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「昨日白金の騎士様と抱き合ったんだって? やるじゃねぇか! どうやって落としたんだ?」
執務室に入るなり、投げかけられた言葉に顔を顰める。
魔術師らしい長い髪をきっちりと結い、口調に似合わず上品な顔立ちにニヤニヤと下衆な笑みを浮かべているその男は俺の上司、魔術師団第三部隊のドゥメルグ隊長だ。
「その言い方は語弊があります。俺が一方的に抱きつかれただけです」
「そーかぁ?お前も満更じゃ無かったんじゃねーの? 玉の輿だぞ! 玉の輿!」
「そんなに玉の輿が良いなら隊長は家にいたら良かったじゃないですか」
隊長は元々伯爵家の長男だったが家を出て第三に入った変わり者だ。元貴族らしからぬ破天荒な性格の10も年上のこの先輩には俺が軍に入った頃から世話になっている。
孤児である俺の出自を気に留めずに実力を認めてくれ、隊長に任命された時には俺を副隊長に推薦してくれた人だ。そこはありがたいし尊敬してはいるが、ゴシップ好きの性格には辟易する。
「それはそれ、これはこれよ。で、少なくとも騎士様はお前のこと好きなんじゃないの?」
「今までろくに話した事無いんですよ。気の迷いか何かでしょ」
無駄口を叩きながらも手は動かしてくれる隊長が最後の一枚までサインしたのを確認して、俺は書類を揃えて持ち上げた。
「報告書を提出してそのまま帰ります。午後は休暇を取ったので」
返事を聞かずに頭を下げて、俺は執務室を出た。
事務棟での書類処理を終えた俺は基地の外へ向かっていた。初夏の明るい日差しが清々しい。こんな日は本でも読みながらカフェでゆっくり紅茶でも飲みたいところだが……。ポケットの中の財布の薄さに触れてため息をついた。
「給料日前だから厳しいなぁ」
昼は下町のパン屋で済まそうか。そんなことを考えている時だった。
「ジョシュ」
突然かけられた甘い声に肩が跳ねた。
反射的に振り返ると、そこには輝かんばかりの笑みを浮かべたアスフォデルがいた。
「勝手に名前で呼ぶな」
馴れ馴れしくあだ名で呼ばれて反射的に汚い言葉遣いが出てしまったが、俺は悪くないだろう。それに建前上は俺だって魔術師団の副隊長。対等のはずだ。
目の前の美丈夫はそんな俺の態度に気分を悪くする訳でもなく、ニコニコと人好きのする笑みを浮かべていた。
「今日は午後休みだろう? 昼食は食べたかい? 良ければ一緒に行こう。いい店があるんだ」
一体何のつもりだ?大体何でそれを知ってるんだ。確かに昼食はまだだが、こいつと飯だなんて居心地が悪い。
「いや、行かな――」
俺の言葉を遮るように、腹は素直に悲鳴を上げた。刹那の沈黙が羞恥心を煽る。
「決まりだね。じゃあ行こうか」
「おいっ! 離せ!」
ぐいと引っ張られると魔術師の俺では到底敵わない。爽やかな見た目にそぐわない馬鹿力で、俺は抵抗も虚しく引き摺られていった。
連れられたのはいかにも高そうな店だった。俺もアスフォデルと似たような魔術師団の制服を着ているのでドレスコードは問題無いと思うが、いかんせん金が無い。
「おい、こんな金ねーぞ」
「今日は俺が奢るよ」
奴に奢られるのは癪に触る。少し迷ったが、空腹なのは事実だ。ここは素直に受ける事にした。
「そうだな。お前が勝手に連れてきたんだからお前が払え」
どうせその辺で適当に済ます予定だったんだ。それに昼飯代が浮くと思えば溜飲も下がる。そう自分を納得させた。
余計な出費はしたくない。というか本当に無い。
個室に案内されると、メニューと一緒に附出と食前酒が運ばれてきた。
メニューを開くと飯とは思えない金額が並んでいて肝が冷えた。難しいメニュー名を見たところでどんな料理なのか想像もつかない。せめて嫌がらせしてやろうとメニューの中で一番高いコースを選んでやったが、奴は涼しい顔で同じものを頼んでいた。
注文を終えるとアスフォデルはその長い指でシャンパンのグラスを持った。
「今日は付き合ってくれてありがとう」
無理矢理連れてきたんだろうがと思いながらも、俺はグラスを掲げて乾杯に応じた。
暫くして料理が運ばれてきた。
前菜だというそれは四角い塊に色とりどりの野菜や花が飾られており、大きな皿の真ん中に鎮座していてどう食べていいのか分からなかった。チラリと正面のアスフォデルを盗み見ながら、見様見真似で料理を口に運んだ。
「……っ!」
滑らかな緑のペーストは濃厚な味わいで舌の上でじわりと溶けた。下に敷かれた少し酸味のあるソースのお陰で後味はさっぱりとしている。さらに上に乗った野菜の歯応えが良いアクセントになっていた。
「これは何だ……?」
「アボカドという植物の実を使ったサラダだよ。上に乗ってる花も全部食べられるからね」
「アボカド……」
図鑑で見て名前と外見は知っていたが、こんな味だなんて知らなかった。確か南方の国の植物で、この国で手に入れるのはかなり困難な物のはずだ。前菜から希少食材を惜しげもなく使っていることからも、この先の料理への期待が高まった。
それからも食べたことのない味ばかりだった。一口食べる度に奥深い味の広がりに食が進む。食事中、わからない食材がある度にアスフォデルは色々と教えてくれた。
話してみるとアスフォデルは知識が豊富で話が上手い。最初は疎らだった会話の往来が盛んになるのに時間はかからなかった。
最後のデザートまで綺麗に平らげ、食後に出された紅茶を飲んだ。良い香りを吸い込み、一息つく。
「気に入ってくれた?」
「ああ。特に肉料理が……っ!」
そこまで言って言葉が詰まった。いつの間にか懐柔されている。知らない知識を得ることが楽しく、つい和やかに談笑していた自分に気付き、愕然とした。慌てて表情を引き締める俺に目の前のアスフォデルはクスリと笑った。
「そんなに警戒しないで欲しいな。さあ、そろそろ帰ろうか」
ぽつりぽつりと会話をしながら、俺たちは基地の正門へ着いた。
ここからは逆方向だ。アスフォデルは俺に向き直ると、期待を込めた目でこちらを見た。
「また一緒に来てくれる?」
「お前の奢りならな」
アスフォデルは嬉しそうに微笑むと俺の手を取り、顔を俯けた。
長い睫毛の影が白い頬に落ちる。チュ、というリップ音とともに指に柔らかい感触があった。
「また誘うよ」
悠然と去っていく後ろ姿を眺めながら、俺は呆然と立ち尽くしていた。
「あ、あいつ……」
指に感じた柔らかさが蘇ってくる。またあの訳の分からないモヤモヤが胸に込み上げてきて心拍数が上がった。何で俺に対してこんな事をするんだ?
俺は暫くの間、そこから動けなかった。
執務室に入るなり、投げかけられた言葉に顔を顰める。
魔術師らしい長い髪をきっちりと結い、口調に似合わず上品な顔立ちにニヤニヤと下衆な笑みを浮かべているその男は俺の上司、魔術師団第三部隊のドゥメルグ隊長だ。
「その言い方は語弊があります。俺が一方的に抱きつかれただけです」
「そーかぁ?お前も満更じゃ無かったんじゃねーの? 玉の輿だぞ! 玉の輿!」
「そんなに玉の輿が良いなら隊長は家にいたら良かったじゃないですか」
隊長は元々伯爵家の長男だったが家を出て第三に入った変わり者だ。元貴族らしからぬ破天荒な性格の10も年上のこの先輩には俺が軍に入った頃から世話になっている。
孤児である俺の出自を気に留めずに実力を認めてくれ、隊長に任命された時には俺を副隊長に推薦してくれた人だ。そこはありがたいし尊敬してはいるが、ゴシップ好きの性格には辟易する。
「それはそれ、これはこれよ。で、少なくとも騎士様はお前のこと好きなんじゃないの?」
「今までろくに話した事無いんですよ。気の迷いか何かでしょ」
無駄口を叩きながらも手は動かしてくれる隊長が最後の一枚までサインしたのを確認して、俺は書類を揃えて持ち上げた。
「報告書を提出してそのまま帰ります。午後は休暇を取ったので」
返事を聞かずに頭を下げて、俺は執務室を出た。
事務棟での書類処理を終えた俺は基地の外へ向かっていた。初夏の明るい日差しが清々しい。こんな日は本でも読みながらカフェでゆっくり紅茶でも飲みたいところだが……。ポケットの中の財布の薄さに触れてため息をついた。
「給料日前だから厳しいなぁ」
昼は下町のパン屋で済まそうか。そんなことを考えている時だった。
「ジョシュ」
突然かけられた甘い声に肩が跳ねた。
反射的に振り返ると、そこには輝かんばかりの笑みを浮かべたアスフォデルがいた。
「勝手に名前で呼ぶな」
馴れ馴れしくあだ名で呼ばれて反射的に汚い言葉遣いが出てしまったが、俺は悪くないだろう。それに建前上は俺だって魔術師団の副隊長。対等のはずだ。
目の前の美丈夫はそんな俺の態度に気分を悪くする訳でもなく、ニコニコと人好きのする笑みを浮かべていた。
「今日は午後休みだろう? 昼食は食べたかい? 良ければ一緒に行こう。いい店があるんだ」
一体何のつもりだ?大体何でそれを知ってるんだ。確かに昼食はまだだが、こいつと飯だなんて居心地が悪い。
「いや、行かな――」
俺の言葉を遮るように、腹は素直に悲鳴を上げた。刹那の沈黙が羞恥心を煽る。
「決まりだね。じゃあ行こうか」
「おいっ! 離せ!」
ぐいと引っ張られると魔術師の俺では到底敵わない。爽やかな見た目にそぐわない馬鹿力で、俺は抵抗も虚しく引き摺られていった。
連れられたのはいかにも高そうな店だった。俺もアスフォデルと似たような魔術師団の制服を着ているのでドレスコードは問題無いと思うが、いかんせん金が無い。
「おい、こんな金ねーぞ」
「今日は俺が奢るよ」
奴に奢られるのは癪に触る。少し迷ったが、空腹なのは事実だ。ここは素直に受ける事にした。
「そうだな。お前が勝手に連れてきたんだからお前が払え」
どうせその辺で適当に済ます予定だったんだ。それに昼飯代が浮くと思えば溜飲も下がる。そう自分を納得させた。
余計な出費はしたくない。というか本当に無い。
個室に案内されると、メニューと一緒に附出と食前酒が運ばれてきた。
メニューを開くと飯とは思えない金額が並んでいて肝が冷えた。難しいメニュー名を見たところでどんな料理なのか想像もつかない。せめて嫌がらせしてやろうとメニューの中で一番高いコースを選んでやったが、奴は涼しい顔で同じものを頼んでいた。
注文を終えるとアスフォデルはその長い指でシャンパンのグラスを持った。
「今日は付き合ってくれてありがとう」
無理矢理連れてきたんだろうがと思いながらも、俺はグラスを掲げて乾杯に応じた。
暫くして料理が運ばれてきた。
前菜だというそれは四角い塊に色とりどりの野菜や花が飾られており、大きな皿の真ん中に鎮座していてどう食べていいのか分からなかった。チラリと正面のアスフォデルを盗み見ながら、見様見真似で料理を口に運んだ。
「……っ!」
滑らかな緑のペーストは濃厚な味わいで舌の上でじわりと溶けた。下に敷かれた少し酸味のあるソースのお陰で後味はさっぱりとしている。さらに上に乗った野菜の歯応えが良いアクセントになっていた。
「これは何だ……?」
「アボカドという植物の実を使ったサラダだよ。上に乗ってる花も全部食べられるからね」
「アボカド……」
図鑑で見て名前と外見は知っていたが、こんな味だなんて知らなかった。確か南方の国の植物で、この国で手に入れるのはかなり困難な物のはずだ。前菜から希少食材を惜しげもなく使っていることからも、この先の料理への期待が高まった。
それからも食べたことのない味ばかりだった。一口食べる度に奥深い味の広がりに食が進む。食事中、わからない食材がある度にアスフォデルは色々と教えてくれた。
話してみるとアスフォデルは知識が豊富で話が上手い。最初は疎らだった会話の往来が盛んになるのに時間はかからなかった。
最後のデザートまで綺麗に平らげ、食後に出された紅茶を飲んだ。良い香りを吸い込み、一息つく。
「気に入ってくれた?」
「ああ。特に肉料理が……っ!」
そこまで言って言葉が詰まった。いつの間にか懐柔されている。知らない知識を得ることが楽しく、つい和やかに談笑していた自分に気付き、愕然とした。慌てて表情を引き締める俺に目の前のアスフォデルはクスリと笑った。
「そんなに警戒しないで欲しいな。さあ、そろそろ帰ろうか」
ぽつりぽつりと会話をしながら、俺たちは基地の正門へ着いた。
ここからは逆方向だ。アスフォデルは俺に向き直ると、期待を込めた目でこちらを見た。
「また一緒に来てくれる?」
「お前の奢りならな」
アスフォデルは嬉しそうに微笑むと俺の手を取り、顔を俯けた。
長い睫毛の影が白い頬に落ちる。チュ、というリップ音とともに指に柔らかい感触があった。
「また誘うよ」
悠然と去っていく後ろ姿を眺めながら、俺は呆然と立ち尽くしていた。
「あ、あいつ……」
指に感じた柔らかさが蘇ってくる。またあの訳の分からないモヤモヤが胸に込み上げてきて心拍数が上がった。何で俺に対してこんな事をするんだ?
俺は暫くの間、そこから動けなかった。
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