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50話 建築パート
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人がいるということは全ての事が圧倒的速度で進んでいく。
ユキムラの考えていた移動手段は城塞都市となった今では別の形を考える必要ができた。
正直街の中を移動するだけでも馬を走らせたいほど広かった。
公共交通機関の作成。まずユキムラはそれを指示する。
馬車によるバスだ。補助機関をつければ馬は一頭で構わない、まぁいなくてもいいけど、ユキムラは馬が好きだった。それが理由だ。
街の中の移動に関しては乗合馬車の運用で改善していくだろう。
次は採掘など町の外への移動だ。
これはフライングボードを採用した。
魔道具である本体部に乗りそこから棒状の操縦管が出ている。
セグ○ェイのようなものだ。
走行中の事故防止に衝突時結界を発生して自身も相手も保護するシステムを搭載している。
時速でいうと40km/hくらいは出せる。
これに乗りアイテムポシェットを持って採取、狩猟、採掘班は移動する。
サナダ街に住む人間はスキル発現して所属が決まると、アイテムポシェットとフライングボードが与えられる。
今日も元気にレアアイテムを引いたときの快楽のために仕事にのめり込んでいく。
基本的には固定給での街所属の公務員扱いだが、レアアイテムはボーナスが付く。
建築などに携わると手当がつくので不公平感がないようにローテーションで仕事をこなす。
スキルは粘れば複数発動していくこともわかっているので、休日や空いた時間に足繁くスキルスクールに通う人も後を絶たない。
この街で暮らし始めると皆仕事に取り憑かれ自己研鑽の魔力に溺れていく、罪深い街なのであった……
ユキムラは現在ソーカ、レン、サナダ隊と呼ばれる街の自警部隊と一緒にセカ村跡地へ来ている。
近くの森に出来たオーク集落の対策に訪れている。
とんでもない速度で拡張している街にとって多くの採取系ポイントを抑えていくのは重要だ。
魔物が住む森は非常に豊富な採集ポイントがある事が多い。
またこの森の北にある山は鉱物資源に富んだ場所だ。
ここらへん一体を生産拠点としてサナダ街の生産力をまた一段と大きくする。
一石三鳥くらいの政策になるはずだ。
ユキムラは自衛以外の部隊だけでの派兵は強く禁止している。
戦いに赴くときには必ずユキムラが同行する。
経験値的にも安全的にも最善手だと考えているからだ。
VOシステム上での戦闘ではユキムラが圧倒的に強いので誰もその決定には反対できない。
元村にはオークが入り込んでいた。
家の扉や壁は見るも無残に打ち壊され内部を荒らされている。
畑などもボロボロになってしまっている。
オークはイノシシに似た牙を持つが毛がないので豚に近い。
雑食で畑の作物や家畜、そして人も被害に合う。
群れると非常に厄介で大量に発生すると王都から征伐部隊が派遣される。
現在セカ村のそばに出来た集落はそれなりの規模になってしまっている。
王都へ派兵を要請してもいいのだが、せっかくなのでユキムラはサナダ隊の訓練に利用することにした。
「よし、まずは村に侵入しているオークを排除する。
威嚇して逃走させてもいいし、殲滅でもいい。ソーカの指示に従い行動してくれ。
レンは俺のそばを離れないようにな」
皆静かに頷く、オーク相手とは言え集団になると油断はできない。
ただ、ユキムラは心配はしていない、サナダ隊の練度が高いのもそうだが、何よりもサリナを長とした鍛冶部門が用意した武具がオーク相手にはオーバースペックすぎるのだ。
槍、剣、弩を状況によって使い分けるがすべて鋼とミスリルの合金、鉄の塊をバターのように切り裂き貫く。弩はカートリッジ式の矢を交換して連続で撃てる、マシンガンみたいな勢いで矢の雨を降らせる。
防具も同じく鋼ミスリル合金だ、さらに魔道具による補助があり、物理攻撃、魔法攻撃両方に耐性を与えている。万一負傷しても自己回復魔法によってたとえ胴を切断されるような攻撃でも即死は免れるだろう。鎧ごと全身を潰されるような事態でも起きなければ、まず命は守られる。(フラグではない)
ソーカ付きの精鋭部隊は真っ赤な鎧を与えられている。
これはもうどうせならやってやれってことでユキムラが提案した。
六文銭の旗印が金色に刻まれている。完全な悪ノリだ。
しかし、この赤揃えは全ての町民の憧れでその羨望を一手に受けることになる。
そのために皆より一層研鑽を積むことになっていく。
「散!」
ソーカの一声でサナダ隊の隊員は村を囲うようにホバーで移動する。
オークも気がついて慌てるが、機動力に圧倒的な差がある。
「結界装置設置! 作動!!」
インカムで隊員同士の連絡は共有される。
結界装置とは地面に設置すると装置同士の間に障壁を作る、簡易防壁に用いたり、今回のように村周囲を閉鎖して殲滅させるのに用いたりも出来る。
「弩は使うな、同士討ちする、近接で敵を殲滅する!」
戦闘時のソーカは本当にかっこいい。
モデルのようなスタイルを美しく包む鎧、鉢金のような通信装置、そこからあふれる赤みがかった茶色い髪が鎧の赤と非常によく映える。男性ファンだけでなく女性ファンも多数獲得している。
「かかれぇ!」
抜刀しオークに襲いかかる。
オークの武具は皮鎧から一部鎖帷子、汚れ、悪臭を放っている。
得物も棍棒、もしくは石槍や石剣だ。
そんなものはサナダ隊の武具の前では無いのと同じ、さらに奇襲により混乱している、まるで相手にならない。一体、また一体と打ち合う端から魔石へとその形を変えていく。
ものの数分で村に侵入していた十数体のオークは残らず魔石へとその姿を変えた。
サナダ隊7名は勝利の雄叫びを上げる。
「ソーカ見事だったね」
「はい、ありがとうございます。このまま念のために村を散策、解体した後にオークの本隊へと向かいます、それで……、本当にお一人で向かわれるのですか?」
「ああ、事前に話した通り先に先行して大暴れしとくよ、たまには戦わないとなまっちゃうからね」
「分かりました、なるべく急ぎます」
「ただ、仕事は丁寧にね。またここを魔物のねぐらにしたくないから」
「承知しました」
ユキムラは村へと移動を開始する。
オーク村の命数はカウントダウンに入ったのは間違いがなかった。
ユキムラの考えていた移動手段は城塞都市となった今では別の形を考える必要ができた。
正直街の中を移動するだけでも馬を走らせたいほど広かった。
公共交通機関の作成。まずユキムラはそれを指示する。
馬車によるバスだ。補助機関をつければ馬は一頭で構わない、まぁいなくてもいいけど、ユキムラは馬が好きだった。それが理由だ。
街の中の移動に関しては乗合馬車の運用で改善していくだろう。
次は採掘など町の外への移動だ。
これはフライングボードを採用した。
魔道具である本体部に乗りそこから棒状の操縦管が出ている。
セグ○ェイのようなものだ。
走行中の事故防止に衝突時結界を発生して自身も相手も保護するシステムを搭載している。
時速でいうと40km/hくらいは出せる。
これに乗りアイテムポシェットを持って採取、狩猟、採掘班は移動する。
サナダ街に住む人間はスキル発現して所属が決まると、アイテムポシェットとフライングボードが与えられる。
今日も元気にレアアイテムを引いたときの快楽のために仕事にのめり込んでいく。
基本的には固定給での街所属の公務員扱いだが、レアアイテムはボーナスが付く。
建築などに携わると手当がつくので不公平感がないようにローテーションで仕事をこなす。
スキルは粘れば複数発動していくこともわかっているので、休日や空いた時間に足繁くスキルスクールに通う人も後を絶たない。
この街で暮らし始めると皆仕事に取り憑かれ自己研鑽の魔力に溺れていく、罪深い街なのであった……
ユキムラは現在ソーカ、レン、サナダ隊と呼ばれる街の自警部隊と一緒にセカ村跡地へ来ている。
近くの森に出来たオーク集落の対策に訪れている。
とんでもない速度で拡張している街にとって多くの採取系ポイントを抑えていくのは重要だ。
魔物が住む森は非常に豊富な採集ポイントがある事が多い。
またこの森の北にある山は鉱物資源に富んだ場所だ。
ここらへん一体を生産拠点としてサナダ街の生産力をまた一段と大きくする。
一石三鳥くらいの政策になるはずだ。
ユキムラは自衛以外の部隊だけでの派兵は強く禁止している。
戦いに赴くときには必ずユキムラが同行する。
経験値的にも安全的にも最善手だと考えているからだ。
VOシステム上での戦闘ではユキムラが圧倒的に強いので誰もその決定には反対できない。
元村にはオークが入り込んでいた。
家の扉や壁は見るも無残に打ち壊され内部を荒らされている。
畑などもボロボロになってしまっている。
オークはイノシシに似た牙を持つが毛がないので豚に近い。
雑食で畑の作物や家畜、そして人も被害に合う。
群れると非常に厄介で大量に発生すると王都から征伐部隊が派遣される。
現在セカ村のそばに出来た集落はそれなりの規模になってしまっている。
王都へ派兵を要請してもいいのだが、せっかくなのでユキムラはサナダ隊の訓練に利用することにした。
「よし、まずは村に侵入しているオークを排除する。
威嚇して逃走させてもいいし、殲滅でもいい。ソーカの指示に従い行動してくれ。
レンは俺のそばを離れないようにな」
皆静かに頷く、オーク相手とは言え集団になると油断はできない。
ただ、ユキムラは心配はしていない、サナダ隊の練度が高いのもそうだが、何よりもサリナを長とした鍛冶部門が用意した武具がオーク相手にはオーバースペックすぎるのだ。
槍、剣、弩を状況によって使い分けるがすべて鋼とミスリルの合金、鉄の塊をバターのように切り裂き貫く。弩はカートリッジ式の矢を交換して連続で撃てる、マシンガンみたいな勢いで矢の雨を降らせる。
防具も同じく鋼ミスリル合金だ、さらに魔道具による補助があり、物理攻撃、魔法攻撃両方に耐性を与えている。万一負傷しても自己回復魔法によってたとえ胴を切断されるような攻撃でも即死は免れるだろう。鎧ごと全身を潰されるような事態でも起きなければ、まず命は守られる。(フラグではない)
ソーカ付きの精鋭部隊は真っ赤な鎧を与えられている。
これはもうどうせならやってやれってことでユキムラが提案した。
六文銭の旗印が金色に刻まれている。完全な悪ノリだ。
しかし、この赤揃えは全ての町民の憧れでその羨望を一手に受けることになる。
そのために皆より一層研鑽を積むことになっていく。
「散!」
ソーカの一声でサナダ隊の隊員は村を囲うようにホバーで移動する。
オークも気がついて慌てるが、機動力に圧倒的な差がある。
「結界装置設置! 作動!!」
インカムで隊員同士の連絡は共有される。
結界装置とは地面に設置すると装置同士の間に障壁を作る、簡易防壁に用いたり、今回のように村周囲を閉鎖して殲滅させるのに用いたりも出来る。
「弩は使うな、同士討ちする、近接で敵を殲滅する!」
戦闘時のソーカは本当にかっこいい。
モデルのようなスタイルを美しく包む鎧、鉢金のような通信装置、そこからあふれる赤みがかった茶色い髪が鎧の赤と非常によく映える。男性ファンだけでなく女性ファンも多数獲得している。
「かかれぇ!」
抜刀しオークに襲いかかる。
オークの武具は皮鎧から一部鎖帷子、汚れ、悪臭を放っている。
得物も棍棒、もしくは石槍や石剣だ。
そんなものはサナダ隊の武具の前では無いのと同じ、さらに奇襲により混乱している、まるで相手にならない。一体、また一体と打ち合う端から魔石へとその形を変えていく。
ものの数分で村に侵入していた十数体のオークは残らず魔石へとその姿を変えた。
サナダ隊7名は勝利の雄叫びを上げる。
「ソーカ見事だったね」
「はい、ありがとうございます。このまま念のために村を散策、解体した後にオークの本隊へと向かいます、それで……、本当にお一人で向かわれるのですか?」
「ああ、事前に話した通り先に先行して大暴れしとくよ、たまには戦わないとなまっちゃうからね」
「分かりました、なるべく急ぎます」
「ただ、仕事は丁寧にね。またここを魔物のねぐらにしたくないから」
「承知しました」
ユキムラは村へと移動を開始する。
オーク村の命数はカウントダウンに入ったのは間違いがなかった。
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