【完結】【R18】結婚相手を間違えました

鷹槻れん

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13.気付いてくれたのは貴方だけ

ゆいちゃんは平気?

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「知らない誰かが住むより、お二人が戻ってきやすいように管理しておく方がうちとしても安心だな、とか勝手に思っただけなんですけど」

 もちろん空き家にしておかず、賃貸に出せばお金が入る。

 さすがに収入に関わる問題に、公宣きみのぶの個人的な思いを押し付けるのは良くないと思っていたらしいのだが、実際にふたりと話してみたら小林夫妻らも娘夫婦以外に貸すのはどうだろうと躊躇ためらっているらしいと分かって。

「思わず、良かったらうちが管理しますよって言っちゃってたんだよ」

 不安そうな顔をしている結葉ゆいはに向けて公宣きみのぶが「他意はないよ、安心して?」とでも言うみたいに微笑んで。

 美鳥みどりが、「うちにとっても願ったり叶ったりの申し出だったのよ」と援護射撃をしてくる。

 片手間にやるし、別に金はいらないですよと言ってくれた公宣きみのぶに、それではさすがに気が済まないからと有償で管理をお願いすることにしたらしいのだ。

「もちろん、公宣きみのぶさんに任せっきりっていうのはどうかと思うし、ゆいちゃんも時々気にかけてくれたら嬉しいなって思うんだけど……どうかな?」

 言われて、結葉ゆいは偉央いおとともに訪れるのであれば大丈夫かな?と思って、「わかった」と答えた。


 今日は茂雄しげおの休みに合わせて結葉ゆいはも来るし、ちょうどいいと思って公宣きみのぶと、家のことに関する最終確認をすることにしていたらしい。

「――それでね、折角だから庭の手入れみたいな力仕事は体力お化けのそうにやらせようと思って……こいつも同席させたんですけど……問題ありませんか?」

 急に水を向けられたそうが、茂雄しげお美鳥みどりに向かって軽く頭を下げて。

 結葉ゆいはは〝そうちゃんが実家ここに出入りするんだ〟と思ったら、何だか子供の頃に戻ったみたいでソワソワしてしまった。


「ゆいちゃんは……平気?」
 美鳥みどり結葉ゆいはに小声で「その、……うちにそうくんが出入りしても」と問い掛けてきて。

 結葉ゆいはは内心ドキドキしながらも、未だにそうを意識しているだなんて両親にされたくなくて、「もちろん。私には偉央いおさんがいるもん」と努めて明るく微笑んでみせた。

 途端、一瞬だけそうに不審そうな顔で睨まれた気がした結葉ゆいはだ。

そうちゃん、昔っから変に鋭いところがあるから偉央いおさんとギクシャクしてること、悟られないようにしないと)

 そう思ったら、自然カップを握る手に力が入った。

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