【完結】【R18】結婚相手を間違えました

鷹槻れん

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7.不安と違和感の中で*

〝どこへ〟触れて欲しいの?

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 ふるふると唇を震わせて情欲に潤んだ瞳で偉央いおを見上げる結葉ゆいはを見下ろして、偉央いおが嬉しそうに嫣然えんぜんと微笑んだ。

結葉ゆいは。言いたいことがあるときは素直に言葉にして僕に伝えるんだ。言わなきゃキミの欲するものは絶対に与えられないからね?」

 偉央いおのその意地悪くすがられた視線から、結葉ゆいはは彼が分かっていて敢えて自分を焦らしているのだと悟った。

偉央いおさ、……私」

 だけど自分からそんなみだらなお強請ねだりをするだなんて、結葉ゆいはにはハードルが高すぎて。

「お願い……焦らさないで……」

 懸命に許しを乞うように偉央いおの顔を見上げて身体を震わせたけれど、偉央いおはクスッと笑って、「結葉ゆいはは僕に何を焦らされていると思っているの? 何をお願いしたいわけ?」と問いかけてくるばかり。

 そんな偉央いおを憎らしく思って、涙目で見上げる結葉ゆいはに、

「ちゃんと言って? 結葉ゆいは。僕はキミが僕にお強請ねだりしてくれるのを聞きたいんだ」

 誤魔化しは通用しない、と言わんばかりに偉央いおがそう宣言して。

 結葉ゆいはは自分をじっと見下ろしてくる偉央いおの視線から逃れられなくて、キュッと身体をすくませる。

 偉央いおはその間も、結葉ゆいはの触れられたい気持ちを高まらせたいみたいに、結葉ゆいはにとっては辛いだけのもどかしい触れ方をし続ける。


 双丘の膨らみをやんわりと押し上げ、指先で色付きの回りをそろそろとフェザータッチで撫で回す。

 そうかと思えば、吐息が掛かるくらいの距離で結葉ゆいはの乳首に顔を近付けてくるから、結葉ゆいははもしかして「咥えてもらえる?」と期待して身体を震わせた。
 そんな結葉ゆいは翻弄ほんろうするように、偉央いおは結局そこを避けてキスマークを残すだけ。

 結葉ゆいは偉央いおがピンと勃ち上がった胸の先端に近付く度、偉央いおが〝偶然〟そこへ当たってしまうのを期待して身体を震わせるのだけれど、偉央いおは全てお見通しみたいに巧みに避けてしまうのだ。

「やぁんっ、……もぉ、ダメ、です。……偉央いおさんっ。私、辛い……のっ」

 乳房もさることながら、結葉ゆいはの下肢は、触れてもらえないもどかしさに、トロトロと蜜を吐き出し続けている。

 自分でも身体の下に敷かれたままのタオルを、愛液がしとどに濡らしてお尻の下が冷たくなっているのを自覚してしまった結葉ゆいはだ。

(胸がダメなら、偉央いおさんが欲しくて泣き濡れている下でもいいから触れて欲しい)

「お願い、偉央いおさんっ、触って……っ」

 どこに、が言えないままに懇願する結葉ゆいはに、偉央いおがクスッと笑った。

「ねぇ結葉ゆいは。さっきから言ってるよね? キミは僕に〝どこへ〟触れて欲しいの?」

 言いながら、結葉ゆいはの両胸に伸ばした手のひらで、柔らかな膨らみをギュッと鷲掴わしづかむ。

 形を変えるほど強く揉まれているのに、いただきだけが触れてもらえないもどかしさが結葉ゆいはを狂わせる。

 結葉ゆいははとうとう、イヤイヤをしながら熱に浮かされたみたいに偉央いおにお強請ねだりした。

偉央いおさっ、お願いっ。先っ。胸の先端に……触れて欲しい、っ。… …私、もう、限界なの……っ」

 真っ赤になりながら何とかそう言った結葉ゆいはに、「よく言えました」という満足そうな偉央いおの声とともに痺れるような快感が与えられる。

「あぁぁ、んっ……!」

 胸の膨らみを揉みしだいていた偉央いおの手が、たわむれに固く張り詰めた結葉ゆいはの乳首をピンッと弾いたのだと理解したのと同時、結葉ゆいはは身体を大きく跳ねさせて吐息を漏らしていた。
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