ち着きなさい。その子が驚いているわよ~」

「お前らに教えたら俺の可愛い天が穢れる。だからさっさとどっか行け!」

「「そんな~、酷いぞ!真希」」

「知らねぇよ!てか、お客さんが来るかもしれないだろ。もっと静かにしろよ!」

カランカランッ

「あーーー、やっぱり。天くんだ~」

「あっ、本当だ。天の兄貴だ~」

「「一緒に遊ぼう~」」

「満くん!千春ちゃん!どうしてここに?それよりも久しぶりだね~」

そう言いながら僕は癒しに向かって歩き抱きついた。

カランカランッ

「僕もいるよ。天お兄ちゃん。」

「遥くーん、僕みんなに会いたかったよ~」

「へへっ、僕も天お兄ちゃんに会いたかったよ~」

「私も天くんに会いたかった~」

「俺も~、だからさ、今から遊ぼうよ~」


「おい!満!お前、ここで何やってるんだ!今、真希さんが話をしている途中だっただろ!」

はっ?今、こいつなんって言った?

「ご、ごめんなさい大希兄ちゃん……」

「お…お前もだ……遥……俺の…前に現れるな……」

「ご、ごめ…ごめんなさい夏樹兄さん」

は?大希も夏樹もこんなに小さい子に何言ってるの?

僕の癒したちに何を謝らせているの?

てか、お兄ちゃん!?

もしかして大希は満くんの兄で夏樹は遥の兄ってこと!?

確かに苗字が一緒だ!どっかで聞いたことあると思ってたけど……全然気づかなかった。
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