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揺れる心
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最近困った事がある。
砦での暮らしが楽しいのだ。
まず食事は比べ物にならないほど美味しい。
魔族の国の食べ物はそのほとんどが瘴気に侵されている為、食べられる部分がほぼ無い。
食事とは念入りに加工されたパサパサの肉や味の抜けた野菜などを栄養補給の為に取り入れるだけの行為だった。
食事が楽しいと思ったのはこの城に来て以降だ。
今朝のパンケーキとやらも美味だった。
勇者の仲間たちはすっかり警戒を解いて、打ち解けた様子で話しかけてくる。
特に魔術師とは気が合い、談笑する事も増えた。
魔王軍にいた頃は、我が強い魔族たちの衝突を取りなすだけで一苦労だった。
何せ、言うことを聞かない奴ばかりだ。
力で捩じ伏せた上、常にピリピリとした緊張感を纏わせる必要があった為、非常に疲れた。
こんなに穏やかな気持ちで過ごせるのはいつぶりだろうか。
砦付近の街では、人間と魔族を含む様々な種族が共存していた事に驚かされた。
そこでは種族による差別はなく、混血の子供たちもいた。
住民たちは魔族である俺にも臆する事なく接し、親切にしてくれた。
人間と魔族——決して相容れないものだと思っていたが、互いを理解し、受け入れる心を持てば手を取り合う事ができるのだと知った。
魔王軍がやろうとしている事は、これら全てを破壊する行為だ。
力で捩じ伏せ、恐怖で統治する。
強い者さえ生き残れば良いという魔族の考えは本当に正しいのだろうか。
魔族が掲げるのは弱者、少数派を顧みない世界だ。
それよりも弱い者同士支え合い、工夫を凝らして生活を送る人々の営みの方が、好ましく思えてしまう。
それに。
「くちゅ…ん……ふ、」
勇者とキスをしながら浴室に縺れこむ。
ぴちゃぴちゃと唾液を舐め合う水音が、浴室の中で響く。
勇者とのキスや行為は気持ちが良いだけでなく、心まで溶かされるようで、つい強請ってしまう事もある。
「ウィル、そこ、きもちいい……もっと……」
ふたりきりの時は名を呼ぶようになった。
そうするとこんな風に、勇者が満足そうに笑うからだ。
勇者は恭しく胸に顔を寄せると、突端の横あたりを強く吸われた。
ちくりとした痛みの後に、赤い印が残っていた。
勇者は俺の体の至る所にこの印を付けたがる。
そんな印が増えるにつれて勇者の色に染まっている様で満更でもない気持ちになっている事に気付いてしまった。
俺はこいつをどう思っているのだろう。
ただの契約者か、それとも。
「ふっ、あ、あぁっ!」
そんな俺の思考は快楽の波にあっけなく押し流されてしまった。
胸の尖をカリ、と噛まれる。
俺からも勇者に何かしてあげたいのに、こんな風に中心を扱かれながら胸を弄られるとその快感に力が抜けてしまい何もできなくなってしまう。
「ユーリ、今日はもっと気持ち良いことをしようか」
勇者の指先が俺の後ろの穴に触れ、その縁をくるくると撫でた。
「えっ、な、なんで、そんなとこ……」
「この中に、触るととっても気持ち良いところがあるんだよ。試してみよう」
驚いた。そこは排泄のための器官で、それ以外の機能なんて知らない。
「や、汚いです……」
「洗浄の魔術をかけてあげるから大丈夫だよ」
そう言って俺の脚を持ち上げると、露わになった後孔をまじまじと見つめた。
「ふふ、ユーリはここも綺麗だね」
「み、見ないでください……」
「いつまでも見つめていたいくらいだけど……そうだね。弄ってあげないと可哀想だよね」
勇者が洗浄の魔術をかけると、そこを中心にじわりと熱が広がった。
未知の体験に恐怖で体が固まる。
「や、怖い……」
「大丈夫だよ。力抜いて」
勇者は一度体を起こすと、俺を優しく抱き寄せてよしよしと頭を撫でた。
逞しい胸に頭を擦り寄せる。
トクトク聞こえると勇者の鼓動に安心し、強張っていた体はほぐれていった。
俺が力を抜いたことを確認すると、勇者はとろりとした液体を指に纏わせてつぷりと穴に埋めた。
脱力した後孔は、以外にもすんなりと勇者の指を呑み込んでいく。
ずりずりと内壁を擦りながら、勇者の指は根元まで入った。
「はぁ……」
本来とは逆方向の刺激は気持ち良いというより違和感の方が大きい。
異物に内臓を押される感じがして、ため息が出た。
勇者は何かを探すように、指を動かしている。
その指が、ある1点を掠めた時ときだった。
「っ!?」
強烈な違和感に体が跳ねた。
「あっ!」
もう一度同じところをぐっと押されると、衝撃で声が出る。
胸や前で得られるような快感は感じない。
しかし俺の中心はトロトロと涙を流しながら頭をもたげていた。
「見つけた。ユーリの気持ち良いとこ」
勇者は宝物を見つけたかのように顔を輝かせていた。
「はぁっ、んっふぅっ」
トントンと一定のリズムでノックされる。
そんな単調な刺激なのに、俺は次第に快感を拾うようになっていた。
さざなみのような快楽が指の動きと共に寄せたり引いたりしている。
指1本でもたらされる刺激はもどかしい。
もっと強い刺激が欲しくて、後孔がきゅっと疼いて勇者の指を喰い締めた。
「ウィル、もっと強くして……」
羞恥心なんてものはもう既に無く、俺はただ快楽を求めてうわごとのように強請った。
「ふふ、淫乱だなぁ。じゃあ指、増やしてあげるね」
「あっ、あああっ……!」
2本目の指が入ってくると、まとめて強く捩じ込まれた。
稲妻のような快感が背筋を上り、指先まで痺れが走る。
前はガチガチに張りつめていて、透明な液体がだらだらと垂れて止まらない。
静かな浴室内で、俺の嬌声がやけに大きく響いた。
「前も触ってあげるね」
「はっ、あっ、あぁっ!!」
俺が出したものでぬらぬら濡れた中心は、勇者の手が上下に動く度にくちゅくちゅ音を立てて喜んだ。
「あっ、らめ!きもちい!きもちよすぎぅ!」
前と後ろからくる強烈な快感に翻弄され、俺は涎を垂らしながらだらしなく喘いだ。
「ユーリ、凄くエッチだよ。こんなにエッチで大丈夫?」
「や!いわないでぇ……!」
追い立てるように手の動きが速まる。
「イクぅっ!」
前も後ろもグズグズにされて、大きな快楽の波に飲まれるがまま派手に達してしまった。
白濁は勢いよく飛び、俺の顔にまでかかった。
余韻に浸って息を整えていると、視界の端で勇者が自身を扱いているのが見えた。
「まって。やらせて……」
無理矢理手を取り払うと、勇者の熱は苦しそうにビキビキと血管を纏わせていた。
その様子が愛おしくて、思わず棒にキスをした。
むわりと香る勇者の匂いが鼻腔から肺を通り、体を満たしていく。
そこから出てくるものが欲しくて、急かすように棒を責め立て先端をチロチロと舐めた。
「くっ…ユーリ、射精すよ」
俺は手を動かしながら勇者の怒張の前で大きく口を開けてその時を待った。
「っつ!」
息を呑むような呼吸の後、熱い飛沫がかかった。
口の中を見せつけるようにして味わうように飲み込む。
顔についた白濁もすべて丁寧に指で掬い取って舐めた。
勇者は嬉しそうにとろりと笑うと、俺をきつく抱きしめた。
素肌から勇者の体温が伝わってくる。
この熱無しに、俺は生きているのだろうか。
砦での暮らしが楽しいのだ。
まず食事は比べ物にならないほど美味しい。
魔族の国の食べ物はそのほとんどが瘴気に侵されている為、食べられる部分がほぼ無い。
食事とは念入りに加工されたパサパサの肉や味の抜けた野菜などを栄養補給の為に取り入れるだけの行為だった。
食事が楽しいと思ったのはこの城に来て以降だ。
今朝のパンケーキとやらも美味だった。
勇者の仲間たちはすっかり警戒を解いて、打ち解けた様子で話しかけてくる。
特に魔術師とは気が合い、談笑する事も増えた。
魔王軍にいた頃は、我が強い魔族たちの衝突を取りなすだけで一苦労だった。
何せ、言うことを聞かない奴ばかりだ。
力で捩じ伏せた上、常にピリピリとした緊張感を纏わせる必要があった為、非常に疲れた。
こんなに穏やかな気持ちで過ごせるのはいつぶりだろうか。
砦付近の街では、人間と魔族を含む様々な種族が共存していた事に驚かされた。
そこでは種族による差別はなく、混血の子供たちもいた。
住民たちは魔族である俺にも臆する事なく接し、親切にしてくれた。
人間と魔族——決して相容れないものだと思っていたが、互いを理解し、受け入れる心を持てば手を取り合う事ができるのだと知った。
魔王軍がやろうとしている事は、これら全てを破壊する行為だ。
力で捩じ伏せ、恐怖で統治する。
強い者さえ生き残れば良いという魔族の考えは本当に正しいのだろうか。
魔族が掲げるのは弱者、少数派を顧みない世界だ。
それよりも弱い者同士支え合い、工夫を凝らして生活を送る人々の営みの方が、好ましく思えてしまう。
それに。
「くちゅ…ん……ふ、」
勇者とキスをしながら浴室に縺れこむ。
ぴちゃぴちゃと唾液を舐め合う水音が、浴室の中で響く。
勇者とのキスや行為は気持ちが良いだけでなく、心まで溶かされるようで、つい強請ってしまう事もある。
「ウィル、そこ、きもちいい……もっと……」
ふたりきりの時は名を呼ぶようになった。
そうするとこんな風に、勇者が満足そうに笑うからだ。
勇者は恭しく胸に顔を寄せると、突端の横あたりを強く吸われた。
ちくりとした痛みの後に、赤い印が残っていた。
勇者は俺の体の至る所にこの印を付けたがる。
そんな印が増えるにつれて勇者の色に染まっている様で満更でもない気持ちになっている事に気付いてしまった。
俺はこいつをどう思っているのだろう。
ただの契約者か、それとも。
「ふっ、あ、あぁっ!」
そんな俺の思考は快楽の波にあっけなく押し流されてしまった。
胸の尖をカリ、と噛まれる。
俺からも勇者に何かしてあげたいのに、こんな風に中心を扱かれながら胸を弄られるとその快感に力が抜けてしまい何もできなくなってしまう。
「ユーリ、今日はもっと気持ち良いことをしようか」
勇者の指先が俺の後ろの穴に触れ、その縁をくるくると撫でた。
「えっ、な、なんで、そんなとこ……」
「この中に、触るととっても気持ち良いところがあるんだよ。試してみよう」
驚いた。そこは排泄のための器官で、それ以外の機能なんて知らない。
「や、汚いです……」
「洗浄の魔術をかけてあげるから大丈夫だよ」
そう言って俺の脚を持ち上げると、露わになった後孔をまじまじと見つめた。
「ふふ、ユーリはここも綺麗だね」
「み、見ないでください……」
「いつまでも見つめていたいくらいだけど……そうだね。弄ってあげないと可哀想だよね」
勇者が洗浄の魔術をかけると、そこを中心にじわりと熱が広がった。
未知の体験に恐怖で体が固まる。
「や、怖い……」
「大丈夫だよ。力抜いて」
勇者は一度体を起こすと、俺を優しく抱き寄せてよしよしと頭を撫でた。
逞しい胸に頭を擦り寄せる。
トクトク聞こえると勇者の鼓動に安心し、強張っていた体はほぐれていった。
俺が力を抜いたことを確認すると、勇者はとろりとした液体を指に纏わせてつぷりと穴に埋めた。
脱力した後孔は、以外にもすんなりと勇者の指を呑み込んでいく。
ずりずりと内壁を擦りながら、勇者の指は根元まで入った。
「はぁ……」
本来とは逆方向の刺激は気持ち良いというより違和感の方が大きい。
異物に内臓を押される感じがして、ため息が出た。
勇者は何かを探すように、指を動かしている。
その指が、ある1点を掠めた時ときだった。
「っ!?」
強烈な違和感に体が跳ねた。
「あっ!」
もう一度同じところをぐっと押されると、衝撃で声が出る。
胸や前で得られるような快感は感じない。
しかし俺の中心はトロトロと涙を流しながら頭をもたげていた。
「見つけた。ユーリの気持ち良いとこ」
勇者は宝物を見つけたかのように顔を輝かせていた。
「はぁっ、んっふぅっ」
トントンと一定のリズムでノックされる。
そんな単調な刺激なのに、俺は次第に快感を拾うようになっていた。
さざなみのような快楽が指の動きと共に寄せたり引いたりしている。
指1本でもたらされる刺激はもどかしい。
もっと強い刺激が欲しくて、後孔がきゅっと疼いて勇者の指を喰い締めた。
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羞恥心なんてものはもう既に無く、俺はただ快楽を求めてうわごとのように強請った。
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2本目の指が入ってくると、まとめて強く捩じ込まれた。
稲妻のような快感が背筋を上り、指先まで痺れが走る。
前はガチガチに張りつめていて、透明な液体がだらだらと垂れて止まらない。
静かな浴室内で、俺の嬌声がやけに大きく響いた。
「前も触ってあげるね」
「はっ、あっ、あぁっ!!」
俺が出したものでぬらぬら濡れた中心は、勇者の手が上下に動く度にくちゅくちゅ音を立てて喜んだ。
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「ユーリ、凄くエッチだよ。こんなにエッチで大丈夫?」
「や!いわないでぇ……!」
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「まって。やらせて……」
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その様子が愛おしくて、思わず棒にキスをした。
むわりと香る勇者の匂いが鼻腔から肺を通り、体を満たしていく。
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俺は手を動かしながら勇者の怒張の前で大きく口を開けてその時を待った。
「っつ!」
息を呑むような呼吸の後、熱い飛沫がかかった。
口の中を見せつけるようにして味わうように飲み込む。
顔についた白濁もすべて丁寧に指で掬い取って舐めた。
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