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6.外は…イヤです*
チェックイン
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宿泊先のホテルなどを決めた後、偉央は結葉に部屋にはプライベートプールが付いている旨を伝えた上で、「忘れず水着を持っておいでね?」としつこいくらいに念押しをした。
その際の、驚いたような戸惑いに揺れる結葉の表情を、偉央は「あれは本当に可愛かった」という思いとともに忘れられないでいる。
新婚旅行ともなれば、水着どころか裸だって偉央に見せることになるのは十分想定の範囲内だろうに、本当結葉は、性的なことに関して奥手だな、と思った偉央だ。
そんな結葉が相手ではあるけれど、今回のハネムーンでは、何とかして彼女と一線を越えたいと偉央は強く願っている。
戸建ての別荘みたいなホテルを宿泊先に選んだのだって、恥ずかしがり屋の結葉のタガをなんとか外して、心置きなく啼かせてみたいと思ったからだ。
偉央が手配したホテルは、那覇空港までホテルからの無料送迎車が来てくれて、レンタカーなどを借りなくても宿泊先まで連れて行ってくれるサービスがついていた。
着いてすぐ、広々としたフロントでウェルカムドリンクのサービスを受けてから、チェックインの手続きを済ませたら十五時過ぎで。
晩夏のこと。
陽はまだまだ長いけれど、結葉は誘えば各部屋についているプライベートプールに入ってくれるだろうか。
「結葉、せっかく部屋にプールがついてるし、一緒に入ろうか」
ディナーは十八時からなので、まだ間がある。
お互い水着姿になれば、自然と肌が触れ合う機会も増えるだろう。
偉央がそう思って誘いかけてみたら、結葉の視線が恥ずかしそうに戸惑いに揺れたのが分かった。
「水着、ちゃんと用意してきたよね?」
あれだけ出発前に念押ししたのだ。
偉央に従順な結葉が言いつけを守っていなはずはない。
きっと偉央が「入らない?」と問いかけたなら、結葉は首を横に振っていただろう。
だが、せっかくの新婚旅行。
偉央はそんなヘマをするつもりは毛頭なかった。
見合いから数ヶ月の付き合いを経て、偉央は結葉にどう問い掛けたら、彼女を自分にとって都合の良い方へ誘導出来るか、あらかた分かるようになっていた。
可愛い結葉を完全に支配するつもりはないけれど、要所要所でこんな風に思う方向へ導くくらいなら許されるだろう。
その際の、驚いたような戸惑いに揺れる結葉の表情を、偉央は「あれは本当に可愛かった」という思いとともに忘れられないでいる。
新婚旅行ともなれば、水着どころか裸だって偉央に見せることになるのは十分想定の範囲内だろうに、本当結葉は、性的なことに関して奥手だな、と思った偉央だ。
そんな結葉が相手ではあるけれど、今回のハネムーンでは、何とかして彼女と一線を越えたいと偉央は強く願っている。
戸建ての別荘みたいなホテルを宿泊先に選んだのだって、恥ずかしがり屋の結葉のタガをなんとか外して、心置きなく啼かせてみたいと思ったからだ。
偉央が手配したホテルは、那覇空港までホテルからの無料送迎車が来てくれて、レンタカーなどを借りなくても宿泊先まで連れて行ってくれるサービスがついていた。
着いてすぐ、広々としたフロントでウェルカムドリンクのサービスを受けてから、チェックインの手続きを済ませたら十五時過ぎで。
晩夏のこと。
陽はまだまだ長いけれど、結葉は誘えば各部屋についているプライベートプールに入ってくれるだろうか。
「結葉、せっかく部屋にプールがついてるし、一緒に入ろうか」
ディナーは十八時からなので、まだ間がある。
お互い水着姿になれば、自然と肌が触れ合う機会も増えるだろう。
偉央がそう思って誘いかけてみたら、結葉の視線が恥ずかしそうに戸惑いに揺れたのが分かった。
「水着、ちゃんと用意してきたよね?」
あれだけ出発前に念押ししたのだ。
偉央に従順な結葉が言いつけを守っていなはずはない。
きっと偉央が「入らない?」と問いかけたなら、結葉は首を横に振っていただろう。
だが、せっかくの新婚旅行。
偉央はそんなヘマをするつもりは毛頭なかった。
見合いから数ヶ月の付き合いを経て、偉央は結葉にどう問い掛けたら、彼女を自分にとって都合の良い方へ誘導出来るか、あらかた分かるようになっていた。
可愛い結葉を完全に支配するつもりはないけれど、要所要所でこんな風に思う方向へ導くくらいなら許されるだろう。
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